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2005.04.30

379:050429 Tiger到着!!

MacOS X 10.4 Tigerが2つ,届きました。もちろんすぐPowerBookG4にインストール。超簡単。
1. インストールDVDを挿入。
2. 表示される「再起動」ボタンをクリック。
3. 再起動されたら、あとは「続ける」ボタンを何度かクリックするだけ。
4. 終了すると自動または手動で再起動。
以上で,今まで10.3 Pantherで使っていたPowerBookG4のMacOS Xが10.4 Tigerにアップグレードされました。所要時間45分ほど。なお、10.2または10.3からのアップグレードの場合に、このような簡単なアップグレードができるようになっているとのことです。

再起動したPowerBookG4の見た目は以前とほとんど違いなし。ただ,画面右上に「Spotlight」の丸いアイコンが輝いています。Tigerの使い勝手を象徴する機能なだけに,これがあるだけで今後のMacの使い勝手が根本的に変化することを予感させます。すぐさま使いたいのですが、そのアイコンをクリックすると,「索引作成中」とのこと。「残り2時間」と書いてあります。そこで,別のソフトから使ってみることに。

まずはMail。
すべての仕事のインフラであるメールソフトは真っ先に立ち上げました。TigerのMailはSpotlightがビルトインされて大きく変化したため,最初に従来のメールデータをすべて読み込むプロセスが必要です。もちろん自動的に行われます。shioの場合,62898件のメールを読み込むのに約30分を要しました。それが終わり立ち上がったMailは,インターフェイスが変わっていました。すぐにツールバーをカスタマイズ。

さっそく友人からのメールに返信。
書き始めてすぐに感じることは,文字入力が快速になったこと。このblogを書いていても感じます。Tigerになってすべての動作が快速になっています。いままでのPantherが遅かった訳ではないけれど,体感速度が上がることはすべての面でプラスです。

MacOS Xはバージョンが上がるたびに速くなります。うれしいことです。お金を払って新しいバージョンを買うんだから,速くなって快適になるのは当たり前ですが。

ふとSpotlightのアイコンをクリックしてみると,索引作成は「残り4時間」に増えていました。うっひゃ。shioのMacには判例や辞書などのテキストデータが膨大に入っているので,索引作成も時間を要するのでしょう。

Safari改めSafar RSS。
起動してすぐに感じるのは、超速になったこと。読み込み速度が速い速い。およそ一瞬でページが表示されます。RSSの表示もわかりやすい。

さて、いろいろやっていたらどうやらSpotlightの索引作成が終わったようです。
思いつくまま検索語をいくつか入れてみたけれど、本当に探し出してきてくれます。新聞社のサイトからPDFで保存したファイルなどもすべて。日頃、ニュースサイトをクリッピングしているshioとしては、ファイルフォーマットに依存せずに横断的に一瞬で検索できるこのSpotlightは非常にパワフルです。また判例の原文などもテキストで保存していますから、それらを探す際にも威力を発揮します。

以前アスキーに書いた「さがしものはMacにまかせて」が真に実現しました。ありがたいことです。

286:050120 Delicious Libraryに感動しました!!で紹介したshio愛用の書籍データベースソフトDelicious Libraryがversion 1.5になりました。英語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,オランダ語そして日本語に完全対応した上,世界6カ国の書籍データベースを自動的にサーチして書誌情報を取得してくれるようになりました。いままでは各国の書誌情報を指定する必要がありましたが,当然,自動の方が簡単だしMacらしい使い勝手です。

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2005.04.29

378:050428 うずくまる人

3限・4限:大学院
・二重賃貸借と物権的請求権

研究会。D先生のご報告「What is Contemporary History?」

16:30から日経アソシエのS氏来訪。
ネーミングライツについて取材を受けました。どのような記事になるか,楽しみです。

18:00からD先生を囲んで,10人ほどでワインパーティー。
終了後もD先生,E先生と語る。
真のリーダーを輩出するしくみってどうやったらできるのだろう,という話。

夜中,家に帰ろうと歩いていると,道の端でうずくまっている人がいました。shioが声をかけると,泣きじゃくりながら,
「ここはどこですか?」
それから延々,その人の悩みを聞きました。そして人生は選択の連続であることを話して,ようやく立ち上がらせ,近くにあったその人の家の前まで付き添って,たくさんお水を飲んでから寝るように伝えてから,家に入るのを道路から見届けました。
「すみません。ありがとうございました。明日連絡します。」
「ステキな彫金師になってね。おやすみなさい。」
「ありがとうございました。」
shioの連絡先は伝えていません。

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377:050427 Caplio GX8発表!!

午前中,財務省研修所で講義。

午後,政策研究大学院大学で民法の講義。
・契約の類型
・契約自由の原則
・意思と債務
・有効な意思表示と無効な意思表示
・意思表示に問題が起こる場面

研究室に戻って仕事。

政策研究大学院大学の院生からメールをいただきました。ご意見,ご質問,どうもありがとうございます。19,800円PCについては,shioの月刊アスキー連載,2004年1月号に掲載されております。shiositeの「articles」でasci0401.pdfです。

リコーからCaplio GX8発表。5月20日発売です。見たところ筐体はCaplio GXと全く変わっていないようです。その結果,現在のCaplio GXのワイドコンバーター等が使えます。Caplio GX2という名前になると思っていましたが,いきなりCaplio GX8になりました。もちろん画素数が824万画素になったことにちなむものでしょう。

各動作がCaplio GXに比べてどの程度速くなっているかが楽しみです。とくに連続的に撮影したときにbusy(メモリへ書き込み中)にならないことが大切。また合焦速度も楽しみ。Caplio GX後に発売された各機種は最新のCaplio R2を筆頭に合焦速度がかなり高くなっています。Caplio GX8がそれらの技術を結集して作られているとすれば,かなり快適なカメラに仕上がっているはずです。shioの周囲にあるCaplio R1やCaplio R2を使うたびに,合焦速度の速さがうらやましくなるので,もしCaplio GX8が十分にきびきびしたカメラになっているとすると,それだけで買い換えインセンティブは高まります。

画質も楽しみ。ISO感度が1600まで設定可能になっていますので,ISO400や800での画質が向上していることが望まれます。はたして常用できる程度の画質が得られるか。残念ながらいまのところISO400や800で撮影したサンプル画像は掲載されていません(カタログにはISO400で撮影されたクジャクの写真が縮小されて載っていますが)。デジタルカメラ関連の各サイトが試用報告してくださるのが楽しみです。

PowerMacG5が新しくなりました。もちろん最初からTigerが搭載されています。デュアル2GHz以上の3モデルはすべてグラフィックカードの搭載メモリが128MB以上になりました。Tigerでは各ディスプレーに64MBのメモリが必要ですから,デュアルディスプレー環境で使うには最低128MB必要だからです。また2つのディスプレーに接続するコネクタがいずれもDVIになりました。以前はDVIとADCでしたが,アップル純正のディスプレーもDVIに統一された現在,ふたつともDVIにするのは当然でしょう。なお,ディスプレーの価格も改定されました。安くなるのはいいことです。

