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2005.06.30

436:050629 尺八入手!!

先端研に寄って書類提出。

政策研究大学院大学で院生の方々とランチ。
写真談義。斜めなのに斜めじゃない写真の話。

13:15〜16:30:政策研究大学院大学で著作権法講義の4回目
・写真の著作物
・削除
・二次的著作物
・編集著作物
・データベースの著作物
・共同著作物
・結合著作物
・「創作した」の意義
・著作者の推定
・職務著作
・映画の著作物の著作者
・公表権
・氏名表示権
・同一性保持権

終了後,実家に行き,尺八を受け取る。
20年以上前からずーーーっと欲しかった尺八。
祖父の形見であり伯父の形見である尺八。
ようやくいただくことができました。うれしい限りです。
祖父が愛用していたものだから,ものすごく古いものだけど,ひびが入ったりカビが生えたりしている様子はなく,全く問題なし。
おじいさま,おじさま,ありがとうござます。大切に使わせていただきます。
そのうえ,古ぼけた布の袋の代わりに母がキルティングでケースを縫ってくれました。感謝です。

さて,尺八というものを初めて持ってみる。想像していたより意外と重い。先の方は竹の根元に近い部分だから肉厚で密度も濃いからなのでしょう。
上下2つに分かれている管をつなぐ。穴は表に4つ,裏に1つ。
適当に押さえてさっそく吹いてみる。
とってもとってもいい音。
重厚で渋くて迫力があって豊かで複雑な音。
あぁ,これがshioが求めていた尺八の音よ。

尺八の音階はD, F, G, A, C, D(レ,ファ,ソ,ラ,ド,レ)なのですね。いい雰囲気。
吹いてみてまず気づくことは,同じ原理で音を出すフルートやケーナよりも,音色の幅が遥かに広いことです。それが尺八の魅力です。つまり,フルートだときれいな音が出る口の形や息を吹くポイントは「点」に近いのに対して,どうやら尺八は口の大きさをいろいろ変えても様々な音色の音が出るし,吹きこむ角度でも音色が変わる。もちろん吹く角度を変えると(これをメリ・カリというのですが)音程が変わるのはフルートやケーナと同じ。だけど,音の出るストライクゾーンが広いので,音色のバラエティーが豊かなのです。

見方を変えると,フルートでは通常「クリアな音」のみが演奏に使われるのでストライクゾーンが狭いけれども,尺八の場合,ノイズや倍音成分の変化まで含めて演奏に使えるから,結果としてストライクゾーンが広いということになるともいえる(ただしジャズなどではフルートも倍音を駆使して面白い演奏をします)。

ともかく,尺八は面白い。
音色を作るのが面白くて,帰宅してから1時間くらい,思いつくままにいろんな曲を吹いてみました。単純なのにとても深い楽器です。

iPodが20GBと60GBになり,いずれもカラーになりました。値段も下がりました。iPodで写真を見(せ)るのは楽しいので,そろそろ買おうかなあ。

2005.06.29

435:050628 レゴ問題

1限・2限:shioゼミ
・医師の説明義務と輸血拒否
論点に飛びつかないで,ゼロから法律構成しましょうね。

3限:shioゼミ1年
・債権とは何か
・債務とは何か
・債務はなぜ発生するのか
・債務法か債権法か
・債権と物権の関係
・民法の本質
今日は民法のエッセンスをやりました。

4限:民法2発展講義
債権の第三者に対する効力をやりはじめたところ,学生の発言から保証の話に移り,結局担保について一通り講義してしまいました。
・担保とは何か
・物的担保と人的担保
・抵当権の特色
・保証と補充性
・連帯保証
・所有権留保
・仮登記担保
・根抵当
・譲渡担保
・引渡し
・現実の引渡し,簡易の引渡し,占有改定
・金融の歴史は担保の歴史

これぞ「発展」講義。先週は国際私法に「発展」したし,今回は担保に「発展」したし。関連する法律問題にどんどん話が展開してゆくことこそ,発展講義の存在意義です。あらかじめ決まった内容を伝達するのは発展講義ではありません。

Dr. SとProf. Oと話す。とくに「レゴ問題」について,3人であーでもない,こーでもないと試行錯誤したり計算したりするのは本当に面白かった。こういうことに一緒に頭を使ってくださるステキな先生がいらっしゃることが,成蹊大学の財産です。

結局,Dr. Sが計算により一応の答えを出してくださいました。shioが出した答えよりちょっと多い……。なので,もう一度,数え直してみます。どうもありがとうございました。

研究室にて書類を作ったり。

2005.06.28

434:050627 昼と夜

友人N, R夫婦に男児誕生!!
おめでとうございます。

T来訪。ABCRの活動,どんどん広がっています
M来訪。明日のshioゼミの内容について。
M来訪。ファシリテーターの役割について。

夕方から六本木ヒルズで研究会。

傾いてる!?
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六本木ヒルズより昼と夜。
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撮影はすべてCaplio GX8です。
夜景も含めて全部手持ち撮影です。ISO400や800で1/2秒とか。6枚撮ったうちの2枚です。

Caplio R2のファームウェアアップデータ v.1.09がでました。USBマスストレジクラス接続での安定性が増したとのことですので,カメラを直接Macに接続して写真を転送している人には朗報です。

2005.06.27

433:050626 トランセンドのメモリ購入

町屋まで,shioゼミOGのNが団長を務めるブラスバンドのコンサートに行く。
今年も息の合った気持ちのいい演奏を聴かせていただきました。Nのフィアンセにも遭遇。ニコニコと優しい目をした好漢です。
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千代田線で湯島まで行き,上野の野外音楽堂で行われている7大学ビッグバンドをちょっとだけ聴く。
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秋葉原まで歩いて買い物。
Transcend製CFメモリカード(80倍速)2GB(21,800円)
Transcend製SDメモリカード(80倍速)1GB(10,980円)
虹色とブルーのデザインがきれいです。
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Transcend製のメモリカードの評判は以前から聞いていたのですが,実際に売っているところを目にしたことがありませんでした。やっぱり安く売っているのは秋葉原です。このメモリカード,いずれも80倍速。つまり転送速度は12MB/s。パナソニックから20MB/sのSDメモリカードが出ていますが,まだいささか高価なので,これで十分です。

最近,Caplio GX8で動画を撮る機会が多く,512MBのメモリでは容量不足を感じていました。とくにリコーのデジタルカメラはバッテリーがもつので,何本ものムービークリップを余裕で撮影できます。だからSDメモリは大きい方がいい。1GBのSDカードをCaplio GX8に入れて初期化してみると撮影可能枚数が547枚と出ました。800万画素のノーマルモードです。800万画素のファインモードだと315枚。

