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2006.08.31

729-060829 MDR-7506

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撮影はすべてリコーGR Digital

ソニーのMDR-EX90SLに大満足していることについては、「704-060713 MDR-E90SL」に書きました。
http://shiology.com/shiology/2006/07/704060713_mdre9.html

以前、音響心理学者のHさんがshio家に遊びにきたとき、彼女もこれを気に入って、さっそく購入したそうです。いまごろイタリアで聞いているかな。そのとき彼女は、興味深いものを2つ、shio家に持って来てくださいました。そのひとつはタイムドメインのスピーカー、Timedomain Mini。iTunesで音を鳴らしてみると、圧縮音源(AAC 192kbps)と非圧縮音源での音の差が歴然。すごい!! なんか、iTunesにリッピングするときに、圧縮しないで取り込みたくなるスピーカーです。

さてもうひとつはソニーの業務用モニターヘッドフォンMDR-7506。
http://www.ecat.sony.co.jp/business/prof_audio/products/index.cfm?PD=12479

彼女は仕事上、日々たくさん、様々な種類の音源を聴くのだけれど、このヘッドフォンを使っていると何時間聴いていても疲れないとのこと。実際に使わせていただいたら、まず、頭への装着感、耳へのフィット感といった音以外の要素が心地いい。それから音を聴くと、なるほどクセがない。各部の音がクリアに聞こえます。MDR-EX90SLと同じような性格の音。

へー、これはいいかもと思って、ヨドバシ価格を見たら18,600円の10%還元。
次にamazon.comを見たら、なんと99.00ドル。安すぎる。
「え、これホントに同じもの???」
と思ってよくよく読んでみたけれど、確かに同じものらしい。
そりゃ、アメリカ滞在中に買わなきゃ損損、ってことで、買いました (^_^)
月曜日にshio家に届いて、ただいまエイジング中。当然、非圧縮音源を聴かせ続けています。

前回、「エイジング」についてご質問をいただいたので、ご説明します。
エイジングとはagingで、つまり歳をとること。スピーカーやヘッドフォンの歳をとらせることです。クルマでいう「ならし運転」みたいなもの。精密にくみ上げられた各部品が上手く協調して音を出しやすくしたり、それぞれの素材に適切な振動を与え続けて、音を鳴らすことになじませるのです。特に木製のスピーカーであれば、微振動を与え続けることによって、素材となっている木材の水分や樹脂分がぬけていき、鳴りがよくなるのですが、ほとんどが金属や樹脂でできているヘッドフォンにはたしてエイジングが効くのかどうかは、shioは専門家ではないので良く知りません。でも、どんなものでも「ならし」が必要なのですから、ヘッドフォンもきっとそうに違いない、と信じて、エイジングしています。夜中にエンドレスで音楽をかけれいればいいだけなので、全く手間はかかりません。

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さて、昨晩、MDR-7506をMacBook Kro(玄)につないでエイジングをしつつ仕事をしていたら、MacBookが突然ぷっつり消灯。あ、これは例の……。突然電源が落ちるというMacBookに知られた不具合です。パワーマネージャーをリセットしたりPRAMをクリアして起動してみるものの、起動しても1分と持たずに電源が落ちます。あらまぁ。。。しかたがないのでApple StoreのGenius Barに予約を入れ、火曜日10時に修理に出しました。幸い、電源アダプタをつながずにバッテリーでターゲットモードで起動させると大丈夫だったので、最近のファイルをPowerBookG4にコピーすることができました。最後に全体のバックアップをとったのは3週間くらい前なので、それ以降のファイルのみコピーすればOK。とはいえ、いろんなファイルをPowerBookG4にコピーして仕事の続きをやっているのだけれど、MacBookになってからPowerBookG4の時とは異なることを色々やっているので、ちょっと使いにくい。

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2006.08.29

728-060828 MacPeopleに写真掲載

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リコーGR Digital。

本日、8月29日発売の月刊誌「MacPeople10月号」。
http://blogmag.typepad.jp/macpeople/2006/08/macpeople_20061_52d4.html

shioがWWDCで撮影した写真を8点、使ってくださいました。
21ページと221ページはそれぞれページ全面に、特集のトビラ写真として使われています(21ページの写真は5ページの目次にも)。その写真は下記の2枚。
http://www.flickr.com/photos/shio/210135683/
http://www.flickr.com/photos/shio/210136768/

また、22、24、34、222、228ページは、右上肩の写真がshioの写真です。
http://www.flickr.com/photos/shio/210135618/
http://www.flickr.com/photos/shio/210136275/
http://www.flickr.com/photos/shio/210137019/
http://www.flickr.com/photos/shio/210137147/
http://www.flickr.com/photos/shio/210137082/
http://www.flickr.com/photos/shio/210137195/

これらは、8月7日からサンフランシスコで開かれたアップルのAppleのWorldwide Developers Conference(世界開発者会議)2006の冒頭に行われたアップルCEOスティーブ・ジョブズの基調講演を撮影したものです。撮影者名は「Kaz Shiozawa」でクレジットされています。

なお、そのときの様子は、「719-060807 WWDCに行ってきました」に書いております。
http://shiology.com/shiology/2006/08/719060807_wwdc_7b51.html

本屋さんの前を通りかかったら、ぜひご覧くださいませ。

なお、shioの連載「Creating Reed, Creative Mass.──大公開時代の羅針盤」は160-161ページに掲載されております。こちらも合わせてどうぞ!!

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2006.08.28

727-060826 Caplio R5のレッドがきれい!!

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Tiger (^_^) 撮影はEOS 20D。

魅力的な新製品が続々。

リコーからCaplio R5
http://www.ricoh.co.jp/dc/caplio/r5/index.html

画面で見る限りレッドがとってもきれい。
9月15日発売。ヨドバシ価格46,800円の15%還元。

背面のモニターが23万画素になった!! スバラシイ。モニターがいいと、写真もよりきれいに見える。2.5インチ23万画素は、いまやデジタルカメラのモニタに必須です。
ISO1600までになった!! ということはISO400の画質が実用になるはず。
USB2.0 Hi Speedになった!!