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376:050426 民法の心

1限・2限:shioゼミ
・登記の意義
・契約の解除と意思表示の取消
・権利保護資格要件としての登記
・94条2項類推適用

3限:shioゼミ1年
・民法の体系
みんなが描いて来た民法地図,非常にきれい。必ずや民法理解の基礎となるはずです。

4限:民法2発展講義
・契約の類型
・契約の分類

政策研究大学院大学の院生からメールをいただきました。どうもありがとうございました。
先週まで2回,shioの講義を受けて,感動したとのこと。とてもうれしいです。そのようなことばは本当にチカラになります。教師をしていてよかったと感じる瞬間のひとつです。これからも民法の心と民法学の面白さを伝えられるような講義をしてゆきたいと思います。

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2005.04.26

375:050425 starting point

朝,一仕事してから生郎へ。
大つけ豚唐辛子抜き野菜増しニンニク普通
を食べました。770円。
「つけラーメン」は初めてでした。そこで最初は麺だけで食べてみる。うん,おいしい。麺のぬめりがきれいに研ぎ落とされていて,つやつやつるつるぷりぷりもちもち。生郎がちょっと上品になっています。付けダレはあたたかい生郎とはちょっと違う,若干酸味のあるスープです。
次回も「つけ」で行こうと思います。

土曜日に撮影した吉祥寺の写真。これは169枚ほどのうちの8枚(これ以外は人物写真なので非公開)。EOS 20DとEF16-35mm F2.8で撮影しています。ズームレンズは使いたくないけれど,広角が好きなshioは広角が必要なときはこれを使うしかありません。このレンズなら35mm換算で約25.6mmの広角になるからです。今回は全部F2.8の絞り開放で撮影しました。やっぱり単焦点レンズとは描写が全く違います。ボケ味が美しくない。shioはやっぱり明るい単焦点レンズを開放で使うのが好きです。うすーいピントをピリッと合わせて,あとはボカす。ボケてるのにピントが合って見える写真。これがshioの写真です。

昨日のエントリーにコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
移調楽器にはいつも悩まされます。shioが持っている唯一の移調楽器,アルトサックスを吹くとき,音は実音のみで認識しています。B(ベー)の音を「ド」とはどうしても呼べません。BはBです。シのフラットです。楽譜を見ることはないので,それで十分です。

絶対音感+絶対音名は,移調楽器の演奏には全く不向きです。相対音感+相対音名なら何ら問題ないでしょう。では絶対音感+相対音名ということができるのかどうか。プロの方々はそれを易々となさるのでしょうけれども,shioには無理です。

キャンプには,メンバーたちが様々な楽器を持参します。トランペットやホルンやクラリネットといった移調楽器を持参するメンバーもいます。一緒にキャンプソングを演奏して楽しみたいのですが,彼らはたいがい譜面がなければ吹けないので,移調して楽譜を書いて渡します。その度に,「楽譜絶対主義」の日本の音楽教育を恨みます。

音楽は音。当然の基本だと思います。耳をよーく研ぎすまして音を聴き,それを奏でる。楽譜という文字の読み書きは後から身につけるべきものです。同様に外国語も音から「学ぶ(真似ぶ)」べき。音ではなく教科書から外国語を習得しようとするのは無理があります。

音楽は音。言語も音。
適切なカリキュラムとは,本質的なところからスタートするものです。教わる側とっては,スタート地点が「原点」になります。だから本質からスタートすべきなのです。本質から説き起こすことができるいい教師,いいカリキュラムに出会えるかどうかが,その人のその後に大きく影響すると思います。

shioゼミは2年生から4年生まで合同で行なっています。
そこには様々なメリットがありますが,そのひとつは学生同士が相互に教えあう機会が多いことです。人に教える,ということは自分の理解を客観化することです。そしてその際,端的に説明しようとすればするほど,本質に近づくことが要請されます。shioゼミの玉磨き,切磋琢磨は,それぞれの学生が自ら本質を捉えてゆく道程なのです。

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2005.04.25

374:050424 ドレミの歌はシ♭ドレの歌

一週間分のshiologyを書きました。
書きたいことは日々たくさんあるのに,書く時間がなくて,どんどん過ぎ去っています。もったいない。思い出して書くにも限界があります。

今日,Sound of Musicを見ました。DVDが998円で売っていたのを買っておいたものです。
子どもの頃に見て以来,20数年ぶりです。ストーリーは知っているのに何度も涙が出ました。いい映画だぁ。

でも,ドレミの歌には幻滅しました。なんでドレミの歌を「シ♭ドレの歌」として歌えるのかしら……。「ド」と言っているときに出している音は「シ♭」,「レ」と言っているときの音は「ド」,「ミ」と言っているときの音は「レ」……。つまり,歌詞の音と実際の音が1音,ずれているのですよ。ハ長調の歌詞を変ロ長調の音で歌っているのです。

313:050216 絶対音感の不思議でも書きましたが,虹に例えるとこの気持ち悪さが理解していただけると思います。赤・橙・黄・緑・青・藍・紫のそれぞれの色を,紫・赤・橙・黄・緑・青・藍と呼んでいる状態です。おかしいでしょう?

ジュリー・アンドリュースさんのステキなドレミの歌を聴きたくてこのDVDを買ったのに,すごく残念。でも映画はよかった。本当に。

今日はそのほか映画を見ながら,AirMac Expressを自宅に設定しました。自宅で使っていたAirMac Extremeを昨晩Kに譲ってしまったためです。でもAirMac Expressにしたおかげで,MacのiTunesに入っている音楽をオーディオで手軽に聴くことができるようになりました。やっぱりこれはいい。アップルって本当にステキなアイディアを商品化してくださいます。感謝です。

OBのSから電話。
とうとうPowerBookG4を買ったそうです。ロースクールで勉強する上で必要で,Tigerがプリインストールされるまで待てないとのこと。今Macを購入するとTigerを実費手数料のみで手に入れられますから,Macを早く手に入れて使えることを考えれば今買っても損ではないと思います。

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373:050423 いい一日

夕方吉祥寺に食事に出たらYにばったり会う。その前にはSさん家族にも。
いい一日でした。
みなさん,どうもありがとうございました。

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372:050422 民法2

朝、自転車に乗っていたら閃きました。
この2日間、一昨日のMとの話および昨日のT氏との打ち合わせの両方をずーっと考えつつ、民法2の講義内容を考えていました。民法って面白い。2000年の学問的歴史を持っている民法学ですが,まだまだまだまだ新たなアイディアを出せる余地があるはずです。学問って本当に面白い。
機会を見つけてゼミのみんなに話します。

3限・4限:民法2
・法律行為と契約
・契約の構造
・契約のプロセスと発生する諸問題

終了後,メッセージシートにコメント書き。2時間で一気に終わらせました。
面白いメッセージが多くなってきました。読んでいて楽しいです。今日は雑談をたくさんしたので,それに対する反応も多く書かれていました。カンボジアの話に感動したとか,無人島に持っていくものとか,shioのプロフィールに関するものとか。また来週も楽しみにしています。

コメントを書き終わってから急いで会議へ。
今年度第1回の会議だから密度が濃く,これから検討すべき課題も明らかになっていきました。

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371:050421 原点とはoriginなのか!!

