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2005.05.30

408:050530 shio流チャーハンの作り方

今日はNHKに行きました。
NHKに行くのは二十数年ぶりです。二十数年前,教育テレビの「ギターを弾こう」という番組に半年間出演していたので,1週おきの日曜日に収録に通っていました。西口の出入り口はそのころと変わらないたたずまいで,身分証を確認する係員も昔と変わらず2人でした。なお今回はshioが出演するわけではありません。ねんのため。

昨日,ひさしぶりにチャーハンを作りました。
今回作ったチャーハンは以下の通り。例によって「人生,アドリブ!!」です。レシピなどありません。「そうだ,チャーハン,つーくろっ」と思って冷蔵庫を覗いて,あったもので,てきとーに作ったものです。

・前日のご飯を電子レンジで温める。
・にんじん,ピーマン,ソーセージ,しそをきざむ。
・オリーブオイルを熱して,しそ以外の具を投入し炒めて,皿にあける。
・油のなくなったフライパンにジャコを入れて,香ばしくなるまで炒って,皿にあける。
・卵を2個かきまぜて,あたためてあったご飯にかけ,卵が全体に行き渡るまでよく混ぜる。
・フライパンにオリーブオイルをひき,ごま油をちょっと足して,20枚ほどのガーリックスライスとともに熱する。
・卵を混ぜたご飯を投入。フライパンを振って,岩塩と粒こしょうで味を整えてからすべての具を混ぜてできあがり。
・乾燥バジルをふって,いただきます!!

はっきりいって具は何でもいいんです。
キムチだとか昆布の佃煮だとか乾燥わかめだとか,そのときの気分で具を入れます。中心となる味の濃い具(今回の場合はおいしいソーセージ)がひとつあればまとまります。

大切なのは卵。
チャーハンのキモは卵です。卵をあらかじめご飯と混ぜておくのがキモです。火にかける前に卵をご飯に混ぜておくと,火にかけた際,卵のタンパク質が硬化し,ご飯の表面に膜を作り,ご飯の水分はご飯の中に閉じ込められます。一方,表面はさらさらですから,ご飯粒同士がくっつくことはありません。ですからこのようにして作ったチャーハンはお箸では食べられません。チャーハンに「レンゲ」が必要な理由はここにあります。パスタもカールもお箸で食べるほどお箸党のshioですが,自分で作ったチャーハンはスプーンで食べます。お箸で食べるのは不可能ですから。

あと,冷めたご飯はあらかじめあたためておきます。
ご飯が冷たいと,せっかく熱したフライパンの温度が下がってしまうからです。フライパンにご飯を投入してから3分以内に完成させるために,フライパンの温度を下げない工夫が必要なのです。

料理も写真も,足し算ですね。

今日の写真は昨日撮影したもの。
Caplio GX8のスナップモードで撮ったものです。スナップモードの効用については400:050521 Caplio GX8のスナップモードに書きましたので説明は省略。shioはこのモードを活用しております。スナップモードでもこの程度の画質で撮影できますよ,というサンプルとしてご覧ください。わざと,遠方の被写体も撮影しております。

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407:050529 コミュニティーの肥大化と点在化

小学校の友人M宅へ。
ニューヨークに住んでいるMが1週間だけ帰国したのです。ステキなお宅でした。

いろんな方に出会いました。うれしいことです。最近,こういう集まりに行くと,必ず数人,mixiの人がいます。帰ってきたらすぐマイミク。NINAさんとCindyさんとまりりんさん。みんな生き生きとしたステキな人たちです。

パーティーに行ってどなたかと知り合っても,よほど共通の事情がない限り,それ以降の交流を継続できないことが多い。それはお互いに損です。その点,blogやmixiがあると「ゆるいつながり」を保つことができます。それがmixiなどのすばらしいところのひとつ。お互いのblogを読んだりして考えていること,やっていること,表現していることが伝わる。それに呼応してコメントする。

でも,そんな媒体ばかりに頼らないでコミュニケーションをするのが本来の人間関係。shioはできる限り人と会う機会を大切にしているけれど,やっぱり限界があります。だからみんながblogを書いたり,mixiでつながったりすることは,リアルな人間関係を補完する貴重なコミュニケーション手段です。都市に生きる我々はコミュニティーが肥大化し,地球規模の移動が容易になった我々は各ノード(個人)が点在化してしまいました。それによって緊密な交流をすることが難しくなっている中,mixiなどのSNSやその他インターネットを介する情報伝達媒体は,いわば必然的に出現したメディアなのでしょう。

ヴァーチャルなコミュニケーション手段はリアルなコミュニケーションを補完するためにある。その基本を十分に認識した上で,大いに活用したいと思います。

406:050528 キットパスはきれいに消える!!

研究室に行くと,郵便物が2つ届いていました。

(1) Oさんからのおくりもの。
感激しました。大いに活用させていただきます。どうもありがとうございました。

(2) 日本理化学工業株式会社のHさんから,キットパスの試供品一式。
398:050519 粉の出ないチョークの使い道に「ちょっと消えにくい」とか「消した後,黒板の表面に粉が吹いている」と書きましたが,今回お送りいただいた黒板拭きは,気持ちいいほどきれいに消えます。すばらしい!! これでキットパスに関する問題は何もありません。ないどころか,メリットばかりです。大いに使わせていただきます。どうもありがとうございました。

大きいサイズのボードも送っていただいたので,399:050520 Caplio GX8が届きました!!の最後に書いたように研究室のテーブルの上に書くようなダイナミックな使い方もできます。これがすばらしい。やっぱりキャンバスは大きい方が,アイディアも大きくなります。

すべてのチョークがキットパスになればいいなあ。
・なめらかで書きやすい。
・筆圧がいらないので疲れない。
・発色がきれい。
・きれいに消える!!
・粉が出ない。
・粉が出ないから空気がきれい。
・粉が出ないから手が汚れない。
・粉が出ないから服が汚れない。

中でも,「きれいに消える」のが最も大切。
講義中,黒板を拭いている時間ができるだけ少ない方がいい。次に書くときに前の跡が残っていると読みにくい。だから消す手に力が入る。時間がかかる。疲れる。さらに,講義が終わった後,次にその教室を使う先生が気持ちよく使えるように,きれいに消す。時間がかかる。なかなかすっきりとは消えない。キットパスなら,今回同梱していただいたクロスを使うとすっきりきれいに消えます。これがすばらしい!!

成蹊大学で使っているチョークは,すべて日本理化学工業さんのダストレスチョーク。その他,shioが教えているいくつかのところでも,使われているチョークは同じもの。ということは,この会社がすべてのチョークをキットパスに変更したら一気に変わるのではないかしら。教員・学生,双方の利便につながると思うのです。そうなったらいいなあ。

2005.05.28

405:050527 ノートは自己表現の場です

3限・4限:民法2
・同時履行の抗弁
・危険負担

3限と4限の間の休み時間に教室の中を歩いていると,女子学生が声をかけてくださいました。
「先生ー,民法,おもしろい。ヤッバィ。」
みんなが民法おもしろい,と感じてくだされば本望です。これからも,もっとヤバい講義を目指します。

講義中には様々な雑談をしています。
先週の雑談で「ノートは自己表現の場です。」という雑談をしたら,みなさんからいただいたメッセージシートにはこれに対する反応多し。ノートは記録媒体だと思っている人が多いと思いますが,ノートは記録するためのものではありません。自己表現の場です。講義を聴いたり人の話を聴いたら,まず理解する。そしてその理解した内容を自分のことばで表現するのです。そのときに,いま講義で聴いた単語をどんどん使う。新しく知った単語・表現を自分で使ってみる。ことばは自分で何度も使ってみることによって,自分のものになります。自分のことばになります。使えることばが広がります。そして語彙が豊かになってゆくのです。

普段から講義でノートに自己表現を続けていれば,試験前に慌てる必要がなくなります。講義を聴いた時点で理解をしているし,ノートに書かれているのは自分の表現ですから見直してもすんなり記憶がよみがえります。論述試験で文章表現を求められても,普段からノート上に専門用語を使った表現の訓練を続けていれば,より的確に解答することができます。