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キヤノンからEF50mm F1.2L USM。
http://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard/ef50_f1.2l/index.html

F1.0ではなくなってしまったけれど、価格が下がったし、AFが速くなって、描写もよくなったことでしょう。
11月下旬発売。ヨドバシ価格165,200円の10%還元。
長年使っているEF50mm F1.4がデジタル以前の時代に設計されたレンズなので、次に50mmを買うとしたらまちがいなくこれ。

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キヤノンからEOS Kiss デジタルX。
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/kissdx/index.html
9月8日発売。
とうとうCMOSセンサーのクリーニング機能を搭載!!
はやくEOS5Dや30Dの次のモデルに搭載して欲しい!!

EOS Kiss系はコストパフォーマンスがスバラシイ。
この「Kiss デジタルX」とひとつ前の「Kiss デジタルN」は、軽量コンパクトにするために、バッテリーが他のEOSより小さくて軽いものを使っています。1回の充電で、ストロボ発光なし・常温で500枚撮影可能。50%ストロボ発光で360枚撮影可能。

一方、ニコンから発売のD80。1回の充電で最大2,700枚撮影可能。50%ストロボ発光で600枚。
メモリはSDカード。
9月1日改め15日発売。
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d80/index.htm

バッテリー1回の充電で撮影できる枚数は超大切。D80、スバラシイ!!
ニコンのデジタル一眼レフを使いたいと常々思っているのに、shioが常用するレンズ(F1.4かF2の広角レンズ)が全然存在しないから使えない。すごく残念。フィルム時代はFM2に35mmF1.4を常用していた。レンズさえ発売されればニコンも使うのに……。
ニコンの広角単焦点レンズのラインナップはこちら
http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/index.htm

写真はレンズで撮影します。
使いたいレンズがあるから、それに接続できる暗箱(=カメラ)を使います。考え方によっては、カメラはレンズのオプションです。
shioがEOSを使うのは、F1.4の広角レンズが24mm, 35mm、F1.8が28mm、F2が35mmと揃っているから。ニコンはF2以上の明るい広角レンズは35mmF2のみ。そこがすごく残念。一方、レンズメーカーのシグマからは魅力的なレンズがいくつが出ています。shioは20mmF1.8をEOSに付けてしばらく使っていましたが、絞りが開放から閉じなくなったので、以来、使っていません。

またshioがリコーのGR Digitalを使うのは、付いているレンズが28mmF2.4で、コンパクトな専用ワイコンを付けると21mmF2.4になるから。先日のヨセミテに持参したカメラは、GR DigitalとCaplio GX8。
もちろんカメラ本体の使いやすさも大切だけれど、一番大切なのは、レンズです。

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2006.08.24

726-060821 Gmailにアウトソーシング

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撮影はすべてリコーGR Digital

ヨセミテ写真が好評なので、今日も写真はすべてヨセミテで撮影したものです。

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さてGmail。
http://mail.google.com/
Googleが提供する無料メールサービスです。超便利なので、shioも愛用しております。原則として既存のユーザーからの紹介でアカウントを取得することができるのですが、8月23日から日本でも、紹介なしでアカウントを取得できるようになりました。紹介なしで使えるようになったのは、オーストラリア、ニュージーランドに続いて3国目だそうです。

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このことを報道する記事が各所に出ているのですが、そのうちasahi.comの記事を読んだら、「利用者は大容量のメールをグーグルのサーバーに保存できる一方、グーグルは利用者にメールとともに広告を送りつける仕組み。」と書いてある。
グーグル、無料メールで日本本格参入 対ヤフーの切り札 2006年08月23日23時55分(http://www.asahi.com/business/update/0823/124.html)

「広告を送りつける」???
そんなことありませんよ。グーグルはメールとともに広告を送りつけたりしません。広告は、ブラウザで自分のメールボックスを表示したときに、画面の端(メール画面の外)に表示されるだけです。ポップアップ広告もないし、メール本文にも広告は入りません。送信メールも受信メールも、です。いわんや、広告メールを送りつけるなんてこともありません。そもそも「送りつける」とは、なんと品のない表現でしょう……。

いい機会ですのでGmailについてちょっと書いておきます。

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Gmailのウリはいくつかありますが、迷惑メール(スパムメール、未承認広告メールなど)を見なくてすむのもそのひとつです。
Gmailの迷惑メールフィルタがとてもすぐれているので、何も設定することなく、迷惑メールが自動的に迷惑メールフォルダに分離され、受信箱には届かないようになっています。だから、Gmailアカウントのメールを送受信している自分のMacのメールソフトにも迷惑メールは届きません。それをウリにしているGmailが、わざわざ自ら迷惑メール(になりうる広告メール)をユーザに「送りつける」ようなことをするはずがありません。

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shioは日本にいるときは、自分のメールアドレスがオンラインで公開されないように注意を払っていました。でも、shioがアメリカに来てから使っているメールアドレスは、各所で公開されてしまっているため、もうあきらめました。当然、迷惑メールがガンガン来ます。使っているメールアドレスの数も多いので、その分、たくさん来ます。なので、アメリカで使っているメールアドレス宛のメールは、すべて自動的にGmailに転送するようにしています。Gmailを通すことで、迷惑メールが自動的にふるい落とされ、shioのところには必要なメールのみが届きます。Gmailを使うようになってから、迷惑メールは週に数通しか届いていません。

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もし迷惑メールが届いたら、そのメールを選択して「迷惑メールを報告」をクリックします。するとグーグルの方で自動的にそのメールを解析し、次からは同様のメールを自動的にふるい落とすようにフィルタリングしてくれるのです。全世界のGmailユーザーが迷惑メール情報を報告しますから、Gmailの迷惑メールフィルタは常に最新の情報を蓄積し、それに基づいてフィルタリングすることができます。だから、個人が行うのとは比べ物にならない量の基礎情報に基づく精度のフィルタリングが期待できるのです。