T氏来訪。打ち合わせ。たくさん語る。
「原点を打つ」ということの意義を教えていただきました。感謝です。

あとで「原点」を調べてみたら,「origin」。
なるほど。つながった。
まさにshioは原点を打つ仕事をしているのでした。

原点(the origin)を打ち、消失点(vanishing point)を定めるのが、デザインの基本。illustrationの基本。shioの写真の作画において、消失点はいつも意識していました。しかし原点は、shioにとってその存在が当然の前提であるため、全く意識をしていませんでした。今日、T氏と話す機会を得て、無意識に打っていた原点を意識するようになりました。うーむ。原点かぁ。

shioがいつも使うことば。
「核心」「本質」「コア」「真髄」「極意」……。
「原点」も加わりそうです。
T氏に感謝です。

午後,大学院。民法1コマ,著作権法1コマ。
履修者とともに今年度の内容を策定しました。

教授会。
今日の教授会も短かった。いいことです。それでも必要な議論はきちんとしているところがすばらしい。

スタバに行って民法2のメッセージシートにコメント書き。

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2005.04.24

370:050420 進歩

9時から12時:財務省研修所で講義。
・契約締結から契約関係の終了まで
・典型契約
・物権と債権の関係と民法体系における位置づけ

13:15〜16:30:政策研究大学院大学で「民法」講義
・民法の体系
・民法の原則
・民法における意思
・人、自然人、法人
・物
・法律行為の意義
・時効の位置づけ
・用益物権
・地上権設定と賃貸借の異動
・物権と債権の本質的相違
・物権的請求権の意義
・担保の意義
・物権法定主義
・物権の移転時期
・私的自治の原則に基づく民法の解釈
・対抗関係と177条の制度趣旨
・動産物権変動
・債権法のカタチ
・債権の発生と双子の関係

次回は契約類型について。
終了後、事務スタッフと著作権法について1時間話す。

講義を聴いたMが投げかけてくれた質問から民法の教え方を再考。むむむ,また進歩。
異分野の人と話すって,ホント,糧になります。
今のshioは今のshioにできる最高の教え方をしている自負があるけれど,まだまだいくらでも進歩の可能性がある。いつも,教えるために本質にもっと近づきたくて民法を考えている。いつも,よりよい教え方を模索している。教え方を考えるって楽しい。教えるのはもっと楽しい。教えないのは最高に楽しい。教師やっててよかったなあって思います。(ちなみに,教えるのは講義,教えないのはゼミです。)
M,示唆となる質問をくださってどうもありがとうございました。

帰り、駅で青山学院大学のH先生と会い、久しぶりにお話。お元気です。

日曜日に購入した密閉型インナーイヤーレシーバーMDR-EX71SL。毎日iPod shuffleで聴いています。これはいいですね。ちなみに今日はバッハのPartita。電車の中でもとてもクリアに聞こえます。きもちいいです。

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369:050419 shio漬け

1限、2限:shioゼミ
・合宿に参加できなかった人の「shioゼミの顔」。
・法律問題の検討において重要なこと。

3限:shioゼミ1年
・「shioゼミの顔」
・顔と名前を覚えました。たぶん完璧。

4限:民法2発展講義
・パンデクテンにおける条文の相互関係
・法的思考の方向性
・構成要件該当性→違法性阻却事由→責任阻却事由という思考プロセスの意義
・構成要件とは何か
・90条と契約の成立
というわけで、今日の「民法2発展講義」は大部分「刑法基礎講義」になりました。それもありでしょう。

夜まで仕事。

一日中shioの講義やゼミに参加することは,「shio漬け」と呼ばれています。
今日は何人かの学生にとってshio漬けの日です。

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2005.04.18

368:050418 多言語シャッフルの楽しみ

IMG_3896

キャンプサイトから見た朝の富士山。美しい。

月刊アスキー5月号、本日発売です。
shioの連載は148ページ、「ネーミングライツの価値」です。
どうぞご覧ください。

週末はshioゼミ合宿でした。2年生から4年生まで18人が参加。
土曜日のお昼前に山中湖のキャンプサイトに到着。ランチの後、バドミントン、フライングディスク、草野球、買い出しなど、充実した午後。夕食後は恒例の「shioゼミの顔 with show & tell」。みんなの個性がどんどん明らかになりました。みんなステキな人たちです。朝まで語りました。
日曜日は昨晩の続き。12時に終了してランチを食べてからキャンプサイトをあとにしました。

「shioゼミの顔 with show & tell」にはこれからゼミをやっていく上で大切な要素がつまっています。
・自己表現をする。
・自分のことばで語る。
・自分を語る。
・他のメンバーを良く知る。
・他の人の発言によく耳を傾ける。
・他人の発言に対して突っ込みどころを探す。
・相手の話を最後まで聞く。
・疑問を持つ。
・積極的に質問をする。
・適切な質問をする。
・場の空気を読む。
・面白いことをいう。
・賞賛する。
・感謝する。
・議論を楽しむ。

幹事のT、尽力に感謝です。
みんなの協力に感謝です。
楽しかったね。すごくいい雰囲気です。みんなポズィティヴ。このメンバーで議論をすれば、かなり深く掘り下げることができそうです。
というわけで、今年も楽しいshioゼミの幕開けです。

新宿で解散後、ヨドバシカメラ。
ソニー製の密閉型インナーイヤーレシーバーMDR-EX71SLを購入。以前から関心があったのですが、使ってみる機会がなかったので購入に踏み切れませんでした。合宿でYが愛用のSONY製インナーイヤー型を貸してくれました。違和感もなくていい感じ。なのでさっそく購入です。

15日にアップルからMacOS X 10.3.9のアップデータが出ました。画面左上の青いアップルメニューから「ソフトウェアアップデート...」でインストールできます。インストールしたところ、Safariの表示が劇的に速くなりました。これは快適だ!! それから、いままで表示できなかったサイトや表示が崩れてしまったサイトなどの表示がきちんとできるようになったらしいです。なお一部でSafariがクラッシュするなどのトラブルが報告されていますが、shioのところでは全く問題ありません。

MacOS Xといえば、先日発表されたMacOS X 10.4 Tiger。もちろんすぐに注文しました。29日が待ち遠しいです。届くのは夕方なのかな。

合宿中に、金曜日に届いたLiFE with PhotoCinema 2を試してみました。前バージョンよりクオリティーが上がっています。使い勝手が悪かったところも改善されていました。以前のバージョンに入っていたプラグインなどは基本的に利用可能ですし、前バージョンで作成したPhotoCinemaも再生可能。いい感じです。

