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2005.11.30

562:051129 Sunny San Francisco

【GR BLOGが1月末まで存続!!】
GR Digitalについてリコーの社員の方が様々な情報を掲載してくださるGR BLOG。当初,11月末日までという予定だったのですが,1月末までに延長することが決定したそうです。うれしいです。

このGR BLOGのようなサイトの存在は,ユーザには非常にありがたい。とくにGR Digitalのように「GR Digitalを使いたくてGR Digitalを使う」というユーザが多い製品には,とても適切な媒体だと思います。このような媒体がないと,あるカメラのことについて一般のユーザがどのような感想を持っているか,とくにカメラの場合,どのような写真を撮っているかを知るためには,検索して探し出す必要があります。しかし,GR BLOGの存在は,それらの市民の声をたばねてくれます。すなわち,GR BLOGはGR Digital情報の「Hub」なのです。

このハブを介して,様々なユーザの意見を聞くことができるし,自分の意見を伝えることができます。また普通はプロが撮った「作例写真」が多くの人の目に触れるのですが,GR BLOGがあることによって,普通の人が普通に撮った写真を簡単に見ることができます。それがすばらしい。

下記のようなうれしいニュースもある訳ですから,1月末にこのGR BLOGが再度延長されることを願っております。

【GR Digitalがまた受賞】
オーストラリアでGR Digitalが「SmartHouse」誌の「Best of the Best 2006 デジタルカメラ部門」を受賞したとのことです。GR Digitalはそのくらい評価されていいカメラだと思います。うれしいですね。

【Sunny San Francisco 1】
サンフランシスコ,快晴です。もちろん撮影はGR Digital。当然,無修正です。
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2005.11.29

561:051128 Christmas Tree

【Christmas Tree の畑】
GR Digital。いつものように何の補正もしておりません。念のため。
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クリスマスツリーの畑です。ずらーーっともみの木がならんでいます。自分で気に入った木を自分で切り倒し,受付に持参し,買います。

この写真はその畑のほんの一部分です。めっちゃ広いです。Caplio GX8
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撮影は,Caplio GX8とGR Digital。
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【GR Digitalが各賞受賞】
GR Digitalが日本カメラのcamera of the year 2005 compact camera部門第1位を獲得したそうです。さらに,オーストラリアではCamera Magazine Imaging AwardsのConsumer Digital Camera of the Yearを受賞したそうです。おめでとうございます。

Caplio GX8のファームウェア ver. 1.12が出ました。

2005.11.23

560:051121 あいづちと受容感

【GR DigitalでPalo Alto】
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【あいづちと受容感】
8〜10時:レッシグ先生のクラスに出席。
10〜11時:図書館で仕事をしつつeとチャット。eと話していて,あるいはチャットしていていつも思うのは,彼女は相手の発言に対する反応・返答がとてもスマートだということ。

返答のしかたは基本的に三段階
第一段階:あいづち。相手の話に対して「うん,うん」とか「なるほど」と相づちを打つ。うなづくのも大切。
第二段階:相手の発言を繰り返す。たとえば,悩みを打ち明けている人が「そのとき,すごく苦しかったんです。」と言う場合に,それに対して「そうですか,苦しかったんですか……」とか,「それは苦しかったでしょう」などと答える。
第三段階:同じ内容を別のことばで言い換える。たとえば同じ例で,「胸がつぶれるような思いだったことでしょう」など。すると相手は,「そう,そう,そうなんです」となります。

これらの反応を示すことによって,相手は,自分が理解されているという受容感を得ます。この人は私をわかってくれているんだという安心感です。そしてそれはさらに相手の自己肯定感につながります。自分が発言している事実とか自分の存在自体が肯定され,自分に自信を持つのです。相手の話を聞くとき,相手の発言に対してこの3段階の返答を使い分けながら反応を示すことが,円滑な会話の基本です。3段階のうち,どれを使うかは相手の需要によって定まります。軽い受容感で十分か,深く受け止めて欲しいのか。それを見分ける必要があります。また,相手の知的レベルによっても使い分ける必要があります。たとえば,幼児に対して第三段階を多用しても,その返答自体をその幼児が理解できなければ,意味をなしません。

eと会話をすると,とてもエレガントな第三段階の返答にたびたび遭遇します。それが自然にできる彼女。すてきです。

ちなみに,実はこの先には第四段階があります。それを多用するのはA先生。第四段階とは,相手の発言に対して,一歩進んだ内容を返すことです。上の例だと,「広い海でも見に行くといいかもしれませんよ。」とか。このような返答はそれを期待している相手にのみ有効です。また多くの場合人は多かれ少なかれ受容感を求めているため,「相手を受容する」という範囲を超えるこの第四段階を使うのは,会話の熟度が高まってからにすべきでしょう。

さらに,このラインに乗らない派生的な返答もあります。
たとえば,上の例に対して,「息吸うの,忘れてなかった?」とか。コンテクストをちょっとずらすんです。相手との関係によっては非常に功を奏する場合もあり,上手くはまれば,一緒に笑うことができます。でも,相手が求めるのが笑いによる解放ではない場合には,逆効果になる可能性が高いです。一方,上記のような「悩み打ち明け」シチュエーションではなくて,もっと普通の会話であれば,この「ずらし」は重宝です。そしてコメディアンや漫才のような話術は,この「ずらし方」の方向性によって人を笑わせているんですね。「ずらし方」の方向は多様ですが,もっともポピュラーでウケやすいのは,「数分前の話題への連携」です。タモリさん,さんまさんはそれが非常に上手い。奥が深いです。

Center for Internet and Societyのミーティングランチ】
今日のランチは,shioが所属するCenter for Internet and Societyのミーティングでした。スタンフォード大学のFaculty Clubにて。
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魅力的な人の集まりです。そのとき,友人の David から教えてもらったサイトがこれ。University of California, Santa BarbaraのCylinder Preservation and Digitization Profect。エジソンが発明した円筒型レコードで録音された音楽をデジタル化してアーカイブするプロジェクトです。たくさんのMP3ファイルが公開されています。

Thank you David for sharing this great archive!!

とりあえずshioは,ここにあるファイルをすべてiTunesに入れて,いまiPodで聴いております。iPodが100年前にタイムスリップさせてくれますよ。うーん,いい感じ。

ちなみにDavidは,すごく面白い人です。たとえば,彼のbioの最後が彼らしくて楽しい。

2005.11.21

559:051120 GR Digitalで人と会う

【ABCRescueの学生たち,NHKニュースに出る】
成蹊大学で昨日まで開かれていた学園祭(欅祭)で,shioが顧問を務める(現在はshioが海外にいるため同僚が替わってくださっています)サークル,ABCRescueが災害救助訓練を実施し,その様子がNHKのニュースに出ました(是非リンクをクリックしてご覧ください)。インタビューを受けているサークル代表はshioゼミの学生です。また,このサークルを最初に立ち上げ,初代のサークル代表を務めたshioゼミ学生(現在4年生)は,先日,武蔵野消防署長から「防火思想の普及および人命安全対策推進功労による武蔵野消防署長感謝状」を授与されました。

どちらも本当にうれしいニュースです。
学生たちが成長することが,shioの喜びです。
みんな,すばらしい!!

