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2005.03.31

355:050330 率先垂範

さきほど今日の分のエントリーはアップしましたが、どうしても書きたくなったのでもうひとつ。

今日、「率先垂範」ということばを2回聞きました。
全く異なるタイプの2人から。
1度目はワールドビジネスサテライトで、企業の再建をまかされた経営者から。
2度目はプロジェクトXで、たたらの村下(むらげ)から。

shioも率先垂範が好き。だから率先垂範について書こう。

リーダーたる者、教育者たる者、大人たる者、その姿勢は率先垂範であるべき。
自分の生きる姿を見せる。真似される。それがすべて。
型。技。スタイル。洗練。ポリシー。価値観。哲学。慈愛。
率先垂範によってそれらが伝わる。
次世代が成長し、拡大再生産が育まれる。

型は大切。型が伝わることは大切。
しかし、型は破られるためにある。
型は忘れるためにある。
型を身につけることによって型を破ることができる。
型を知ることによって型を忘れることができる。
そこに拡大再生産がある。

型を伝えるには様々な方法がある。
けれども、型の破り方、型の忘れ方まで伝えることができるのは、率先垂範。
それが率先垂範の醍醐味。

多くの大人が率先垂範する社会は、拡大再生産が加速する。
生き生きした社会。創造的な社会。
そんなステキな社会のために、新年度も率先垂範で生きましょう。

354:050330 shiology.com 取得

shiology.comドメインを取得しました。http://shiology.com/
またはhttp://www.shiology.com/でアクセスしていただけます。また、従来通りのhttp://shiozawa.cocolog-nifty.com/でもアクセスできます。

4年生のT, A来訪。1年生のM来訪。
彼らも明後日から社会人。学生生活最後に訪ねてきてくれました。社会人としての活躍が楽しみです。

彼らが帰った直後の夕焼け。
夕焼け

Flickr Export Plugin for iPhotoでアップロードしています。快適です。

2005年度のシラバスや時間割が配布されました。
新学期独特の高揚感。ワクワクします。

2005.03.30

353:050329 MacPeople5月号は内容充実

今日発売のMacPeople 5月号は圧巻。内容がものすごく濃い。こういうMac雑誌を望んでいました。非常にうれしいです。読む価値のある記事ばかりです。

「iLife'05本気で活用宣言!」はMacを買うとどんなことができるかがとてもわかりやすく簡潔に書かれています。Macってどんなコンピュータか興味を持っている人、これからMacを買おうと思っている人、Macを買ったけれどもメールとWebくらいにしか使っていない人、Macをバリバリ使っている人、すべてにお勧めです。shioがうれしかった情報は、
・低スペックマシンでも複数トラックの音源を並べて再生する方法(p.51)
・出力に合わせた設定でデジカメ画像にシャープネスをかける(p.52)
・調整機能を駆使して写真の「深み」を演出する(p.54)のモノクロ写真の調整
などです。

「Flickrの歩き方」もありがたい情報満載。Flickrは奥深いです。Flickr Export Plugin for iPhotoが1.2.1になっていました。iPhoto5に対応しています。早速インストールして写真をアップしてみましたが快適です。

EOS

「ワールドワイドかわら版」。旧PowerBookG4で二本指スクロールを実現するiScroll 0.12が紹介されています。

「Product Report iWork'05」のp.129右下の囲み記事はうれしい情報。テンプレートが増えます。

「ことえりの真実」を読んで、いままでユーザー辞書に登録していたフレーズなどを指定変換辞書に登録しなおしました。一番大切なところは、Macで(ことえりで)日本語を入力する時は、できるだけ長く入力してから変換する、という点ですね。shioもこれは以前から心がけています。たいがい、句読点まで打ってから変換しています。そして誤変換が学習されてしまわないように、間違えて入力した際はエスケープ(escキー)で戻る。

ともかく今回のMacPeople5月号は参考になる内容が盛りだくさんです。ありがたい!!