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Gmailを使う以前は、そのフィルタリングを自分のメールソフトで行っていました。メールのソースを見て、キーになる部分を見つけて、それをメールソフトの迷惑メールフィルタに条件設定する、という作業です。これをすることで、そのメールが迷惑メールとして分離されるようになるのですが、あまり多いとその作業も面倒。そもそも迷惑メールが来ること自体がわずらわしい。

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そこで、Gmailにフィルタリングを委託する、というわけです。
フィルタリングのアウトソーシングです。
アウトソーシングするからには当然、shioから見返りを提供することが必要。Gmailは無料のサービスですから、見返りはお金ではありません。shioのメールの内容です。そもそもメールは常に誰かに見られる可能性のある通信手段ですから、グーグルに知られて困るような内容はメールで送受信しませんので、それを提供してもさしたる問題はありません。個人が送受信しているメールの内容から「価値」を拾いだすシステムこそ、検索システムです。これによってその人が興味を持ちそうな分野の広告を表示します。グーグルは広告主から金銭的収入を得ます。おかげでユーザーは、無償で便利なサービスを享受することができるのです。優れたシステムです。迷惑メールのフィルタリング、ブラウザ上で操作するインターフェイスの使い勝手、わずらわしくない広告表示など、Gmailは「積極的に使いたくなるWebメール」です。

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メールの送受信、迷惑メールのフィルタリングに限らず、いままで端末側(自分のコンピュータ側)で行っていた作業がどんどんサーバ側に移行している現在。いわゆる「ダウンサイジング」を続けてきたコンピューティングが、サーバ(メインフレーム)の計算資源を端末で使っていた時代の構図に回帰しています。サーバに「アウトソーシング」するとともに、そのインターフェイスがブラウザに集約されていっているのです。

アップルの.macで提供されているWebメールサービスは、依然として端末たるMac側の"Mail"で操作するのがメイン。しかし時代は確実に動いています。.macはGmailと違ってユーザーから対価を得ているのですから、Gmail以上に「積極的に使いたくなるWebメール」に発展することを期待しています。

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2006.08.22

725-060820 Yosemite

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撮影はすべてリコーのGR Digital。

1泊2日でヨセミテに行ってきました。
朝8時に家を出て、ヨセミテに着いたのがお昼。

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川原でひたひた水につかりながら持参したランチを食べる。

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切り立った岩が壮観。

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Visitor Centerで展示を見たり、Yosemite Valleyの歴史や、その保全に尽力した人々(Robert Underwood JohnsonやJohn Muir)に関する映画を見る。

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続いて、クルマで1時間くらい登って、Glacier Pointへ。
Yosemite Valleyを真上から見下ろせます。

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またそこから1時間くらいクルマで走って、ホテルに宿泊。

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翌日は、朝、ホテルのロビーでチェスをした後、クルマでYosemite Valleyに戻り、ガシガシ沢登りをして……

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Wedding Veil Fallへ。

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さらにはるか上から、滝のしぶきが降ってきます。

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午後は、Mirror Lakeへ。

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この景色が、湖面に映るので、

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ミラー・レイクと呼ばれます。
とはいえ、これは湖の水がかなり少なくなっている状態。
もっと水が多い時期に来れば、違う風景が見られることでしょう。

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夜7時半頃にYosemiteを出発し、夜中に帰宅しました。

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2006.08.19

724-060817 クラゲの撮り方

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写真はすべてリコーGR Digitalで撮影。

ご好評にお応えして、今日もクラゲ写真。
上の写真のいいところは、奥に3つ、あたかもこのクラゲが発生していく過程のようなクラゲたちが写っているところ。

水族館での撮影のポイントをお伝えしましょう。
「クラゲの捕り方」じゃなくて「クラゲの撮り方」。

・フラッシュをオフ。
フラッシュなんか光らせたら、お魚が迷惑です。だから、水族館ではたいがいフラッシュ撮影が禁止されているはず。もしフラッシュをたいたとしても、ガラスに反射するだけで、きれいな写真は撮りにくいです。だからフラッシュはオフ。

・水槽のガラスにカメラ(レンズ)をくっつける。
水槽のガラスとカメラとの間に空間があると、周囲の電灯や人影などが映り込みます。写り込みを避けるために、カメラをガラスにくっつける。これにはもうひとつの意味があります。ブレの防止です。暗いところで撮影するので、シャッタースピードはとってもゆっくりになっています。だから、普通に手持ちで撮影したら確実にブレます。それを防止する方法はいくつかあるけれど、最も簡単なのはガラスにくっつけて固定すること。

・カメラのISO感度を上げる。
画質と感度のバランスを考えると、そのカメラで設定できる最高感度のひとつ下くらいが適切だと思います。ISO800まであるカメラならISO400、ISO1600まであるカメラならISO800。ただし、フジの最近のコンパクトカメラのように高感度でもかなりきれいに撮れるカメラもあるので、それぞれのカメラで画質に破綻をきたさない最高の感度を見つけます。

・ピントをマクロモードに。
水槽にくっついて中のクラゲを撮るとすると、クラゲまでの距離は20〜50cmほどになります。カメラによりますが、この距離はマクロモードの守備範囲であることが多いです。

・または、ピントをマニュアルモードにして固定。
マクロモードはフォーカスのスピードが遅いこともあります。また通常のフォーカスにしていても、水槽が暗くてピントが合いにくい(あるいはピント合わせができない)ときもあります。その場合は、ピントのマニュアルモードがあるカメラであれば、ピントをマニュアルモードにします。ピントを一定の距離に固定して、あとはその距離にクラゲが来るのを待って撮る。

・できるだけ明るいところを探して、そこで撮る。
水槽の中は明るさが場所によって異なります。できるだけ明るい方がいい写真が撮れるはず。なので、照明があたっているところを探して、そこで撮ります。

思いつくのはこんなところです。
簡単ではありません。なお一眼レフであれば、ISO1600くらいにして、f1.4程度の明るいレンズで撮れば、かなり簡単に撮れます。でも多くの人はコンパクトカメラで撮っているはず。なので、上記のポイントをご参考にしてください。