一方,2GBのCFカードをEOS 20Dに入れて初期化したところ,956枚と出ました。これならキャンプで終日撮影する場合でも,結婚式・披露宴・二次会を撮影する場合でも,一日中CFカードを交換することなく撮影し続けることができそうです(実際の撮影では,他のデジタルカメラも併用しますので全撮影枚数はもっと多いですが)。

400万画素のカメラまではすべて最高解像度のファイン(あるいはそのカメラの最高画質)で撮影するのを常としていましたが,800万画素のEOS 20Dを買ってからは最大画質以外のモードを多用するようになりました。Caplio GX8も同じです。800万画素で最高画質だと,写真1枚あたり3.6MBほどになってしまい,扱いに時間がかかります。しかし画素数が同じなら圧縮率を上げても見た目は変わらず,ファイルサイズは半分程度になりますから取り扱いに便利です。

Caplio GX8で試し撮りした写真(「試し撮り」といっても,メモリカードが正常に読み書きできるかを試しているだけです)。
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電車の中でTさんが質問しました。
「shioさん,人間は,なんで,生きてるのですか?」
なにを薮から棒に……。
端的に答えました。

2005.06.26

423:050625 久しぶりのオフ

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今週は色んなことが重なってblogを書く時間がありませんでした。まとめて1週間分アップです。
今日はオフ。畑に行って96枚ほど写真を撮りました。すべてCaplio GX8です。そのうち12枚をアップします。スライドショーはこちらからどうぞ。すべてISO64。きりっとピントが合って,とても気持ちのいい写りをします。Caplio GXと比べて,ホワイトバランスと露出が安定したため,オートを信頼して撮影できる幅が広がりました。つまり,露出補正を必要とする場面が格段に減ったのです。逆光でも適正に写りますし,画像を悪化させるスミア,フレア,ゴーストがほとんど生じません。優秀なレンズ,CCDです。

431:050624 Pagesで原稿

3限・4限:民法2
・債務不履行
・損害賠償

shioゼミ1年のK来訪,M来訪。
火曜日(050621)のゼミが面白かったとのこと。ぐるっと巡り巡って,4月最初のゼミの内容に戻って来た感じがするとのこと。
民法1勉強会の日程決定。
M来訪。

月刊アスキー連載の原稿を書いていたら考えることが多く,結局できあがったら25日の朝。
この連載,1回の文字数は20字×112行-小見出しですので,だいたい2000字強。でも毎回,その何倍もの内容を考えています。もちろんそれをすべて原稿にしてしまったら「論文」に近くなりますし,冗長でコラムとしての面白みはなくなってしまいますから,現在の分量が適切だと思います。

先日,ある読者の方から大変ご丁寧なメールをいただきました。どうもありがとうございました。shioの連載を一通りお読みくださったとのことでした。過分なお褒めのおことばをいただき,恐縮至極です。shioは何事を考えるにも,その本質を見極めた上でそこから説き起こすことが大切だと考えておりますゆえ,shioが現在までにたどり着いた限りでの「知財の本質」,「法の本質」などといったものを,短いコラムの中に表現しようと考えております。法律問題を「やわらかく」表現するのがまず難しいのですが,さりとてわかりやすくすることで正確性を欠くことは可能な限り避けたいと思っておりますので,その二律背反を両立させるように文章化することに腐心しております。また,わかりやすくすることで「浅く」論じるのではなく,できるかぎり深いコンセプトまで考察した足跡がかいま見られるようにつとめております。字数は少ないですし,成功しているかどうかはわかりませんが,こうして読者の方からご感想をいただけて,非常にうれしく思います。

本日書き上げた原稿で,連載も34回目を数えました。
もうすぐ連載開始から3年。これも担当編集者Mさんの絶大なご支援のおかげ,いろいろとコメントしてくれるshioゼミ学生,院生,卒業生のおかげ,そして読者の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

今回は,Pagesで,アスキーの誌面と同様のレイアウトを作って原稿を書いてみました。やっぱりこれが一番書きやすい。たとえば「小見出しの上下には本文が必ず3行必要。ただし各列の冒頭に小見出しを置くことは可。」といったレイアウト上のルールがあるのですが,エディタで書いているとそれを行番号で把握して計算しながら文章の量を調整することになります。しかし誌面と同じレイアウトを作ってそこに原稿を書いていけば,そういう計算は不要。とても直感的に文章の量や各段落の位置関係を把握しながら執筆できます。そういうことを手軽に実現できるPagesは本当にありがたいソフトです。

430:050622 雨

13:15〜16:30:政策研究大学院大学で著作権法の講義3回目。
・著作物とは何か

429:050621 民法は大切

1限・2限:shioゼミ
・賃貸借契約の解除と転借人の地位

3限:shioゼミ1年
・典型契約の具体化
・kissと無体財産の価値
・財産って何だろう
・「代物弁済」の誤謬
・債務とは何か
それぞれの班が作った具体例がとても面白かった。
「作る」って楽しい。

民法1を教えてほしいとKらから頼まれました。もちろんOK。shioゼミで民法1の勉強会をしましょ。成蹊大学では1年生の民法1を8クラスに分けて講義しています(今年はshioが担当していないのが残念です)。内容は基本的に共通であるとはいえ,当然,担当教員と学生との相性が合う,合わないという差が出てしまいます。X先生の講義はA君にはわかりやすいけどB君には馴染みにくいなど。それは仕方のないことです。しかし民法1はすべての法的思考の基礎やエッセンスが詰まっていますから,今の段階できちんと理解を進めることがとても大切です。shioゼミの学生が求めるのであれば,shioは何でも教えますよ。

4限:民法2発展講義
・損害の連鎖の無限性
・国際私法と準拠法の決定

書類作成等。
事務のTさんが,お願いした書類をすぐに作ってくださいました。本当にありがたいことです。心より感謝申し上げます。

政策研究大学院大学へ。懇親会出席。

428:050620 16ヶ所

本日の訪問先,数えてみたら16ヶ所。すべて都内各所。
ふー。

427:050619 父の日にひつまぶし

父の日なので夕食に「ひつまぶし」を作りました。
(ひまつぶし,ではありません。暇じゃないし。)
作るといってもめっちゃ簡単。そしておいしい。大好物です。
国内産のウナギを使うと,さっぱり大人の味に仕上がります。コッテリしたのがお好きな方は,中国産でどうぞ。
シソとアサツキ(おネギです)は大量に。
おだしはたっぷり。
大きなどんぶりで,いっただっきまーす!!