【GR Digitalで人と会う】
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朝,bruceさんに電話。de Young Museumの前で待ち合わせることになる。

彼は数日前,shiologyを見て,GR Digitalで撮影した写真を見て,ぜひ会いたいと連絡をしていらっしゃった方です。工業デザイナー・建築家であり,椅子,テーブルなど様々な作品を作ると同時に,サンフランシスコの美術大学で教え,かつ最近は毎年3ヶ月間,金沢の専門学校でも教えています。インターネットで連絡をしてきた見知らぬ人と会うのは若干躊躇がありましたが,会うことにしました。

彼と会って話した内容は多岐にわたります。もちろんGR DigitalやGR1のこともそうですが,日米の大学教育の相違とか学生についての話題で盛り上がりました。そして彼はデザイナーなので当然MacユーザーですからMacのこととか,Photoshopその他のソフトウェアのことなども話しました。

彼はまたde Young Museumの会員で,私も無料で中に入れていただきました。会員証を提示するとゲストまで無料で入場できる。いいシステムです。中で撮った写真の一部がこれ。もちろん,美術館の中でも写真撮影OKです。なんで日本は撮影できないんでしょうかねえ(あ,法的なことは説明できますがその背後にあるメンタリティの話です)。
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彼の家にもお邪魔しました。
さすがにデザイナーのお宅。きれいです。家自体がギャラリーのような。

mixiで知り合ってからリアルで友達になる経験はいくつもしてきたけど,単にblogを見て連絡をしてきた人(blogを見たといっても彼は日本語はできない)と実際に会って友達になる経験はまだ少ない(Tさんは数少ない例ですね)。彼は,こういうことをよくやっているとおっしゃっていました。インターネットがなかったらこんなことは起こりえない。でもインターネットがあってもなかなかない。昨今,mixiその他の多様なSNS(Social Networking Service)によって,ネットを介して人と知り合う機会が増えたけれど,こういう経験をしてみると,結局のところインターネット自体がSNSなんだなあ,と感じました。つまりNetworkingです。人と人とがどのようにつながってゆくか,です。社会,です。

shioがStanford Law Schoolで所属しているのは,Center for Internet and Society。なんて的確な名前でしょう。

【rain-X 購入】
昨日はクルマ用品屋さんによって,rain-Xを購入。クルマには必需品です。駐車場に戻ってその場でフロントガラスに塗りました。これで雨天の走行も安心です。ラリー車のフロントガラスには必ず塗ってある撥水剤です。これを塗っておくと水玉がコロコロになるので,ちょっとしたスピードで走れば雨滴がきれいに流れ去ってくれて,視界が良好に保たれるのです。ワイパーいらずです。

日本では900円くらいしますが,2.99ドルでした。とはいえ,内容量が異なるので一概に言えませんが,それでも安いと思います。雨期の準備はこれで十分。

2005.11.20

558:051119 Calligraphyのココロと美しさ

nobiさんが,No.154 — 思考の道具 :「アウトライン & マインドマップ編」でshioを紹介してくださいました。いつも,どうもありがとうございます。思考の道具としてのMac。shioも大いに恩恵にあずかっております。それは折々,shiologyで書いていますので,今日は別のお話。

【Calligraphyの道具を購入】
今日は,Palo Altoにある画材屋さんに行って,カリグラフィー(Calligraphy。英文の書道のようなもの)の道具を買ってきました。ペン,ペン先(nib),ペン軸,インク,紙。しめて98ドル。結構な値段になりました。欲しい種類のインクのピンクが売り切れでちょっと残念。でもこれでカリグラフィーでアートできます。アメリカに来るとき,shioが持っているカリグラフィーの道具を持ってくるかどうか悩んだのですが,行ってから買えばいい,と思って持ってこなかったので,早く欲しかったのです。ようやく手に入れることができて,落ち着きました。

shioが中学3年のとき,小田原真喜子さんがお書きになった「美しく書かれたアルファベット」を読み,さっそく道具を買ってきてその本のとおりに練習しました。本の中に書いてあったことを一通りやり終えたshioは,もう一冊「はじめてのカリグラフィー」も入手して,ひととおり練習し終えました。

基礎的な書体が数種類描けるようになったのであとは自由に描けます。図書館などで英語の詩を探してきて,色紙を一回り大きくしたような紙に,いろんな形でそれらの詩を次から次へと描いてゆきました。shio流に書体をアレンジして(いくつか法則があるのです),装飾を付けて,カラフルにして,楽しみました。たくさん書いて「作品」がたまったshioは,面識もないのに小田原先生にお電話をして,描いたものを見ていただきたいとお願いしたところ,快く渋谷で会ってくださいました。本の著者,つまり「先生」にお目にかかって,shioが描いたものを見ていただいて,ほめていただいて,ものすごくうれしいshioでした。

そのときshioは,小田原先生にひとつうかがいました。
「先生の本の中に「copperplate体」という書体が出てきますが,それを書くペンはどこを探しても売っていません。どこに行けば売っていますか?」
先生は,
「あぁ,あれは日本では売ってないと思うわ。」
そして奥から,カッパープレート体を描く特別のペン(ペン軸の先端が4の字に曲がっています)とペン先(力を入れるとペン先が開いて,軌跡が太くなります)を持ってきて,shioにくださいました。shioは心躍らんばかりにうれしくて,お礼を申し上げて,家に帰ってカッパープレート体でaからz,AからZまで書きました。その美しいこと。

以来,手書きできちんと英文を書くときには,必要に応じてカリグラフィーで書いています。
高校2年生のとき,所属していたブラスバンドの定期演奏会が開かれましたが,そのチケットとポスターは,shioがカリグラフィーでデザインしたものです。自分の結婚式のWelcome boardも自分で描いたし,友人の結婚式のWelcome boardも製作しました。書道をやっている人はたくさんいるけれど,Calligraphyをやっている人は少ない。そもそも知っている人が少ない。なので,shioが描いたものを「手書きです」って言っても信じてもらえないことが多いです。

小田原先生は2000年4月に,銀座のミキモトギャラリーで初めての個展を開かれました。それを訪れたshioは,先生に15年ぶりにお目にかかることができました。先生の作品の数々はそれぞれひとつひとつ,完成度が非常に高く,芸術性にあふれており,圧倒されました。本当に美しい。

shioはカリグラフィーを始めて以来,小田原先生の作品やその他のカリグラフィーの作品に出会うと,それをお手本にしてマネをして描いてきました。でも,この個展に出品されている作品は,マネできません。美しすぎて,完成度が高すぎて。本当にきれいです。そのときのカタログはいまでも大切にとってあり,何となく綺麗なものを見たいときにページを開いています。大きな実物の作品の圧倒感はないけれど,その美しさは十分に伝わってきますから。うっとりします。

さて,今年の6月14日,Stanford大学でSteve Jobs氏が行ったCommencement address(卒業式の祝辞)の中で,彼が大学時代にCalligraphyのクラスに出席していたことが述べられています。shioはそれを読んで,そしてその後,iTunes Music Storeで配布されるようになった演説の音声を聞いて,彼がMacで文字のクオリティーにこだわる意味が分かりました。(shioゼミのみんな,この音声を聞き,この原稿を読んでください。感動するよ。人生の点は,後でつながるのです。)

現在のDTP文化は,彼がCalligraphyを学んだところに始まったといっても過言でない。Pagesでヒラギノを使った文書を作って印刷物と見まごうばかりの書類が簡単に作れるのも,shioお気に入りの英文書体でかっこよくて美しいドキュメントが作れるのも,こうして今見ている画面の文字がギザギザしていない滑らかな文字で見易いのも,すべて彼のCalligraphyから始まっている。Jobs氏は,だれもがクオリティーの高い文書を作れる文房具を作ってくださった。本当にありがたいことです。

文書全体を構成する各要素のうち,書体は,全体の雰囲気を決定する極めて重要な要素です。そのクオリティが高いことは,そのまま文書のクオリティの高さにつながります(もちろん,内容が重要であることはいうまでもありません)。15歳のshioがCalligraphyを始めたときの気持ち,きれいな字できれいな文書を作りたい,という気持ちを,そのまま具現化してくれているのがMacであり,それを作り育ててくださったJobs氏もまた,Calligraphyのココロを持っている。shioがMacが好きな理由がとてもよくわかりました。

Calligraphyをやっていてよかった。
というわけで「きれいな文書を作る道具としてのMac」のお話でした!?

