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2005.06.15

422:050614 社会が育つ

R0010821

R0010822

1限・2限:shioゼミ
・債権譲渡通知が有効に成立する時
・確定日付とは何の日付?
・「先後」関係の基準時
・同時か異時か

3限:shioゼミ1年
・「みなす」の意味
・民法とは何か

途中、各班の発表に対してお互いに批判が続出していた。うーむ、ちょっとマイナス評価に向かっているから、いつものようなプラスのスパイラルに戻したいなあと思っていたところ、Oがステキなことを言ってくれました。「4月に先生がおっしゃっていたように、もっとお互いのいいところを見つけようよ。一人一人を尊重するのがゼミなんだから。もし批判するんだったら、もっとこうしたら良くなる、という言い方をしようよ。」
うれしかったなあ。1年生のゼミも早2ヶ月。彼らは着実に成長しています。

よく、学問とは批判することであり、学者とは批判能力のある人であるようにいわれるけれど、shioは全くそう思わない。他人の考え方の中にひとつでも多くの「いいところ」を見つけられる人が本当の学者だと思う。他の学説の欠点なんて、だまっていても見える。それを指摘するのは簡単。でもそれは全く建設的でない。批判したって何も前に進まない。単なる醜い足の引っ張りあい。見苦しい。マイナス面を探して、マイナスを評価する。あそこがダメ、ここがダメ。そんな評価ばかりしていても学問は進まない。批判された人は気分が悪い。さらに前に進もうというモチベーションがそがれる。

他人の意見、他の学説の中から「いいところ」を見いだす能力こそ、本来の学者に求められる能力だと思う。プラス指向、プラス評価。小さいプラスを積み重ねてゆくと、やがてそれは大きなプラスになる。学問が前に進む。これが学者の仕事。

もし他人の意見に欠点があったら、それを単に指摘することくらい誰にでもできる。指摘するのは簡単だから、全く知的な行為ではない。本当に「知的な」学者ならば、「その欠点をこうしたら改善できる」とか、「こうしたらもっとよくなる」とか、という「知恵」を出せるはず。学者なら知恵を出そう。知恵を出すのが学者の仕事。知識を蓄積するだけに終始するのは学者ではない。

教師の仕事も全く同じ。
いままで何人もの先生(学者)から教師の仕事は学生の意見を批判することだと教わったけれど、shioは絶対にそれはできない。実際、先生が学生の意見を批判するゼミが多いと聞くけれども、shioは批判ではなく、ほめる。

学生の意見の中に少しでも多くの「いいところ」を見つけることが教師の仕事。そしてそれをほめることができるのが本当の教師だと思う。
「いいアイディアだね」
「上手い考えだ」
「ここがいいよ」
「それ、いいね」
「それ、スバラシイよ」
「ステキだね」
「かっこいいよ」
「ナイス」
「いい感じだよ」
「すごい」

そのようなプラス面を評価される経験が重なってゆくと、学生・生徒が「自己肯定感」を覚える。自分の意見が肯定される経験が重なると、自分自身の存在が肯定されているように感じるからだ。そしてそれが「自信」になる。自立するとは自分で自分の存在を肯定し、自分で自分の結論を出せること。つまり自信を持つこと。学生・生徒ひとりひとりが自己を確立し自信を持って自立してゆくことを支援するのが教師の仕事だから、教師に最も大切なのはほめること。一日の90%、ほめている人が本当の教師(残りは、9%しかる、1%怒る)。

学者、教師に求められる「ほめる役割」は、本質的には親に求められる資質。親が子をほめる。ほめると育つ。育つからできることが増える。またほめる。ほめられた人はほめ方も学ぶ。だから他の人をほめる。教育とはその連鎖であり循環。ほめると育つ。人が育つ。社会が育つ。

大人が「ほめる語彙」を豊富に持とう。
我々大人が、ほめる語彙を膨らませて、ほめることばをたくさんたくさん蓄積し、日々、どんどんそのことばを発する。子に対しても、子どもに対しても、友人に対しても、後輩に対しても、先輩に対しても、同僚に対しても、部下に対しても、上司に対しても、企業に対しても……。日本中がそれを続けていけば、きっと日本人の心がもっともっと豊かになると思う。お互いを肯定しあい、尊重しあえる国民になると思う。そんな社会でありたい。

4限:民法2発展講義
・債権の効力
・履行不能に陥った場合の切り分け
・債務不履行による損害賠償請求権の発生

健康支援センター(つまり保健室)で乳がんの模型の展示をしているとのことなので、拝見しにいってきました。「腫瘍が5ヶ所あります」とのことなので触って探しました。無事に発見。すると、「そのうち2つは良性です」とのこと。1つしかわかりませんでした。でも実際は良性と悪性は見分けにくく、しこりを見つけたら必ず専門医に受診してくださいとのことです。なお専門医とは婦人科でも形成外科でも皮膚科でもなく外科ですって。

帰宅すると、Mr. インクレディブルのDVDがありました。明日発売らしい。それなら今日見ることに価値がある。というわけで、見ました。痛快。PIXARの映像にリアリティがあります。

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Comments

shioさま
私もtalbyです。もっともおとなしめの「黒」ですが。

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