常に表現。常にアウトプット。
受動的にノートをとるのではなく,積極的に能動的に,自分が理解したこと,考えたことを表現するのです。blogを書くこと,写真を撮ること,その他の自己表現と同様,ノートに文字や図を書くのも自己表現です。表現者になりましょう。

K, T, M来訪。shioゼミ次回の問題を作成してメーリングリストに流しました。
いままでバリバリのWindowsユーザーだったY先生が先週とうとう購入したPowerMacG5が本日届いたとのことで,研究室にお邪魔。もちろんiWork'05も購入。MacプラスiWork'05は快適な環境です。

そういえば昨日,iWork'05に含まれるPagesが1.0.2,Keynoteが2.0.2にアップデートされました。

今週まで3週間,週14コマという普通じゃあり得ない数のコマ数を担当しておりまして,好きでやっているとはいえ,さすがにへとへとです。財務省での講義が終わったので来週からは週10コマに減ります。楽になるけどちょっと残念。

2005.05.27

404:050526 花束

EOS 20D EF24mm F1.4
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Caplio GX8
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午前中:財務省研修所で講義。
今日で最終回。とうとう10回の研修が終わりました。拍手をいただきました。どうもありがとうございました。研修生のみなさん,おおいに成長されたと思います。またどこかでお会いする日を楽しみにしております。

大学へ。
K先生と米国最高裁の判例と日本法の解釈について議論。

大学院:不法行為の問題演習。

書類作成,提出など。
M来訪。
K来訪。入試の在り方について的を射た意見をいただきました。どうもありがとうございました。

お花を買って帰宅。
今日の花束はすごく気に入りました。ガーベラを黄色,オレンジ,ピンクをそれぞれ3本ずつ,プラス濃いピンク1本,グリーンもきれい,黄色いクロス,オレンジのリボン。素晴らしいデキです。お花屋さんに感謝です。

民法2発展講義の課題提出締め切りが毎週金曜日13時なので,夜からポツポツと課題提出のメールが舞い込み始める。その中には課題に対する回答だけでなく講義に対する意見などが書かれているものもあるので,それにはコメントを書いて返信します。今日はアスキーの原稿をなんとしても完成させる必要があるので,夜中の1時ころから執筆の続きを始め,途中で課題提出メールが舞い込むたびにそのコメントを書いて返信しながら執筆を進めたところ,完成したのは朝の5時でした。8時起床まで,3時間睡眠です。

403:050525 講義4コマ+夜まで会議

午前中:財務省研修所で講義
・債権の効力
・債権の消滅
・債権の譲渡
・占有権
・即時取得
・引渡し

午後:政策研究大学院大学で民法の講義
・第三者のためにする契約
・債権の目的
・債権の効力
・債権の譲渡

夜:会議

402:050524 楽しいゼミの日

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1限・2限:shioゼミ
・事例問題
・動産の加工と付合
・場合分けの仕方

KとKと研究室でランチ。

3限:shioゼミ1年
・全体像を見るには
・本質とは何か
・どうやったら本質に近づけるか
・本判例の本質
・減軽
・心神耗弱
・情状酌量
・刑の種類
・刑の軽重
・有期懲役の刑期
・執行猶予

4限:民法2発展
・危険負担

R, A, E, T来訪。
Rからは誕生日の花束をいただきました。すばらしくきれいです。すっごくうれしいです。どうもありがとうございました。今日の写真は2枚ともこの花束です。EOS 20D EF24mm F1.4

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2005.05.22

401:050522 ピントとシャッターボタンを分ける

研究室への行き帰り、リコーのCaplio GX8に22mmのワイコン(ワイド・コンバージョン・レンズ)をつけて50枚ほど撮影しました(今日は22日だし)。そのうち5枚を掲載します(残りは人物写真なので非公開)。スライドショーはCaplio GX8 with 22mmからどうぞ。やっぱり22mmのワイド感は楽しいです。そして大学の正門前に、こんなきれいな真っ赤なお花が咲いているとは、今まで気づきませんでした。カメラを持って歩くだけで、いろんな発見があります。

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連続的に撮影してもきちんと撮れるのがいいです。以前のCaplio GXは、2,3枚撮ると「書き込み中」になってしまい、数秒間、撮影不能になってしまいました。でもCaplio GX8はそんなことがありません。そこがすばらしい。パシャパシャ撮れます。

昨日マニュアルモードについて希望を書きましたが、もうひとつ。
ピント合わせはオートで行って、そのまま固定されるようにできるとありがたい。マニュアルモードを使う必要があるのは、同じ距離のものを連続的に何枚も撮影する場合です。そういうときにオートフォーカスを使っていると、シャッターを切るたびに改めてピントを合わせ直す必要があり、シャッターチャンスを逃します。だからマニュアルモードを使って、ピントを固定して何枚も撮影するのです。しかしその場合、最初のピント合わせはオートで行いたい。その方が速くて正確だからです。

shioのEOS 20Dはそのように設定してあります。
普通はシャッターボタンを押すと、ピントと露出の両方が決定される(固定される)ようになっているのですが、設定次第でピント合わせを親指で操作する別のボタンに割り当てることができるのです。こうしておくと、シャッターボタンを押したときにはピントは動きませんから、いったん親指でピントを合わせておけば、同じ距離のものを連続的に撮影するときに、構図とタイミングのみに専念することができます。Caplio GX8のような「マニアックな」コンパクトデジタルカメラでもそれができるとありがたい、と思うのです。ピントとシャッターボタンを分ける、という設定ができると、より「使える」度が増します。

黒い筐体にも慣れてきました。
Caplio GXはシルバーを使っていたので、ブラックのCaplio GX8は少し重い印象でした。しかしCaplio GX8を持ち歩いて3日目。梨地仕上げの表面が高級感があるし、重厚感もあって、「カメラという機械」を持っている気分になります。というわけで、Caplio GX8、気に入っております。

先日、バスに乗りました。
普段はほとんどバスには乗らないのですが、スーツを着た雨の日や急いでいるときには乗ります。その日もちょっと急いでいたので、あるターミナル駅で長い列にならんで乗り込みながら運転手さんに質問しました。
「あのバスとこのバスとどっちが先に出ますか?」
同じ方面に行く2台のバスが両方とも乗客を乗せていたため、バスに乗り馴れないshioにはどちらが先に出発するのかわからなかったからです。すると運転手さんの答え。
「これ、積んだらすぐ出ます。」
どうやらshioはお荷物だったようです。

400:050521 Caplio GX8のスナップモード

shiology、400回目です。
今日は51枚、撮影しました。そのうち10枚をアップしました。スライドショーは神保町からどうぞ。

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今日は著作権法学会。
竹橋にある一橋会館で年一回の開催です。午前、午後とシンポジウムがありました。すべてのご報告を聞かせていただいた後、会場を後にし、地下鉄の駅まで歩きながらCaplio GX8で撮影。今日は雲ひとつない快晴で、光りまぶしき東京です。行き交う自動車ができるだけ写り込まないようにタイミングを見計らって撮りました。

昨日のエントリーにnimbusさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
Caplio GX8。確かにマニアックかもしれませんが、これやCaplio R2といったリコーのデジタルカメラは、shio的には初心者にもものすごくおすすめなのです。たとえば「シャッターボタンの半押し」がうまくできずにピントを外した写真を撮ってしまいがちな初心者なら、「スナップモード」を使うといいです。スナップモードは2.5mにピントを固定してしまうモードです。すると、Caplioに使われているレンズが28mmの広角であることも手伝って、画面に写っているもののほとんどにピントが合った写真が撮れるのです。本当に厳密なことをいうと合ってはいないのですが、広角レンズや小さいCCDサイズなどの効果で、ピントが合って見える範囲(奥行き・被写界深度)が深くなるため、ほとんど合っているように見えるのです。

shioはこのスナップモードを非常に重宝しております。
子どもたちのように始終動き回っている被写体を撮影するには、これに勝るものはないからです。ともかくピント合わせ(シャッターボタンの半押し)というプロセスを必要とせずに、撮りたい瞬間を撮りたい構図で撮影できるので、どんなに相手が動き回っていようとも絶対確実に撮影できます。もし通常のモードでピントを合わせようとすると、まず動いている相手にピントを合わせることが難しい。そしてようやくピントを合わせることができたところで、そのあと構図を決めている間に相手は動いてしまう。ほとんど撮れません。現在のオートフォーカスカメラの限界です。その点、Caplioはどの機種も、前述のスナップモード(ピントを2.5mに固定してしまうモード)とマニュアルフォーカスモードを持っていますから、ピントを合わせるというプロセスを経ずに写真を撮ることができるありがたい道具なのです。