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2006.08.18

723-060816 CROCSのビーサン

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撮影はすべてリコーGR Digital。

CROCS (cayman) を数日履いて、すっかり気に入ってしまったshio。
山にも履いていきました(登山ではありません)。
沢の中でも快適。

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CROCSの特徴をもうひとつ発見。
水に浮きます。これはいい。水場で使うものには重要機能です。

一方、沢登りや森の中のハイキングにはあまり向きませんでした。
素材が柔らかいため、靴底がよれるので、足の力が岩に伝わりにくく、岩をつかむようにして登ることができない。また、森の中では木屑が足とCROCSの間に入って、トゲとなってあちこちに刺さり、それがなかなかとれない。穴のあいていないタイプなら、ちょっと違うかもしれないけれど、少なくともcaymanはこれらには向きません。

先日、お店にいく機会があったので、もう一足、別のタイプを買いました。

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ビーサン型のathensです。
ビーサン好きなshioは、やっぱり買っちゃいました。
CROCSの柔らか素材のビーサン。色はピンク & グリーンでファンキーに。

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2006.08.14

722-060812 CROCS

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写真はすべて、リコーのGR Digitalで撮影。
前回のクラゲ写真が大好評なので、続けてクラゲ写真をお送りいたします。

CROCSのサンダル。先週購入。29.95ドル。
http://www.crocs.com/
shioはいままでCROCSを知らなかったのですが、周囲の人にきいてみると知っている人ばかり。超特大のXXXLを履いている友人とか、買おうと思って探しているけれど気に入った色とサイズが見つからないとか。そして街を見回すと、これを履いている大人も子どもも結構歩いてる。なるほどどうやら確かに流行っているらしい。お店に行くと、同様の素材と同様の形をしたサンダルが他社からも販売されている。街でもこれまでに3銘柄見かけました。

shioもいくつかのお店を見て、shioのサイズはXXL(Men's 12~13)であることが判明。あとは色。いろんな色があって迷ったけれど、結局紺を選択。以来毎日履いています。

shioはビーサンが大好き。履物のうちで、断然ビーチサンダルが好き。なぜなら脱げにくいから。鼻緒をきゅっと指でつかんでいるから脱げない。「開放的で脱げにくい」。これがshioがビーサン好きな理由。普通の靴が脱げにくいのは当たり前だけど、靴の閉塞感は好きではない。一方、サンダルは開放的だけど、脱げやすい。その点ビーサンは、とっても開放的なのに歩いたり走ったり登山したりしている途中で脱げることはまずない。だから好き。shioは冬でもビーサンです。

そんなshioなので、CROCSの購入には躊躇がありました。鼻緒がないサンダルだから。でも履いてみると、快適だし、何かを履いている気がしない。軽い、幅が広い、空気の流通がいい、水はけがいい、滑らない、脱げにくい。そして気付いたのは、これ、ヨットに乗るのに適しているような気がします。もちろん街で履くのもいいけれど、デッキシューズに最適。野尻のみなさん(東京YMCA野尻キャンプに関わっているみなさん、という意味)、水場で履くのに適していると思いますよ。

水場、船の上で履くシューズにとって大切な機能は「脱げにくくて脱ぎやすい」こと。CROCSのサンダル、写真で見たり靴屋さんで試し履きしている限りでは「脱げにくい」かどうかはわからなかったのだけど、実際に履いて歩いてみたら、思いのほか脱げにくいことが判明。これは驚いた。そして濡れたデッキシューズに比べたら断然脱ぎやすい。これは水場で使う靴として適していそう。

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ヨットに乗るときや水場で使うときには、足を保護する必要がある。
つまり、ヨットの上には足を怪我するような器具がいろいろとあるので、足全体がカバーされている方が安全。しかし、普通のデッキシューズとかメッシュのシューズは閉塞感があるし、濡れると不快感が増幅する。個人的にデッキシューズの最大の欠点は、日本ではshioに合うサイズは全く売られていないこと。長さが合うものはあっても、どれも幅が細すぎる。shioに合うデッキシューズ(的な靴)に出会ったことがありません。だからshioはいつも裸足でヨットに乗っている。実際のところ裸足が一番。シート類(ロープのこと)を両手プラス足でも扱うので、足の指も使えるから裸足は便利。船の縁などでも足の指でつかんでいることができるから、裸足が一番。

裸足の欠点は3つ。
(1) 熱い。特に桟橋の上は、日照によって熱くなっている。中でも黒い部分はめっちゃ熱くて、立っていられない。
(2) ときどき、ヨットの上の艤装品(装備品)を踏んだりひっかいたりして怪我をする(前述)。
(3) (1)や(2)の理由でキャンパーたち(小中高校生)にはデッキシューズなどを着用することを勧めているけれど、shioが履いていないのでは率先垂範にならない(率先垂範については→355:050330 率先垂範

というわけで、水場で履く靴としてshioが必要と考える要素をそなえるシューズを、ずーっと探し続けていました。で、CROCS。これは行けそうです。次のキャンプからはこれを水場で履こう。そのためには、もう一足、派手な色を買おうかな (^_^)

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2006.08.11

721-060809 メールの扱い方

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リコー・GR Digital

さてWWDCで披露されたLeopardの新機能10ポイント。
(1) 64bit Application
(2) Time Machine
(3) Complete Package
(4) Spaces
(5) Spotlight
(6) Core Animation
(7) Universal Access
(8) Mail
(9) Dashboard
(10) iChat

そのうち(2)TimeMachineに関して気になるのは、検索。つまり、⑸Spotlightは、過去のファイルまでさかのぼって検索してくれるのかということ。過去のファイルや過去に扱った情報、つまりそのMacで一度でもメモリに展開した情報はすべて、Spotlightの検索対象になるのかしら。たとえばSafari(ブラウザ)で一回表示したものも、すべてさかのぼって検索して表示することができるようになるのかしら。もしそうなったら、ブラウザで見たニュースとかを、自分のところにコピーしてアーカイブする必要がなくなる。すべての「キャッシュ」が「一時的蓄積」から「恒久的蓄積」へと変化する。「確か半年くらい前に、○○に関する記事を読んだ気がするけど……」という場合も、Spotlightが探し出して表示してくれる。こんなTimeMachineとSpotlightの合わせワザを期待してます。Front RowがBonjour対応することで格段に魅力的になったように、技術の組み合わせでもたらされるシナジー効果が、技術の面白さです。

