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2006.07.29

714-060728 ホンモノ

R1009656.JPG
撮影はすべてリコーのGR Digital。

昨日のエントリー,後半部分に対する反響があるので,タイトルを変えました。
確かに「選択肢問題の解き方」の方が,Mighty Mouse(ワイヤレス)のことよりも,一般的には重要かもしれませんね。
これはあくまでも,正解がわかっている過去問をやる場合に実践できる方法です。正解がわかっているのに,ウソを読む必要はないですよ,っていう話です。「ホンモノ」に常に触れていれば,「ニセモノ」を見たときに,「これは何かおかしい」って,ピーンと来るものです。常々ニセモノに囲まれていると,それが当たり前になって,ホンモノに出会っても気付かずに素通りしてしまうかもしれません。狭き門の話と一緒です。
だから,できるかぎり「ホンモノ」に接することが大切だと思うのです。

R1009652.JPG

GR Digitalの機能拡張ファームウェア第2弾がリリースされました。
shioも早速ダウンロードして,GR Digitalにインストール。
http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital/firmware.html

ADJ.ダイヤルの設定がすべて自由になりました。
shioの設定は,「710-060724 フランソワさんより」で予告した通り,
(1) ISO
(2) AF/MF(つまりフォーカス)
(3) 画像設定
(4) ホワイトバランス
です。

R1009649.JPG

これはスバラシイ。ADJ.ダイヤルを押すだけで,ISOの変更ができるようになりました。最も頻繁に変更する設定項目にワンタッチでアクセスできるのがありがたい。そして,右に1クリック回せばフォーカスを設定できる。これもすごく頻繁に使う。無限遠とかスナップモードに適宜設定するため。また,左に1クリック回せば(4)のホワイトバランス。GR Digitalのホワイトバランスは,たいがいはオートで大丈夫だけれど,室内で撮影するときは手動で設定する方がいい色になることも多い。そして画像設定。白黒モードとカラーモードを行き来するのが楽になりました。

カメラのような道具で大切なことは,画面やダイヤルなどを目で見なくても,手先だけで的確に操作できること。
フィルム時代にライカM6とかニコンFM2をshioが使っていた最大の理由は,それ。ダイヤルなどを見なくても,必要な設定をすることができる。撮影中は,そういう操作性が非常に大切。目は被写体に集中したまま,指だけで設定を変更できる。GR DigitalのADJ.ダイヤルと前面のダイヤルはそれぞれクリック感があってメニュー体系がシンプルなので,画面を見なくても操作できます。道具として,これがとても大切。今回の機能拡張ファームウェア第2弾で,さらにその操作性がアップしました。リコーのみなさん,ありがとうございます!!

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Comments

「選択肢問題の解き方」と「狭き門」のお話、とても興味深く読ませていただきました。

目から鱗でした。誤答=広き門に納得です。
コピー(ニセモノ、誤答)がまかり通っている中、できるかぎり「ホンモノ」に接しないといけないですね。そして「ホンモノ」を見極める目を養うことも。
このお話、みんなが殺到する「広き門」PC Giantsと見出す者が少ない「狭き門」Mac…に読みかえられないでしょうか。
命にいたる狭き門…、ますますMacに引き寄せられています。

ところで、この教会はカリフォルニアにあるのですか?天窓から光が射すさまが、バチカンのサンピエトロ寺院を思い出させます。

どこに書こうか迷ったのですが、ここにしておきます。
MacPeopleの11月号を読みました!「守・打・離」というプロセスの意見に賛成です。
「型を忠実に守り、型を破って応用し、型から離れて自分のスタイルを築く。」―本当にそうだと思います。

どこかで書いたかもしれませんが、あのピカソも美術学校に通っていて、非常に写実的な絵を描いており、いわゆる古典派のリーダーになるだろうと周りから期待されていたのですよね。(157ページのイラストを見て思い出しました。)

あの自由奔放と思われているシュタイナースクールも、最初の8年間の一人担任制で生徒に担任は絶対だ、と思わせ、中2の時期に担任と衝突させ(と言うか担任がそうしむける)、やがて自分の興味のある分野を伸ばしていく。

今注目のフィンランドの教育も「正しい型」を徹底的に身につけさせることを重視して教育し、その後生徒が自分の型を見つけ出せるように導いていくのですよね。

パターンプラクティスは創造的な活動を阻害するから、総合学習など生徒に自主的に活動させることが必要だと主張する専門家がいますが、まともにパターンプラクティスすらしてないのに自分スタイルが出るわけないと思うのです。

そして「マネする側からマネされる側」へ。
shioさんのおっしゃるとおり、「みんながマネの循環に貢献できる」ような懐の広い世界になるといいですね。

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