今朝は、昨日買ったインナーイヤーレシーバーをiPod shuffleに挿して聞きながら大学に来ました。使ってみると確かに周囲の音が程よくシャットアウトされていて、低音量でもクリアに聞けます。かさばらず軽量で、いままで買ったヘッドフォンの中で一番いいかもしれません。ケーブルは50cm+1mのエクステンション。iPod shuffleを首にかけたり内ポケットに入れて使うには、50cmがぴったりです。しばらく使ってみます。

iPod shuffleネタ。
最近shioが気に入っているiPod shuffleの使い方は、「マーラーシャッフル」と「多言語シャッフル」。(以下、iPod shuffleを例にしておりますが、当然のことながら普通のiPodやiTunes自体でも同じことができます。)

「マーラーシャッフル」は文字通り、マーラーの交響曲1番から10番をiPod shuffleに入れておいて、シャッフル聴きするものです。当初、シンフォニーを聴くのにシャッフル聴きは適さないと思っていましたが、やってみるとそれはそれで新鮮でした。頭の中には各曲、全楽章の連鎖全体でインプットされているので、ひとつの楽章が終わったあと、次の楽章ではなく別の曲のある楽章が聞こえてくるのは非常ーに違和感があります。しかし普通に聞いている限り、各曲1楽章以外の楽章は、いつも曲の途中で始まるため、そこが楽章の始まりであることをあまり意識することがありません。その点、シャッフル聴きすると、楽章の連鎖が明らかに途切れるため、別の楽章であることが明確です。シンフォニーを楽章という単位で認識させられます。

とはいえ、今のところ違和感があるのは確か。自分にどんな変化が起こるか、しばらく試してみようと思います。理工学部のH先生に音響心理学的な分析をしていただこうかしら。

もうひとつの「多言語シャッフル」は超お勧め。
言語のCDをいくつもiTunesに読み込んでおいて、それをiPod shuffleでシャッフル聴きします。現在shioのiPod shuffleには9カ国語入っていて、それをシャッフルしております。
・フランス語
・ドイツ語
・韓国語
・ベトナム語
・カンボジア語
・イタリア語
・ギリシャ語
・古典ギリシャ語
・ラテン語

これが実に楽しい。古今東西、色んな言語が次々と聞こえてきます。

中学生の時の読んだ言語学の本に、「人は環境に言語が2つあるとどちらか一方を獲得する。3つ以上あるとすべて獲得する」と書いてありました。それが本当なのかどうかは別として、以来shioは多言語環境を楽しむようなりました。でも、いままで存在したツールはすべて、あるひとつの言語に接し続ける時間が長い。しかしshioは言語を習得しようとか勉強しようなどと思っているのではなく、単に「色んな音を楽しみたい」のです。だから、ひとつの言語を聞き続けるのは退屈です。お金をかけず、手間もかけずに、様々な言語をごちゃまぜに聞きたい。品のいいラジオ局が様々なアーティストのクールな音楽をあれこれ流してくれるのと同じように、様々な言語をあれこれ聞いていたいというわけです。一種のBGM(BGL?)です。

そこに登場したのがiTunesとiPod。iTunesが出た当初から、Macでこの聞き方を始めました。そしてiPodでも。現在はiPod shuffleでそれをしております。こういう願いを現実のものにしてくれるアップルに感謝です。
多言語シャッフル、お勧めです。

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2005.04.16

367:050415 今週のshio

各方面から「更新しないんですかー?」との声をいただいております。申し訳ございません。今週はほぼすべてが新学期第1回目の講義。その他、研究会があったり連日イベントも続き、あちこち走り回っております。研究室にもほとんど不在でごめんなさい。shiology、書いている時間がありません。書きたいことはたくさんあれど、以下、かいつまんで今週のshio。

050412
1限2限:shioゼミ第1回。24人ですがすがしいスタートです。
3限:shioゼミ1年第1回。新しい20人を迎えました。初々しいです。
4限:初めての民法2発展講義、第1回。脱線問答です。

050413
9〜12時:財務省研修所で講義。今日は刑法。
13:15〜16:30:政策研究大学院大学で民法の講義第1回。いろんな方々がいらっしゃっているので面白くなりそうです。
慶應義塾大学に行って夜中まで仕事。

050414
弁理士会で研究会。
終了後、旧友の弁理士Sさんの事務所にお邪魔。
経済学部のK先生の写真展。「響き」です。

050415
朝、昨日のSさんの親友、Y先生にばったり会う。ステキな方です。
3限4限:民法2の第1回。5-102教室がびっしり埋まって熱気ムンムンです。
講義が終わって研究室に戻ると、本日発売のLiFE with PhotoCinema 2が届いていました。とはいえ、使っている暇はなさそう……。
shioゼミの顔、完成。

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2005.04.12

366:050412 Tiger出ました!!

MacOS X 10.4 Tigerが予約注文受付開始されました。発売は4月29日。今注文すれば、29日に届くそうです。アカデミック価格は8,800円。学生はお得ですね。

2005.04.11

365:050411 子どもを上手に撮影する基本

昨日のエントリーの続き。

子どもの写真やビデオを撮るときも全く同じことが言えます。
現在、卒業入学シーズンなのであちこちで子どもの写真や映像を撮っている親御さんの姿を見かけますが、そのほとんどが上から撮っています。つまり、親は立ったまま、カメラやビデオカメラを下に向けて、走り回る我が子を撮影しています。これではいい写真やいい映像はなかなか撮れません。

しゃがむのです。
しゃがんで、子どもと同じ高さから撮影するのです。
そうすると、カメラが水平になります。すると、いいことがたくさんあります。

・上から撮影すると、背景は地面です。暗い。水平に撮影すると背景はその場所の景色です。明るい。

・ビデオの場合、上から撮影すると、子どもが前後に動くのに伴って、ビデオカメラも上下方向に動かすことになります。カメラが常に動いていて、映像に落ち着きがなくなります。また、子どもの顔と背景の地面との距離は動いてもあまり変わらないため、遠近感がわかりにくい映像になります。水平にすれば、上下方向の動きはゼロ。子どもが画角の範囲内を動く限りは左右にも動かす必要がないため、非常に安定した映像になります。

・写真の場合、上から撮影すると、子どもが前後に動くとなかなかフレームに捉えられず、写真を撮影することすらできません。水平にすれば、前後に動く限りはカメラを動かす必要がなく、ピントだけ合わせれば写真が撮れます。

・これらの結果、写真でもビデオでも、上から撮ろうとしている親はしまいに怒りだします。「動かないで!!」それじゃあ、子どものいい表情なんて撮れるはずがありません。

・そして、最も大切なのが、昨日のエントリーに書いたこと。つまり水平に撮れば、撮影者と被写体が対等な写真、映像になるのです。すると、写し出されている子どもは、「一個の人間」として表現されます。これが何より「いい写真」の原理です。

かわいい子どものステキな記録はしゃがむことから。
きっといい絵が撮れます。

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364:050410 舞台と教壇

昨日は快晴。絶好のお花見日和。成蹊大学の桜は花吹雪となり、土の上に積もっています。桜の絨毯、きれいです。

友人の子どもたちが通う小学校の新校舎が完成し内覧会が開かれていました。偶然近くにいたshioも誘われてのぞいてみました。きれい。きれい。きれい。とくにホールがすばらしい。何がすばらしいか? 「舞台」がないんです。演じたり演奏したりする場所は周りより高くも低くもないのです。そしてそこから客席側が階段状に徐々に高くなっています。この設計、スバラシイと思いました。