TimeMachineはファイルの差分を保存しているとのことだから、理論的には可能なはず。月曜日のKeynote Speechでは、各々の10ポイントは別個のものとして紹介さていたけれど、OSとしてはそれぞれの機能がインテグレートされて、相乗効果をもたらす。それこそ本当の意味の(3) Complete Packageだと思います。なにはともあれ、来年のLeopardが楽しみです。

なお、WWDCの模様はオンラインで録画中継されています。
Apple WWDC 2006
前回書いた、Macの音声も聞けます。

shioが撮影した写真のフォトセット、1,000アクセスを超えております。
http://www.flickr.com/photos/shio/sets/72157594229258566/

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さてその10ポイントのうちの(8) Mail。Macに標準装備のメールソフト“Mail” が大幅に機能アップするとのこと。“Mail” が「Stationary」、「Notes」、そして「To Do」として機能するようになるそうです。メールが情報流通の中心になっている現在、この方向は必然なのかもしれません。

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その“Mail” 。shioは最近、久しぶりに、メールの扱い方を根本的に変えてみました。
10日ほどこの方法で“Mail” を使っていますが、とても気に入っています。

前回メールの扱い方を変えたのは数年前。Macに標準装備のメールソフト、“Mail”を使い始めたとき。(←このネーミング、ややこしいので、shioは“Mail” と表記することにしました。「Mail.app」などと表記されることもあるけれど、やっぱりMailはMailなので。)それまではメールソフトの名作ARENAで、受信したメールが自動的にそれぞれのフォルダに入るように振り分けていました。でもMailを使い始めてからは、受信したメールはすべて受信箱にたまるようにし、スマートフォルダで自動的に抽出するようにしました。それが“Mail” 流の使い方。スマートフォルダはフォルダ自体に属性を持たせることができるので、ひとつのメールを複数の視点で抽出することができるため、振り分けてしまうより便利です。
<ことえり単語登録Tips:読み「める」で「メール」(サ変名詞)、読み「めいる」で「“Mail”」を登録しています>

さて、さきごろ、.macのメールボックス(オンラインのメールボックス)がパンク寸前になりました。.macメールには140MB割り当ててあります。もちろん割り当てを増やせばいいことだし、古いメールをMacに保存して.macからは消去してしまえばすむことです。でもこれを機会に、メールの扱い方を抜本的に考え直してみることにしました。最近、メールが未読のままだったり、既読になっているのに実は読んでいなかったり、後で返信しようと思っていて未返信のままになったりということがあって、どうにかしたいと思っていたからです。

前述のとおり、ここ数年は、いくつかあるメールアドレス宛てに来たメールが、すべて受信箱の中に入っている状態。半年に1回、1万通以上たまった半年分のメールを別のフォルダに移動させて、受信箱を空にし、また次の半年間、受信箱にメールをためて……、ということを繰り返していました。必要なメールは検索で探したり、スマートフォルダをクリックすれば見つかります。とはいえ、これではメールを扱いきれなくなっているのは上記の通り。

いろいろ考え、オンラインの情報を調べてみました。
発想の転換を促してくれたのはこの記事。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0608/01/news014.html

なるほど、メールボックスを空にするのか……。そんなことができるかなぁ。
とりあえず、その記事の説明にしたがい、自分のGmailアカウントを開き、すべてのメールを「アーカイブ」してみました。すっきり!!
受信箱にメールがない状態なんて、いままで普段ならありえなかったので、これはすごく新鮮。
メールに関しては何もしなくていい気分になります(もちろんそれは錯覚だけど)。
確かに、すでに読んだメールとか、返信をすませたメールが受信箱に何千もたまっている状態って、不必要なものをいつも目にしているということ。必要がなくなったものはさようなら。それなら、必要なメールだけが常に目の前にあるし、それさえ終わらせちゃえばメール関連の仕事は終了。

さて、Gmailでそれができたので、他のいくつかのアカウントに関しても同じようにする方法を思案。つまり、Macの“Mail” で受信箱をスッキリ空にする方法を考える。.macには、Gmailのような「アーカイブ」という機能がないので、どこか別のフォルダに保存する必要があります。最初、Macの中に別のフォルダを作ってそこに逐一保存しようとしましたが、それだと複数使っているMacでメールの同期が取れない。そこで、.macの方にある「save」フォルダに、作業が終わったメールを移すことにしました。これなら、メールは依然としてオンラインにあるから、複数のMac間での同期がとれます。

さらにもうひとつ。
ルール(受信したメールに対して自動的に施される措置。“Mail” の「環境設定」で「ルール」を選んで設定します)をひとつ作りました。受信したメールに、すべて自動的にフラグを立てるようにしたのです。そうすると、いままでは「未読」かどうかだけで作業の必要性をマークしていたのが、二重化されます。従来、メールを読んで、さらなる作業を必要とする場合は、もう一度「未読」に戻すことによって、それをマークしていました。でもこれだと何かの拍子にそのメールを再度開いてしまった場合に、簡単に既読に変わってしまい、そのまま新たに舞い込むメールの下に埋もれてしまうことがありました。また未読メールが受信箱にあると、Dockの“Mail” アイコンにいつでも未読件数が赤く表示されていて、目障り。常に未読がたくさんあるので、マークとしての役目も果たしていませんでした。でもフラグを立てておけば、意識的にフラグを消すまで、マークは残っているし、未読件数はいつもゼロ。本当に新規のメールが受信されたときだけ赤いマークがつくようになってDockもすっきり。

これで“Mail” を運用してみています。
確かにアーカイブ作業(“Mail” で、不要になったメールをSaveフォルダにDrag&Dropする作業)がひとつ増えて面倒かと思っていたけれど、まとめてDrag&Dropするだけなので、手間はとても小さい。上記の記事でも指摘されていた通り、スッキリ感が得られるほうが、はるかに効果が大きい。