2005.06.19

426:050618 たくさんの人と話した一日

今日は成蹊大学法学部の父母懇談会。
shio自身は父母懇談会の担当ではないけれど,shioゼミ学生の親御さんがご挨拶に見えるとのことで研究室へ。ほどなくお客様たち来訪。ステキな方々でした。

ロースクールのFに会う。大学の友人は一生の財産。

島田ゼミのOB会にあわせて同期の仲間で集まる。
みんな,thanks!!

19時から法学部とロースクールの教員全員で会食。おいしい中華料理と楽しいスピーチの連続。shioはいつもと同様,violinを弾かせていただきました。

22時に終了後,ひきつづき数人の先生方とアイスカフェラテを飲みながら長談義。N先生からさまざまなご示唆をいただきました。感謝です。

写真は本日のお料理。スライドショーはこちらから。すべてEOS 20D EF24mm F1.4。今日一日で290枚撮影しました。

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2005.06.18

425:050617 書式を捨てよう

朝,事務に書類を提出。
あらかじめ「枠」を設けてあってそれに文字を書き込んでいくという「手書き時代の書式」。手書きの場合には便利ではありますが,コンピュータで作成する書類には全く不向き。でもいまだに,そのような「手書き時代の書式」を踏襲しているフォーマットを受け取ることがあります。今回提出した書類も,そんな書式があらかじめ規定されたものでした。

そのような書式にコンピュータで文字を埋めてゆくのは事実上無理です。
枠の大きさは崩れてゆくし,書きにくい上,美しくない。長い論文名も短い論文名も同じ大きさの「枠」に収めようとするところに無理があります。書き込むべき情報を持たない人にも,書き込むべき情報が非常に多い人(多岐にわたる人)にも,同じ書式への記入を要求するのは,大いなる無駄です。つまり,前者は白紙ばかりになり,後者は書きたくても書けない(書きようがない)。さらに書類作成に時間が大幅にかかる。時間をかけても出来上がった書類はとても不格好。

書類は,「形」が必要なのではなく「内容」が意味を持つのです。だから,その書類に盛り込むべき必要な項目だけ知らせていただけば,あとは書式は自由とするのが,現代的であり個性が発揮できます。shioは今回,いただいた書式を全く無視して書類を作成し,提出しました。「国際化」や「21世紀構想」を標榜する成蹊大学は当然受け入れてくださるはずだからです。

20世紀の書式は捨て,書式の自由な21世紀にしましょう。
そうすれば,形骸化した「形」ではなく,「スタイル」が育ちます。
その方がスマートでエレガントです。

すべての人の個性は異なる。それをあらかじめ「一定の枠」にはめようとする指向を早く捨てるべきです。日本がもっともっと創造的な社会になるために,非常に重要な一歩だと思います。まずは成蹊大学から。

M来訪。ABCRの書類に押印。

3限・4限:民法2
・債権の目的
・債権の効力
今日はちょっと早めに終わって,クイズの時間を多めに取りました。次回は損害賠償請求権の発生からです。

Kさん来訪。いつものように楽しいお話。

先週の学内陸上競技大会でO研究室が総合優勝したので,祝勝会。O先生にお目にかかるため,shioも参加。2.7GHzのG5を2個積んだPowerMacG5に30インチのCinema Display。その大きさは圧巻です。大きいっていいなあ。

2005.06.17

424:050616 明快な論理

AさんUさん来訪。サーバ談義。
MとIも来訪。
15時から教授会。
それ以外は書類や原稿を書き書き。Pagesで。

そろそろ寝ようと思っていたら午前1時すぎに,OBのS(某大学ロースクール生)からメール。課題となっている民法の問題でお悩みとのこと。詐欺と取消しと占有改定と第三者と即時取得の問題。十分考えたようなので,shioの結論と論理を書いて送りました。基本が大切ですよ。基本から順を追って論理を組み立ててゆくこと。そして条文をよーーーく読んでください。SはSの論理で結論を出してね。

エキサイトブログがずーっと(すでに25時間以上)メンテナンス中です。メンテナンス業務に従事していらっしゃる方々はさぞかし苦労されていることでしょう。
shioゼミメンバーも多く利用しているだけに,今日はみんなのblogが読めず残念。でも,きちんとメンテナンスしていただいて,レスポンスが良くなってくれればうれしいですね。

そんなことを言っていたら,ココログもアップできなーい。
できた。

423:050615 されてみたいこと,したいこと。

13:15〜16:30:政策研究大学院大学で著作権法の講義2回目。
・著作権法の構造
・著作物とは何か

今日の教室は異様に暑くて,エアコンも効かず。最新の建物のはずなのに。
その分,議論も熱かった。
次回はまだまだ続く「著作物とは何か」です。

新宿で知人に会ってから、K弁護士事務所にて特定非営利活動法人日本カンボジア法律家の会の総会。法律家の育成には時間がかかります。

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大江戸線のホームにて。Caplio GX8。公共広告機構の広告です。
「されたくないこと、しないこと」。禁止規範の基本です。
公共広告機構は「抱きしめる、という会話」キャンペーンも展開しています。こちらは行為規範の最たるものです。
どちらもとってもスバラシイ。

この写真,ほぼ歪曲がありません。Caplio GX8の望遠側(85mm)で撮影したのですが,歪曲がないのは気持ちがいいですね。感度はISO400です。地下鉄の駅構内ですから結構暗いですが,望遠側でもブレが問題とならない程度に撮れています。

(46条でOKと考えたいところだけど,そうでなくても32条でいけるでしょう。48条もOKだし。)

2005.06.15

422:050614 社会が育つ

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1限・2限:shioゼミ
・債権譲渡通知が有効に成立する時
・確定日付とは何の日付?
・「先後」関係の基準時
・同時か異時か

3限:shioゼミ1年
・「みなす」の意味
・民法とは何か

途中、各班の発表に対してお互いに批判が続出していた。うーむ、ちょっとマイナス評価に向かっているから、いつものようなプラスのスパイラルに戻したいなあと思っていたところ、Oがステキなことを言ってくれました。「4月に先生がおっしゃっていたように、もっとお互いのいいところを見つけようよ。一人一人を尊重するのがゼミなんだから。もし批判するんだったら、もっとこうしたら良くなる、という言い方をしようよ。」
うれしかったなあ。1年生のゼミも早2ヶ月。彼らは着実に成長しています。