前に立って何かパフォーマンスをする子どもたちは、舞台が「高い」というだけで緊張します。フラットな床面であれば、そのような不必要な緊張を避けることができます。観客からの見やすさは客席を相対的に高くすることで確保すれば十分。舞台が舞「台」である必要はありません。フラットな方がいい。

いつも様々なところで講義や講演をしながら思います。
教壇はいらない。
361:050405 学問のよろこび279:050113 「教育」とは「共育」です。などに書いたように、教師と学生とは対等です。だから、同じ平面に立って講義したい。教壇という「高み」から「高邁」な「教え」を「授ける」のではありません。教師は学生たちが学問の扉を開くために「問いなおす」べき「学」を提供しているのです。だから言うなれば教師はまな板の鯉。学生たちの批判に自らをさらす職業です(professorのprofessとは、自分の考えを公言するという意味)。だから、同等か、むしろ学生たちの方が高みから教師を見下ろす位置に座るべきです。擂り鉢状の教室の中心、一番低いところで講義すべきです。教師の方が高いというのはおかしい。

大人が子どもと対話するとき、大人がしゃがんで目の高さを子どもと同じくします。shioもキャンプでも近所の子どもでも、話をするときは必ずしゃがみます。幼児教育の現場では常識です。20歳前後の学生と教師の関係においても全く同じことがいえると思います。精神的な位置関係を同等にするべきなのです。それによって初めて「対話」が生まれます。そのためには実際の位置関係も同レベルにするのが出発点です。

shioは教壇のある教室で講義をするとき、できるだけ教壇から下りて、学生たちと同じ高さに立って話をするようにします。もちろん黒板が教壇の後ろにある以上、教壇に乗ってしゃべる時間は相当ありますが、基本的にはそれはしたくない。同じ高さで「対話」したいのです。昨今、講義の「双方向化」が叫ばれ、「一方通行」の講義が問題とされます。それに伴って「双方向な講義」が徐々に増えているらしいですが、はたして本当に双方向か。つまり、精神的に双方向になっているか。いくつかの大学で「双方向」とされている講義を受けている学生等から講義の実態を聞く機会がありますが、あまり上手く行っていない印象もあります。学生を当てればいいというものではありません。当てた学生の発言に対するその教師の対応が大切です。カタチだけ双方向にしても、実質的な双方向性にはなりません。逆に、精神的に双方向であれば、たとえ実際の講義がほとんど一方通行であっても、「双方向な講義」といい得るのではないかと思います。それは精神的な対等性が基本です。

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2005.04.09

363:050409 検索力

2日間のご無沙汰でした。

050407
所定の期日に面接に来なかった学生と面接。
ロースクールの民事法研究会。

050408
M先生来訪。教材の著作権についてのご質問。
K先生来訪。Mac、iPhoto5で写真をどのように扱うか。jpegとRawの違い、写真展のご案内など。

松山の牧師さんがマンダラートのフォーマットをご入用とのことで送らせていただきました。
確かに、牧師さんがなさる説話の構成やイメージを形にするのに、マンダラートはいいフォーマットなのかもしれません。お役に立てればうれしいです。

今朝、後輩Mがカメラを取りに研究室へ。
成蹊大学の桜は今日がピーク。散り始めが美しい。
淡いピンクが青空に映えてます。

今日は予備登録科目の履修内定者名簿が掲示される日だから、大勢の学生が来ています。
shioゼミの履修内定者も掲示されています。2, 3年生は面接をして全員入ゼミしていますが、1年生はコンピュータ抽選で20名が無作為に選ばれたものなので、例年のごとく、選に漏れてしまった学生もいることと思います。本当にごめんなさい。履修が認められなかった1年生でshioゼミに出席したい人は遠慮なくshioに連絡ください(と、ココで書いても多くの1年生は見ていないかもしれませんが、ガイダンスでshiologyの存在に言及したので一応書いておきます)。

アトリオでTに会う。
研究室でデータベースのインターフェイス、Macのインターフェイスの進化のお話。話の発端はiTunesの使い勝手について。Macを使い始めて日が浅い彼は、iTunesで楽曲をアルバムごとに表示する方法がわからなかったようです。画面右上の「ブラウズ」ボタンを押せば、「ジャンル」「アーティスト」「アルバム」というリストが出てきます(もし「ジャンル」が表示されないようでしたら、左上の「iTunes」メニューから「環境設定...」を選び、「一般」の中にある「ブラウズ時にジャンルを表示」にチェックを入れてください)。そうすれば、各アルバム名をクリックすればそのアルバムに含まれる楽曲のみが瞬時にリストアップされます。

従来、データベースは各フィールドごとに検索をかけるものでした。たとえば住所録のデータベースであれば、氏名というフィールドに検索をかけるのが基本であって、「氏名か住所か所属に「○○」が含まれるもの」という検索には特別の操作が必要でした。しかしここ数年、MacがMacOS Xになってからというもの、マックのソフトは次々と「全データを一気に検索する」のが当たり前になってきました。iTunes、アドレスブック、Mail、プレビュー、iCal、そしてiPhotoといったアップルが作るマックのソフトは軒並みこの方式になりました。アップルのソフト以外であってもshioが使っているMacJournal、OmniOutliner、コトノコ、Delicious Libraryなど、この方式になっています。

この「全データを一気に検索」し、その結果が一瞬で表示される使い勝手の恩恵にあずかるようになると、それがもはや当たり前。日常的にそうやってデータを取り出して利用していますから、それができないソフトは使いたくなくなります。冒頭のiTunesは早くからこれを採り入れたソフトであり、自分が保有する音楽を自在に選び出して聴くという行為を日常化してくれたiTunesの便利さの一端はこの検索にあります。また広く使われるようになってきたPDF書類もMacのプレビューで開くと、すべての文字列を一瞬で検索してパッとリストアップしてくれますから、PDFの使い勝手の良さを倍加させてくれます。このshiologyを書いているMacJournalでは検索窓にことばを入れるだけで、過去にshioが書いた記事が瞬時に表示されますから、過去記事にリンクを張るのも簡単です。その他、前述のソフトはみな、一瞬で全体が検索される便利さを非常に上手く利用しており、そのパワーたるやかけがえのないものです。この「検索力」こそMacを使う真骨頂のひとつです。

この検索方法を各ソフトに実装し続けてきたアップルは、とうとう次期MacOS X、Tigerで、それをOSレベルに広げます。

野口悠紀雄先生は「超整理法」で整理しない術を披露されました。紙メディアの整理においては画期的でした。しかし、その超整理法は「時系列」という整理はしていました。一方Macはすでにいくつものソフトにおいて、本当に整理しないでおいて、かつ一瞬で目的のものを探し出す環境を与えてくれています。それがTigerでOSレベルに実装されれば、Macは電子メディアにおける「超整理法」の最先端に位置することになりましょう。それは、「整理をしない日常」と「欲しいデータが瞬時に見つかる整備された書庫」を究極的につなぎあわせるツールです。カオスとコスモスのかけはしです。もはや、その名称に「整理」は不要。散乱、放置、点在。「データがそこにある」という「存在」のみが、意味を持ちます。