そんなわけで、現在、shioの“Mail” の受信箱(inbox)はほぼいつも空。いい気分です。

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GR Digital

2006.08.09

720-060808 Leopardで自然な発音

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GR Digital。WWDCのKeynote Speech開始直前の会場。

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EOS 20D EF24mm F1.4

この写真(↑)。
今朝アップロードしたら、アクセス数がうなぎ上りで、9時間程で1,000アクセスを超えました(現時点で1,200超)。こんな何でもない写真に、なぜだろう……。その他の写真もたくさんアクセスしていただいています。ありがとうございます。

フォトセットにもアクセスがたくさんあるので、一応、リンクを張っておきます。
・主にスティーブ・ジョブズ氏のアップ(82枚)→http://www.flickr.com/photos/shio/sets/72157594229258566/
・それ以外(291枚)→http://www.flickr.com/photos/shio/sets/72157594228541248/

さてこのMacPro。Ethernetポートが2つついています。

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それを見て思い出したのは、shioが約10年前に使っていた、なつかしのMacintosh Quadra 700。Ethernetポートを2つ付けて、ルータとして使っていました。当時、単体のルータは200万円位して、研究室でも導入できなかった。そこでEthernetポートをひとつ付け足して、ソフトウェアルータとして使っていたのです。これを、慶應のLANにつないで、当時はまだ1つしか配布されなかった固定IPアドレスを、研究室にある複数のMacでシェアしていました。いまやギガビットのルータが数千円で買える時代。ですが、このMacProなら、標準構成のままでルータとして使うことができます。スバラシイ!!

また、Ethernetがギガビットになって以来、shioはMac同士の接続にEthernetを使っています。
日本にいた頃は、持ち歩いているPowerBookG4を成蹊大学の研究室に置いてあるPowerMacG5に接続するとき、いつもEthernetでした。物理的な接続が簡単だし、エイリアスを作るか、Finderのウィンドウにアイコンを登録してしまえば、1クリックでマウントされ、外付けディスクの要領で使うことができます。理論上、400Mbpsや800MbpsのFirewireより、480MbpsのUSBより、1Gbps(つまり約1024Mbps)のEthernetの方が、速い。実際、使い勝手は本当に外付けハードディスクと同じです。なので、MacProのように Ethernetのポートが2つあるのは大歓迎。

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さて、MacProとともに昨日のKeynote Speechで発表されたアップルの次期MacOS X 10.5 "Leopard"。
その機能が10点、披露されたのですが、その中でshioが最も感動したのは、Time Machineでもなく、iChatでもなく、Voice Over。Macがしゃべります。

Macは以前から標準でしゃべることができるし、音声認識もできます。英文の読み上げは当然として、ソフトをいれれば日本語その他の言語もOK。だから単にMacがしゃべること自体は、全く驚くことではない。MacOS Xの入ったMacをお持ちの方は、ためしに、英文を範囲指定して、アプリケーションのメニュー(Safariなら「Safari」というメニュー)の「サービス」から「Speech」→「Start Speaking Text」を選んでください。現在でもかなりまともな発音で読み上げをしてくれます。

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ところが今回のデモで、Steve Jobsが聞かせてくれたLeopardでの読み上げ音声。すんごい!! ものすごくナチュラル。とっても自然。今回のKeynote Speechでは、「おぉーー!!」と声を上げてしまう場面がいつもより少なかったような印象がありますが、これを聴いたときは思わず声を上げてしまいました。すごいです。これは「実用的」を超えています。コンピュータが自動的にこんなに美しく自然な発音をしてくれるのは、驚異的。

日本人的には、英語のヒアリング訓練に使えます。日本人の(英語ネイティブでない)英語の先生の発音を聞くより、はるかにいい (^_^) 良心的な英語の先生は、いまでもカセットテープなどを教室に持ち込んでいるけれど、来年の春にLeopardがリリースされたら、それも必要なくなります。教科書のテキストを入力したMac(Leopard入り)を1台、教室に持っていけばいい。また学生も、自分のMacでナチュラルな英語を聴くことができます。テキストを読み上げた音声ファイルをiPodで聴くのも簡単。

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そして、速聴にも最適。

このデモでジョブズ氏は、4つの音声を比較して聞かせてくださいました。
(1) 現行MacOS X 10.4 Tigerの読み上げ
(2) Windows Vistaのプレビュー版の読み上げ(これは会場の失笑を買っていました。品のないことばが聞こえ……)
(3) Leopardの読み上げ。実に流暢。
(4) LeopardのFast Voice、つまり、高速読み上げ。

この(4)がとっても聞き取りやすかった。速いのに明瞭で、十分に聞き取れる。このくらい速いと、一般人にもとても実用的だと思います。そもそもこの読み上げ機能は、Universal Access、つまり、障害がある人にも使いやすいMacを目指す機能の一環です。でも高速読み上げがこれほど聞き取りやすいとなると、長いWebページなどの「飛ばし聞き」、「斜め聞き」、「ながら聞き」ができます。すごい!!

shioは、子どもに本の読み聞かせをするとき、速度の緩急を付けます。速く読むところは、shioの口が周る限り、速く読みます。ゆっくりのところはとてもゆっくり。普段から速度の速い音声言語を聞いていると、普通の速度の音声を聞いたときに、遅く感じます。だから速い音声に慣れている子どもは、普通の速度の音声を聞いたときに余裕ができる。だから、速い音声を聞かせることも大切だと思うのです。

同様に、英語のヒアリングの訓練をしている生徒や学生には、速い速度の音声を聞くのが効果的だと思います。そのためにも、Leopardは使える。今回のKeynote Speechで、「早くLeopardが欲しい」と思った最大の機能が、これでした。

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ちなみにLeopardについて、今回披露された10ポイントをならべると下記の通り。
(1) 64bit Application
(2) Time Machine
(3) Complete Package
(4) Spaces
(5) Spotlight
(6) Core Animation
(7) Universal Access
(8) Mail
(9) Dashboard
(10) iChat

copycatにマネされないために、大事な機能は披露しなかったそうですから、来年春にLeopardが出るときには、もっともっと魅力的な機能が盛り込まれることでしょう。この10ポイントの中でshioの注目は、断然(7)のUniversal Accessに含まれる上述のVoice Over。あとは(4)Spacesは便利そう。(10)のiChatでKeynoteのスライドを見せることができる機能は、ずーっと欲しかった機能です。やっと実現します。