Giverny (France) にて。GR Digital。
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2005.11.18

557:051117 GR Digital使用に関する質問へのお答え

shioがアップしているGR Digitalで撮影した写真について,いろいろとご質問をいただいております。個別にメールでお返事したりしているのですが,shio語録にあるように「一人の質問はみんなの疑問」ですので,blogに掲載することにいたしました。

【三脚の使用について】
shioがGR Digitalで撮影している写真の多くはISO64です(各写真をクリックしてflickrのサイトに行き,More PropertiesをクリックしていただくとExifデータをご覧いただけます)。そして夜の写真,たとえば,このphotoset(Paris at night with GR Digital)に含まれる写真でも,35枚中,ISO400が4枚,ISO200が4枚ある以外はすべてISO64です。当然,シャッタースピードは1/4, 1/2, 1秒といった長さになります。

そこで,三脚を使っているのかというご質問をいただいているのです。
答えはNo。shioは一切三脚を使っておりません。使っていないどころか,パリには三脚を持って行かなかったし,サンフランシスコにも持ってきていません。所有する三脚や一脚は,すべて日本においてきました。使いませんから。

上記のような遅いシャッタースピードの写真も含め,shioが撮影している写真はすべて手持ちです。それでもほとんどブレることなく撮れるのは,GR Digitalのストラップのおかげです。GR Digitalのネックストラップ(カメラの左右から両釣りするストラップ。本体に同梱されているハンドストラップではなく,別売オプションのネックストラップです)のおかげです。ネックストラップをピーンと張って撮影することによって,ほとんどブレを抑止することができます。これはCaplio GXのときから使っているワザ(というほどのものでもないけれど)です。

したがって,Caplio GX,Caplio GX8,GR Digitalは,本体の左右にストラップを通すアイ(金具)が付いていることで,ストラップを併用することにより,あたかも「手ブレ補正機構」を備えているようなものなのです。従来のフィルムカメラは左右の手とおでこ,および鼻で支えることによりブレを防止しました。しかし,モニタを見ながら撮影することの多いデジタルカメラの場合は,おでこや鼻に押し付けることができないので,ぶれ易くなります。だからネックストラップが非常に重要なのです。

ついでだから書いておきますと,一眼レフで撮影する場合,あるいはコンパクトカメラでモニタでなくファインダを使って撮影する場合,カメラは右手で持ちますか,左手で持ちますか? 左手です。カメラを右手で持つと,ブレます。右手の人差し指でシャッターボタンを押すからです。左手の上にカメラを載せて左手でカメラを下からがっちり支え,右手はカメラに添えるだけにして,そーっとシャッターボタンを押す。そうすると,ブレを最小限にとどめることができます。

【色調の修正について】
「先生のアップされている画像は色の修正とかされていますか? すごい鮮やかなので……。キャノン(の一眼レフ)よりコントラスト強いかな?って感じがします……。 」とのご質問です。

基本的に修正しておりません。撮影したまま掲載しております。
ただし,552:051112 GR Digitalで白黒やパリの夜の最初の5枚【GR Digitalで白黒っぽく】は,カラーで撮影したものを白黒にしたり,彩度を下げてコントラストを上げたりしております。それ以外,shiologyに掲載しているカラー写真は,すべて撮ったままです。色調も変えず,トリミングもせず,ともかく何も手を加えておりません。

shioは,写真は撮影時点で完成,と考えているので,原則的にあとから手を加えることはありません。何か別の必要がある場合とか,別の目的で色調を変える必要があるときには加工をしますが,とても稀です。もしかしたら写真の加工をするのは楽しいのかもしれませんが,それを仕事にしているわけではないし,なにぶん他にもやることが多いので,過去に撮った写真を加工している時間がないです。ともかくshioは写真を撮るのが好きなので,撮っただけで満足なのです。

コントラストが強いのは,小さいCCDの特性です。やはり小さいCCDはコントラストが高めに出ます。その辺は一眼レフとは違います。実はGR Digitalの設定で,コントラストを「-2」に設定し,シャープネスを「+1」に設定しています。つまり,コントラストを下げる設定にしていてもこの程度のコントラストは出るのです。それが小さいCCDを用いるコンパクトデジタルカメラの特性であり,GR Digitalも同様です。その特性を生かすのもまたGR Digitalを使う楽しみでもあります。

感覚としては,latitudeの狭いリバーサルフィルムで撮るようなものです。撮りたいものの明るさに合わせてその色が映えるように露出を決めるのです。GR Digitalはそれ以前のCaplio R2などよりも格段にモニタが見易く,忠実になったので,モニタを見ながらカメラを振って(カメラの向きを微妙に変えて)露出を決めることができます。Mamiya7やLeicaM6を使っていたときは,カメラを振って露出計を見ながら瞬時に絞りやシャッタースピードを調整して撮影していました。特にLeicaM6の場合は,屋外では露出計さえ見ずに露出を決定することも多くありましたが,それでも頭の中ではその場所の明るさを絞りとシャッタースピードの組み合わせに変換して手に伝えていたのです。

いま,デジタルカメラが忠実なモニタを備えることによって,「露出」あるいは「絞りとシャッタースピードの組み合わせ」という数値に変換することなく,モニタで直に露出(明るさと色味)を見ることができるようになりました。撮影経験の豊かな人が蓄積してきた「露出」という脳内データベースを必要とせずに,直接,撮影対象の明るさ,色味をモニタで見ることができるようになったのです。それがデジタルカメラのすばらしいところです。shioも,GR Digitalで撮影するとき,カメラを振って(上下左右に動かして)モニタを見ながら露出を決定しています。時には露出補正をします(右上にある上下ボタンを親指で操作すれば,直接露出補正ができます)。だから,ラティテュードが多少狭くても,自分の欲しい色を容易に得ることができます(本当はAEロックボタンがあると完璧なのですが)。

またGR Digitalは,露出マニュアルモードを備えています。マニュアルモードにして,絞りやシャッタースピードを変えてゆくと,モニタの映像が明るくなったり暗くなったりします。そしてオーバーやアンダーになったときには,真っ黒や真っ白になるのではなく,ぎりぎり被写体が見える程度で変化が止まり,モニタとしての役割を継続してくれます。もちろんオーバー・アンダーを示すバーやヒストグラムも表示できます(shioはヒストグラムを見ながら撮影したことはありませんが)。そういったしくみを複数用意することによって,いい絵,いい色,いい明るさを撮影者の意図どおりに得ることができるようにしてくれているカメラ,それがGR Digitalです。ですから,コントラストが高くても,気になりません。

【ズームがない!?】
GR Digitalにはズームはありません。「ズームがない???」という質問が実は一番多いです。「ズームがなくてどうするんですか」と言われても,それはズームがないカメラが欲しくてGR Digitalを使っているshioが最も返答に窮する質問です。

28mmのレンズを付けたGR Digitalを持って歩いているとき,shioの目は28mmになっています。21mm wide conversion lens(ワイコン)を付けて歩いているとき,shioの目は21mmになっています。そのほかのレンズでもいつも同様に,shioの目がそのレンズの画角になってモノを見ています。50mmのときは50mmの目に,85mmのときは85mmの目に,200mmのときは200mmの目に……。で,撮りたいものがあったら,カメラを向ける前から絵はでき上がっていて,それを単にカメラに定着させる行為が撮影です。

写真を撮り始めた当初,50mmF1.8のレンズを付けたカメラで,1万枚くらいシャッターを切りました。そしたらカメラをのぞかなくても,50mmレンズで撮れる絵が見えるようになりました。その後,35mm,85mm,28mm,200mm,24mmと同じようなことをくりかえし,それぞれの画角でモノを見られるようになりました。だからカメラがなくても,○○mmのレンズでこれを撮るとどうなる,という絵が自然と見えます。それも前後左右上下,360度から見た図を描けます。

そんなshioは,ズームレンズだとなかなかうまく撮れないのです。たとえば「50mmでこれを撮ってこういう絵にしよう」と思ってズームレンズの付いたカメラをのぞいても,ズーム位置が50mmではないことが多く,またズームの位置を50mmにぴたっとと止めることが難しいため,撮影までに時間がかかってしまい,その間に被写体の方はすでに動いてしまっています。だから結局28mm-85mmのズームレンズが付いているCaplio GX8などを使っているときにも,もっぱら28mmに固定して使っています。そうすれば28mmの目でモノを見ればいいのです。そしてズームレンズであっても広角側の28mmのみしか使わないのであれば,歪曲がなく画質の有利な単焦点レンズ(ズームしないレンズ)の方がいいに決まっています。GR Digitalはそのようなshioのニーズにあったカメラなのです。