2005.03.29

352:050328 応援

成蹊大学で行なわれた「授業成立のための教育技術入門」(授業づくりネットワーク2005春)に出席。Aの小学校の先生Iさんが午後のワークショップでご講演をなさるということで、お会いするためです。ついでに午前中のセッション等もすべて聴いてみました。

午前中は「授業を支える学級集団の育成」「授業成立の基礎」というご講演。
学級崩壊等で授業が成立しない状況の分析のお話。子どもにどういう接し方をすれば学級がよくなるか、という具体的な内容がなかったのが残念でした。「うまく行った例を参考にしましょう」という提言はあるのですが、それがどのような方法だったのか、なぜうまく行ったのかという具体例はひとつもありませんでした。すごく残念。具体例・具体性のない話は空虚です。「学級集団の育成」という演題ではありますが、どうすれば育成できると講師の方は考えているのか、疑問だけが残りました。

ひとつとても気になったのは、さかんに「学級経営」ということばが使われていること。これは一般的な用語なのでしょうか。そもそも学級は「経営」するものなんでしょうか。shioはゼミを「経営」しようなんて考えたことは全くありません。確かに大学のゼミと小中高校のクラス(学級)は異なります。しかし、shioが小中高校生のときに担任だった先生を思い起こしても、彼らが我々クラスを「経営」していたという感覚はありません。

少なくともshioゼミに関しては、完全に主人公は学生たち。
彼らの自主性に任せることによって、彼らの積極的なコミットメントが生まれ、彼らが成長します。shioは彼らの成長を願ってサポートをしているに過ぎません。言うなれば、shioはゼミ学生個々人を「応援」しているのです。

shioは学生たちに対して、精神的に以下の3種類の接し方をしています。
(1) 向き合う
(2) 寄り添う
(3) 共に歩む
これがshio流の「応援」です。

午後。Iさんのワークショップに参加。
いろんな音読のしかたを実践。すごく面白い。単に読むだけなのに、こんなにバラエティーがあるんですね。shioも条文を読むとき、読み方にも意識してみようと思いました。

終了後、Iさんと研究室でコーヒー。
初対面なのですが初対面とは全く感じない。mixiのおかげです。
物事を深く考える方です。またいろいろと教えてください。

続いて、八王子の中学校で教員をしていらっしゃる(別の)Iさんのワークショップに参加。
こちらもすごく面白い。生徒たちの発言にどう切り返すかという実践的ワークショップ。
Iさんのステキなキャラクターが光る講義でした。
学ぶところ多し。またお話を伺いたいです。

そのワークショップに参加されていたCさんにも初対面。
CさんはshioゼミAの中学の先生。先日shioはCさんにマンダラートのフォーマットを作成してお送りしたのですが、それをたくさん使ってくださっていました。うれしいです。柔和な笑顔でもっと話したら楽しそうでしたが残念ながらあまり時間がありませんでした。ぜひまた語りましょう!!

友人S来訪。
書類の作成など。
夕食を食べながら積もる話などして解散。

いまテレビで流れていたことば。

はーずぃひ ひや ある・ふぁたー あっらてぃー さ・あたざぅわじゅはー
彼女こそが僕が結婚する女性です

れぁ はーじゃた りざーりか
その必要はありません。

れぁ しゃっか ふぃー ざーりか
そのことに疑いはありません

れぁ しゃっく
疑いない!!

2005.03.27

351:050327 option+ドラッグでOK!!

昨日あったことを書いていませんでした。
HとT来訪。ベトナムのお話。Hのカメラに入っていた写真をshioのMacでiPhoto5に読み込んでスライドショー。その中に卒業式の夜に撮影した集合写真がありました。いい写真なのに暗すぎて顔も判別できないほど。iPhoto5で露出を上げるときれいな写真の早変わり。それをHのメモリカードに書き戻せばカメラでちゃんと見られました。
夜はB, M, T, N、そして初めてお会いするMさん、Mさんと焼き肉。
その後、初めて新型プリウスに乗せていただきました。かなり良くなりました。自動的にエンジンが止まるって、スバラシイ。停車している間に振動がゼロ。体への負担が少ないと感じました。

さて今日の話。
EがPagesでの書類を作成したとのこと。
彼女が作成したファイルを見てみると、超カッコいい!!
初めてPagesを使って作ったとは思えません。スバラシイ!!
ここでご覧に入れたいくらいです。

OmniGraffleで作成した図をPagesに貼り込むにはどうしたらいいか。
確かに、OmniGraffleで作成した図をコピーしてPagesでペーストしても、文字列として貼り込まれてしまって、図として配置することができません。でも実は簡単なんです。OmniGraffleの図をoptionキーを押しながらPagesに持ってくれば、Pagesに図として貼り込まれます!!
いやー、Macって本当に簡単だ!!