ついでに申しておきますと、このCaplio GX8、マニュアルフォーカスモード時に距離をデジタル表示していただけたらもっと「使える」機能になると思います。現在ではモニタで合焦具合を確認しながらピントを合わせるのですが、これがよくわからない。モニタの映像を拡大して表示することができるといっても、やはりモニタ映像を肉眼で確認するのは限界があります。

そうは言ってもCaplio GX8、お気に入りです。
レンズが28mm。1cmまで近づけるマクロ。明るさF2.5のレンズ。22mmの高画質な純正ワイコン。ISO感度を上げても破綻しない画質。比較的高速なピント合わせ。2点吊りストラップ。その他、メリットはまだまだありますが、ともかくいいカメラです。今回からようやくUSBマスストレージクラスに対応したので、ドライバをインストールすることなくMacに直接接続してiPhoto5などで読み込めます。

望むべくは……。
ズームレンズをやめて28mmの単焦点だったらいいなあ。
それでレンズの明るさがF2.0くらいになったらいいなあ。
光学ファインダーをなくして、解像度の高い2.5インチ以上のモニタが搭載されればいいなあ。
筐体の出っ張りがなくなって、内ポケットに入るスッキリしたデザインになればいいなあ。
重力センサーが入って、縦位置撮影を自動認識してくれたらいいなあ。
などなど。
GR1を作ったリコーさんならきっとやってくださると期待しております。

2005.05.21

399:050520 Caplio GX8が届きました!!

3限・4限:民法2
・法律要件と法律効果
・意思の不存在(意思の欠缺)と瑕疵ある意思表示
・物権変動の時期
・契約の効力
・同時履行の抗弁の意義

終了後、研究室に戻ると、注文してあったCaplio GX8が届いていました!!
本日発売です。さっそく使ってみたい気持ちを抑えて、とりあえず仕事をかたづける。
ほどなく、Kさん来訪。続いて、M来訪。
夕焼けがきれいだったので、Caplio GX8を出して、4枚だけ撮影。

20時を過ぎてMと夕食へ。
キムチ油そばを食べようと思ったら、またお店が閉まってる。なーんだと思ったらちょうどお店の方が出ていらっしゃった。なんと、19時閉店だそうです。そりゃ、いつ来ても閉まっているわけだ。いつだってわれわれが訪れるのは、20時ころだから。こんどは18時ころに行きましょう。

そんなわけでMと食事をして本屋で買い物をして解散。
帰り道、21時ころの吉祥寺で写真を撮りながら大学に戻りました。
真っ暗な中、フラッシュを焚かずに写真を撮るのはカメラにはものすごく酷な状況なのですが、Caplio GX8ならできます。ISO400や800で、1/3や1/2のシャッタースピードを手持ちで撮影しております。

今日は過酷な状況でほんの19枚撮影しただけですが、とりあえずCaplio GX8の印象。
・プレビューが速くなりました。ありがたいです。
・ホワイトバランスが安定しています。
・AEも安定しています。どちらも写真の「色味」に直結する要素なだけに、安定してくれるのはうれしい限りです。こんなに暗いところで人口光源に頼って撮っていても、色に破綻がありません。
・ISO400や800にしても、写真としてのよさがちゃんとあります。
・本体表面が、名機GR1と同じ仕上げになりました。持ちやすいです。デザイン的にも、精悍でかっこいい。シルバーのCaplio GXを使っていたshioは、Caplio GX8がブラックになって、気分も変わりました。
・Caplio R2同様、シャッター音が秀逸です。1/2秒などといった低速シャッターを切っても、きちんとシャッターが開いて閉じるまで音がするので、ブレをこらえるのに便利です。GR1やライカMといったフィルムカメラは、シャッター音でシャッターの開閉がわかるのですが、デジタルカメラはそれができない。その点、リコーのCaplio R2やCaplio GX8はきちんと音をシミュレートしてくださってあるので、わかりやすくて使いやすいです。電子機器を買ったら真っ先にすべての音をオフにするshioですが、これだけはオンにして使います。
・今日は一枚もフラッシュを焚いて撮りませんでしたが、どうやらフラッシュのチャージ時間がとても短くなったようです。そしてチャージ中も操作を受け付けてくれます。Caplio GXは、まちがえてフラッシュモードボタンを押してしまうと、チャージが終わるまで元のモード(フラッシュをオフにするモード)に戻せませんでしたが、そういうことがなくなります。
・Caplio GXは連続的に撮影すると、「メモリへ書き込み中」になって、撮影できなくなりましたが、Caplio GX8はそんなことはない。これはシャッターチャンスが重要な写真において、非常に大切な改良です。

ともかく買ってよかったと思えるカメラです。
今日撮影した写真はこちらです。
First photos by Caplio GX8

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昨日の粉の出ないチョーク。
どういう使い方をしたのか、とのご質問をいただきました。研究室のテーブルに書いたのです。複数の人で議論をするとき、その真ん中にテーブルという大きなキャンバスがあるときは、それを使ってアイディアを形にしてゆけば、それを容易にシェアすることができます。昨日のTさんとの議論では、図示することが意味を持っていたので、なおさらでした。その図を囲んで、図について話をすることができます。立ててあるホワイトボードではそうはいきません。

2005.05.20

398:050519 粉の出ないチョークの使い道

午前中、財務省研修所。

午後、大学院。
その他、事務作業。

16:30〜22:30:研究室にてT氏とひたすら語る。
気づいたら6時間もしゃべっていました。
いろんなアイディアが出ました。
いろんな情報をうかがいました。
遠いところいらしていただいて、どうもありがとうございました。

昨日Kさんにいただいた「粉の出ないチョーク」。名称は「キットパス(Kittopas)」。日本理化学工業株式会社の製品です。今日、研究室に持参し、はたと気づきました。すんごい使い方を思いついたのです。そこでちょうどT氏がいらっしゃることでもあるし、さっそくT氏へのデモンストレーションに利用。かなり強烈な印象です。この使い方ができるのは素晴らしい!!

この「粉の出ないチョーク」の特徴。
・書くのに力が不要。だから書いていて疲れない。
・でもちょっと消えにくい。
・消した後、黒板の表面に粉が吹いているのは普通のチョークと同じ。
・専用の黒板拭きは構造的に要改善。拭いているとすぐに分離してしまう。

shioはこのチョークのファンになりました。
他の色も欲しいです。赤、青、黄、黒。shioが講義をする際、黒板だとたいがい、白、赤、黄を使います。ホワイトボードの場合は、黒、赤、青。3色使うのが基本です。

そういえば昨日は政策研究大学院大学の帰り、MさんとSさんとご一緒しました。院生のみなさんともっとお話しする機会があるといいと思います。

MacOS X Tigerが10.4.1になりました。DVDプレーヤーが4.6になりました。アップデートしました。問題ありません。

2005.05.19

397:050518 粉の出ないチョーク

昨日発売された「日経ビジネス・アソシエ6月7日号」にちょこっとだけshioのコメントが載っています。66ページの一番下です。378:050428 うずくまる人に書きましたようにインタビューを受けて45分ほどしゃべらせていただきましたところを、このようにコンパクトにまとめてくださいました。Sさん、どうもありがとうございました。

また本日発売の「月刊アスキー6月号」には、いつものように連載コラム「法律家が見るIT業界」が載っております。46ページです。今回のタイトルは「環境の統一という危うさ」。どうぞご覧ください。shioゼミの学生にはコピーを差し上げます。

今日のshio。

午前中:財務省研修所で講義
・契約成立前の目的物滅失
・債権法の構造
・債権の一生
・契約の効力
・債権の目的

13:15〜16:30:政策研究大学院大学で民法の講義
・行為能力と制限行為能力者制度
・法人
・契約締結上の過失
・同時履行の抗弁権
・危険負担

危険負担の論理構成についてみなさんから様々な反応をいただき、うれしいです。さてこの講義、次回3時間で第3章債権第1章総則の第1節債権の目的から第5節債権の消滅のうち第3節以外をやる予定。その次の回は物権の残りと担保(人的担保、物的担保)、そして一瞬家族法。話したいことがたくさんあるので時間が足りない!!

