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2005.04.09

363:050409 検索力

2日間のご無沙汰でした。

050407
所定の期日に面接に来なかった学生と面接。
ロースクールの民事法研究会。

050408
M先生来訪。教材の著作権についてのご質問。
K先生来訪。Mac、iPhoto5で写真をどのように扱うか。jpegとRawの違い、写真展のご案内など。

松山の牧師さんがマンダラートのフォーマットをご入用とのことで送らせていただきました。
確かに、牧師さんがなさる説話の構成やイメージを形にするのに、マンダラートはいいフォーマットなのかもしれません。お役に立てればうれしいです。

今朝、後輩Mがカメラを取りに研究室へ。
成蹊大学の桜は今日がピーク。散り始めが美しい。
淡いピンクが青空に映えてます。

今日は予備登録科目の履修内定者名簿が掲示される日だから、大勢の学生が来ています。
shioゼミの履修内定者も掲示されています。2, 3年生は面接をして全員入ゼミしていますが、1年生はコンピュータ抽選で20名が無作為に選ばれたものなので、例年のごとく、選に漏れてしまった学生もいることと思います。本当にごめんなさい。履修が認められなかった1年生でshioゼミに出席したい人は遠慮なくshioに連絡ください(と、ココで書いても多くの1年生は見ていないかもしれませんが、ガイダンスでshiologyの存在に言及したので一応書いておきます)。

アトリオでTに会う。
研究室でデータベースのインターフェイス、Macのインターフェイスの進化のお話。話の発端はiTunesの使い勝手について。Macを使い始めて日が浅い彼は、iTunesで楽曲をアルバムごとに表示する方法がわからなかったようです。画面右上の「ブラウズ」ボタンを押せば、「ジャンル」「アーティスト」「アルバム」というリストが出てきます(もし「ジャンル」が表示されないようでしたら、左上の「iTunes」メニューから「環境設定...」を選び、「一般」の中にある「ブラウズ時にジャンルを表示」にチェックを入れてください)。そうすれば、各アルバム名をクリックすればそのアルバムに含まれる楽曲のみが瞬時にリストアップされます。

従来、データベースは各フィールドごとに検索をかけるものでした。たとえば住所録のデータベースであれば、氏名というフィールドに検索をかけるのが基本であって、「氏名か住所か所属に「○○」が含まれるもの」という検索には特別の操作が必要でした。しかしここ数年、MacがMacOS Xになってからというもの、マックのソフトは次々と「全データを一気に検索する」のが当たり前になってきました。iTunes、アドレスブック、Mail、プレビュー、iCal、そしてiPhotoといったアップルが作るマックのソフトは軒並みこの方式になりました。アップルのソフト以外であってもshioが使っているMacJournal、OmniOutliner、コトノコ、Delicious Libraryなど、この方式になっています。

この「全データを一気に検索」し、その結果が一瞬で表示される使い勝手の恩恵にあずかるようになると、それがもはや当たり前。日常的にそうやってデータを取り出して利用していますから、それができないソフトは使いたくなくなります。冒頭のiTunesは早くからこれを採り入れたソフトであり、自分が保有する音楽を自在に選び出して聴くという行為を日常化してくれたiTunesの便利さの一端はこの検索にあります。また広く使われるようになってきたPDF書類もMacのプレビューで開くと、すべての文字列を一瞬で検索してパッとリストアップしてくれますから、PDFの使い勝手の良さを倍加させてくれます。このshiologyを書いているMacJournalでは検索窓にことばを入れるだけで、過去にshioが書いた記事が瞬時に表示されますから、過去記事にリンクを張るのも簡単です。その他、前述のソフトはみな、一瞬で全体が検索される便利さを非常に上手く利用しており、そのパワーたるやかけがえのないものです。この「検索力」こそMacを使う真骨頂のひとつです。

この検索方法を各ソフトに実装し続けてきたアップルは、とうとう次期MacOS X、Tigerで、それをOSレベルに広げます。

野口悠紀雄先生は「超整理法」で整理しない術を披露されました。紙メディアの整理においては画期的でした。しかし、その超整理法は「時系列」という整理はしていました。一方Macはすでにいくつものソフトにおいて、本当に整理しないでおいて、かつ一瞬で目的のものを探し出す環境を与えてくれています。それがTigerでOSレベルに実装されれば、Macは電子メディアにおける「超整理法」の最先端に位置することになりましょう。それは、「整理をしない日常」と「欲しいデータが瞬時に見つかる整備された書庫」を究極的につなぎあわせるツールです。カオスとコスモスのかけはしです。もはや、その名称に「整理」は不要。散乱、放置、点在。「データがそこにある」という「存在」のみが、意味を持ちます。

Macは、相手に意図が伝わりやすいドキュメントを至極簡単に作れるスバラシイ文房具です。同時に、究極の検索機となろうとしています。効率的に知的生産をする人々にふさわしい道具だと思います。

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