実はshio、今日初めてこれに気付きました。
いままでは以下のような手順でOmniGraffleの図をPagesに貼り込んでいました。

(1) OmniGraffleの「ファイル」メニューから「書き出し……」を選び、ファイル形式を「PDF形式」にし、適当なファイル名を付けてデスクトップ等に保存。
(2) Pagesの「挿入」メニューの一番下、「選択……」から(1)のファイルを選択。
(3) すると、Pagesのページ上に(1)の画像が貼り込まれます。あとは、適切な位置にドラッグしたり、「配置」メニューで他のオブジェクトとの前面・背面関係を動かしたり、「グラフィック」インスペクタで透明度を変化させたりできます。
(4) ふたつ目以降は、コピー・ペーストでOKです。OmniGraffleで図形をコピーした後、Pagesですでに貼り込まれているオブジェクトをクリックして選択した状態でペーストをすれば、図として貼り込まれます。

この現象、テキストモードとオブジェクトモードが切り替わっていることによるものだと思うのですが、ユーザーがそれを意識的に切り替えるメニューは見当たりません。shioが見落としているだけかもしれませんが、もしこれが仕様だとすると、Pagesの設計には「モード」概念を表に出さないというコンセプトがあるのでしょう。モードレスでシームレス(seamless:継ぎ目のない)な方がユーザーがなじみやすいのは確かだからです。

でもそこまで考えたとき、ふとアップルの基本に立ち返りました。
アップル(のソフトウェア設計者)がこんな煩雑な操作をユーザーに強要するはずはありません。常にユーザーの視点で考えるアップルは、そもそもコピー & ペーストという前世紀の操作体系ではなく、より直感的なドラッグ & ドロップという操作で、OmniGraffleからPagesへ図を持って来られるように作っているはずなのではないか。

そこでもう一度、OmniGraffleを開いてみました。
確かに、OmniGraffleで図を単にドラッグしてウィンドウの外まで出そうとしても、ページがスクロールしてしまうだけで外に出すことができません。ここで、OmniGraffleなどのCocoaソフトでは、optionキーを押しながらオブジェクトをドラッグすると、そのオブジェクトが複製されて貼り込まれるようになっていることを思い出しました。「絶対それだ!!」と思ったshioは、optionキーを押しながらOmniGraffleの図をPagesまで持ってゆきました。すると案の定、Pagesに図として貼り込まれたのです。全く別の会社が作ったソフトウェアどうしで、こんなに「シームレス」にデータをやり取りできることに感動するとともに、そんな環境を提供してくださるアップルに感謝です。

Macはすごい!!
そして、法的思考においてshioがいつも学生たちに伝えている「体系思考」と「基本コンセプトに立ち返る」ことの重要性が、Macの中にも生きていることを改めて感じさせられました。「Macはコンセプトのあるコンピュータだ」「だからわかりやすくて使いやすいんだ」と周囲の人に常々主張しているshioですが、「option + ドラッグ」がソフトウェアをまたいで使えることに気付いてまたうれしくなりました(なおoptionを押さない単なるドラッグ操作は、以前から様々なソフトウェアをまたいで行なえます)。

Macを使っていると自分の思考方法まで洗練される気がします。
いいヴァイオリンを弾くと自分が上手くなった気になるのと同じ。
いい道具は自分を成長させてくれます。

350:050326 Spotlight待ち

Mから347:050323 マンダラートのフォーマットにコメントをいただきました。どうもありがとうございました。オリンパスのヴォイスレコーダーV-20のファイルフォーマットについてのご質問です。

確かにV-20のファイルはWMA。MP3ではありません。マイクロソフトのファイルフォーマットですから厳密な意味での汎用フォーマットではありません。

しかし、WMAの再生環境はMacでも十分に揃います。最も汎用性が高いのはVLCでしょう。本家マイクロソフトからもWindows Media PlayerのMac版が無償で配布されています。そしてオリンパス自身はDSS Player Lite 2 for Mac OS Xを無償配布しています。このDSS Player、速度を変えて再生する機能を持っていますので、文字起こしには便利です。

(関係ないですが、「テープ起こし」って適切なことばではないと思います。「テープに録音された言語を文字に起こす」ことを略したものと思われますが、それだったら「文字起こし」でしょう。テープを起こすのではなく文字を起こすのですし、「文字起こし」と言っておけば、録音された媒体がテープだろうとMDだろうとICだろうと、すべて共通に使えます。)