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719-060807 WWDCに行ってきました

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EOS 20D EF70-200 F4L USM

AppleのWorldwide Developers Conference(世界開発者会議)で行われたSteve Jobs氏のKeynote Speechに行ってきました。

発表されたのは、Mac Pro, Xserve, Leopard。なかでも来年春に登場する次期MacOS X 10.5, Leopardに多くの時間が使われました。
詳細な内容は各メディアが伝えているので、shioはとりあえず写真だけ掲載します。

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GR Digital

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EOS 20D EF24mm F1.4

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GR Digital

Photosetはこちらからどうぞ!!
http://www.flickr.com/photos/shio/sets/72157594229258566/

2006.08.06

718-060804 比較しない

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撮影はすべてリコーのGR Digital。

先週、選択肢問題の使い方に関して、「知識は早く正確に吸収して、時間と労力を知恵の創出に振り向ける方がはるかに建設的」と書いたけれど、その趣旨を補足しておきましょう。(全文はこちら→713-060727 選択肢問題の解き方

選択肢問題で、たとえばウソの選択肢が3つと正解の選択肢がひとつあるとします。もしこれを律儀に考えて、4つの選択肢を順に読んで、そこからひとつの正解を見つける作業をすると、ひとつの「正解」を見つけ出すことに多くの労力と時間を使うことになります。するとたいがい、その「正解」を見つけ出したところで満足し、それ以上、考えることなくその問題は終了、次の問題に取りかかるでしょう。でも、それは、その問題について何も考えていないのと同じです。

本当に大切なのは、「正解」とされている選択肢を読んだ後、どうしてそれが正解とされているのか、その内容は本当におかしくないか、本当にそれが正しいと納得できるか、全体の構造とか全く別の情報など周辺の状況から多角的に検討して辻褄が合うか、といったことを考えること。それが学問の出発点です。だから、ウソの中から正解(とされているもの)を探し出すことなんかに時間を使うのは無駄、無駄、無駄。そんな選択肢問題は、生徒や学生に、思考停止を促しているようなものです。真に頭を使うべきなのは、「正解」の向こう側にあります。

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ではshioは、期末試験でどんな問題を出しているか。
○×問題です (^_^)
ただし、理由付きです。

問題文は、こうです。
問1 以下の説明が正しいと考える場合には○、正しいとはいえないと考える場合には×を付け、いずれの場合もその理由を5行以内で説明せよ。
このあとに、(1)〜(7)くらいまで(問題の数は年によって異なります)、問題文が続きます(ちなみに問2は長い論述問題)。

学生は、各問題文に関して○か×を付けたうえで、その理由を述べます。基本的な配点は各10点ですが、加点法で点数を付けているので、優れた答案の場合、12点くらいになることもままあります。この問題の特色は、多くの問題は、○でも×でも正解になり得ること。つまり、そのあとの理由付けとの兼ね合いで、○でも×でも点数がつく可能性があるのです。加点法なので、理に適っているところがあれば、すべて加点するからです。

こういう問題だと、学生たちはその命題自体を考えます。比較の中での相対的な正解ではなく、その命題自体を見つめ、自分の持てる知識と出せる知恵を総動員して、その命題の妥当性を検討します。そもそも絶対的な真など存在しない法律学において、複数の選択肢から正解(らしきもの)を探し出すなどつまらない。ひとつの命題と向き合い、それに対して自分がどう考えるか。そこに法律学の意義があり、面白さがあるのです。

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また選択肢問題を繰り返すことの底には、比較の弊害があると思います。
さまざまな物事を比較することは大切なことです。比較によって各々の「相違」が明らかになるからです。そこから各々の特徴もわかります。でも対象によっては比較に馴染まないものもあります。たとえば人。

社会に比較が蔓延して、比較すること、されることに慣らされすぎていると、自分に対しても、他者との比較の中で相対的に評価するようになります。そのような「比較教育」の中では、自分の軸、自分の価値観の軸といったものの確立が阻害されると思います。また思考においても、「自分基準」にもとづいて自分で考えて結論を出すのではなく、「みんながどうしているか」が価値判断の基準になります。そして「みんな」と違う自分を発見すると、悩み、迎合するか否かの葛藤に直面します。他者の中の自分ではなくて、唯一無二の個としての自分の存在意義をゆるぎないものにするために、周囲の大人が常に「その人自身」を見て、ことばをかけることが大切だと思います。比較は無用。

shioは、ゼミの学生たち、キャンプで出会う子どもたち、その他だれであっても、比較しません。そもそも人間を比較するのはナンセンスだし不可能です。全員、異なるのだから。
だから問題は、○×式プラス理由の論述。その人がどうして○と考えたか、×と考えたか、それを理解することに意味があります。
だから試験の採点も加点法。その人の考えを問うているんだから、「みんな」がどのくらいできているかを基準とした採点はなじみません。「みんな」なんて、無関係です。

同様に、人の創作物、表現物を比較するのもナンセンスです。ひとりひとりが異なる人間だから、その表現が異なるのは当たり前。ひとつひとつ異なる作品、異なる表現なのだから、ひとつの尺度で測れるはずはありません。だから「作品Aは○○○がスバラシイ」という評価のしかたは好ましいけれど、「作品Aより作品Bの方が○○○」という評価の仕方は、shioの感覚に合わない。著作権法は、一つ一つの表現を別個独立のものとして尊重しようとする法体系です。だからshioは著作権法が好き。

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2006.08.03

717-060803 自転車通勤

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撮影はすべてリコーのGR Digital。白黒モード。

shioは今週から,自転車通勤を始めました。
小学校からずっと電車と徒歩で通学・通勤してきたので,自転車での通勤はちょっとあこがれ。こちらにきてからは常にクルマでの通勤でしたが,とうとう自転車を入手し,通勤その他に使い始めています。