Macは、相手に意図が伝わりやすいドキュメントを至極簡単に作れるスバラシイ文房具です。同時に、究極の検索機となろうとしています。効率的に知的生産をする人々にふさわしい道具だと思います。

2005.04.07

362:050406 玉磨き

財務省研修所で講義。
昨年までの担当科目名は「民法」でしたが、今年は「法学入門」になりました。民法の比重を下げ、その他の法学的内容を盛り込むことになったのです。そこで、今日は憲法のお話。

今日のshio語録。
・ノートは自己表現の場です。

政策研究大学院大学へ。
4月から六本木に移転しました。初めて新校舎に行ってみると、それは見るからに近代的な建造物。建物内は長い廊下の天井に円筒形のダクトがむき出しで吊るされていて、まだ工事中なのかと思いました。不思議な建物です。

Fさんと教育について語る。
ガイダンスに出席。その後、新入生歓迎会。
今年も全国からバラエティーに富んだ院生が集まりました。楽しい講義になりそうです。

K先生からご質問。
「shio先生は講義でどのような工夫をなさっているのですか?」
ひとつだけ大切なことを答えました。
「常に問いかけています。」
問いかけて、問いかけて、問いかけて。疑問を喚起するのが教師の仕事です。

一昨日の360:050404 オリエンテーションにコメントをいただきました。どうもありがとうございました。

ヒロシさま。
こんにちは。shiologyをご覧いただきどうもありがとうございます。
おほめいただき恐縮です。
shioゼミの学生たちは本当に生き生きとしています。彼らは、冷静に熱く、熟慮しつつ前向きで、振り返りつつプラス指向です。輝いています。なぜなら学生たちがお互いを磨き合っているからです。ゼミは玉磨き。彼らの成長を応援するのがshioのよろこびです。

匿名希望さま。
ご意見、どうもありがとうございました。
また、shiologyをご覧いただき感謝申し上げます。
ご意見に対してお答えさせていただきます。まず第一に、匿名希望さんが引用なさっている部分は「シラバス」の「成績評価の方法」欄です。シラバスは厳しく書くものですのでこのような表現になっております。勘違いした学生が安易に入ゼミしてしまうと、お互いに不幸だからです。その代わり、ひとたびゼミに入って来た学生には、どんなキャラクターの学生であってもすべて、温かく温かく見守っております。

次に、「やる気がなくて無発言なのと、シャイで寡黙なのは一見したところは、似ています。」とおっしゃいますが、やる気がなくて無発言なのとシャイで寡黙なのは一見して明らかです。見間違うことはないと思います。以前、私の1年生のゼミで20名の学生で「AかBか」を議論していたとき、19名の学生がAという結論で落ち着きかけました。そこでshioは、終始黙っていた一人の学生に、「何か言いたいことがありそうだね」と水を向けました。すると彼はたどたどしく、「僕はBだと思います。なぜなら○○だから。」と答えました。その一言で議論は振り出しに戻りました。そして最後には、ゼミの結論はBに大きく振れました(状況を若干、簡略化しております)。

shioは基本的には出席者を当てる(指名する)ことはありません。しかし、何か言いたいことがあるのに言い出せない学生に対しては、様々な方法でその発言を促します。ほとんどの場合、当てなくても発言を引き出せます。

educationとはその人のポテンシャルを引き出すことです。educationこそshioの仕事です。当初シャイで自発的に発言できない学生も、shioゼミにいると徐々に発言できるようになり、自ら議長を買って出るまでになる者もいます。shioゼミの玉磨き、効きます。

2005.04.06

361:050405 学問のよろこび

昨日の360:050404 オリエンテーションにイクトスさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。「すべては疑問から始まります」に共感いただきうれしいです。

学問とは「学」を「問う」こと。人類の歴史が積み重ねてきた「学」に対して疑問を投げかけることです。「本当にそうか?」「それでいいのか?」「なにかおかしいぞ。」と問いかけることによって「学問」が始まります。高校までは「学習」をするところ。「学」を「習う」のです。そしてそうやって身につけてきた「学」へ問いかけをする場、それが大学です。学を問うことによって学問が進歩し、真理が探究されます。

すべての物事に対して疑問を投げかける。本に書いてあること、ネットに書いてあること、他人が言っていること、テレビや新聞が報道すること、教師が言っていること、常識とされていること、そのすべてを疑うことから学問が始まります。「鵜呑みにする」のがもっとも学問から遠い態度です。我々大学教員は、学生が疑う素材を提供しているのです。教師がもっともらしくしゃべっていることをすべて疑って欲しい。「オレを疑え」。これが教師の基本です。

大学1年の5月頃になると、shioゼミの学生たちは疑うことに慣れてきます。疑うことに慣れて来ると学生たちは様々な問いを発するようになります。それら学生たちが投げかけてくる様々な問いかけを、shioはすべて真摯に受け止めます。社会科学において唯一絶対の解は存在しないからです。人が100人いたら、100の解が存在するからです。学生の問いかけの中には、学問を進歩させる芽がたくさんあります。教員と学生が対等な立場で、ともに学問を進歩させてゆくコミュニティー、それが大学です。shioは、学問をともにする仲間としての学生たちに恵まれていることを幸せに感じ、誇りに思います。

本日、「民法2発展講義」の履修志望書を受け取りました。すべての志望理由を読みました。みなさん、意欲的です。
履修者を決定しました。志望者全員、35名です。実質的な議論ができる人数です。楽しくやりましょう。
「民法2発展講義」のシラバスを転載しておきます。

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●授業の概要
塩澤が担当する民法2で得た知識を実践しながら応用力を身につけてゆく場です。本講義の目的は、(1)民法の体系と本質を把握すること、(2)民法に規定されている個々の制度の意義を民法の本質と体系の中に位置づけ、民法をひとつの有機体として捉えられるようになること、(3)具体的な事案を民法の規範にてらして解決に導けるようになることです。そのために毎回各トピックについて、事例研究、判例研究、学説間の比較、問題演習といったことを素材に、議論をしてゆきます。

●授業の計画
第1講:契約法のシステムと全体像
第2講:契約の成立過程(1)
第3講:契約の成立過程(2)
第4講:契約に基づく債務の履行過程(1)
第5講:契約に基づく債務の履行過程(2)
第6講:債務が履行されない場合の対応(1)
第7講:債務が履行されない場合の対応(2)
第8講:物権法のシステムと全体像
第9講:所有権・占有権
第10講:物権変動論(1)
第11講:物権変動論(2)
第12講:用益物権
第13講:時効