さて、話を戻しますと、このようにオリンパスのヴォイスレコーダーで採用されているファイルフォーマットが以前のようなオリンパス独自仕様からWMAになったことは大きな進歩だと評価できると思います。専用ソフトではなく汎用ソフトで再生できるわけですから「ファイルはあるけれどもソフトがなくて再生できない」という状況ははるかに発生しにくくなりますし、DSS Playerで速度可変が使えること等を考慮するとこの辺が妥協点として妥当と考えることができます。したがって、Macやその他の環境での利用に支障がないことをもって、V-20を「買い」としました。

あべたかさんから348:050324 しゃべり続けた一日にコメントをいただきました。どうもありがとうございました。

28日お目にかかれないとのこと残念です。またの機会にぜひお会いしましょう!!

さて、検索の話。
MacOS 9まではサーチドッグというソフトを使っていましたが、残念ながらMacOS Xにはコレに匹敵するソフトがありません。「内容で検索」も以前は使っていたのですがいまは使い物になりません。そこで、いくつかのソフトを使い分けています。

まず新聞記事等のクリッピングはNewNotePad Pro 2.2。CocoaではなくCarbonですが非常に便利に使っています。最も便利なのは、ウェブサイト上の新聞記事を範囲指定して(マウスで塗って)NewNotePad Proにドラッグアンドドロップすると、自動的に1行目すなわち記事のタイトルがクリップのタイトルになってくれるところ。

複数のテキストファイルの全文検索はLightWay Text MacOS X版。でも最近はテキストに全文検索をかけることはほとんどなくなりました。ファイル名に適切な語句を盛り込んでおくことによって、Finder上でファイル名の検索をかけるだけで十分だからです。

ただしもうすぐリリースされるMacOS X 10.4 Tigerでは、Spotlight機能が搭載されます。そうなれば、コンピュータの(Macの)使い方が根本的に「データベース的」になるはずです。だから現在は、そうなることを前提として書類を作っています。たとえば、2002年の「さがしものはMacにまかせて」ではファイルメーカープロを駆使していると書いておりますが、現在は定型書類でもファイルメーカープロではなくPagesを使っています。shioは仕上がりのクオリティーを優先しますから、Pagesで自分なりのテンプレートを作って保存しそれを使って書類を作る方が、ファイルメーカーで作るよりも美しいドキュメントができるからです。以前だとファイルメーカープロを使う目的は定型性以外に検索性もあったのですが、Spotlightが実現すれば検索に関してもファイルメーカープロである必然性がなくなります。

というわけで現在はSpotlight前夜、Tiger前夜。リリースを心待ちにしている状態です。

2005.03.25

349:050325 2004年度の行事がすべて終了

午前中、研究室で仕事。

午後、政策研究大学院大学の学位授与式。謝恩会。
修了したみなさん、心よりおめでとうございます。
それぞれの職場でご自身の持ち味を生かしてご活躍ください。
またどこかでお会いして語りあう日を楽しみにしております。

H先生のご子息が桐朋高校の在卒懇でshioの授業を聴いてくださったそうです。うれしいつながりです。

今日で、2004年度の行事がすべて終了しました。
新しい年度の準備も始まり、わくわくします。

348:050324 しゃべり続けた一日

しゃべり続けた一日。

2年生K来訪。
初めて研究室を訪れた彼の質問は憲法と刑法と民法に関するものでしたが、残念ながら意味をなしていませんでした。1時間半にわたって人生を語る。

T来訪。shioゼミ春合宿についての相談。

4月から成蹊大学工学部が理工学部に生まれ変わります。それを記念して今日はガーデンパーティー。初めてO先生をご紹介いただき、話すことができました。Mac miniをお買いになったそうです。こんど研究室に遊びに行きます。

4月に法学部に着任するNさんを囲んで、法律学科の先生方とランチ。
なんと彼女はshioよりちょうど10歳若いことが判明。法律学科の教員の層が厚くなってうれしい限りです。彼女は教えるということについてとても真剣に考えています。学生のみなさん、お楽しみに!!