粉の出ないチョークと専用の黒板拭きと携帯用(?)の黒板をいただきました。このチョーク、ちょっと使った感じはとてもいいです。さっそく大学で使ってみます。どうもありがとうございました。

さてBに焼き肉に誘われました。
もちろん行きます。では六本木から高田馬場に行く最良の経路はいかに。諸々検討した結果、
乃木坂(千代田線)→表参道(半蔵門線)→永田町(有楽町線)→飯田橋(東西線)→高田馬場
という経路をたどりました。途中、永田町はものすごい地下から階段を一気に96段駆け上がり、飯田橋は有楽町線の改札からいったん外に出て東西線まで約270m歩き。やっぱり素直に、
乃木坂(千代田線)→大手町(東西線)→高田馬場
という経路にすればよかったかも。

高田馬場で歩いていて、ふとお花屋さんに立ち寄り、かわいい花束を買いました。バラとトルコキキョウ。みんなの大切なMにほんの少しの気持ちです。

2時間ほど仕事をした後、Bとともに焼き肉へ。
B, N, R、そして後から合流したM, N, Uとともに舌鼓。Rは6月25日が予定日。大きなおなかです。RもUも幼稚園の先生だから、延々と子ども談義でした。子どもは社会の宝です。

396:050517 これが法学部だ!!インタビュー

長ーい一日。

1限・2限:shioゼミ
・177条の存在意義について
・「公」と「公」の違い

3限:shioゼミ1年
・三審制
・控訴と上告
・最高裁の機能
・事実審と法律審
・民集と刑集
・判事と判タ
・判例データベースの使い方
・XYY

4限:民法2発展講義
・物権変動の時期

4限後、染色体について質問をしにDr. Sのところへ。
医学的な疑問をDr. Sにうかがうと、いつも気持ちよいほど明快な答えをいただくことができます。本当にありがたい、素晴らしい先生です。先日は外科と整形外科と形成外科の違いについて一言で説明してくださいました。デキる人の解説は、簡明直截です(「ちょくせつ」です。「ちょくさい」と読まないように)。

研究室に戻るとほどなくE、T来訪。
つづいて、M, I, A, M, S, K, T来訪。みんなでテーブルの上を片付けたり、椅子を用意したり。「これが法学部だ!!」という書籍のインタビューなのです。18時に編集者のKさんら来訪。shioゼミ学生9人、インタビューア2人、そしてshioの12人でテーブルを囲んで、おもむろにインタビュー開始。最初、Kさんは端から順に発言するように促しましたが、shioゼミの学生にはその必要はありませんとお伝えしました。shioゼミの学生は全員自発的にどんどん発言しますし、自分の発言すべきタイミングを計ることにも慣れていますから、順番など決める必要はないのです。実際、みんなそれぞれとてもいいことを言っていました。ひとつひとつことばを選んで、的確に表現していました。shioゼミ生はみんなすばらしい!!

20時終了。
編集者がお帰りになった後、7人で夕食へ。
今日の感想などを語り合って解散しました。
帰り際に、Mが「今日は真のshio漬けだ!!」と。確かに彼女たちは、1限と2限と4限とインタビューと夕食で、計8時間ほどshio漬けになっていたわけです。

2005.05.16

395:050516 語った夜は生郎?

今日は終日研究室。
その大半の時間、だれかと会話をしていました。
まずは朝から諸手続きや手配の電話を何本も。

10時からHさん来訪。
著作権法と特許法と刑法と民法との関係について議論しました。さらに教育についても。16時まで。こんなに長い時間、異分野の専門家と語り続けたのは久しぶりです(この前は商法のSと、だったかな)。普段shioが考えていることや考えていないこと、Hさんが考えていることや考えていないことを洗いざらい語り合い、ものすごく有意義でした。たくさんの示唆を受けました。もちろんたくさんメモを書きました。全部緑。こういう友人が身近にいることが何よりありがたいです。

Hさんが帰るとまもなくA来訪。
小一時間、語りました。Aは本当に心優しい人です。

気づくと16:50。
大急ぎで書類を一枚作って、16:59にダッシュで事務まで持参(事務は17時までなのです)。明日の会議のことなので、どうしても今日中に事情を説明する必要がありました。間に合ってよかった。明日の会議で取り上げてくださるとのことです。

続いて、別件でIさんと30分ほど学生ヴォランティアについて語る。
教育って夢があります。

研究室に戻って、アップルストアに電話。
新しくshioをご担当いただくYさんは、前担当者のUさん同様、声がきれいで話し方が端正、そしてご対応もしなやか。気持ちよく、かつ俊速で注文をすませることができました(ソフトとAirMac Expressを買いました)。Yさん、ありがとうございました。

つづいて、今日一日その時間までに来ていたメール(53通)を読みつつ、必要な返信を書いて次々と送信。メールの連打。中でもKさんの旦那さまが撮影したラオスの写真59枚がすばらしかった。すべてリバーサルフィルムで撮影したものをスキャンしてアップされたもの。レンズを開放で使って薄いピントがピリッと合っている。縦位置が多いのもshio好み。リバーサルの深い色も美しい。やっぱりフィルムは違うなあ。2001年の7月にEOS D30を買ってから、すべてデジタルになってしまったshioは、ちょっとフィルムにノスタルジー。

気づくと19:15。お腹がすいた!!(Hさんとお昼を食べたのは11:30でした)
そこで、食事に行くことにしました。何を食べようかなぁと思案しながら大学を出て歩道を歩いていると、生郎の電気がついている。通りすがりにふと覗くと、客は、いままさに食べ終わって会計をしようとしている男性4人。「へー、まだ営業しているんだ……」などと思った瞬間、店主の声。「へぃ、いらっしゃぁぃ」

入ろうと思っていた訳ではないけど、そりゃ、入るでしょう。
そんなわけで、入店してから帰るまで客はshio一人っきりの「贅沢な」生郎を「夕食に」食べました。大つけ豚野菜増し増しニンニク普通唐辛子抜き。三田の二郎は15時頃には閉まってしまう(現在はどうか知りませんが)ので、夕食に二郎(生郎)を食べたのは初めてです。閉店間際だったからかわかりませんが、麺がかなり細切れ。噛む手間(歯間?)が省けた!?

研究室に戻って、ほんの1時間のうちにいただいたメールにまた返信、転送など。
明日のゼミの準備、講義の準備。
書類を5枚作成。

スキャンスナップでメッセージシートを大量にスキャン。
スキャンを始めると、あれ?
いつも、スキャンする際のモーター音はE(ミ)の音のはずなのに、3度高いG#(ソのシャープ)の音がしている。変だなあと思ってよく考えてみたら、PowerMacG5を初期化した際、ScanSnap Managerの設定をコピーしなかったため、以前はちょっとクオリティーの高いモードで読み込んでいたはずが、今日はデフォルトの最低品質(速度優先)になってしまっていたのでした。つまり、3度高いってことだから、たぶん読み込み速度(モーターの回転数)が1.25倍くらいになっていたということです。読み込み品質を一段高く設定し直してから再度読み込んでみると、いつものEの音に戻っていました。音程を聞くって大切です。

このScanSnap Manager for Macintosh、サイトには「MacOS X 10.4については現在確認中です。確認完了次第、本ホームページでご報告いたします。」と書いてありますが、shioのところでは問題なく動作しております。

394:050515 こどもの日は何の日か

5月5日の「こどもの日」のあと、ゼミや講義が一巡したのでこどもの日が何の日かについて書いておきましょう。

「国民の祝日に関する法律」の第2条には以下のように規定されています。
「こどもの日 五月五日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」

そう。母に感謝する日なんです。
一般に、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかる」方ばかり認識されていますけれど、条文は「母に感謝する」をそれと同列に規定しています。