●授業の方法
受講者の選考:受講者は、受講希望者の中から50名を上限として、受講志望理由および2004年度の『民法1B』の試験結果により選考します。詳しくは履修ガイダンスでの指示に従ってください。
授業の方法:ディスカッションです。塩澤が投げかける様々な質問に対して自分なりに考え、自主的、積極的に発言してください。その前提として、あらかじめ提示される課題を各自(あるいはグループで)検討しておくことが必要です。民法は深い。その深さを味わうためにみなさんで協力して参りましょう。

●成績評価の方法
クラスへの貢献および課題への取り組みによって評価します。塩澤が発する疑問に対して自己の見解を表明すること、他者の見解に対する意見を述べること、議論を深化させ発展させること、他者の理解に資すること。すべて貢献です。また、予め与えられた課題に対して自分の見解を述べた書面を提出していただき、合わせて評価の対象とします。

●必要な予備知識/先修科目/関連科目
民法1A/B。なお必ず民法2を履修すること。

●テキスト
金子宏・新堂幸司・平井宜雄編『法律学小辞典<第三版>』有斐閣(4300円)
池田真朗編「新しい民法—現代語化の経緯と解説」〔有斐閣ジュリストブック〕
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ついでに、「民法2発展講義」の基礎となる「民法2」のシラバスも載せておきます。

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●授業の概要
 民法の財産法のうち、いわゆる「契約法」と呼ばれる分野と、「物権法」の中の中心的部分(担保物権法以外)を講述する。また民法総則のうち民法1で扱わなかった部分(「条件及び期限」「時効」)も扱う。本講義の目的は(1)民法の体系を把握すること、(2)民法の本質を追求すること、(3)民法に規定されている個々の制度の意義を民法の本質と体系の中に位置づけ、民法をひとつの有機体として捉えられるようになることです。

●授業の計画
第1, 2回:契約法のシステムと全体像
第3, 4回:契約の成立過程(1)
第5, 6回:契約の成立過程(2)
第7, 8回:契約に基づく債務の履行過程(1)
第9, 10回:契約に基づく債務の履行過程(2)
第11, 12回:債務が履行されない場合の対応(1)
第13, 14回:債務が履行されない場合の対応(2)
第15, 16回:物権法のシステムと全体像
第17, 18回:所有権・占有権
第19, 20回:物権変動論(1)
第21, 22回:物権変動論(2)
第23, 24回:用益物権
第25, 26回:時効

●授業の方法
 本講義は通常の講義形式で行います。しかし私が一方的にしゃべるだけではいわゆる「一方通行」の講義になってしまいますので、できるだけ学生のみなさんと私がコミュニケートできるようにするため、「メッセージシート」を利用します。これは、毎回、講義中に感じた疑問、質問、意見、苦情etc.を記し、講義終了時に提出してもらうものです。私はそれにコメントを書き、次週に返却します。講義の内容に関する質問が書いてあれば、次回の講義の冒頭に説明を加えます。
 また、2コマ(3時間)続きの講義の最後の20分程度で「クイズ」を行います。これは、その日に講義した内容を確認するような問題に解答し、メッセージシートに記してもらうものです。その問題に関しても、次週に説明を加えます。このクイズによって、講義当日と次週に講義内容を復習する機会を持つことになり、理解の確認と知識の定着をはかれます。
 なお、クイズの解答およびメッセージシートの提出は全く任意です。ただし、記載内容によっては成績を付ける際にプラスに評価します。

●成績評価の方法
学期末に実施する期末試験の点数にメッセージシートの内容を加味して評価します。

●必要な予備知識/先修科目/関連科目
民法1

●テキスト
池田真朗著『スタートライン債権法<第4版>』日本評論社(2400円)
池田真朗編「新しい民法—現代語化の経緯と解説」〔有斐閣ジュリストブック〕
千葉恵美子・藤原正則・七戸克彦著『民法2物権』有斐閣(2200円)

●参考書
金子宏・新堂幸司・平井宜雄編『法律学小辞典<第三版>』有斐閣(4300円)
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今日は入学式。
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
充実した大学生活を楽しんでください。

shioは成蹊大学に着任して以来、入学式と卒業式は皆勤。
今日も気持ちよく校歌を歌いました。

A来訪。久しぶりにAの晴れやかな笑顔に会えました。Aはみんなを明るくします。

午後、大学院の入学歓迎パーティー。
夜、法学政治学研究科の歓迎パーティー。

パーティーから大学に戻ろうと歩いていると、FとNに遭遇。そのまま駅に逆戻りしてスタバで議論。
長い一日でした。

2005.04.05

360:050404 オリエンテーション

新しい1年生たちに、法学部のオリエンテーション。
先生方ひとりひとりから新入生に対して温かいメッセージが伝えられました。
shioはもっとも伝えたい3つだけ話しました。時間が限られているので言いたいことのほんの一部しか申し上げられませんでしたが、これから講義で、ゼミで、語ってゆきます。

続いて法律学科のオリエンテーション。
shioゼミについてちょこっとだけ紹介。詳しくはシラバスを読んでください。ご質問があれば研究室に直接いらしてください。1年生のゼミのシラバス原文を下に転載しておきます。

─────────────────────────
●授業の概要
 法律を学んで行く上で必要な基礎的知識を身につけるとともに、法的なものの考え方に慣れることを目的とします。六法全書を使いながら具体的な紛争がどのように法律的に扱われるのかを各法分野(憲法、民法、刑法、訴訟法、その他)にわたる事例の中から検討し,法的思考能力を養ってゆきます。また、学生生活、社会生活に不可欠なコンピュータ(主としてMacintosh)やインターネットの使い方も指導します。

●授業の計画
 すべては疑問から始まります。「法律ってなんだろう」「契約ってなんだろう」「所有ってなんだろう」「債権ってなんだろう」「民事と刑事ってどう違うの?」「憲法ってなんのためにあるんだろう」「男女平等ってなんだろう」「政府のしくみってどうなっているんだろう」「会社ってなんだろう」「裁判ってどうやるんだろう」「罪ってなんだろう」「詐欺ってなんだろう」「どうして刑罰を科すことができるのだろう」「弁護士って何をするんだろう」……。
 普段、ニュースや新聞で見たり読んだりしていることばを理解し、法律的に「使える」ようになるのがこのゼミの目的です。それと同時に、法律を体系として把握しながら法律的な考え方ができるように訓練してゆきます。日常用語を脱皮して「法律用語」としてことばを操り、条文を読みこなし、それを使って紛争を法的に解決へと導くことができる「法律家」を目指そうではありませんか。このゼミはその入り口です。

●授業の方法
 私は学生のみなさんに対して、様々な方向から問いかけます。みなさんはそれに対して自分なりに考え、意見を述べてください。それに対して他の参加者が別の意見を述べる。疑問があればどんどんその疑問を提示する。これを繰り返してゆくうちに、徐々に法的な言葉の使い方を身につけ、法的思考能力を養い、日本の法律の構造を理解してゆきます。
 したがって参加者は、積極的に発言することが求められます。どんな疑問でもいいから議論の場に投げかけてみることが必要です。基本的な疑問であればあるほど、答えは見つかりません。いや、答えなんてないかもしれません。そこに法律学の醍醐味があります。
 「疑問の発見」。それが塩澤ゼミ(略して「シオゼミ」)の統一テーマです。「疑問の森」の探検、それが学問です。ゼミの友は一生の友。普段のゼミの他、ゼミ合宿、裁判所見学、コンパ、お茶等、みんなで企画し、楽しく充実したゼミにしましょう。なお当然のことながら、全面禁煙です。