理工学部の各研究室がパネルで研究内容を公開しているので、O先生、S先生、K先生の各ブースでご研究についてのご説明をうかがう。面白い!! 例によってshioはいろんな質問をさせていただきましたが、明解に答えていただきました。感謝です。普段からもっと交流する機会を持ちたいと思います。

某社のOさん、Sさん、Aさん来訪。
最新の商品を拝見。進化してます。
次も楽しみ。

T、K来訪。Iさん来訪。

shioは以前から不思議に思っていました。
なぜWindowsユーザーにはメールを捨ててしまう人が多いのだろうかと。
Oさんたちと話をしていたら、その理由を教えてくださいました。検索が遅くて役に立たないので、保存しておいても使い物にならないのだそうです。あらまあ。それじゃあ、コンピュータを使う意味がありません。コンピュータは探し物をするための道具ですから。shioのメールソフト(Macを買ったら入っている「Apple Mail」)には数万通のメールが保存されています。20世紀からずっとです。過去に送受信した情報を調べたいときにはApple Mailの右上にある検索窓に適当なことばを入れてやれば、瞬時に関連するメールがリストアップされるからです。

メールはデータベース。
そもそも、Mac自体がデータベース。
これについては月刊アスキー2002年8月号に書いたコラム、「探し物はMacにまかせて」をご覧ください。shiositeの「articles」でasci0208.pdfです。

今日は、朝から8時間半、話し続けました。
人と会うのは楽しいです。

347:050323 マンダラートのフォーマット

最近、shioが超整理手帳用に作ったマンダラートのフォーマットを送って欲しいというメールをいただくことが多いです。すべて全く知らない方々からです。ちょっと調べてみたら、Mandalink ~マンダラートユーザーのためのリンク集~でご紹介いただいているのですね。

必要な方はご連絡ください。どなたでも差し上げます。

shioが昨日購入したオリンパスのvoice recorder、VoiceTreck V-20の音質についてJからご質問を受けました。音質は全く問題ないです。昨日の会議は20人ほどが楕円形の円卓を囲んで議論をしていましたが、一番遠いところにいる人の発言も若干音量は小さいものの、きちんと録音されていました。もちろん、V-20の真ん前で発言しているshioの声は、極めて明瞭です。

いままで使っていたサンヨーのヴォイスレコーダーは単4電池を2本必要としましたが、V-20は1本。それだけで軽くなりますし、充電時の手間も少ないです。

午前中、パスポートを申請しに行きました。
やっぱり立川は空いている。全くならぶ必要なし。パスポートは立川に限ります。
以前より改善されたところ。写真を自分で切り取らずに窓口にて係員が切り取ってくださるようになりました。ありがたいです。

月曜日に購入した椅子が届きました。
すごーく快適。なのに信じられないくらい安い。いいお買い物をしました。

2005.03.23

346:050322 ヴォイスレコーダー購入

自宅でパスポート用の写真撮影。
デジタルカメラで撮影してプリンタでプリントした写真であっても、銀塩写真と同等のクオリティーがあればパスポート用写真として有効だそうです。それなら当然、自分で撮影します。その方がはるかにきれいでいい表情の写真が撮れます。ただしいくら「いい表情」といっても、笑ってる写真は不可。パスポートに使えない写真の サンプル 、結構楽しめます。

難しいのは影。
影のある写真は不可なので、無背景で影のない写真を撮れる場所を選ぶ必要があります。部屋の中心に電灯がある場合、白い壁を背にして、壁から50cmほど離れて立つと、影が肩より低くなる(背中の後ろになる)ので映り込みません。

お昼はひさしぶりにキムチ油そば。キムチが強いのに麺の小麦の香りが生きてます。

ヨドバシカメラでオリンパスのヴォイスレコーダー、VoiceTreck V-20を購入。14,800円、10%還元。
その利点。
・USBマスストレジクラス対応→Macに直接接続してファイルをコピーできる。
・128MBメモリで高音質モノラル8時間以上、ステレオ4時間以上録音できる。ステレオマイク内蔵。
・単4電池1本で稼動。
・薄くて軽い。電池込みで54g。内ポケットに入れてもかさばらない。
・ファイル形式は残念ながらWMAですが、マイクロソフトのフリーウェアやオリンパスが無償配布するDSS Player Lite 2 for Mac OS Xで再生可能。VLCでもOK。もしiTunesに読み込みたい場合はWindows版のiTunesでAACに必要がありますが、PowerMacG5上のVirtual PCでWindows版iTunesを使えばOK。

