385:050506 MacOS Xの進化とthink different
3限・4限:民法2
・物権と債権の関係
・民法に規定された契約類型と債権債務の発生
・なぜ債務が発生するか。
・債務法と債権法
今日は時間ギリギリまで講義をしてしまったためクイズはできませんでした。そういう日があってもいいでしょう。今日も教室は学生でいっぱい。肌寒い外気とは異なり、300人近くが講義に集中する教室内は暑い暑い。幸い今日は新図書館建築工事が静かだったので途中から窓を開けることができ暑さは緩和されましたが、ともかく暑くてくたくたでした。
研究室に戻って、メッセージシートにコメント書き。クイズがなかったので枚数は少なかったですが、おもしろいメッセージもいくつかあって楽しくコメントを書くことができました。
その中で、MacOS X 10.4を「Tiger」と呼ぶならそれ以前のバージョンも何か名称があるのですか、という質問がありましたのでお答えしておきます。
10.0:Cheetah
10.1:Puma
10.2:Jaguar
10.3:Panther
10.4:Tiger
です。
shioは順次すべて使っています。徐々に確実に進化を遂げてきたMacOS Xは、JaguarでOSとして「使える」ものになり、Pantherで手放せなくなる便利さを感じ、Tigerでパーソナルコンピュータが真にパーソナルになる快感を覚えています。どんなデータであれMacの中にさえ保存しておけば瞬時に「見つかる」。複数のデータを様々な視点で串刺しに「まとめる」。自分のアイディアを的確に「表す」。
search, arrange, and express.
まさに知的な作業における重要な諸要素を担ってくれます。つまり「思考の足回り」を固める道具です。自分の頭で「考える」とか「アイディアを出す」といった人間自身にしかできない「思考」に付随する「作業」を効率的かつ効果的にアシストしてくれます。これが「パーソナル」コンピュータのパーソナルたるゆえんです。
アップルは以前、「think different」というフレーズを掲げていました。
形容詞であるdifferentを副詞的かつ名詞的に使った名句です。様々な解釈ができますが、基本的には「既存の価値観や他人とは違う考え方をしようよ」という呼びかけなのでしょう。Macは我々の思考の周辺作業を上手にアシストしてくれます。その精度や速度や確度が上がるほど、我々は思考に専念できるし、よりthink differentすることができます。
「for the rest of us」を命題として作り出されたMacというパーソナルコンピュータは、MacOS Xにいたるまで「think different」を具現化するべく各種の機能を洗練させてきました。その結果として生み出されてきたMacは、我々をthink differentさせてくれます。ステキな相互作用です。人々がクリエイティヴになり、社会が豊かになります。JobsさんとMacを作ってくださるアップルの方々に感謝いたします。
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Comments
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なるほど、Mac OS Xにはそれぞれそんな名前があったんですね。動物の、しかも見た目が似たような動物の名前ばかりですが、OSに名前をつけるなんて発想が素敵ですね。次はLionってなりそうな気がしてなりません。次の名前も楽しみです。早くiMac G5を導入したいです。
Posted by: kikchy | 2005.05.07 22:23
確か、こんなコピーでした。
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クレイジーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と
呼ばれる人たち。
四角い穴に、丸い杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心をうたれる人がいる。
反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にもできない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。
彼らは発明した。創造した。
人の心をいやし、奮い立たせてくれた。
彼らは人間を前進させた。
彼らは人と違った発想をする。
そうでなければ、何もないキャンバスの上に
芸術作品はみえてくるだろうか?
静寂の中に、今までにない音楽が聞こえてくるだろうか?
私たちは、そんな人たちのための道具を作る。
クレイジーと言われる人たちを、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。
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心に残るコピーでした。
Posted by: WAO | 2005.05.08 01:16