よく、学問とは批判することであり、学者とは批判能力のある人であるようにいわれるけれど、shioは全くそう思わない。他人の考え方の中にひとつでも多くの「いいところ」を見つけられる人が本当の学者だと思う。他の学説の欠点なんて、だまっていても見える。それを指摘するのは簡単。でもそれは全く建設的でない。批判したって何も前に進まない。単なる醜い足の引っ張りあい。見苦しい。マイナス面を探して、マイナスを評価する。あそこがダメ、ここがダメ。そんな評価ばかりしていても学問は進まない。批判された人は気分が悪い。さらに前に進もうというモチベーションがそがれる。

他人の意見、他の学説の中から「いいところ」を見いだす能力こそ、本来の学者に求められる能力だと思う。プラス指向、プラス評価。小さいプラスを積み重ねてゆくと、やがてそれは大きなプラスになる。学問が前に進む。これが学者の仕事。

もし他人の意見に欠点があったら、それを単に指摘することくらい誰にでもできる。指摘するのは簡単だから、全く知的な行為ではない。本当に「知的な」学者ならば、「その欠点をこうしたら改善できる」とか、「こうしたらもっとよくなる」とか、という「知恵」を出せるはず。学者なら知恵を出そう。知恵を出すのが学者の仕事。知識を蓄積するだけに終始するのは学者ではない。

教師の仕事も全く同じ。
いままで何人もの先生(学者)から教師の仕事は学生の意見を批判することだと教わったけれど、shioは絶対にそれはできない。実際、先生が学生の意見を批判するゼミが多いと聞くけれども、shioは批判ではなく、ほめる。

学生の意見の中に少しでも多くの「いいところ」を見つけることが教師の仕事。そしてそれをほめることができるのが本当の教師だと思う。
「いいアイディアだね」
「上手い考えだ」
「ここがいいよ」
「それ、いいね」
「それ、スバラシイよ」
「ステキだね」
「かっこいいよ」
「ナイス」
「いい感じだよ」
「すごい」

そのようなプラス面を評価される経験が重なってゆくと、学生・生徒が「自己肯定感」を覚える。自分の意見が肯定される経験が重なると、自分自身の存在が肯定されているように感じるからだ。そしてそれが「自信」になる。自立するとは自分で自分の存在を肯定し、自分で自分の結論を出せること。つまり自信を持つこと。学生・生徒ひとりひとりが自己を確立し自信を持って自立してゆくことを支援するのが教師の仕事だから、教師に最も大切なのはほめること。一日の90%、ほめている人が本当の教師(残りは、9%しかる、1%怒る)。

学者、教師に求められる「ほめる役割」は、本質的には親に求められる資質。親が子をほめる。ほめると育つ。育つからできることが増える。またほめる。ほめられた人はほめ方も学ぶ。だから他の人をほめる。教育とはその連鎖であり循環。ほめると育つ。人が育つ。社会が育つ。

大人が「ほめる語彙」を豊富に持とう。
我々大人が、ほめる語彙を膨らませて、ほめることばをたくさんたくさん蓄積し、日々、どんどんそのことばを発する。子に対しても、子どもに対しても、友人に対しても、後輩に対しても、先輩に対しても、同僚に対しても、部下に対しても、上司に対しても、企業に対しても……。日本中がそれを続けていけば、きっと日本人の心がもっともっと豊かになると思う。お互いを肯定しあい、尊重しあえる国民になると思う。そんな社会でありたい。

4限:民法2発展講義
・債権の効力
・履行不能に陥った場合の切り分け
・債務不履行による損害賠償請求権の発生

健康支援センター(つまり保健室)で乳がんの模型の展示をしているとのことなので、拝見しにいってきました。「腫瘍が5ヶ所あります」とのことなので触って探しました。無事に発見。すると、「そのうち2つは良性です」とのこと。1つしかわかりませんでした。でも実際は良性と悪性は見分けにくく、しこりを見つけたら必ず専門医に受診してくださいとのことです。なお専門医とは婦人科でも形成外科でも皮膚科でもなく外科ですって。

帰宅すると、Mr. インクレディブルのDVDがありました。明日発売らしい。それなら今日見ることに価値がある。というわけで、見ました。痛快。PIXARの映像にリアリティがあります。

2005.06.13

421:050613 来訪者多数

朝、健康診断。
11時。政策研究大学院大学のKさん、Sさん、Sさん来訪。いっしょにランチ。
12:45。4年生のW来訪。
12:50。T来訪。
13:00。OBのU来訪。
14:50。M来訪。
15:30。E来訪
17:00。T来訪。
20:00ころまでお話。

420:050612 アンケート

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11:30、財務省研修所で5月まで教えていた研修生が3人、shioの研究室へ。例によってMacが当たり前にできることの数々を目の当たりにして驚愕していらっしゃいました。みんなで吉祥寺へランチ。キムチ油そばを食べて解散。他の研修生の方々もよろしかったらいつでもどうぞ!!

大学までの帰り道、写真を撮りながら歩いていると、アンケート屋さんに声をかけられる。引っかかってあげるのも悪くはないので、そのままアンケートに答え、Quoカードを1000円分いただきました。20分で1000円だから、学生のバイトだったら悪くないですね。非常にまじめに感じたことを書いたので、そのくらいいただいてもよろしいかと存じます。

本日は101枚撮影。すべてCaplio GX8です。

2005.06.10

419:050610 スタバのスタンプカード

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3限・4限:民法2
・第三者のためにする契約はどこにあるか
・債権の目的
・債権の分類
・特定物の引渡しを目的とする債権
・種類物を目的物とする債権
・金銭債権
・元本債権と利息債権
・利息制限法
・出資規制法
・貸金業法
・利息の天引き

Kさん来訪。いつもながら物腰の柔らかい方です。

一昨日に政策研究大学院大学で行った著作権法の講義について、ご意見をいただきました。「感動しました」とか「恐れ入りました」とか。うれしい限りです。次回をお楽しみに!!

shiologyバックナンバー

418:050609 偶然は必然

一昨日のエントリーにkaoさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。講義で扱ったトピックのタイトルだけならべると、確かに難しそうに見えますね。でも実際のところ中身は難しくないんです。たぶん実際に教室で私の講義を聴いたりゼミをしたりしている学生たちは、難しいというよりも、面白いと感じていると思います(例えば、405:050527 ノートは自己表現の場ですをご覧ください)。一見難しそうなことが、実は難しくないとわかったとき、それは「面白い!!」に変わります。学問の醍醐味です。

今日は朝からずっと研究室。
16:30から、エジンバラ大学の修士課程に留学中のOの帰朝報告会。10人出席。EU域内での法の統一とその非加盟国への影響についてWTO法の視点からその適合性を問う研究。パースペクティブの大きな研究でありながら、いくつかの具体的なトピックと特定の条文の解釈に焦点を当てて問題を掘り下げているのがスバラシイ。

写真は先日彼女が研究室に来てくれたときにいただいたおみやげ。EOS 20D EF24mm F1.4です。このクッキー、めっちゃおいしかったです。ごちそうさまでした!!