単純に研究会等で音声を録音するだけでしたら、デジタルカメラの音声録音機能で十分。マイクロソフトのOffice for Mac 2004にあるWordノート機能も使えます。またOmniOutliner 3 Professionalでも可能だし、録音用のソフトはたくさんあります。さらに次期MacOS X、Tigerで搭載されるQuick Time 7では録音機能が標準装備されるらしいです。でもshioは、講義を録音します。4月からは一日4コマ(90分×4=6時間)の曜日が週2回あるので、それだけの時間、確実に録音できるデヴァイスが必要です。
そこで、V-20を購入しました。

役所に行き、戸籍謄本を受け取る。
久しぶりに見ると、全部電子化されていました。以前は古めかしい手書きでした。

政策研究大学院大学で会議。
知財プログラムのカリキュラム等について。
先ほど購入したV-20を早速利用してみました。録音時間は1時間6分。PowerBookG4のUSBポートに挿すと、きちんとファインダにマウントされ、録音したファイルをコピーできました(当たり前ですが)。まずWindows Media Player (Mac版)で再生。問題なし。次に、オリンパスのDSS Player Lite 2 for Mac OS Xで再生。問題なし。再生速度を変化させて聞くこともできます。USBマスストレジクラスに対応しているからドライバなしでMacにもWindowsにも接続でき、ファイルフォーマットが汎用(WMAは厳密な意味での汎用ではありませんが)で、どんな環境でも再生できる。こうあるべきだと思います。V-20、スバラシイ!!

FlickrがYahoo!!に買収されたそうです。アカウントは継続されるそうですしfeeは安くなり、さらに容量はアップするとのこと。いいカタチで発展して欲しいです。(コータローさま、情報ありがとうございました!!)

345:050321 朋あり。遠方より来たる。

東大のMと岐阜からJさん、Nさん来訪。
遠い所わざわざいらしていただいてどうもありがとうございました。
mixiで知り合った人がこうして実際に会いに来てくださる。本当にうれしいことです。
ヴァーチャルなコミュニケーションはリアルなコミュニケーションの「補助」です。決して「代替」ではありません。だから、mixiのようなヴァーチャルな「出逢い」はリアルな「出逢い」のプロローグ。きっかけです。ヴァーチャルに出会った人とひとりでも多くリアルにお目にかかってお話をしたいと願っております。

2005.03.21

344:050320 Flickr pro

卒業式の写真を公開するのに、どこのサイトを使えばいいのか。
考えた結果、flickrでした。
・アップロードが簡単
・一括して複数の写真をアップできる
・見せ方が美しい
・スライドショーも簡単に作れる
・リンクが張りやすい
などがメリットです。

問題は容量。
無料アカウントで使っていると、掲載可能な容量は1ヶ月に10MBまで。
それでは今回の96枚をアップするにはとてもたりません。

そこで、flickr proにしました。
1年契約で42ドルほどです。月400円程度。
そうすれば、1ヶ月にどーんと1GB(1024MB)アップできます。
手順は以下の通り。

(1) iPhoto5で231枚の写真をスライドショーで順に表示させながら、アップしたい写真にマイレート(星印)を3つつけてゆく。
(2) 終わったら、スマートアルバムで日付とマイレートを指定すれば、自動的に先ほど選んだ写真のみが表示される。
(3) それを全部選択しておいて、flickrのアップローダにドラッグアンドドロップ。
(4) アップロードボタンを押してタグ(検索語)をつけて待つ。
(5) アップロードが終わったら、いまアップした写真全部をphoto setにすれば、スライドショーも自動的に出来上がり!!

簡単。

shioは被写体として、人を撮るのが最も好き。いままでに撮影した写真も圧倒的に人を撮った写真が多いです。しかし、普段はあまりそれらをblogなどに掲載しておりません。今回は、shioの人物写真を大量にご覧いただけるよい機会です。どうぞお楽しみください。

二次会のステキなバーの中でもshioはEOS 20D EF24mm F1.4でたくさん撮影。
あんなに暗いところでもフラッシュなし(231枚すべてフラッシュなしで撮影してます)で撮っているのを見て、shioゼミの写真フリークたちは一様に興味津々。ISO1600でレンズがF1.4だから、あの暗さでもだいたい1/20秒くらいのスピードでシャッターが切れます。だから手持ちでも撮れるのです。