●成績評価の方法
 シオゼミは向上心のある積極的な人のためのゼミです。討論力を磨くために議論をしますから積極的・自発的発言が不可欠ですし、文章表現力を磨くためにレポート作成の課題を課します。したがって成績は毎回の発言や発表などを総合的に評価します。積極性のない者、遅刻・欠席の多い者、準備してこない者、発言しない者は評価不可能ですので、理由無く遅刻・欠席・無発言の場合は、ゼミに参加する意思がないものとみなします。主体的に発言し自ら議論を進めてゼミを活性化してゆく気持ちのある者のみ履修してください。またゼミ合宿や裁判所見学などのイベントは全員参加です。

●テキスト
金子宏・新堂幸司・平井宜雄編『法律学小辞典<第三版>』有斐閣(4,300円)
最新(2005年版)の六法全書が絶対に必要ですが、それも含めて第一回の講義で説明します。なお、お勧めの六法全書は、『岩波コンパクト六法』岩波書店(1,500円)です。

●参考書
宗田親彦編著『紛争解決と法』信山社(2,500円)
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夕方、1年生のTさん来訪。初めての東京生活、初めての一人暮らし。心強い先輩がたくさんいますから、困ったときには遠慮なく相談してくださいね。

明日はいよいよ入学式。
本格的に新年度が始動します。

2005.04.03

359:040503 桜祭

成蹊学園、桜祭。
OB、OGたちが集って大盛況。ものすごい活気です。
陽気もよく、三分咲きの桜を愛でながら、気持ちのいい一日でした。

IMG_3309

IMG_3310

358:050402 入ゼミ面接

午前中、研究室の片付け。考えた末、またレイアウトを変えました。模様替えは楽しい。なぜか、ものすごく広くなりました。ちょっとレイアウト変えただけでこんなに感じ方が変わるのは不思議です。

入ゼミの面接。例年同様、全員合格。
今年のshioゼミは、3年生11人、2年生11人の合計22人。適切な人数です。その上、男女比も11人対11人で同数。いいゼミになりそうです。

夕食を食べて大学に戻ると、ちょうどT先生やロースクールのFたちが大学から出て来るところ。パーティーの後の「ちょっと一杯」に誘われました。もちろん同行。ロースクールの院生たちと久しぶりに話しました。楽しいです。

昨日、Mに教えていただいたのですが、「民法1発展講義」は学生たちに「ミンパツ」と略されているそうですね。今年の民法2発展講義、つまり「ミンパツ2」は、民法2とともにshioが担当です。さてミンパツ2、どのような内容になるか。いろいろと考えております。お楽しみに!!

2005.04.02

357:050401 効率的な会議と創造的破壊

355:050330 率先垂範に真紀さんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。ステキな先輩。その姿はこうして真紀さんの心の中にいつまでも生き続けていますね。これぞ率先垂範のチカラです。

創造神ブラフマー、存続神ヴィシュヌ、破壊神シヴァ。
社会は常に創造と破壊の連続です。既存のカタチは早晩、壊されます。壊さないと形骸化し、悪弊を生みます。だから社会には常に、創造的破壊が必要です。真紀さんのご活躍をお祈りいたします。

ちなみに「シヴァ」の原義は「吉祥」だそうです。吉祥寺にある成蹊大学のみなさん、創造的破壊ができる大人になりましょう。

明日は入ゼミ面接。
そこで今日は、面接時間の予約を学生たちが取りにくる日。
締め切りの時間を過ぎても、予約を取った人数が思ったより少ない。今年のshioゼミはこじんまりとやることになりそうだなあと思いながら教授会へ。すると、
「掲示を見ませんでした。今からでも受け付けてくださいますか。」
という趣旨のメールが。教授会を終わって研究室に戻ってみると、メールボックスや研究室前に置き手紙がいくつか。

みなさん、掲示は見ましょう。とくに年度始めは大切な掲示が多いですよ。
上記の学生たちにはすぐに連絡して予約を取りに来てもらいました。

今日の教授会はとても短かった。お二人の先生を新たに迎えました。また、お二人の先生が在外研究から戻られました。今年度もますます充実した法学部になりそうです。

先日、効率的な会議運営に付いてゼミの学生たちと話しました。法学部の教授会が短い理由。それは暗黙のルールがあるからです。

ルール1:議題を出すときは、必ず原案も同時に出す
ルール2:発言は論理的なもののみ
ルール3:一事不再理

ルール1
何かを会議にかけるとき、発題者は自ら解決策を持って会議に臨みます。その自分で作った解決策のことを「原案」と言います。法学部の先生方は、原案なしで問題だけあげつらうことをしないのです。だから会議が速い。「ここがおかしい。」ではなく、「こう変えるともっと良くなる」という提案。とても建設的です。会議はみんなの時間を浪費しますから、決まらないことは決めない。決まらないことは議題にしない。これ、すごく大事です。

原案に対して意見がなければそれで決定です。一方、意見が多く出れば、持ち帰って再度検討して原案に修正を加える等してから次回以降の教授会で改めて提案されます。意見のある人は教授会外で、メール等で意見を出します。非常に効率的です。

ルール2
法学部の会議には、感情的な意見が全くありません。全部論理的。みんな冷静です。

ルール3
いったん決まったことは後から蒸し返さない。

ルール2もルール3も、shioは当たり前だと思うのですが、世の中にはそうでない会議もあります。実はそれらの非効率的な会議と比べると効率的な会議に見られるルールは上記の3つ以外にもあるのですが、中でも重要なのはこの3つだと思います。

会議は建設的に。参加者全員がその意識を持つことが会議を効率的にします。破壊することは必要ですが、より大切なのは創造すること。創造のための破壊はおおいに建設的です。でも破壊のための破壊や感情的な破壊は社会の迷惑です。

新年度。
みんなで創造的な社会にして行きましょう。

2005.04.01

356:050331 新学期

成蹊大学は今日から新学期。新しい出会いがあり、新しいコミュニティーが形成され、新しいゼミが開始され、新しい講義を始める。とても幸せです。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

学食が通常営業になりました。春休みよりメニューの選択肢が広がってうれしいです。

E, T, S, M, R来訪。
Macでステキなドキュメントを作る話など。
Pagesはホントに簡単にきれいな書類が作れる。
EがPages(iWork'05のワープロソフト)を買ったその日に作成したドキュメント。すっごくかっこいいです。研究室に置いてありますから、みなさん是非見てください(EのOKはいただいてあります)。雑誌みたいにきれいですよ。そして内容もバッチリ。ステキなレポートです。

研究室の模様替えを手伝っていただきました。どうもありがとうございました。新学期を前に研究室のレイアウトがちょっと変わりました。いい気分です。

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