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つづいて18:30から、高校の後輩で弁護士のNさんを囲んで学生たちとしゃぶしゃぶ。
shioゼミのMが声をかけた人脈で、一橋大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京大学、筑波大学の学生が集まりました。ロースクールに興味を持っている人が多いけれども現在の学部はまちまち。Mのチカラ、すばらしい!!
・ロースクールの話
・司法試験予備校の権謀術数の話
・法律学が面白い話
・学問の話
・教育の話
・本来のソクラティックメソッドの話
・判例法と制定法におけるケースメソッドの意義の相違の話
etc.。
終了後、例によってスタバでおコーヒー。
・哲学と哲学者と哲学学と哲学学者との相違の話
・人間にとってコミュニケーションはとっても大切な話
・自己を確立する話。
・自分と条文の対峙
など。

23時にスタバを後にし、お店を出たらOBのMにバッタリ。いやはやホントに偶然だ。やっぱり偶然は必然だ。彼に渡すことになっていたものを渡し、受け取るものを受け取って一件落着。Mと別れた後、駅まで行ってみんなを見送って、Mと大学まで戻って受け取ったものを研究室に置いて、正門前でMと語って、帰宅したら1時。

たくさんの人からメールをいただいておりますが、お返事は明日以降に。感謝です。

さてiPhoto5の話。
現在、PowerBookG4のiPhoto5には15,847枚、PowerMacG5のiPhoto5には23,412枚の写真が入っています。最近、PowerMacG5のiPhoto5に入っている「FlickrExport」をv. 1.2.6(5月30日リリース)にしてから、iPhoto5の調子が悪くなりました。新しい写真を読み込もうとすると落ちてしまうのです。iPhoto5は25,000枚近くなると調子が悪くなる、とはきいていたので、「やっぱりなあ……」と感じていたのですが、さりとて使えないのは困るので、どうにかならないかと試行錯誤してみました。もちろん、ライブラリーを複数に分けてしまえば問題はなくなるのですが、それではiPhoto5の良さが減殺されてしまいますから、できれば1ライブラリーで使いたいのです。

iPhoto5を再インストールをしてみても症状は相変わらず。
そこで、iPhoto5のライブラリーファイル周辺にある初期設定ファイルやサムネイルのファイルなどをすべていったん取り出し、ひとつひとつ戻してみました。すると、全く落ちなくなりました。現在快調に使えております。(←「現在会長に仕えております」と変換してくれました。)

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Caplio GX8で撮影し、LEAFOでMacに取り込み、PowerMacG5のiPhoto5に読み込み、FlickrExport v1.2.4でflickrにアップし、このページにリンクを張り込んだものです。

shiologyバックナンバー

2005.06.09

417:050608 相手に伝えるための表現

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今日、政策研究大学院大学からの帰り道で撮影したもの。Caplio GX8。

昨日の民法2発展講義について、you-wishさんからご意見をいただきました。彼の発言に対してshioがもっとわかりやすい表現をするように促したことについて、抽象化できることが大切だと思っているというご意見です。shioの思いを書いておきます(ほぼ同じ文章を彼のエントリーのコメントに書きましたが、こちらにも載せておきます)。

shioにもそういう時代がありました。
you-wishさんの説明は美しい。抽象度が高くて、包括性があって、shioにはよくわかりました。そしてshioも自分が学生や院生の頃はそれで満足していました。抽象度の高いことばを駆使して具体的な現象を説明するのは本当に面白いし、それが美しい表現にまとまると大変な満足感を得ました。もちろん現在でもそれが必要とされる場面(専門家しかいない研究会など)ではそういう抽象的な表現を多用します。でもそれは、その場にいる全員がその表現で理解できるはず、という大前提があるからです。

しかし教員になってみて、やさしい言葉で語ることの大切さと難しさを身にしみてます。その場にいるすべての人に、あるいは少なくともできるだけ多くの人に理解してもらおうと思ったら、抽象度の高いことばをつなぎ合わせた表現は最も不適切です。伝えたいのに何も伝わらない。伝えたつもりになっているけれど、実は相手は何も受け止められていない。それって表現者として悲しいことだと思うのです。

教員になったshioは、普段からできるだけ平明な表現を用いて学生と語るように心がけています。そして、なんでもっと早くこのことに気づかなかったんだろうと思っています。なぜなら、平明に表現することは、一朝一夕にできることではなく、日々の表現の選択の積み重ねが必要だからです。

だからyou-wishさんのように抽象的かつ的確に表現できるできる人には、そのさらに先にある「やさしい表現」に挑戦してほしいのです。抽象的に表現できることはとても大切なことですから、それをやめろと言っているのではありません。引き続き、自分の思考能力の抽象度を高めて行ってほしい。だけと、その抽象度が極限まで高まったところにあるのは、至極平明な表現だと思うのです。

ものごとの本質は、シンプルで、かつ具体的です。世の中、ものごとの本質を理解している人は、それを平明に説明することができるはずと信じています。実際、たとえばNHKで放映されている「課外授業ようこそ先輩」に登場される各界超一流の方々は、その専門とされる分野の「心」(=本質)を、小学生にきわめて的確に伝えています。道を究めた人の表現は、美しく、わかりやすく、的確で、平明で、具体的かつ面白い。

shioが接する学生たちには、抽象度の高い表現能力を磨くとともに、ぜひ平易な表現ができるようになってほしい。それがshioの願いです。

shioとyou-wishと二人きりで議論をしているのであれば、あの表現で十分です。でも、民法2発展講義の教室にはshio以外に35名の学生がいます。だから、その人たちにも伝わる表現をしていただきたいのです。

さて、今日のshio。
午後、政策研究大学院大学で講義。
今日から3時間×7回で著作権法の講義です。著作権法は、shioが最もシンパシーを感じる法律だから、その心を伝えるのも楽しい。その一方、いつもいつも頭の中を駆け巡っている法律なだけに、政策研究大学院大学の院生の方々には、shioが現在「考え中」のトピックもどんどん話します(そこが先週までの民法の講義とはちょっと性格が異なりますね)。学部の学生相手であれば、既に自分の中で結論が出るなりまとまるなりした内容を中心として話し、ちょっとだけ「その先の話」をするのですが、「院生」でありかつshioと同世代あるいは年上の方々に対しては、shioの学究上の「悩み」をそのままつまびらかにします。shioの学問上の「研究プロセス」を見せることがこれから修士論文を書くみなさんの利益になると思うし、shioにとってもみなさんのご意見を聴くことが貴重だからです。お互いに「contribute」しあえるクラスにしたいと思っております。