コレに匹敵するカメラで安価なものは、発売されたばかりのEOS Kiss Digital Nです。軽くて小さくてISO1600で撮影しても画質がほとんど荒れない。いいですよ。

なお一眼レフでないデジタルカメラでは、富士フィルムの新製品、FinePix F10は、確かにISO800程度の画質は良好ですが、いかんせん暗いところではピントがなかなか合わない。さらに通常撮影では60cm、マクロモードでも7.5cmが最短撮影距離ですから、被写体に寄れない。寄れないから頻繁にマクロモードに変更する必要がありますが、マクロモードにするとピントが合うのにさらに時間がかかる。なので、shioのような撮影をするにはちょっと厳しそうです。

一方、TやMなどが持っているリコーのR1はあのような暗い中でも一瞬でピントが合います。すごい!! さすが外部測距のリコーです。なのでそのピント精度が一段と向上したというCaplio R2が、非常に楽しみです(すでに発売されてますがshioはまだ実機を触っておりません)。リコーはISO800でもそこそこ見られる画質ですから、使えます。

343:050319 卒業写真

大学および大学院の学位授与式(卒業式)。
法学部法律学科の学位授与。
大学院の学位授与。
大学院の祝賀パーティー。
shioゼミ、追いコン。
shioゼミ、二次会。

卒業生のみなさん。ご卒業、心よりおめでとうございます。
shioは感慨無量です。
shioの気持ちはすでにことばにして直接お伝えしましたので、ここで書くことはしません。みなさんの胸にしまっておいてください。
ステキな人生を!!

みなさんお待ちかねの写真、アップしました。231枚撮影したうちの96枚です。
学生たちから掲載の許諾は受けていますが、もし掲載して欲しくない写真がありましたらご連絡ください。削除します。
カメラはEOS 20D EF24mm F1.4。
二次会の写真はほとんどISO1600です。
ほとんどの写真はshioが撮影したものですが、EとM(そしてS川のお兄さん!!)が撮影したものが数枚含まれています。

スライドショーでご覧になりたい方はflickrのページで「View as slideshow」をクリックしてご覧ください!!

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2005.03.18

342:050318 MacOS Xを快適に使うには

【月刊アスキー4月号発売】
昨日お伝えしましたとおり、今日は月刊アスキー4月号の発売日です。
shioの連載コラム「法律家が見るIT業界」(162ページ)と対談(138〜140ページ)が掲載されております。今回はいずれもソフトウェア特許の問題点がテーマです。
どうぞご覧いただければ幸いです。

【M君来訪】
今日は千客万来。
研究室は一日中にぎわっておりました。

そのうちの一人、桐朋高校の3年生M君。
shioが昨年11月13日に桐朋高校の在卒懇で授業をした際に再会した彼です(そのときの様子は220:041113 桐朋高校の在卒懇で授業をしましたをご参照ください)。彼は先日、東京大学文科1類に合格しました。おめでとうございます。そこで今日は、大学へ行く準備のために、shioのところに訪ねて来てくれました。

・Macはどの機種を買うのがいいか→PowerBookG4 12インチ、768MBメモリ
・ソフトは何が必要か→iWork'05、マイクロソフトOffice 2004バンドルキャンペーン、(OmniOutlinerとOmniGraffleはPowerBookG4に入っているので購入の必要なし)
・語学学習用→iPod shuffle 512MB
・資料の複写と語学学習などのための録音機材→Caplio R2
・独和辞典→独和大辞典縮刷版その他
・仏和辞典→ロワイヤルその他
・電子辞書→セイコー製大学限定版

その他、法律学小辞典や六法など、アドヴァイス。
デジタルカメラで資料を撮影してからiPhoto5に読み込み、それを見ながら原稿を書いたり、カメラやICレコーダーで録音したものをiTunesに読み込んで聞いたり、OmniOutlinerを使ってアウトラインプロセッサによる文書作成をしたり、Word Note機能で録音しながらノートを取ったり……。そういった様々なノウハウを一気に伝えました。

このうち、Macの機種選定が最も判断が難しいところ。
iBookG4にするかPowerBookG4にするか。
これは非常に頻繁に受ける質問なので、判断の資料を以下に示しておきます。