母の日より前にこどもの日。
母に感謝する日です。

今日は3回も雨に降られました。
晴れたと思って油断して外に出たのが間違いでした。
でも本当にきれいに晴れ渡っていたのですが……。
雨に降られたとき、3度とも一緒にいたTさん曰く。
「雨は、shioとTのことが好きなんですね」
素晴らしきpositive thinkingです。

2005.05.15

393:050514 Tiger快適

水曜日にPowerMacG5へTigerを再インストールした続き。
各種のアプリケーションをインストールした後、データを外付けハードディスクから戻しました。さくさく動いております。心なしかiPhoto5の動きが以前より軽快になったような。

全データをいったん退避させてハードディスクを初期化して再インストールするメリットはいくつかあります。ハードディスクのフラグメンテーションが解消することもそのひとつ。デフラグ用のソフトを使うわけではなく、きわめて原始的な方法でハードディスクの整理ができるので、安全です。iPhoto5の反応がよくなったのもそんな理由かもしれません。

夕食は、予約を入れようとしたお店に次々とふられたため、久しぶりにカプリチョーザへ。
生パスタの「ポルチーニ茸とシメジのリングイネ」と「茄子のグラタン」がおいしかった。Yさんも大満足。今日は92枚撮影。EOS 20D EF24mm F1.4です。もちろんすべてフラッシュなしですが、中にはISO800、F1.4でシャッタースピード1/15といったものもあります。後2, 3段、ISOを1600にし、シャッタースピードも1/8とか1/4まで落とすことができますから、F1.4だとものすごく暗い状況でもフラッシュなしで撮影できます。レンズの明るさは非常に大切です。

PowerBookG4のハードディスクが残り8GBを切って、反応が悪くなってきました。特にiPhoto5から別のソフトに移ったりその逆。やっぱりMacOS Xには10GB以上の空き容量は必須です。何かのデータをばっさり消去しようと思います。さて何を削るか。思案のしどころです。

とはいえ、いずれにしてもTigerのことえりは快適。
それがTigerにした最大の恩恵かもしれません。Macに向かって何をするって、ほとんど文章を書いているわけですから、ことえりが快適になるということはMacを使う時間のほとんどが快適になるということと同義なのです。長文を入力して一気に変換すると、そのすべてが完璧に漢字に変換される。文章を書くのが楽しくなります。道具って大切です。

392:050513 Kさんが成蹊大学に!!

3限、4限:民法2
教室に行くと教壇上の蛍光灯が2本、チラチラしてる。管財に電話したらすぐに交換してくださいました。ありがたいことです。

・契約自由の原則
・契約の成立
・申込の撤回
・契約の成立時期
・契約成立前に生じる問題

クイズは民法1の復習でした。民法1で習った範囲が契約プロセスでどのような位置にあるのか。次回、お話しします。
今日はみなさんのご質問にお答えして、shioが教師になったわけをお話ししました。

講義後、教室を出るとKさん!!
成蹊大学に講義を受けにいらしているとは存じませんでした。ちょっと早く着いたので大学内を散策しているとのこと。研究室にお招きしました。続いてY来訪、さらにM来訪。Kさんからは法律を起草する話などを伺いました。条文を作るってエキサイティングな仕事です。Yからはイタリアの話。おみやげのチョコをみんなで食べながら。Kさんが講義に行ってからはもっぱらMの就活と性格について。

3人で武蔵屋へ。本当はキムチ油そばを食べに行きたかったのに、お店が休みだったから。
そのあとスターバックスでおしゃべり。Yのイタリア写真を見せていただいたり、民法の教育法についてなど。それにしてもYの写真、上手。

Mと一緒に研究室に戻って、仕事をしつつMと物事の本質とは何かについて25時すぎまで語る。

2005.05.13

391:050512 Tigerへのアップグレード方法

午前中:財務省研修所で講義
・代理
・無権代理
・表見代理
・権利外観法理
・94条2項、96条3項
・取引の安全
・物
・不動産、動産
・物権変動の意思主義
・物権変動の対抗要件
・二重譲渡
・94条2項類推適用

大学へ。
いろいろ仕事。
教授会。
研究室にてPowerBookG4でメールなどを書きつつ、PowerMacG5にTigerをインストール(これについては下記詳述)。

夜まで委員会。

研究室のPowerMacG5にTigerを再インストールしました。
380:050430 アクセス権の修復に書いたようにTiger発売翌日には研究室のPowerMacG5にもTigerをインストールしてあります。その後、何ら問題なく快適に稼働しています。でもやっぱり上書きインストールは何となく好きではありません。なので、上書きしても問題なく動くことを確認するという目的が達成された以上、自分の仕事環境としてはきちんとクリーンにインストールし直したいのです。

現在使っているMacに新たにOSをクリーンインストールするにはどうしたらよいか。
shioは以下のようにします。現在、これが最も確実かつ手軽かつ元の環境を完全に残すことができる方法だと思うからです。必要なものは外付けハードディスク1台です。

(1) 外付けハードディスクをFirewireでつなぐ。
(2) 外付けハードディスクに新しいOS(今回の場合、Tiger)をインストール。
(3) インストールが終わったら外付けハードディスクから再起動。
(4) 起動の途中で、「他のMacからデータを読み込みますか。」というようなことを尋ねてくるので、「このMacの他のパーティションからデータを読み込む。」を選んで進む。
(5) データのコピー元として、そのMacの内蔵ハードディスクを選択する。
(6) すると、いままでMacで使っていたデータはすべて外付けハードディスクにコピーされる。
(7) コピーが終わったらそのまま外付けハードディスクからMacが立ち上がる。すると、インストール前の状態がほぼ100%再現されている。
(8) データがきちんと外付けハードディスクにコピーされていることを確認したら、再度TigerのインストールDVDでインストールを開始。こんどは、内蔵ハードディスクをすべて消去してから、内蔵ハードディスクにTigerをインストール。
(9) インストールが終了して内蔵ハードディスクから立ち上がったら、(4)以降の逆をする。つまり、こんどは接続されている外付けハードディスクからデータを読み込む。
(10) すると、また元のMacのインストール前の状態がほぼ100%再現されます。

これで、全く手間をかけずにOSのクリーンなインストールが終了します。

さらにもっと本当に完全にクリーンな状態から使いたい場合は、(9)で外付けハードディスクからの読み込みを行わず、まっさらな状態でいったん立ち上げた上で、外付けハードディスクから必要な書類をコピーします。それとて、「書類」「ミュージック」といったフォルダごとにドラッグアンドドロップをするだけですから、ほとんど手間はかかりません。ちなみにshioはまっさらな状態で立ち上げてから個々のファイルをコピーします。

教授会後、委員会までの間には、(7)までしか終わりませんでした。続きは明日やります。

390:050511 相手によって講義内容は異なる

午前中:財務省研修所で民法の講義
・意思表示
・権利能力、行為能力
・人、法人
・代理

午後:政策研究大学院大学で民法の講義
・意思表示
・代理
・人、法人
・権利能力、行為能力

こうして見ると、財務省での講義と政策研究大学院大学での講義は同じことをやっているような印象を受けますが、中身はかなり異なります。相手によって順番が異なるのも面白いです。shioの講義はアドリブなので、受講している人たちと問答を繰り返しながら、理解に応じて話す順番を決めています。

また進むスピードも全く異なります。財務省研修所での講義はゆっくりゆっくり、政策研究大学院大学での講義は快速に飛ばします。ということは、同じトピックを扱っていても政策研究大学院大学の方が、盛り込まれる内容ははるかに多いということです。受講者の年齢が高く、社会経験も豊かなので、当然です。たとえば、政策研究大学院大学では善意の第三者の保護、取引の安全の根本的な考え方について話しましたが、財務省研修所ではそれらは次回に表見代理をやってからです。

さらに、余談も異なります。
財務省研修所では刑法の話などもしている一方、政策研究大学院大学では国民の祝日に関する法律の話などをしました。相手によって楽しんでいただける話題は異なりますし、出てくる質問も異なりますから当然です。