もうひとつ,ズームを必要としない理由として,被写体の見方が挙げられます。
ズームレンズを使って撮影している人を見ると,撮影する対象の範囲の大小をズームを使って選んでいるように見受けます。ここまで入れようか,あれは入らないようにしようか,のように。つまり,被写体を枠で捉えているのです。しかしshioの被写体はいつも点です。撮りたいものはいつも1点です。写真はその点の周囲に広がっているだけです。だから,その範囲はあまり問題ではない。その点を浮き彫りにすることがshioにとっての写真撮影です。だから,ズームを使って枠の大小を決定する,というプロセスは必要ないのです。

それとは別にshioは,面で捉える写真も考えています。点を少し広くした面です(枠ではありません)。いつもshioがやっているように点を捉えてその周囲の立体感を表現するのとは別に,三次元の立体が平面に描き込まれる面白さを考えるのです。写真はその性質上,三次元空間を二次元に落とし込む作業ですから,いわば当たり前ですしいままで多くの人たちがやってきたことなのですが,普段,立体感を持って見ているものがペタンと平面的になるのはやっぱり面白いです。この場合も面は点が少し広がっただけなので,ズームレンズで範囲を調整する必要はないのです。

久しぶりに書いたらちょっと長くなりました。でもHappy Hacking Keyboard Professionalのおかげで書くスピードが上がりました。PFUに感謝です。今日は大学に行って,一日中,何かを書いていました。その勢いでblogも書いてしまいました。たくさん書いたので今日の写真は一枚だけ。

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2005.11.17

556:051116 GR Digital photos in San Francisco

ポリスアカデミー,発見!!
本当に存在するのですね。
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これはスタンフォード大学。
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2005.11.16

555:051115 GR Digitalへの希望

【GR Digitalへの希望】
GR Digitalのfirmwareがver. 1.0.8にアップデートされました。
これを機会に,GR Digitalに対して現在までに感じている希望をまとめて掲載いたします(少しずつ書きためたものです)。23日に入手して以来,毎日毎日,GR Digitalを肌身離さず持ち歩き,撮影を楽しませていただいております。リコーの皆様にそのことをまず心より感謝申し上げます。こんなにコンパクトでこんなに使いやすくてこんなに画質の良いカメラがあってこそ,この毎日の楽しみを味わうことができるのです。そのように,いつも持って歩いて毎日撮影を続けている大好きなカメラだからこそ,もっとこうなって欲しいという希望も大きくなります。現状でもとてもすばらしいカメラですが,もっと良くなって欲しい。そんな願いをこめて,5点程書かせていただきました。ご検討いただければ幸いです。

(1) 4方向ボタン「上」への機能割り当て
<現状>
「上」ボタンの位置が,撮影時やホールド時に親指を置く場所に近接しすぎているため,意図せずに押されてしまうことがあります。このボタンにはフラッシュのモード選択がアサインされているため,基本的に「発光禁止」にセットしている私は,いつの間にか「AUTO」に変更されていて驚くことがあります。GR Digitalは,フラッシュの使用が禁止されているような場所でも使うカメラ(そういう場所でこそ威力を発揮するカメラ)なのですから,フラッシュの設定が意図せずに変更される可能性があるのは望ましいことではないと思います。

<変更案>
フラッシュ設定を「右」ボタンにアサインしてはいかがでしょうか。このボタンは現在,何もアサインされておらず,また位置的にも無意識に押してしまう可能性が低いと考えられるため,フラッシュのように確実な設定が求められる機能は,このようなボタンにアサインする方が良いと考えます。これは,Caplio GX8とも同じ割当になりますから,Caplio GX,およびCaplio GX8を使用して来た経験からしても,このキーアサインにすればフラッシュ設定を不意に変更してしまう問題は生じないものと思います。

その場合の問題はフラッシュを表す稲妻マークをゴムの上に印刷することが難しい(印刷できてもこすれて消えてしまう)という点かと思います。そこでDISP.ボタンの上の辺りのゴム面積を少し減らしそこに印刷しても,実用上影響ないのではないかと思いますがいかがでしょうか。

(2) 4方向ボタン「左」のアラート音を鳴らないように設定したい
<現状>
このボタンは,撮影後に,最後に撮影された写真をレビューするために利用します。しかし,電源投入直後(撮影前)にこれを押すと,異様に大きいアラート音(ピピピピピッ)が鳴ります。極めて静かなカメラであるはずのGR Digital(それ以前のCaplio GX8などでもそうですが)にもかかわらず,このビープ音だけはけたたましく鳴ります。これは非常に困ります。この問題は以下のような状況で発生します。

1. 撮影する。
2. しばらく時間が経過して,カメラの電源が自動的にオフになるので,適宜,電源を入れる。
3. 直前に撮影した写真を見ようとして,いつものように「左」ボタンを押す。
4. しかし,電源投入後未撮影であるため,上記のアラート音が鳴る。

この音に非常に驚かされます。とくに,たとえば教会の中など極めて静かな場所で撮影している際にこの音がすると,周囲に非常に迷惑をかけてしまいます。ぜひ,この音は鳴らないようにしたい。

現状では,メニューのなかの「ブザー音」の設定で「すべて」を選んでいるにもかかわらずこの音が鳴ります。これは大きな問題です。また私は「ブザー音」の設定は「シャッター音」に設定していますが,それでも鳴ります。シャッター音だけが鳴り,それ以外は鳴らない,とおもって設定しているのに,このようなけたたましいブザー音が鳴るのは本当に困ります。

<変更案1>
電源投入後未撮影時であっても,それ以前に撮影した最後の写真を表示するようにする。私が最も望ましいと思う変更案は,これです。しかし,電源オフと同時にキャッシュも消去されていることでしょうから,再び同じ写真を表示するのは難しいのかもしれません。とはいえ,このボタンのすぐ上の再生ボタンを押せば,メモリ内の最新の写真を表示してくれるわけですから,不可能なことではないと思うのです。

<変更案2>
もし変更案1が難しいようであれば,アラート音のオンオフを選択できるようにする。

<変更案3>
それも無理なら,そもそもこのアラート音を鳴らないようにする。音ではなくて,モニタに例えば「表示する画像がありません」と表示するのでも十分なはずだと思います。

(3) ADJ.ダイヤルで「確定」できるようにしていただきたい
<現状>
ADJ.ダイヤルを押すと,各種設定を呼び出すことができ,そのまま親指でダイヤルを回して変更したいパラメータ(ISOなど)を選択し,人差し指のダイヤルでそのパラメータを変更できます。これは非常に使い勝手がいい。非常に優れていると思います。しかし,人差し指でパラメータを変更した後,それを確定するためには,親指を右下の「MENU OK」ボタンまで移動させる必要があります。

<変更案>
この確定操作もADJ.ダイヤルを押すことで実現できれば,親指と人差し指の位置を動かすことなく操作が完了し,完璧だと思います。ぜひ,ADJ.ダイヤルを押すことでパラメータの確定ができるようにしていただきたいです。あるいは,さらに,パラメータを選んだ状態でシャッターボタンを押すと,そのパラメータで確定した上,撮影モードに完全に戻る(撮影終了後にADJ.選択状態に戻らない)ようになってくれればもっといいかもしれません。

(4) 電源オフ時にもADJ.の選択状態を保持していただきたい
<現状>
撮影中,ADJ.ダイヤルを例えば「ISO」にして決定し,撮影を続行してまたADJ.ダイヤルを押すと,ちゃんと「ISO」が表示されます。ISO感度だけを変更しながら撮影する際に,いちいち毎回ADJ.ダイヤルを回す必要がなくて便利です。しかし,いったん電源が切れてしまうと,次に電源を入れたときには「+/-」に戻っています。

