487:050830 予防
朝,万里子さんの歯医者さんへ。
子ども専門で,すごく楽しい歯医者さん。予約時間の9時に行くと,すぐに診療開始。衛生士さんが口腔内のお掃除をしてくださって,

準備万端になったらドクターによる診察。

よく磨けていたり,歯垢がついていないなど,いいところが見つかるたびに,子どもとhigh-five(高く挙げた手のひら同士でバチン)をして喜び合う。子どもが行きたくなる歯医者さんです。

そもそもこの歯医者さん,最初に予約を取るとしばらくして絵本

が送られてきます。その絵本の主人公は「Mariko」。Marikoが歯医者さんに行く様子をお話にした絵本です。絵本の中には何度も「Mariko」が出てきます。つまり,子ども一人一人にPersonalizeされた絵本なのです。子どもは自分の名前で語られるその絵本を読んでから歯医者さんに行くので,歯医者さんでの体験はすべて絵本の追体験となります。だからあらかじめ不安が払拭されている。すばらしいシステムです。子どもが行きたくなる歯医者さんとはこのことです。

診療中は天井からぶら下がっているモニタで子供向けの映画を鑑賞。診察が終わった後は,お土産におもちゃをもらえます。

米国の歯科医療は「予防」が主です。医療費を抑制するという目的もありますが,誰しも虫歯になりたくないのは当然。だから,6ヶ月ごとに歯医者に行って,歯科疾患の予防をするのです。さらに成人の多くは歯列矯正をして歯並びを整えていますから,お金をかけて矯正をした歯を虫歯や歯周病などで失いたくないのが道理。だから予防です。したがって,歯医者さんに来ている子どもたちも「患者」ではなく,「お客さん」なんですね。お客様に対してサービスをする,という発想で成り立っていると考えれば,前述のようなしかけだって自然です。

医療サービスも法律サービスも,本来の社会的使命は病気の予防,紛争の予防。みんなが気持ちよく生活できる社会でありたいです。
そのあと,外村さんをSan Joseまで送り,万里子さんをpre-schoolに送ってからStanfordへ。Palo AltoについたところでForester,2度目の給油をしました。キャンパスのはずれに車を停めて歩く。まずは一年分の駐車券を買いに行く。キャンパスの反対側までキャンパスをつっきって歩いたところ15分ほどかかりました。
駐車券の販売所に到着すると,長蛇の列。新年度の開始直前だからしかたがありません。おとなしく列にならびました。CISのディレクターから教職員用の駐車券を購入する資格があることを証明する書類をいただいていたので,サインひとつで購入することができました。
Stanfordのキャンパスには様々な駐車場があるのですが,建物に近いところにある駐車場はすべて「A」。「A」のチケットを貼ったクルマだけが駐車することができます。shioが買ったのはこれ。年額510ドルです。高いなあ。とはいえ月額5,000円程度ですから,許容範囲でしょうか……。
また歩いてAPARCへ。今日はここで,京都府副知事らがいらっしゃって懇談会があるので,shioはお願いして出席させていただきました。副知事とお目にかかって名刺をお渡しすると,安念潤司先生と駒場で同期とのことでした。安念先生は,どこに行っても有名人です。
そのあと,外村さんに面会にいらした会計士の石原さんと懇談してから,外村さんとSan Franciscoへ帰宅。途中,韓国系スーパーで買い出し。
ここSan FranciscoやSilicon Valleyには,日本食スーパー,韓国系スーパー,中国系スーパーがあちこちにあって,日本人が普段食べている以上に必要なものがすべてそろいます。その意味では非常に住みやすい土地です。
さて今日の夕食。photo set
メインは昨日外村さんが干物にしたカマス。

昨日のエントリーにTさんとitoさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
Tさん,魚の食べ方をおほめいただき,ありがとうございます。魚をきれいに食べるのは趣味です。お魚さんに感謝。
itoさん,いつもshiologyをご覧いただき,ありがとうございます。確かに転勤といえば転勤ですかね。Stanford大学のロースクールにあるCenter for Internet and SocietyにVisiting Fellowとして研究に参りました。とはいえ,成蹊大学法学部助教授,東京大学先端科学技術研究センター特任助教授,政策研究大学院大学客員教授の籍はすべてあります。もちろん2年ほどで日本に戻ります。月刊アスキーの連載も続いております。9月18日発売の次号で,連載36回。3年続きました。ご興味があればそちらもどうぞご覧くださいませ。
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Tです。
今日のエントリーは、本づくりをしている者にとって、とっても刺激的でした。本を読む側(治療を受ける側)に立ってみると、こんなに大きな役割を果たせるんだ、ということを見逃していました。
おそらくオンデマンド出版のシステム(Iphotoを写真集にするような)を使っていると思います。日本でも同じ機械はあるのですが、このような使い方はまだ誰も考えていないのではないでしょうか。
*ブログ始めました。まだ使い方などままならないのですが。
Posted by: T | 2005.08.31 15:12
日本で歯科医師をしているものです。
歯医者でmarikoさん用の絵本があるというお話が書いてありましたが、それはどのようなものなのでしょうか。
よろしかったら詳しく教えて頂けないでしょうか。名前の所だけmarikoさんの名前が書き込めるようになっているのでしょうか。
そのようなものが私の診療室でも用いることが出来たらいいなと考えています。
よろしくお願い致します。
Posted by: 平瀬直子 | 2005.08.31 23:33
実は私も ito さんと同じ事を疑問に思っていて、毎日少しずつ過去のエントリーを読み返しているところでした。質問のメールをしようかと迷っていたのですが、入れ違いにならなくてよかったです。
研究の為の渡米なのですね。実りのある 2 年間になる事を祈ってます。
Posted by: Aki | 2005.09.01 02:39