シラバスを転載しておきます。
─────────────────────────
1. 本講義の内容
知的財産法制の一翼を担う著作権法について講義します。近年、インターネットの発展、パーソナルコンピュータの普及によって多くの問題が著作権法に投げかけられている。それらの個別の問題を検討するには、著作権法の体系と本質に対する深い理解が極めて重要であるのみならず、日本の法体系における諸法と著作権法の関係を把握し、さらに現象面としての諸技術にまで通暁することが求められます。本講義では、それらの認識にたち、著作権法とは何か、著作権法は何のためにあるのかを常に問いながら、著作権法における諸制度の体系的な構成に対する理解を深めてゆくとともに、先端的な課題を深く検討してゆきます。

2. 成績評価の方法
クラスへの貢献によって評価します。塩澤が発する疑問に対して自己の見解を表明すること、他者の見解に対する意見を述べること、議論を深化させ発展させること、他者の理解に資すること。すべて貢献です。著作権法の含蓄と面白さを味わうためにみなさんで協力しましょう。

3. 各授業のテーマないし項目
第 1回:知的財産権の全体像と著作権法の位置づけ
第 2回:著作権法を取り巻く現状と先端的問題
第 3回:著作物とは何か
第 4回:著作物の具体例
第 5回:著作者人格権の発生およびその性質と効力
第 6回:著作権の発生とその性質
第 7回:著作権の効力
第 8回:著作権の制限
第 9回:著作権の譲渡・消滅
第10回:著作隣接権の性質
第11回:著作権と民法その他の法律との関係
第12回:著作権の侵害とその救済
第13回:著作権法違反の罪
第14回:著作権の国際的保護(各種の条約)
第15回:著作権の本質と将来展望

4. テキスト、参考文献等
『著作権判例百選[第3版]』別冊ジュリストNo.157、有斐閣(2,400円)
─────────────────────────

本日の講義は以下の通り。
・著作権法とは何か
・著作権といえば──up-to-dateなトピック
・著作物とは何か(途中まで)

次回は、著作権法の全体像を概観してから、「著作物」の続きを「メニュー」から。
今日は20人出席。知財プログラム以外の人も7人いらっしゃいました。ウェルカムです。
終了後、Mさんと駅までご一緒。

大学への帰り道、吉祥寺で撮影したのが冒頭の写真。
撮影していると、帰宅途中の助手の人や職員の方々に遭遇。道ばたで花に接近して写真を撮っているshioの姿はかなり怪しいはずです。

2005.06.08

416:050607 shio流ボタンの外し方

朝、ゼミの資料を印刷。
1限・2限:shioゼミ
・債権譲渡と転付命令
・転付命令の意義
・対抗要件具備の先後関係
・同時か異時か
・同時の場合、どうするか

お昼:Kと研究室でお弁当

3限:shioゼミ1年
・削除の意義
・結論は先か、後か
・言語と論理
・表現の経済性
・表現の方向性
・ものごとを2種類に分ける
・人間を2種類に分ける
・ものごとを説明するには
・ものごとを本当に理解している人は

4限:民法2発展講義
・債権の目的とは
・債権の効力とは

M来訪。M来訪。
OGのS来訪。みんなでディナー。途中でAも合流。
さらにOGのMとA来訪。
こうしてOGやOBが会いに来てくれることが、最高の幸せ。みんな生き生きと仕事をしてる。
帰りにまた偶然MとAに会って、街灯の下で小一時間話す。
さらにロースクールのNさんと会って話して、研究室に戻ったのは23:30。
今日はいろんな人と、たくさん話しました。

昨日のエントリーにTさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。何事も深めると楽しいと思います。特にshioは「道具」のポテンシャルを最大限に活かすのが好き。その結果、当初とは比べ物にならないほどきれいに複写できるようになり、十分に「使える」技術になりました。これもTさんがCaplio GX8でフィルムを複写する、というアイディアを教えてくださったからです。ぜひまた、新たな活用アイディアが浮かんだら、ご教示ください。SDカードの件、どうもありがとうございました。次に新宿を通った折にのぞいてみます。

おまけ。
帰宅してシャツを脱ぎながら書きたくなった。
shio流シャツのボタンの外し方。
(1) 右手で前ボタンの一番上を外しながら、同時に左手で右腕のボタンをはずす。
(2) 右手で前ボタンの2つ目を外しながら、同時に左手で右腕の2つ目のボタンを外す。
(3) 左手で前ボタンの3つ目を外しながら、同時に右手で左腕のボタンを外す。
(4) 左手で前ボタンの4つ目を外しながら、同時に右手で左腕の2つ目のボタンを外す。
(5) 残りふたつの前ボタンを、右手と左手で同時に外す。

ボタンダウンシャツの場合。
(1) 右手で左襟のボタンを外しながら、同時に左手で右腕のボタンをはずす。
(2) 右手で前ボタンの1つ目を外しながら、同時に左手で右腕の2つ目のボタンを外す。
(3) 左手で右襟のボタンを外しながら、同時に右手で左腕のボタンを外す。
(4) 左手で前ボタンの2つ目を外しながら、同時に右手で左腕の2つ目のボタンを外す。
(5) 前ボタンの3つ目と4つ目を、右手と左手で同時に外す。
(6) 前ボタンの5つ目と6つ目を、右手と左手で同時に外す。

shioは毎日、このようにボタンを外しております。
こうすると、早く脱げます。

2005.06.06

415:050606 露出実験

朝、銀座へ。
鞄屋の老舗へ。shioが愛用しているダレスバッグの取っ手をつなぐ金具が切れたからです。こんな金具が切れることもあるのですね。金属疲労でしょうか。勤続披露でしょうか。ちょうど5年使いました。そろそろそういう故障が起きても仕方がない頃です。

5分ほど時間に余裕があったのでOGのHに会えるかなと思ってよってみたけれども会えず。残念。

12時〜14時:弁理士会で研究会。

1GBのSDメモリカードを買いにヨドバシカメラへ。
でもパナソニックの20MB/sは品切れ。SofmapもBICカメラも品切れ。
また、トランセンドの12MB/sはどこも取り扱いなし。なぜ?
しかたがないので帰ってから通販で買うことにします。