<変更案>
電源が切れても,ADJ.ダイヤルの選択状態を保持していただきたいです。

(5) P, A, Mでそれぞれ独立に設定を保持できるとありがたい
<現状>
現状,ISO感度など,ADJ.ボタンで設定できる内容は,P, A, Mの位置にかかわらず共通です。しかし,下記のような場合には,頻繁に設定変更をする必要が生じ,手間と時間がかかって不便です。これがワンタッチで変更できると非常に便利になります。
・頻繁にISO感度を変えながら撮影するとき。たとえば室内と屋外を行き来しながら撮影するような場合。現状ではそのたびにASJ.ボタンでISO感度設定を64←→400の間で交互に変更する必要があります。
・同様に室内と屋外を行き来するときは,ホワイトバランスも,「daylight」と「白熱灯」や「AUTO」を行き来します。
・頻繁に測距方法を変更しながら撮影するとき。たとえば,子どもと一緒に行動していて景色も撮影するときには,子どもを撮影する際には「AF/MF」を「スナップ」に,景色にカメラを向けるときには「マルチAF」か「スポットAF」または「無限遠」(状況によって異なります)に,というように設定を変更します。

<変更案>
もしP, A, Mの各モードで,ISO感度などの設定状態を独立に記憶していてくれるようになると,たとえばPにはISO64,daylightにしておき,AにはISO400の白熱灯でF2.4にするといった設定をしておけば,室内外を行き来する場合に,ダイヤルをちょっと回すだけで切り替えができます。フォーカスに関しても同様です。設定メニューの中で,各種設定を各モードで共通にするか,独立に保持するようにするかを選べるようにしていただけると非常に使い勝手が良くなると思います。

【GR Digital in Paris at night, part 5】
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554:051114 GR Digital in Paris at night

【Paris at night with Ricoh GR Digital, part 4】
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【昨日の外村家ランチとディナーから一品ずつ】
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2005.11.14

553:051113 GR Digital, Paris, San Francisco

【San Francisco, with Ricoh GR Digital】
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【Paris at night with Ricoh GR Digital, part 3】
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2005.11.13

552:051112 GR Digitalで白黒やパリの夜

【GR Digitalで白黒っぽく】
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【GR Digitalでパリの夜 part 2】
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最後の写真は,シャッタースピード1秒です。手持ちです。ストラップのみでブレを押さえている完全な手持ち写真です。

【dinner with 岡本さん】
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IMG_2277 ガイヤーンをたれに漬け込み中の図

IMG_2278 焼く前

IMG_2287 新湊の一夜干しするめ(ソースは、自家製マヨ、おろしニンニク、コチュジャン)

IMG_2288 エビ春巻き

IMG_2289 七面鳥の丸のあんかけ

IMG_2290 変わりサラダ(ヤムウンセンの具を、イタリアンアーティチョークレモンソースで)

IMG_2293 ガイヤーン(タイ風地鶏のもも焼き)

IMG_2294 ワンタンスープ(スープは地鶏の骨より煮だしたもの)

2005.11.12

551:051111 Caplio R3発売!!

【GR Digitalでパリの夜】
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もちろん全部手持ち撮影です。三脚は使いません。ISO200程度で1/4秒,1/6秒などです。GR Digitalなら手持ち撮影可能なスピードです。画質も十分です。

【Caplio R3発売】
リコー初の手ブレ補正内蔵カメラCaplio R3が発売されました。東京の友人Kが早速購入し,撮影した写真を送ってくださいました。きれいです。CCDシフト方式の手ブレ補正を使ってみたいです。今日のリコー公式GR Digitalブログは【R3も発売となりました】。Caplio R3で撮影した昆虫の写真が掲載されています。スバラシイ!! 現時点で最も先進的なデジタルカメラと行っても過言ではないかもしれません。28mmの広角が撮れて,1cmのマクロが撮れて,200mmの望遠が撮れて,14cmのテレマクロが撮れて,そのすべてで手ブレ補正が効く。こんなカメラ,他にないです。すごい!!

【本日のGR Digital写真】
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【デザート】
外村さんがSさんたちからいただいたおみやげです。とってもきれい。デリケートな甘さです。スライドショーは干菓子からどうぞ!!
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2005.11.11

550:051110 MicroTrack24/96

【GR Digitalでパリ写真の続き】
shioが借りていたアパートの入り口。
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Gare du Nord。「北駅」です。
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横位置写真なのに縦位置のように見える写真。(blog上では右端が切れて表示されてしまうので,写真をクリックして全体をご覧いただくと,よりわかりやすいかと思います)
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窓越しの撮影です。
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【Happy Hacking Keyboard Professionalの続き】
PowerBookG4のキーボードは優れているのに,外付けキーボードが必要な最大の理由は,画面を離して見たいからです。いま,画面から顔面までの距離は約80cm。shioにとってこのくらいが適正です。そして,外付けキーボードを使うことで,姿勢も良くなります。ラップトップ型コンピュータのキーボードは,筐体の奥側にありますから,それを使うとき,どうしても手を前に出すため,肩が前に出ます。その姿勢でしばらくキーボード作業を続けていると,肩甲骨のあたりが痛くなってきます。外付けキーボードを使うと,その辛さを回避することができるのです。だからshioは,ラップトップ型のコンピュータを使うときでもできるだけ外付けキーボードを使います。

Happy Hacking Keyboard Professionalをモモの上において打つとさらにリラックスできます。肘は腰の横に位置し,肩も手も自然な位置でキーボードを打つことができます。とても快適です。これもひとつのラップトップコンピューティングです。ただし,これにも欠点があります。長く続けていると手がむくむのです。やっぱりどんな姿勢も,同じ姿勢を長く続けるのは良くないということでしょう。だから,複数の姿勢を使い分けられる環境が最も体に優しいということになりそうです。ともかく毎日おびただしい量の文字を打っているので,キーボードを打つ環境が体に優しいかどうかは,健康に直結します。

昨日のエントリーにさっそくKoichさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。Happy Hacking Keyboardファンは意外と多いですね。私の親友Oも絶大なファンです。実は私も日本ではProfessionalではないHappy Hacking Keyboard Lite2を持っていましたがあまり使っていませんでした。でも友人のTさんが研究室にいらっしゃったとき,わざわざProfessionalを持ってきてくださって,ちょっと使ってみたら打ちやすい。もとをたどるとTさんのおかげで,こうしてProfessionalを購入することになったわけです。Tさん,どうもありがとうございます。

さて,昨日のエントリーで,Happy Hacking Keyboard ProfessionalをPowerBookG4につなぐ際に50cmほどのUSBケーブルを利用していると書きましたが,このケーブルは,PowerBookG4をデスクの奥に置いて,Happy Hacking Keyboard Professionalを手前に置くと,ちょうどいい長さなのです。もちろん,モモの上に置くときにはもっと長いケーブルを使います。

Happy Hacking Keyboard Professionalの利用に限らず,短いUSBケーブルを持っていると便利です。現在shioは5つの用途に使っています。

1. 携帯の充電。shioが使っているモトローラのRAZRはUSBで充電する仕様ですので,MacとUSBケーブルでつないでおけば充電できます。
2. 毎日持ち歩いているメモリカードリーダーBuffalo MCR-C8/U2をMacにつなぐ。デジタルカメラをつなぐこともできますが,カメラを直接つなぐよりもメモリカードリーダーで読み込む方がshioの環境では3倍くらい速度が速いので,カメラを直接つなぐことはありません。
3. Happy Hacking Keyboard Professionalをつなぐ。
4. MicroTrack24/96を接続して充電,及びデータの保存など。MicroTrack24/96については以下に書きましょう。
5. 携帯やMicroTrack24/96のようにUSBを充電に使う機器と,USBケーブル接続用のACアダプタを接続して充電するとき。このようにUSBケーブルを使って充電することになれてしまうと,専用のACアダプタで充電する仕様の機器のすべてをUSBに替えてほしいと感じます。ケーブル,ACアダプタを共用できるだけでなく,PowerBookG4さえあれば充電できるのは非常に便利だからです。