政策研究大学院大学でKさんにラオスの写真を見せていただきました。ラオス、行ってみたいです。

389:050510 shioゼミの笑顔

1限・2限:shioゼミ
・取引の安全の意義

昼休み:M来訪。shioゼミ1年生が1人増えました。

3限:21人になったshioゼミ1年。
・民法の改正
・担保の意義

4限:民法2発展講義
・契約の諸類型
・要物契約と意思表示の必要性

夜、shioゼミBDPT。そのあとスターバックス。
みなさんに感謝です。ひさしぶりにヴァイオリンを弾きました。たぶん今年3回目。
209枚ほど撮影した写真を帰宅してMacで見る。みんなすごくいい笑顔。shioゼミのみんなは輝く笑顔に満ちています。美しい。

2005.05.10

388:050509 OmniOutliner 3 Proにしました

いいお天気。都内で研究会です。

昨日、OmniOutlinerをとうとうversion 3にアップグレードしました。録音機能以外はversion 2で十分だし、録音しながらのテイクノートはWordノートで十分なのでアップグレードに必然性を見いだせずにいたのです。しかし3.0.2になってTigerのSpotlightに対応したとのこと。それなら当然、アップグレードです。(同時にOmniGraffleもTigerに対応しました)

version3は二種類あります。Standard版とProfessional版。録音機能を持っているのはPro版ですからshioが必要なのはこちらです。2から3ProへのアップグレードはEducational価格で39.95ドル。単独でPro版のライセンスを買うとダウンロードソフトとしてはちょっとお高めですが、文房具としてのアウトラインプロセッサの有用性に鑑みれば十分に安いと思います。

さっそく2時間の研究会で利用してみました。
以前shioがMactopia(マイクロソフトのサイト)のインタビューで紹介したようにiSightで録音すべくiSightを持参していました。でもiSightの有無でバッテリーの消耗を比較することを思い立ち、今日はPowerBookG4の内部マイクのみで録音してみました。自宅でフル充電して電車に乗り、車内で30分ほど利用してバッテリーの残り89%に。研究会でPowerBookG4を開いてOmniOutliner3Proを立ち上げ、録音を開始してノートをとり、2時間の利用を終えた時点で残り21%。そのあと帰りの電車でこのblogを書いて約30分、電車を降りる頃には10%でした。

録音時には1時間当たり約35%消耗していることになり、文字入力だけなら1時間で約22%程度消耗するところから考えると、1.5倍くらい電力を消費するようです。とはいえ、2時間の研究会を録音しながらテイクノートして、その行き帰りの電車内で作業をするには十分です。次の機会にiSightを使った場合のバッテリー消耗度を見てみたいと思います。

OmniOutliner3Proを使って感じたプラス面とマイナス面。

プラス面。
OmniOutliner2同様、操作が軽快。動作も軽快。文字入力もとても安定しています。さらにTigerになってからの共通のメリット、キー入力に伴う表示や変換が快速。だから研究会中のようにダーーーーーーーーっと入力を続けてもきわめて軽快で、キー入力と同時に結果が画面に表示される反応速度の高さが快適です。もちろんバックグラウンドで録音を続けているし、同じ画面に資料のPDFや条文や日程表を開いていても、ブラウザで参考判例を見ていても、その速度は全く変わりません。PDFにさくさく検索をかけてその結果を見ながらOmniOutlinerに文章を書き続けていても、なんら引っかかるようなところはありません。複数のソフトで書類を開いて参照しながらドキュメントを作ってゆくという作業が快適に行えるのがMacのステキなところであり、OmniOutliner3はそうした使い方においても心地よい環境を提供してくれます。

マイナス面。
shioは、このOmniOutliner3Proを使えば、マイクロソフトのWordノートと同じ機能が実現するものとばかり思っていました。でも違いました。Wordノートの方が遥かにすばらしい。Wordノートは録音しながらノートを書いてゆくと、あとでそのノートの各行の頭をクリックすれば、その行を書いていたときに録音された部分が瞬時に再生されます。つまり、ノート自体が録音内容のインデックスの役割を果たしてくれるのです。OmniOutliner3ProはWordノートより後発だから、当然そうなっているものとばかり思っていましたが、単に文字入力したファイルに録音ファイルが添付されるだけだったのです。あら、残念。これなら録音しながらのテイクノートにはWordノートを使った方が良さそうです。うーむ。

さあどちらを使うか。
このプラス面とマイナス面を天秤にかけるとどちらに傾くか。Tigerへの対応はどちらも同じです。難しい選択です。結論はOmniOutliner3Pro。

shioがノートを書く際にアウトラインプロセッサを使う最大の目的は、議論や講演を構造的に把握すること。そしてそれに付随して録音する最大の目的は、自分の発言を聞き直すこと。なぜなら、自分が発言している間だけはノートをとることができないからです。他人の発言を録音する必要は全くありません(音声認識が進化して、shioの声だけに反応して録音と停止を繰り返してくれるICレコーダーができたら真っ先に飛びつきます)。そこでWordノートの便利さは、shioが発言する前に改行すれば、あとでその行頭をクリックするだけで自分の発言を聞くことができるところにあります。単なるICレコーダーで録音してしまうと、自分の発言を探し出すだけで一苦労。もちろんICレコーダーでも発言前にインデックスを入れておくことで同じことができますが、議論の流れに乗って発言をする際に、存在の小さいICレコーダーに手を伸ばしてインデックスボタンを押して……という操作はやりにくいです。

一方、自分の発言以外の時間は、すべてアウトラインプロセッサにノートをとり続けています。だからプライオリティーは使い勝手。ではWordとOmniOutlinerと、どちらが使い勝手がいいか。それは圧倒的にOmniOutlinerです。だからそちらを使います。そして、自分の発言の録音位置は、発言後に時刻を記入しておけば、あとで録音ファイルでその時刻の録音を拾って聞けばばいいのですから、そんなに手間ではありません。

なお、PowerBookG4の内蔵マイクを使っての録音にはやっぱり限界がありました。20人が四角く座っている研究会においてちょっと離れたところの人の発言はほとんど聞き取れないレベルの音量でしか録音されていません。ちなみに同時に録音していたICレコーダーではクリアに録音されています。PowerBookG4の内蔵マイクは用途が異なりますしPowerBookG4の向こう側の声を録音するには不適切な位置にありますから当然といえば当然。次回はiSightで録音します。

大学に戻って仕事をしているとM、K来訪。
Kが韓国のお土産を持ってきてくれました。5種類のフレーバーのチョコ。その中にとうがらしも。すぐに食べてみると、確かに辛い!!

387:050508 独立自尊

385:050506 MacOS Xの進化とthink differentにコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
WAOさん。この文章、初めて見るのですが、これはJobs氏が発言したものですか?それとも何かに記述されていたものですか?もし可能でしたらご教示いただければ幸いです(メールでも結構です)。

このコピーに出てくることば。「物事をまるで違う目で見る」「規則を嫌う」「現状を肯定しない」「物事を変える」「発明する」「創造する」「前進させる」「人と違った発想をする」……。

「ひとりひとりが異なる」ことを尊び、尊重し、尊敬し、大切にすることができる社会でありたい。「他人と違う自分」を愛し、「自分と違う他人」を敬える社会でありたい。福澤諭吉先生がおっしゃる「独立自尊」が日本活性化の基礎だと思います。

ゴールデンウィーク中にOGのNが婚約したとのこと。
おめでとうございます!!