自転車は,いわゆるクロスバイク。
Specialized製です。ギアなどは当然Shimano。クロスバイクなので,タイヤはマウンテンバイクよりも断然細く,ロードを走るのに最適です。ここ,パロアルト周辺の道路は,自転車専用レーン「bike lane」が完備されています。信号機のセンサーも,ちゃんと自転車の存在に反応してくれるように作られています。とっても自転車にやさしい交通なのです。だからとっても安全。その上,shio家からロースクールまで,クルマの多い車道と並行して走る部分はありません。閑静な住宅街のクルマが少ししか通らない道(それも道幅は十二分に広い)と,大学構内の自転車しか通らないところばかりです。まさに自転車通勤にうってつけ。ゆっくりと気持ちよく走ることができます。ヘルメットの中を通り抜ける風が爽快です。

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1日目,走ってみてすぐに,お尻が痛くなる。
最初についていたサドルは既にぼろぼろだったので,いずれにしても近いうちに新品に取り替えようと思っていました。さらに,仕事を終えて帰るために駐輪してある自転車のところまで行くと,前輪がペチャンコ。完全に空気が抜けています。あらま。。。これはいい機会なので,そのまま学内の自転車屋さんに押していきました。スタンフォードの中には自転車屋さんもあります。ちゃんとした修理工場のようなところもあって,完璧な自転車屋さんです。そこでタイヤのチューブの交換を依頼。修理の完了は明日の4時になりますと言われたけれど,それでは家に帰れないので,お願いして,その場でやっていただくことにしました。チューブ代6ドル,工賃7ドルです。

修理をしていただいている間に,店内を見て回る。
いろんなタイプのサドルが売られていて,どれもゲル入り。何となく良さそうなのを選ぶ。24.95ドル。さらに,前後のライトがないので,ライトも購入。アメリカでもライトはやっぱりCATEYE製,つまり日本製です。LED1灯の前照灯(単3電池2本使用,点灯と点滅)HL-EL120と赤いテールライト(LED3灯で点灯と点滅,単4電池2本使用)TL-LD170-Rのセットを購入。19.95ドル。

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さて,修理が完了した自転車を受け取り,サドル等の代金とともに支払いを済ませ,店を出ながらふと考える。
このまま帰宅してもサドルを交換する工具(ちょっと特殊)は持っていない。ここで,工具を借りるべき。
そこで,工具を借りて,その場でサドル交換作業開始。すると,サドルは交換して位置合わせをしたものの,古い方のサドルと自転車のフレームがワイヤー錠で結ばれている。盗難防止です。4桁の番号式のワイヤー錠で,それを解錠する番号は自転車の売主からは聞いていない。さて困った。ちょうどそこにさきほどのパンクを修理してくださった店員さんが通りかかり,状況を話すと,……,ワイヤー錠をはずしてくださいました。スバラシイ!! ありがたいことです。おかげで,そのワイヤー錠を新しい方のサドルに通し,自転車のフレームとつないで巻き付けて,新たに盗難防止に使うことができました。

これで,快適な自転車通勤の開始です。
新しいサドルもフィット。夕方のお買い物も自転車でサクッと行きます。ここで自転車通勤をして感じるのは,汗が気にならないこと。確かに汗をかいているはずなのに,全然それを感じない。空気が乾燥しているので,自転車から降りた後もサラッとしています。これが快適さの要因です。自転車,スバラシイ!!

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カリフォルニアでも,ガソリン価格はじりじり上がっています。
写真は数日前に給油したときのもの。セルフサービスの給油の楽しみは,ピッタリの金額や給油量で止めること。両方がピッタリになるのは珍しいことです。これを見ると,5ガロンで15.5ドル。1ガロン3.1ドルです。1リットルになおすと82セント。円になおすと1リットル94円になる計算です。これは2年前の倍の水準。異常な高値です。東京は145円位になっているらしいけど,倍には至っていませんから,上がり方としてはこちらの方が急激です。いずれにしてもガソリン価格高騰のインパクトは大きいです。

shioは自転車通勤でちょっとだけエコ生活です (^_^)

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716-060802 なっちゃんのお誕生日会

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撮影はEOS 20D EF24mm F1.4。

なかよしご近所,なっちゃんのお誕生日会。
5歳,おめでとうございます!!

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2006.08.02

715-060801 連載記事

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撮影はすべてリコーのGR Digital。

MacPeople9月号が発売されました。
shioの連載「Creating Reed, Creative Mass.──大公開時代の羅針盤」の第3回,「プラスを評価する社会」は152ページに掲載されています。ご興味があればご覧ください。当初,プレゼンの話題について原稿を書き,編集部に提出したのですが,その後,第2回を読んでくださった複数の方々から,「show and tellについてもっと知りたい」とのコメントをいただいたので,新たに書いたのがこれです。コメントをくださった方々,どうもありがとうございます。当初書いたプレゼンの話題は,次回,掲載します。

どなたでも,ご意見,ご感想など,お送りいただければ幸いです。ブログへのコメントでも結構ですし,メールをお送りいただいても結構です。直接私のアドレスをご存じない場合は,このブログの右側,下の方にある「Email Me」をお使いください。どうぞよろしくお願い申し上げます。なお,いただいたコメントのすべてにお返事を書くことはできないかもしれませんこと,ご了承くださいませ。

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短期連載,「Wordでスイスイ,論文の達人」が全6回,完結しました。
なお,以前とはリンクが変わっているようです。
http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/index.mspx

・第6回 魅せる文書に仕上げよう→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/05_01.mspx(7月24日公開)
・第5回 伝わりやすい文章を書こう→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/04_01.mspx(7月13日公開)
・第4回 組み立てはいつも部品から→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/03_01.mspx(6月5日公開)
・第3回 一番大切なのはメッセージ→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/02_01.mspx(5月22日公開)
・第2回 論文はアウトライナーから→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/01_01.mspx(5月8日公開)
・第1回 論文執筆の3ステージ→http://www.microsoft.com/japan/mac/officesolution/thesis/contents/00_01.mspx(4月24日公開)

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