【MicroTrack24/96が届いた!!】
M-AUDIO製MicroTrack24/96。購入しました。届いたときのファームウェアはver. 1.0.2。M-AUDIOのサイトを見ると,ver. 1.1.5がリリースされていました。さっそくダウンロードしてインストール。ようやく,日付と時刻を設定できるようになりました。これが最も待ち望まれた機能。ようやく,現実に使える機材になりました。今回のバージョンアップで最も重要な改良はこれだと思います。なのに,M-AUDIOのサイトにあるリリースノートに書いていない。不思議です。タイムスタンプが付かないからという理由で,購入を控えている人がいるくらいなのに。

昨日まで使っていたRolandのR-1の音は非常に優れているけれども,MicroTrack24/96の方が上回っている点がいくつかあります。

1. 軽い。毎日カバンに入れているので,軽さは重要。
2. 小さい。同上。
3. 充電式。R-1は単三乾電池2本を利用します。そして1回の充電で録音可能な時間は約3時間。なので,かならず予備の電池を持ち歩きます。充電式の乾電池を使っているので,複数日にわたって出かけるときは,当然,充電器も持ち歩きます。荷物になります。
4. 録音日時のスタンプが付く。R-1の最大の欠点はタイムスタンプが付かないところ。極めて不便です。それだけでもMicroTrack24/96にアドヴァンテージがあります。

いい音で録音したい人にお勧めです。
なお,ソニーも満を持して,メモリ式のポータブルレコーダーをリリースしました。リニアPCMレコーダー『PCM-D1』です。ソニー製のポータブルDATを愛用していたshioとしては,早くソニーが駆動部分のないポータブルレコーダーを出してほしいなあと首を長くしておりましたので,非常にうれしいニュースでした。でも……。価格が20万円。MP3にも非対応。うーーむ。shioが考えていたのとはちょっと違いました。はぁ。残念。というわけで,shioは当分,MicroTrack24/96で録音をしたいと思います。

【本日の外村家の夕食】
輝くようなイトヨリ
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を焼いて,
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食べました。
完食直前。このあと,頭を分解してきれいにいただきました。
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549:051109 Happy Hacking Keyboard Professional

【Paris with リコーGR Digital】
朝です。マクドナルドではありません。
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撮影中でした。
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螺旋。
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Les Deux Magotsでタルトタタンを食べました。奥のアイスクリームをのせて食べます。絶品です。
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【Happy Hacking Keyboard Professional】
念願のHappy Hacking Keyboard Professionalを購入し,届きました。ここ数日,これを使って書いております。打ちやすい。というか書きやすい。指に無駄な力が入らなくなりました。だから疲れにくい。昔のアップルのキーボードを彷彿させます。うれしいのは,Deleteキーの位置。普通のキーボードは右上の遠いところ(4段目(一番上の段)の一番右)にありますが,Happy Hacking Keyboard Professionalは3段目の一番右にあります。つまり2段目にあるリターンキーのすぐ上。

購入する前,これが唯一の心配でした。いつもは4段目にあるDeleteキーを薬指で押しているのに,はたして3段目にきたことで打ち間違えるのではないか,と。使ってみたらそれが杞憂であることがわかりました。それどころか,3段目の方がはるかに右手に楽なのです。なぜか。

Deleteキーが4段目にある場合,薬指で打ちます。右手を少しねじるようにして薬指を伸ばせば,手のひらをホームポジションに置いたままでも届くからです。しかし,3段目にきたら,小指で打てる!! 小指をちょいと伸ばせばDeleteキーに届くのです。だから,手首をねじる必要がない。つまり,全くホームポジションから手を動かすことなく,Deleteできるのです。楽。他のキーボードもこうすればいいのに。

それから,MacOS Xのことえりを使っていて,「かな」と「英数」の切り替えがどうなるかとおもっていましたが,これは購入する前から頭の中でシミュレーションして使い勝手に問題ないことを確認していました。実際に使ってみて,やっぱり大丈夫でした。方法は2つ。

(1) command+spaceで交互に入力モードを変更する方法。MacOS伝統の方法です。これで普段は問題ありません。

(2) Control+Shift+Jで「かな」,Control+Shift+;で「英数」,ついでにControl+Shift+Kで「カナ」。これで,ことえりで便利な「かな」キー2度押しとか「英数」キー2度押しといった操作も難なくできます。このControl+Shift,一見押しにくそうですが,実はControlとShiftは左手小指で同時押ししてしまいます。だから簡単。うまくできています。ことえりのキーアサインを考えているのはKさんかしら? これは使いやすいです。さらに言うと,shioが多用する単語登録も,Control+Shift+Nです。文章を書いていて辞書に登録したい単語が出てきたら,これでさくっと登録します(さきほども「Happy Hacking Keyboard Professional」という単語を読み「ははき」(源氏と空蝉が出てきそうな読みですが)で登録しました)。

というわけで,大満足しております。
やっぱりもっと早く買えばよかった。
ヨドバシカメラで24,900円の10%還元(ただしいつもなぜか「お取り寄せ」)です。

このキーボードの特徴は,キーがオンになる位置が浅いこと。つまりほんのちょっと押しただけで,キー入力されます。だから,軽快なのかもしれません。そこが絶品と名高いMacの昔のキーボードとちょっと異なるところです。

Happy Hacking Keyboard Professionalを入手してから,毎日持って歩いています。まさかキーボードを持って歩く人間になるとは思っておりませんでした。PowerBookG4のキーボードは,ラップトップ型のキーボードの中では秀逸だと思います。しかし,Happy Hacking Keyboard Professionalはいい。さいわい,こちらではすべての移動がクルマなので,重さ520gのキーボードを持ち歩くとのも大変なことではありません。

なお付属のUSBケーブルは異様に長いので,50cmほどの短いUSBケーブルを使っています。これ1本あると,いろいろと便利なのです。その辺のことはまた明日。

548:051108 さかえ寿司

旧友Uがサンフランシスコに来訪。
ご同行のみなさまとともにさかえ寿司へ。
おいしいお寿司を堪能いたしました。ごちそうさまでした!!

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2005.11.06

547:051105 GR Digitalでオペラ座

【GR Digitalでオペラ座】
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床に腹這いになって撮影しています。
この日は21mm wide conversion lensを持っていなかったので,標準の28mmでの撮影です。でもそれで十分な気がします。やっぱり28mmっていいなあ。そしてこんなに小さいカメラでこんなきれいな写真が撮れてしまうことにも感動。一眼レフを持って歩かなくてすむのは本当にありがたい。

【GR Digitalのケース】
GR Digitalが横向きになるようにネックストラップを付けると,困るのはケース。純正の革ケースはGR Digitalが縦になるようにネックストラップを取り付けて使うように設計されています。しかしshioは,Caplio GX8などと同様,GR Digitalが横になるようにストラップを取り付けて使う方が好き。そこで,とりあえずCaplio GX8用のケースを流用しています。柔らかい革です。GR Digitalに使うにはちょっと厚みがありすぎますが,ちゃんとGR Digitalを横にして収まるし,そのまま肩からタスキがけにしていても違和感がないです。さらにケースとして非常に重要な要素は,カメラを取り出した後,つまり撮影中に邪魔にならないこと。Caplio GX8のケースのように,薄く軽く柔らかい革製ならば,カメラを取り出した後にポケットに入れておいても気になりません。カメラを取り出したのにカメラと同じ容積をとるようなケースは不必要です。

願わくば,Caplio GX8用のケース同様の柔らかい皮革を使ってGR Digitalにぴったりサイズのケースを作っていただきたいです。ベルトストラップも金属リングも不要。シンプルなケース。あったらいいなあ。