2005.05.07

386:050507 雨上がり

午前雨、午後晴れ。
雨上がりの大学周辺はきれいなものがたくさんありました。
スライドショーはこちらからごらんください。

R0013621

R0013596R0013625R0013629

R0013630R0013633R0013634

Tigerのことえり(仮名漢字変換機能の名称です)、以前よりも精度が上がっているように感じます。速度が速くなったのはTigerの基礎体力に負う部分が大きいと思うのですが、MacOS X 10.3 Pantherで実質的に「使える」ようになったことえりはTigerでも微妙に進化しているようです。技術的に何がどう変わったのかは存じませんが、使っていると学習が賢くなったような気がします。そして「/」キーで「・」が打てるようになったのもいまさらながらありがたい。いままでは、option+「/」で「・」を打つ必要がありましたが、Tigerは「/」をそのまま打てば「・」を入力できるように設定できます。ようやく、といった感じですが、ともかくありがたい。

shiologyバックナンバー

385:050506 MacOS Xの進化とthink different

3限・4限:民法2
・物権と債権の関係
・民法に規定された契約類型と債権債務の発生
・なぜ債務が発生するか。
・債務法と債権法

今日は時間ギリギリまで講義をしてしまったためクイズはできませんでした。そういう日があってもいいでしょう。今日も教室は学生でいっぱい。肌寒い外気とは異なり、300人近くが講義に集中する教室内は暑い暑い。幸い今日は新図書館建築工事が静かだったので途中から窓を開けることができ暑さは緩和されましたが、ともかく暑くてくたくたでした。

研究室に戻って、メッセージシートにコメント書き。クイズがなかったので枚数は少なかったですが、おもしろいメッセージもいくつかあって楽しくコメントを書くことができました。

その中で、MacOS X 10.4を「Tiger」と呼ぶならそれ以前のバージョンも何か名称があるのですか、という質問がありましたのでお答えしておきます。
10.0:Cheetah
10.1:Puma
10.2:Jaguar
10.3:Panther
10.4:Tiger
です。

shioは順次すべて使っています。徐々に確実に進化を遂げてきたMacOS Xは、JaguarでOSとして「使える」ものになり、Pantherで手放せなくなる便利さを感じ、Tigerでパーソナルコンピュータが真にパーソナルになる快感を覚えています。どんなデータであれMacの中にさえ保存しておけば瞬時に「見つかる」。複数のデータを様々な視点で串刺しに「まとめる」。自分のアイディアを的確に「表す」。

search, arrange, and express.

まさに知的な作業における重要な諸要素を担ってくれます。つまり「思考の足回り」を固める道具です。自分の頭で「考える」とか「アイディアを出す」といった人間自身にしかできない「思考」に付随する「作業」を効率的かつ効果的にアシストしてくれます。これが「パーソナル」コンピュータのパーソナルたるゆえんです。

アップルは以前、「think different」というフレーズを掲げていました。
形容詞であるdifferentを副詞的かつ名詞的に使った名句です。様々な解釈ができますが、基本的には「既存の価値観や他人とは違う考え方をしようよ」という呼びかけなのでしょう。Macは我々の思考の周辺作業を上手にアシストしてくれます。その精度や速度や確度が上がるほど、我々は思考に専念できるし、よりthink differentすることができます。

「for the rest of us」を命題として作り出されたMacというパーソナルコンピュータは、MacOS Xにいたるまで「think different」を具現化するべく各種の機能を洗練させてきました。その結果として生み出されてきたMacは、我々をthink differentさせてくれます。ステキな相互作用です。人々がクリエイティヴになり、社会が豊かになります。JobsさんとMacを作ってくださるアップルの方々に感謝いたします。

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2005.05.05

384:050504 普通に縦位置で撮れるカメラ

shioは縦位置の写真が好き。
普通に構えて縦位置(縦長)に撮れるデジタルカメラがあったらいいなあ。

以下の写真はすべて本日撮影したもの。今日はEOS 20Dで125枚撮影しました。いいお天気でした。空気も澄んでいて気持ちいい。これ以外の写真はすべて人物写真なので非公開です。

横位置写真
Nさん手作りの柏餅
Kashiwa-Mochi

IMG_4336

IMG_4377


縦位置写真
菜の花

沼

IMG_4334

普通に構えて撮影すると縦長の写真が撮れるデジタルカメラ。何年も前から欲しいと思っています。FujiFilmのPinePixが縦型の筐体を採用したとき、一瞬(ホントに一瞬)「うわぁっ!!」と思ったけれどすぐに「そんなはずはないよな」と思い直したこともある。FujiFilmはその昔、ブローニー版6×4.5のコンパクトな名機をいくつか出したことがあって、shioはそのひとつを愛用していました。それは6×4.5なので当然、普通に構えて縦位置に撮影されるカメラでした。そのFujiが縦型の筐体のデジタルカメラを出したので、一瞬期待したのです。

市場で売られている数えきれないくらい多種多様なデジタルカメラ。全部、「横位置」で撮影されます。普通に構えて縦位置に撮れるデジタルカメラは存在しません。フィルムカメラは巻き上げ方向の関係から横位置が標準。35mmフィルムは横長、ブローニーフィルムも6×7、6×8、6×9は横長、8×10も横長。唯一、6×4.5だけは縦長です。

shioは縦位置写真が好き。でも縦位置でありながらできるだけ写真に幅が欲しいから、6×7を愛用していました。6×7を縦位置にして撮ると幅の広い縦位置写真が撮れるのです。でもやっぱり普通に構えたままで縦位置に撮れる6×4.5は大好き。当然ですが撮りやすいからです。

縦長写真を好きな理由を語るのは難しいけれど、ごく単純化していえば、写真に奥行きが出るから。立体的な写真が撮れるから。空がたくさん写り込むから。人物を撮影する機会が多いから。

最近のカメラ付き携帯電話は、基本的に普通に構えて縦位置写真が撮れます。普通に構えて縦長に撮れるデバイスがこれだけ普及したんだから、本来写真を撮る道具である「デジタルカメラ」にも普通に構えて縦位置に撮れる機種が出てきてもいいと思う。

6×4.5の画面は、縦横比が4:3。
コンパクトデジタルカメラの縦横比は3:4。だから、それをそのまま縦位置にすれば、6×4.5と同じ感覚で撮影できるようになります。どこかのメーカーが出してくださらないかなぁ……。
(ちなみに35mmフィルムや多くのデジタル一眼レフの縦横比は2:3です。ちょっと細長い。)

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2005.05.03

383:050503 グラフ計算機からGrapherへ!!

【EOS 20Dのファームウェアを2.0にアップデート】
アップデータはしばらく前にリリースされていましたが、以前のアップデータでトラブルが報告されていたのでしばらく様子を見ていました。アップデートしたところ、問題なし。

【Mail自動改行パッチその後】
昨日のエントリーでMail自動改行パッチを利用していると書きましたが、どうやらうまく機能していないようです。私から改行なしで送ったメールがNetscape Mailでは自動改行されて見えないとのご連絡をいただきました。以前、自分宛にメールを送ってARENAで受信して確認したときにはちゃんと自動改行されていたのですが、今回のバージョンになってからは確認していません。改行されていないとのことですので、とりあえずバージョンアップを待つことといたします。

【QuickTime 7 Proにアップグレード】
29日からQuickTime 7 Proをアップルストアで購入しようと試みているのですが、チェックアウトをクリックすると「Server Error」になってしまいます。そもそもshioのアカウントでログインすることができません。そこで、Firefoxでアクセス。あっけなくログインして購入することができました。どうしてFirefoxで可能なことがアップル純正のSafariの最新版でできないのかしら。ともかくQuickTime 7はProになりました。3,400円です。

(追記:Safariでアップル関連のクッキーをすべて消したら問題なくなりました。)

shioはQuickTime5や6でも必ずProにしていました。Proにすればフル画面で映像を見られますし、ウェブ上のQuickTimeファイルを保存することができるからです。とくに日々デジタルカメラで撮影している映像をフルサイズで上映することができるのは大切。楽しい映像をみんなで楽しめます。今回もQuickTimeが7にバージョンアップされたため、すぐにProにアップグレード。今回からはうれしいことにiSightで録音や録画をすることができるようになりました。いままではiSightで録画するにはiMovieを使う必要がありましたので、ちょっと手軽ではありませんでした。しかし、これからはQuickTime7Proでさくっと録音・録画できます。iSightを持ち歩いていても録音にしか使っていませんでしたが、録画も手軽にできるのはありがたいことです。

さっそくiSightで録画してみました。10分で25MB程度。240×180、128kbpsAACオーディオ。メモ的な録画なら使えます。

【Grapherの魅力】
Tigerに付属するソフトウェアには魅力的なものがいくつかあります。そのひとつが「Grapher」(アップルのサイトにリンクを張ろうとしたら、Grapherを解説するページはありませんでした。もったいない!!)。1994年だったか、MacのCPUにPowerPCを搭載したPowerMacintosh 6100/7100/8100の3機種が発売されたとき、販売店の店頭でshioが釘付けになった添付ソフト「グラフ計算機」。それがMacOS Xネイティブになって戻ってきたのです。

「グラフ計算機」を見たshioは、「高校生のときにこれがあったら、数学がもっとわかりやすかったはず!!」と感動したものです。さまざまな数式を入れると、それを即座に二次元・三次元グラフに描画してくれるソフトです。三角関数などが含まれていてももちろんきちんと表示されます。三次元グラフは立体的に表示され、マウスで回転させたり見る方向を変化させてグラフを観察することができるのです。本当に感動的でした。MacOS Xになってからグラフ計算機が消えて非常に残念に思っていたのですが、今回、はるかにパワフルになった「Grapher」として再登場しました。今度は行列式などまでグラフにしてくれます。すごい!! 美しい!!