さて昨日Caplio GX8でフィルム撮影することを書きましたがその続き。
実は昨日撮ったものを眺めてみると中心部分以外のピントが甘かったりします。昨日はデジタルカメラで複写できること自体が面白くて、オートのまま撮っていたのです。そこでマニュアルモードを使って試行錯誤しながら35枚ほど撮影してみました。

まず絞り。
F8.1まで絞るのが一番きれいです。shioはいままでどんなカメラ、どんなレンズでも、絞り込んで撮影するということを一切しませんでした。できる限り開放か、あるいか開放近くで撮っています。ピントはできるだけ薄い方が好き。しかし今回はフィルムの複写という特殊な撮影ですから、ある程度絞る必要があります。ただし絞り込みすぎると回析現象(絞り羽の突端で光が回り込んで折れることによって画質が劣化する現象)が生ずるため、F4.7にするかF8.1まで絞り込むかいろいろと試してみましたが、やはりF8.1まで絞り込むのが最もいい結果を生むようです。

シャッタースピード。
マニュアルで1/2、1/3、……などいろいろとやってみましたが、これはやはりフィルムの内容によって異なる。もちろんライトボックスの個性によっても異なるでしょう。したがって、結論としてはAUTOでフィルムごとに露出補正するのがいいようです。光源に接近して撮影しているため、基本的にちょっとマイナス補正をかける方が、細部の光のにじみが減ります。

ホワイトバランス。
これが一番大切。最初、蛍光灯モードにするのがいいのかと思って試してみましたが、どうやらそうではないようです。これもライトボックスの個性に依存するものではありますが、まだ上手い合わせ方が見つかりません。いまのところマニュアルで合わせていますが、どなたかいいアイディアをお持ちの方は是非ご教示ください。

ISO感度。
これはISO64で決まりです。

こんな具合に最適化をして行った結果、昨日とは比べ物にならないほど原版への忠実度の高い複写ができるようになりました。どうやってもフィルムの色味を完全に再現するには至りませんが、かなり近づけることはできました。下記の7枚の写真、ぜひクリックして拡大して見てみてください。とくに最後の1枚は、フィルムを複写したとは思えないほど美しくなったと思います。また、スライドショーで見ると、画質が徐々に変わってゆくのがよくわかります。

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2005.06.05

414:050605 Caplio GX8でフィルムを複写

411:050602 答えのないナゾナゾで書いたCaplio GX8によるフィルムの複写。ようやく実験してみました。人物が写っていない適当なスリーブがなかったので、マウントした35mmリバーサルフィルムをライトボックスに乗せて複写してみました。アダプタリングとフードを付けています。写真はリコーの名機GR1sで2000年に撮影したもの。奈良です。フィルムはFUJIプロビア100。スライドショーはfilm to Caplio GX8からどうぞ。

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データベースにしたりウェブにアップする用途にはこれで十分です。必要があればその写真だけをフィルムスキャナでスキャンすればいいのです。ちょっと樽型の歪曲が現れてしまうのはご愛嬌。こちらに同じ写真をマウント部分を残したままアップしておきました。ご参考まで。

ライトボックスの光をレンズ前面の周囲にある銀色の部分が反射して、フィルムに映り込んでしまうのが難点。やっぱり何かで黒く塗りつぶしますか。

413:050604 Time games!!

成蹊大学の学内陸上競技大会。本来火曜日に行われるはずだったが、雨天のため今日に順延。暑すぎず寒すぎず、照りすぎず雨降らず、絶妙なコンディション。shioゼミの面々は、大会の運営をしたり、陸上競技の計時をしたり、もちろん競技に出たり、それぞれ活躍。ABCRescueのみんなもしっかり持ち場についてサポートしてました。みんな楽しそう。

さて夜は、北海道に転勤することが決まったMの送別会。shioゼミOB(4期)のMの送別会に、3期から7期までの8人が集まりました。タイ料理に舌鼓。

Yからの手作りのプレゼントが、めっちゃいかしてる。優しいなあ、Y。
Tからのプレゼントは、超クール。かっこよすぎです。
Eからのプレゼントは、心がこもってます。新天地での一人暮らしをあたためてくれるはず。
みんな、いい仲間です。

スライドショーはこちらからどうぞ。なおタイトルの「Time games!!」とは、だれかのTシャツに書いてあったことばです。この場合「game」は動詞ですね。

112枚ほど撮影したうちの56枚です。暗いところでフラッシュをたかずに明るい写真を撮ってみせると、みんな一様に驚きますね。うふふ。今日の写真はそんな写真です。最後の方の路上の写真も含めて、すべてノーフラッシュです。カメラはすべてEOS 20D EF24mm F1.4。なお全員からblogへの写真掲載許諾を受けております。

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412:050603 調子悪い一日

朝、自転車で転びました。うーむ、自転車で転ぶなんて何年ぶりだろう。人をよけたら段差があってハンドルを取られたのでした。一ヶ所擦りむいただけなのでたいしたことはなかったけれど、そんなわけで今日は一日、なんだか調子の悪い日でした。

お昼。学食で豚キムチ丼を食べていたら、ほっぺの内側を噛みました。調子悪い……。

研究室に戻ると2001年卒のK来訪。おぉ、久しぶり!!
Kは3限と4限のshioの講義を聴いていってくれました。

3限・4限:民法2
・危険負担の続き
・第三者のためにする契約
・契約の解除
・債権とは何か

講義は楽しい。
でも、いつもだと適切な具体例がその場でさくさくと思い浮かぶのに、今日は1回だけ、なかなか思い浮かばなかった。やっぱり調子悪い……。とはいえ、それ以外はいつものように快調でした。

終了後、教室の外でIさんたちに会ったので、しばらく立ち話をしてから研究室棟にもどって教室の鍵を返そうとしたら持っていませんでした。教卓の上に置き忘れてきたのです。取りに戻る。つまり、調子悪い……。

健康支援センターに行って、念のため擦り傷を消毒していただいて、絶妙な大きさの絆創膏を貼っていただいて、ちょっとおしゃべりをしてから、まっすぐ家に帰りました。
そんな日もあるさ。

2005.06.02

411:050602 答えのないナゾナゾ

【今日のshio】
ロースクールで民事法研究会。

午後、O来訪。
前向きな彼女。きっと道が開けるはずです。

夕方、A来訪。
就職が決まったとのこと。半年ほど前、ロースクールに行きたいと相談に来た彼に、最低3年か5年、社会で働いてからにするべきとshioの考えを述べたことによって、彼はいろいろと考えた末、今日の報告に来てくれたのでした。そこで今日は、彼が来年から働くこととなる会社に関係する話をたくさんしました。彼の世界がどんどん広がっていきます。そして彼の前途にたくさんの可能性と選択肢が見えてきます。うれしいことです。彼の輝く笑顔を見るのは、教師をやっててよかったなあ、と感じる瞬間のひとつです。

現在就職活動中のみなさん、きっと道は開ける。自分を信じて進んでください。

【Caplio GX8でフィルムを撮影】
Caplio GX8をお買いになったT氏からメール。
Caplio GX8をフィルムの複写に使えそう、とのこと。ライトボックスにおいたフィルムを接写するのです。
確かに!!