【引き続きGR Digital】
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【ナンバープレートが届いた!!】
shioのクルマにナンバープレートが届きました。結構カッコいい番号。さっそくプラスドライバーでフォレスターの前後に取り付け。ようやくクルマらしくなりました。封印をしてあるわけでもなく,単純にねじだけで取り付けます。だから,あまり魅力的なナンバーを取得してしまうと盗まれる危険がありそうです。

2005.11.05

546:051104 パリの長い影

【GR Digitalでシャンゼリゼ】
シャンゼリゼ通りを歩きながらGR Digitalで撮った写真。パリの秋,長い影がステキです。
モニタもファインダも見ずに撮影しているものもあります。首からGR Digitalを下げたまま,右手又は左手の親指でシャッターボタンを押しています。いわゆる,ウエストレベル撮影です。

スライドショーなどはphoto set 「パリの長い影」からどうぞ。

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545:051103 GR Digitalでお城写真

【shiologyの価値!?】
ブログの価格を算定してくれるというサイト。shioも試しにやってみたところ,2,258ドルでした。


My blog is worth $2,258.16.
How much is your blog worth?

blogに値段をつけちゃうっていう発想が面白い。どんな計算をしているのかが興味のあるところ。25万円いただいても,shiologyを売ったりしませんけど。

【GR Digitalでお城】
544:051102 お城の朝食に引き続き,Château d'Ermenonville(エルメノンヴィーユ城)の写真。

GR Digital。21mm ワイコンを付けて朝,池の上から。
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同じく朝。
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オールナイトで踊っていました。その上この日は,サマータイムが終わる日。午前3時が午前2時に逆戻りする日です。だからいつもより1時間夜が長い。オールナイトなパーティーにうってつけの日なのです。
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21mm ワイコン付きのGR Digitalで,星を撮影してみました。シャッタースピードは30秒。お城の外灯の光がちょっと写り込んでしまいましたが,長時間露光をしてもこのとおり,きれいに撮れます。
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105枚あります。写真をクリックすれば拡大されます。また,大きい写真を順に見たりスライドショーにして見たりする場合は,photo set “à Château d'Ermenonville”からどうぞ!! EOS 20D EF24mm F1.4で撮影したものが少し含まれていますが,ほとんどはGR Digitalで撮影したものです。

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2005.11.04

544:051102 お城の朝食

先週,パリの北東にあるお城,Château d'Ermenonville(エルメノンヴィーユ城)に一泊しました。従姉妹の結婚式に出席するためです。今日はお城の朝食の写真をお送りいたします。スライドショーにしたり,順番に拡大してみたい場合ははphoto set “le petit déjeuner à Château d'Ermenonville”からどうぞ。撮影はEOS 20D EF24mm F1.4です。一品一枚以上撮るようにしましたが,品数が多く,shioももちろん食べたりしゃべったり,あとヴァイオリンを弾いたりしていたので,撮りのがしているお料理もあります。
これ以外のお城写真は次のエントリーで。

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2005.11.01

543:051031 GR Digital in Paris

【GR DigitalでGivernyのお花】
まずはこの写真をご覧ください。すべてGR Digitalで撮影したものです。スライドショーはphoto setからどうぞ。
GR Digital公式ブログでトラックバック企画「GR Digitalで撮る「秋」を」やっているので,一応,トラックバックさせていただきました。この花はすべて秋のGiverny(ジベルニ。パリの北西88kmにある村)で撮影したものですから。

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【ParisからSan Franciscoへ】
パリから帰って来ました。shiologyの一日のヒット数が2,000を超えるようになって来たため,1週間も書いておらず読んでくださっている方々に申し訳なく思っております。残念ながらパリではほぼネットつながる環境になかったため1週間ぶりのエントリーとなりました。以下はSan Franciscoへ戻る機内で書いております。

さてこの1週間,空いている時間にはGR Digitalで撮影しました。あちこち動き回っていた合間に撮影した総枚数1,860枚のうち,GR Digitalでの撮影は1,430枚です。人と会って話をする時間が多く,あまり写真を撮って回る時間がなかったので,ちょっと少ないです。
24日:20枚(San Francisco発)
25日:50枚(Paris着)
26日:231枚
27日:263枚
28日:319枚(Giverny)
29日:487枚(Chateau d’Ermenonville宿泊)
30日:490枚(Parisへ戻る)
31日:2枚(Paris発San Francisco着)

これらの写真は徐々に公開して行きます。
持参した機材は下記の4台。
・リコー GR Digital
・キヤノン EOS 20D EF24mm F1.4
・リコー Caplio GX8
・リコー Caplio R2S
shioが使った頻度の高い順です。

パリで出会った多くの人々の中にはプロの写真家もいました。GR Digitalを見せると彼らは一様に買いたがっていました。どのようにすれば入手できるか,真剣に考えていました。写真がわかる人にはGR Digitalは常に大人気です。

【GR Digitalを手放せない!!】
1週間,GR Digitalを使った感想。いままで様々なデジタルカメラを使って来ましたが,ようやく「これ1台で十分」というデジタルカメラに出会えた,といった感じです。撮っていて気持ちいい。気分もいい。仕上がりにも満足。今回,EOS 20D EF24mm F1.4を使ったのはChateau d’Ermenonvilleに宿泊した一晩だけで,それ以外は一眼レフは全く使わず(持ち歩くこともせず),すべてGR Digitalで撮影していました。GR Digitalがあればshioが望む写真が思うとおりに撮れるからです。その理由は一言で言うと,カメラとしての全体のバランスが絶妙にとれている所にあるのだと思います。これからその要素を思いつくままに挙げて行きます。

<筐体の大きさ重さ触り心地>
ちょうどいいです。内ポケットに入れていても違和感がない。肩にタスキがけにしていても負担がない。撮りたいときにさっと撮れる。グリップのゴムの感触がとてもいい。さらに筐体の剛性が高いので手の延長として使いやすい。だからファインダやモニタを見ずとも思いどおりに撮影できる(親指でシャッターを切ることも多いです)。一眼レフのように周りの人を圧倒しないから気軽に撮れる。やっぱりこの筐体こそ「GR」です。

<ストラップ>
shioは室内や夜間,1/2秒や1秒といったシャッタースピードの撮影でもすべて手持ちなので,ストラップが重要です。当初26日は,フィルムの名機GR1と同様にカメラが縦になるようにストラップを取り付けて終日撮影しましたが,どうにも落ち着かない。GR1は多くの場合おでこにカメラをくっつけてファインダーをのぞきながら撮影しますから,撮影中にはストラップの位置は無関係。むしろカメラの右横にストラップがない方が,撮影時にストラップが煩わしくなくて快適でした。しかしGR Digitalは多くの場合モニタを見ながら撮影します。そして遅いスピードでシャッターを切るときには,カメラを前に押し出すように構え,ストラップをピーンと張ってブレを抑止します。その用法を多用するshioは,やはりCaplio GX8などと同様,カメラが横型になるようにストラップを付ける方が快適です。

<ゴムのグリップの効用>
グリップのゴム。もちろん手触りや握り心地がよく,手に吸い付くような感じさえします。しかしそれ以外にも効用あり。夜,暗いところで縦位置で撮影する際,地面とか手すりなどにGR Digitalを縦に密着させて低速シャッターを切ります。そのとき,このゴムが滑り止めとなってくれるのです。シャッターボタンを押したときに横にずれないし,安定するのでブレも防止できます。

<フォーカスが確実>
マルチAFにしていても,ピントを合わせたいところに即座にピントが合ってくれます。Caplio R2SとはマルチAF時の合焦点を選ぶアルゴリズムがちょっと変わったように感じました。もちろんGR Digitalの方が快適です。

そして念願だった「真ん中1点での合焦」モードも「スポットAF」として搭載されました。ありがたい!! どんなときでも撮影するときには必ずピントを合わせたい点が1点に定まるshioとしては,小さいフォーカスエリアでピシッとピントを合わせたいのです。Caplio R2Sを使っていて不足を感じるのはその点でした。GR Digitalは,ようやくその機能を搭載したのです。しかし……,この1週間GR Digitalを使ってみると,実際のところはほとんどマルチAFで撮影していました。マルチAFがカシコイためです。shioがピントを合わせたいと思っているところをGR Digitalがわかってくれているような快適さ。フォーカスに関しては,フィルムの名機GR1を超えています。