中学生、高校生は、是非これを使って数学を遊んでください。数式が立体的に見えるようになり、ひとつの数式が描き出す美しさにのめり込み、きっと数学が好きになります。全国の中学高校の先生方がこういうステキな道具を教育に生かしてくださることを願います。

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382:050502 Dashboard

Tigerの新機能、Dashboard。

Macで様々な作業をしていて、ふと見たくなるものがあります。現在時刻、カレンダー、辞書、電卓……。Dashboardはこれら様々な情報をF12キー一発で(または画面上の任意のコーナーにポインタを持っていくだけで)表示してくれます。従来もそれらの機能を持つソフトなどはありましたが、Dashboardはそれを美しく画面上に瞬時に表示してくれるところがすばらしいです。中でも天気の表示はとても美しい。昼夜で変化します。週間予報も同時に一覧できます。

shioが特にうれしいのはOxford American DictionaryやThesaurusがそのようにして使えること。辞書を引く(検索する)のは手軽であればあるだけその頻度が上がります。辞書は何回でも読んだ方がいい。だからこのように瞬時に表示して瞬時に検索してくれる環境はすべての人に朗報です。学生のみなさん、辞書を読みましょう(辞書は引くものではなく読むものです)。電子版の辞書を買うことだけ考えても、アカデミック価格で8,800円で買えるTigerに英英辞典とシソーラスが入っているのはお買い得です。

Dashboardの各機能(Widget)は今後いろいろと面白いものが増えてゆくことでしょう。shioのところではすでにDelicious Libraryのウィジェットが追加されています。.macでも.macユーザー専用のウィジェットがリリースされることになっています。楽しみです。

昨日のエントリーにコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
あべたかさんのご質問、Akiさんがお答えくださった通りです。shioも以前からMail自動改行パッチを使っています。現在、Tiger用にversion2.1.1になっています。このようなパッチを作ってくださる方に心から感謝申し上げます。

2005.05.02

381:050501 メール

さて(Apple)Mailの話。「Mail」とはMacに標準で付属しているメールソフトの名称です。ちょっとややこしい。

shioはここ約10年間、Eudora→ARENA→(Apple)Mailと順次メールソフトを使い続けてきました。その間、一日にやり取りするメールの量は徐々に増え、それらのメールを効率的に読み書きするためには複数のフォルダにメールを自動的に振り分けることが必要になりました。しかし、Mailをメインに使うようになってから、フォルダに振り分けるのをやめました。Mailの検索が実用的だからです。

受信したメールはすべて「受信」に保存されており、普段は新しいもの順にソートして表示しています。新しいメールは常に上の方にありますから、普段必要なメールはすぐに見つかります。また必要に応じて、差出人名でソートすれば、同一の人からの受信履歴が一目で分かりますし、メーリングリストなどは件名でソートすれば瞬時に投稿順に並びます。それらのソートはワンクリックで一瞬で結果を見られますので、それだけでたいがいの必要な情報は得られます。一方、「○○に関するメールを見たい」というときはMailの検索欄に必要な単語を入力。すると瞬時に必要な情報が記述されたメールが表示されます。この検索が強力かつ高速(だいたい数秒以内)なため、「検索すれば見つかる」安心感がありますから、フォルダに分ける必要が全くないのです。

今回、MailにSpotlightがビルトインされて検索がさらに強力になった上、検索条件ごとフォルダにする「スマートフォルダ」が装備されました。以前ですと上記のような検索を必要に応じてかけていたのですが、中には頻繁に検索する単語やフレーズもあります。そのような頻繁に検索する単語やフレーズをスマートフォルダにしておけば、検索の手間すら省けます。これは便利!!

このスマートフォルダと従来のフォルダは何が違うのか。
従来はメール仕分けの「ルール」によってフォルダ内容が決定されていました。フォルダはただの箱で、そこに何を入れるかは別のところで決定されていたのです。しかしスマートフォルダはフォルダ内容がフォルダ自体の属性になりました。内容はフォルダ自体が決定しています。これが本来の姿でしょう。

フォルダに仕分けをせず、すべてのメールを一ヶ所(「受信」フォルダの中)に保存すると、「受信」フォルダに膨大な数のメールがたまります。そこで、1年ごとにフォルダを作って古いものはそちらに移動して保存しています。shioのMailには、「1997」というフォルダから順次「2004」まであります。現在の「受信」フォルダの中には、2005年1月1日からのメールが保存されております。大学にいると学年歴が4月〜3月ですから、年度ごとのフォルダの方が使いやすいかというとそうでもありません。年度の変わり目は年度をまたいだ案件がたくさんあるからです。したがって、フォルダは暦通り。それで不自由はありません。

また以前行っていたメールソフトの二重化は、現在では行っておりません。
以前は、ARENAとMailの両方でメールを受信することによって、どちらかのデータが壊れても仕事に支障を来すことがないようにしていました。いわば保険です。しかし、現在ではMailは十分に安定しているようですので、二種類のソフトによる二重化の必要を感じません。そのかわり、PowerBookG4のMailとPowerMacG5のMailとで二重化しています。仮にどちらかに問題が起こっても、もう片方で救えます。

その場合、通常の使い方ですと、自分が送信したメールは送信に使ったMacにしか残りません。たとえば、PowerBookG4で送信したメールはPowerMacG5には保存されていません。そこで、いずれのMailでもすべてのメールを自分宛にBcc:しています。こうすれば、複数台のMacですべてのメールを保存することができます。

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2005.05.01

380:050430 アクセス権の修復

引き続きTigerであります。

今日は研究室にてPowerMacG5にインストール。さすがに速い。インストールにかかったのは20分程度。何ら問題なく起動しました。PowerBookG4と同様6万通以上メールがたまっているMailの移行も15分程度。Spotlightの索引作成はやはり2時間程度かかったようです(別の仕事をしながらインストール作業などをしていて、索引作成も気がついたときには終わっていたので、実際のところはよくわかりません)。

なおshioは、PowerBookG4もPowerMacG5もインストールの後に「アクセス権を修復」しています。「アプリケーション」の中の「ユーティリティー」の中の「ディスクユーティリティー」を立ち上げ、ハードディスクを選んで、「First Aid」から「ディスクのアクセス権を修復」をクリックします。この「アクセス権を修復」はMacOS Xで調子が悪くなったときには最初に行う作業です。ですが、今回Tigerを上書きインストールしているので、念のため、アクセス権の修復をかけています。

昨日のエントリーへコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
indigoさんのコメントにあるように、Tigerをインストールした当初、shioのPowerBookG4もファンが回り続けていました。半日くらいずーっと。でも丸一日経った現在は以前と同様、ファンの回っていない静かなPowerBookG4に戻っています。たぶん当初はSpotlightの索引作成をはじめとしてCPUやハードディスクを使い続ける作業がバックグラウンドで進んでいたことで、ファンが回り続けていたのだと思います。indigoさんのPowerBookG4もしばらくスリープさせずに放っておいたら、そのうち元通りに戻るのではないかと思います。

それから10.2からのアップグレードしたらうまくいかなかったとのことですが、2年前に10.2から10.3にしたときは確かにうまく行きませんでした。そのときはshioもクリーンインストールしました。たぶん、10.2の側が未成熟だったのではないかと思います。なので、今回も、10.2から10.4にアップグレードする場合もクリーンインストールするほうがいいのかもしれません。

iPodがマウントできないのはおかしいですね。明日shioも古いiPodで試してみます。一方、10.2で動いていたアプリケーションが動かないのは不思議ではないかもしれません。10.2で使っていたソフトのバージョンがTigerに対応していないことは想像に難くないです。

Akiさんがおっしゃるとおり、スマートメールボックスは非常に魅力的です。
Mailについては、また明日!!

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