しばらくして、またメール。Caplio GX8のレンズ周りにある銀色のリングにライトボックスの光が反射して映り込んでしまうとのこと。何かでこのリングを塗りつぶすことを思案中だそうだ。

そこでshioはCaplio GX8を取り出して考えた。
アダプタとフードをつけたらうまくいくのではないかしら。

思いついたらすぐ実験。
研究室にはライトボックスがないので、代わりに液晶ディスプレーで実験してみました。フードを液晶に軽く押し当てて、マクロモードできちんとピントが合います。それで撮影した画像は、ちょうど縦横30mm×40mmの範囲を撮影しています。

そこで、この方法で24mm×36mmのフィルムを撮影した場合、800万画素の72%の範囲がフィルムの範囲になりますから、単純計算でフィルムを576万画素で撮影することになります。これは画素密度としても十分!! フィルムにフードを接触させないためにちょっと浮かしたとしても、500万画素程度にはなります。

小型三脚に据え付けてしまってセルフタイマーを併用すれば、両手が自由になりますから、両手でフィルムを押さえる(左右に引っ張る)ことによって平面性を最大限確保することもできそうです。これはいいかも。

【いただいたコメントへのお礼】
最近、いただいたコメントにお返事していないことに気づきました。
以下順にお礼申し上げます。

401:050522 ピントとシャッターボタンを分けるにえじさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。確かにAFモードで合焦した後にMFモードに切り替えることで、距離を固定できますね。ご教示、感謝です。shioは、フォーカスモードを「ADJ.」ボタンに割り当ててあるので、MENUからでなくADJ.ボタンからフォーカスモード切り替えを行っております。

同じく401:050522 ピントとシャッターボタンを分けるに峻険法師さんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。Caplio GX8に関する情報、思いつきなど、これからも書いてゆきますね。

404:050526 花束優花さんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。お花の写真を「優しい花」さんにほめていただいて、うれしいです!! Thanks!!

402:050524 楽しいゼミの日ジョニーさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。ジョニーさんがお感じの「いつも答えのないナゾナゾみたい」というのは、まさしく社会科学そのものです。社会科学は常に答えのないナゾナゾです。ですからゼミでも「答え」はありません。いやあるのですが、それは参加者全員、異なる答えです。つまり「唯一絶対の答え」はない。「答え」があるとすれば、それはひとりひとりの胸の中にある、ということです。したがって、ゼミで扱ったトピックなどについてshioがblogに書いている問いに対しては、ジョニーさんご自身の「答え」をぜひ見つけていただきたいと思います。ゼミでも「shioの答え」は申しておりますが、それは学生たち一人一人が「自分の答え」を持つことができた後、一番最後です。そうでないと、shioの答えを鵜呑みにするだけの無益な時間を過ごすことになり、それはゼミとは呼べないからです。ゼミにおいては、例えばサルトルさんが何と言おうと、それはサルトルさんの答え。自分の答えとは異なる、というのが大前提です。「オリジナルである」、つまり「originが自分自身にある」ことが、最も大切です。

408:050530 shio流チャーハンの作り方Suzieさんからコメントをいただきました。思いつきで、てきとーに作ったチャーハンにもかかわらず、プロのSuzieさんからコメントをいただいてしまって恐縮でございます。レタス炒飯もおいしいですよね。梅干しを入れる!! おいしそうです。こんどやってみます。炒飯の写真、ないんです。shioは仕事で撮影しているときでさえ、出されたお料理を撮影するのを忘れて食べてしまうことがあるくらい。そんなわけで、自分が作った料理なんて、作ったそばから食べてしまいましたので、写真を撮るなどという発想は全くありませんでした。面目ない。

同じく408:050530 shio流チャーハンの作り方hisashiさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。先に卵をご飯に混ぜておくと、本当に「パラッパラ」な炒飯になります。パラッパラです。お箸では食べられないパラッパラ感をお楽しみください。なお、リンクはどうぞご随意にお張りください。shioのリンクに対する考え方については、月刊アスキー連載「法律家が見るIT業界」の2003年5月号(202ページ)「ディープリンクの自由と限界」に書いてあります。shiositeから「articles」に入り、asci0305.pdfをご覧ください。

410:050601 GRIPSでの民法最終回

お昼。
政策研究大学院大学からほど近いイタリアンレストランで新任のA助教授を囲んでランチョンミーティング。

13:15〜16:30:政策研究大学院大学で民法の講義最終回。
予定どおり、財産法を終わり、最後の5分で家族法の構造まで触れました。
・債権譲渡
・弁済
・第三者弁済
・債権の準占有者に対する弁済
・受取証書の持参人に対する弁済
・供託
・弁済による代位
・相殺
・更改
・免除
・混同
・免除か混同か
・物権と債権の帰属の峻別
・物権変動
・動産物権変動の対抗要件
・引渡しの態様
・物的担保
・人的担保
・親族法
・相続法

18:30から会議
21:30から会食

409:050531 温たまぶっかけの卵は割れているべきか

今日は成蹊大学の学内陸上競技大会のはずでしたが、雨天のため順延。
でも講義は休講。

午後中、1, 2時間ごとにあちこち動き回って4ヶ所訪問。
その間にCaplio GX8で168枚撮影。

はなまるうどんファンのshio。
昨日、「温たまぶっかけ」を食べながらメニューを眺めていて気づきました。温たまぶっかけの写真に乗っている卵の黄身が割れている……。以前のメニュー写真では割れていなかったように思うのは気のせいかしら……。

いずれにしてもすばらしきマネジメントです。客に出された温たまぶっかけの卵の黄身が割れていても、それは「メニューどおり」なのです。したがって、「卵が割れているから取り替えてください」という主張は受け付けられないことになります。そんな主張はもとより認められない性質のものだと思いますが、たぶん、そういうことを主張するお客さまもいるのでしょう。メニュー写真の卵を割っておけば、そういう小さな軋轢を回避することができます。

マネジメントが行き届いているはなまるうどん、ますます好きになりました。

ひとつ問題をあげるとすると、昨日実際にshioが受け取った温たまぶっかけの卵は割れていなかったんです。これはメニューと違う…… (^_^)

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