<モニタが見やすい>
デジタルカメラで撮影する際に重要なのはモニタの見え具合。GR Digitalのモニタは十分見やすいです。2.5インチで20万画素あると,モニタに映し出される情景は,すでにそれ自体が「絵」です。それを写しとめるという感覚。これが大きくきれいなモニタのありがたみであり,GR Digitalの撮影感覚です。

<シャッターの感触と音がいい>
シャッターボタンの感触がいいです。深さと重さも適度。さらにシミュレーションされているシャッター音も快適。撮影のダイレクト感が耳からも伝わって来ますし,なによりシャッタースピードに連動しているところがいい。遅いシャッタースピードを多用するshioは,シャッター音によってシャッターが開いている時間を感じていますから,実際のシャッターの開閉に連動したシャッター音は本当にありがたいです(これはGR Digital以外のリコーの現行デジタルカメラにも共通していますが)。

<画質がいい>
これは言うまでもないことです。GRですから。
一眼レフを持って行く必要を全く感じさせない理由のひとつはこの画質です。従来のコンパクトデジタルカメラはほぼすべてズームレンズを搭載していた(そういえば数少ない単焦点レンズを付けていたIXY Lもズームになってしまいました)ので,画質には常に我慢が必要でした。きれいに撮りたいと思ったら単焦点レンズ(ズームではないレンズ)が付いている一眼レフ(shioの場合は,今のところ,EOS 20DにEF24mm F1.4という単焦点レンズを付けっぱなしで使っています)が必要になってしまいます。でも,GR Digitalはようやくコンパクトデジタルカメラに単焦点レンズ。それも高画質。そしてその画角は28mm。shioがもっとも好きなレンズです。何年待ったことか。リコーさん,ありがとうございます。

このレンズ,やっぱりボケがきれいです。やんわりとボケてくれます。シャープさはある程度,カメラの設定や後処理(shioはまったくやりませんが)で補えますが,柔らかく自然なボケをデジタルな処理で描き出すのは簡単ではありません。たとえば五角形に光ってしまっているボケを,すべて円形に直すなんて,ちょっと気の遠くなる作業です。やっぱり,基本的には撮影時にできるだけいいものを撮ることが大切です(shioは撮影時に「完成品」を撮っているつもりです)。だから,いいレンズは不可欠。GR Digitalのボケはきれいです。

<21mm wide conversion lens がスバラシイ>
shioはここ数日,GR Digitalに21mm ワイコンを付けっぱなしでした。もちろん21mm用のゴムのフードも付けっぱなしです。付けっぱなしにして撮影しながら,28mmが必要なときにはぱっと取り外せます。ジョイントがバヨネット式になったのでワンタッチで付け外しができるからです。とりはずした21mm ワイコンはポケットへ。フードも付けっぱなしですからレンズが汚れる心配もありません。

この21mmレンズ,ちゃんと電子接点があるので,21mm ワイコンが付いていることをカメラに伝えてくれます。だから撮影した写真のデータもレンズの焦点距離が(4.40mm(35mm換算で21mm))になっています(28mmのときは5.90mm)。

画質は申し分なし。きれいです。このワイド感がこの小さい筐体で撮影できるところがすばらしい。そして21mm ワイコンとフードを付けたGR Digitalはかっこいいです。

では明日以降も,パリで撮影した写真を掲載いたします。GR Digitalについても気づいたところがたくさんあるので,書いて行きたいと思います。

542:051024 パリへ

【GR Digitalの付属品,開封】
昨晩は4:30まであれこれやっていたため,起きたら9:30。パリ行きの荷造り。
一段落してGR Digitalのオプション類を開封。
昨日は本体を開けてオプションの両釣りストラップを付けたところまででした。まず驚いたのは,フードが巨大なこと。様々なサイトで写真を見ていたし,親切なMさんが「これが全付け状態です」なんてGR Digitalの発表会で撮影してきた写真をメールで送ってくださったりしていたので,大きいことはわかっていたけれど,実物は本当に大きい。大きいフードは効果も大きい(!?)からgoodです。

フードや21mmワイコンを接続するアダプタリングが,バヨネット式になりました。やっぱりこの方が使いやすいはず。実際,いままでのCaplio GX8だと,くるくるくるくるねじを回す必要があって,付け外しが面倒でした。

21mmワイコン,フードとアダプタリング,外付けファインだを,すべて付属していた巾着にいれました。ちょっと巾着はパンパンになりますが,ぎりぎりOKです。

【メモリカードリーダーを使う理由】
shioのところには,様々な方から様々な質問をいただきます。shiologyにいただいているコメントもあります。お返事を書けずにたまっていて申し訳ないのですが,徐々にお返事を書いてゆくつもりです。

今日はメモリカードリーダーを使う理由について。
昨日のエントリーの中で【撮影の最小装備】について書きましたが,その6.でUSB接続のSDメモリカードリーダーを使うと書いています。カメラを直接接続しないのはなぜですかという質問をshioゼミOBのYからいただきました。

shioが持っているUSB接続のSDメモリカードリーダーを使うつもりでおりましたが,実はその後,実際にiPod camera connecterに接続してみたところ,iPodからは認識されませんでした。うーむ残念。しかたがないので,別のメモリカードリーダー(Buffalo MCR-C8/U2)を使っております。

さてメモリカードリーダーを使う理由。
iPod camera connecterは,写真を読み込む速度が遅いです。だから,出先でちょっと休憩したときにiPodに読み込んで……というときにカメラを直接つないで読み込み始めると,結構な時間を必要とするため,読み込みが終わるまで次の撮影ができません。撮りたい瞬間にカメラがスタンバイしていないという状態はできる限り避けたいので,shioはカメラを直接MacやiPodに接続して読み込むことはありません。必ずメモリカードリーダーを使って読み込みます。そうすれば,カメラに別のメモリカードを入れればすぐに撮影を続行できますし,iPodへの読み込みが途中であっても,そのままカバンに入れて(ジョイント部分で折れないように気をつける必要がありますが),歩き始めることもできます。また概して,カメラから直接読み込むよりもUSB2.0接続のメモリカードリーダーの方が速度が速いです。なお,CFカードも,同じようにUSB接続のCFメモリカードリーダー(Buffalo MCR-CF-LT/U2)を使っています。

【トレシーは不可欠】
他に,撮影時に持って行った方がいいものを教えてくださいとのご質問。
東レのトレシー。必需品です。
shioはレンズにプロテクト用のフィルター(プロテクターなどと呼ばれます))を付けません。いままでいろいろと試しましたが,プロテクターを付けると画質はかなり悪化します。たしかにプロテクターが新しいうちは,ほとんど問題はありません。ですが,使っているうちに汚れて来ます。すると何で拭いてもきれいになりません。拭くとさらに全体的に汚れます。だから,プロテクターは付けない。レンズ,むき出しで使います。そうすると,どんなに気をつけていてもレンズに触ったりしてしまいます。そこでトレシー。レンズはトレシーで一拭きするだけできれいになります。眼鏡を使わない人はわざわざトレシーを買うとちょっとお値段が高い。そういう場合はユニクロに行きましょう。洗顔用の布として売っているものが,実はトレシーと同じ働きをしてくれます(たぶん同じものでしょう)。

なお,一眼レフの場合,レンズが汚れないようにする工夫としては,常にフードを付けっぱなしにしています。shioのEOS 20DにはEF24mm F1.4というレンズを付けっぱなしなのですが,そこには常にフードも付けてあります。レンズキャップはしません。こうすることで,レンズに不意に触れてしまうアクシデントをかなり防ぐことができます。それでも汚れたらトレシーで拭く。

というわけで,トレシー,お勧めです。

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