【iBookG4か、PowerBookG4か】
まず,素のままの価格(以下すべてアカデミックプライス)は、iBookG4が107,220、PowerBookG4が160,461円。それに最低限必要な構成までアップグレードすると次のようになる。

iBookG4の場合、メモリを768MBに足す(+16,209円)、ハードディスクを60GBに足す(+8,000円)でトータル131,437円(ただし現在はアップルストアのiBookメモリ増設キャンペーンが適用されて127,657円)。
PowerBookG4は、メモリを768MBに足す(+7,938円)、ハードディスク元から60GBがついている上,5400rpmという高速のモデル(iBookG4に入っているハードディスクは4200rpmと低速)。それでトータル168,399円。

両者の約40,000円の差をどう見るかです。
PowerBookG4のアドヴァンテージを列挙すると以下のとおり。
・CPUが速い
・スクロールできるトラックパッド(これ極めて快適)
・外部ディスプレーとつないで画面を大きく使える(たとえば自宅に外付けディスプレーがあれば、自宅では大きいディスプレーで作業をすることができます。これも至極快適。)
・PowerBookG4のグラフィックチップは、アップルの次期OS,Tiger(10.4。6月頃までにリリース予定)に最適化されています。
・Bluetoothが最初から入っています。

ここまでは、PowerBookG4でしか実現できない利点(Bluetoothだけは、iBookG4でも、アップルストアでの購入時にのみオプションで追加できます)。
以下は,お金を出せばiBookG4でも実現できるけれどもPowerBookG4なら最初から入っているというアドヴァンテージ。

・前述のとおり,ハードディスクが速い(MacOS Xはハードディスクへのアクセス頻度が高いので,ハードディスクの速さは体感速度に直結します。)
・OmniOutlinerとOmniGraffleが最初から入っている(このソフト、有益です。Outlinerは原稿を起こす時や研究会のメモなどで必須。Graffleは非常に美しい図やチャートが簡単に描けます。両方のソフトを合わせてアカデミックで67ドルです)。

iBookG4のアドヴァンテージは、白くてきれいでかわいくて、PowerBookG4よりも頑丈なこと。PowerBookG4はアルミでできているのでぶつけたりするとすぐに凹みます。頑丈であるという点は、毎日大学に持ち歩く学生にとってはかなり重要な利点。なのでiBookG4を選ぶメリットも大きいです。また、上記では40,000円分のアドヴァンテージとしてPowerBookG4の利点を列挙しましたが、iBookG4は日常の作業において遜色があるかというとそんなことはありません。

【iWork'05アップデートとMacOS Xを快適に使うコツ】
本日、Pages1.0.1とKeynote2.0.1のアップデータが出ました。ソフトウェアアップデートからアップデートできます。

Pagesが重い、という意見を聞きます。shioももっと軽くなって欲しいと思います。先日、異様に重くなって使い物にならなかったのでハードディスクの空き容量を見てみると6.8GB程度になっていました。最近、ブローニーフィルムを高画素数で大量にスキャンするなどしたため、サイズの大きいファイルが一挙に増えたためです。そこで、iPhoto5に入っていた写真を数千枚削除するなどして空き容量を13GBにしたところ、快適さが回復しました(もちろん写真は何重にもバックアップをとってあります)。

経験上、MacOS Xは、ハードディスクの空き容量が10GBを切ると徐々に全体の動作が重くなり、ハードディスク全体の容量の1割(shioのPowerBookG4だと8GB)を切ると、かなり悪化します。MacOS Xはハードディスクへのアクセス頻度が非常に高いので、10GB以上の空き容量を保って使うのが、Macを快適に使うコツです。

【フィルムとホコリ】
今日もトンガの写真3枚。
ある方から、フィルムのホコリを取ってから掲載した方がいい、とのご助言をいただきました。どうもありがとうございました。でもshioはホコリのついたまま掲載します。その理由、shioゼミの学生は考えてみてくださいね。ステキな答えをお待ちしてます。写真に誇りがあるから!?

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2005.03.17

341:050317 HPのプリンタ

shioは長年HPのプリンタを愛用しています。
1988年にMacを使い始めたとき、すでにDeskwriterというHP製のプリンタを使っておりました。以来、他社のプリンタを購入しても、日常的な印刷は常にHP製で行なっております。現在使っているのは、最新のPhotosmart 2610です。

HPのプリンタのいいところは以下の通り。
・黒が濃い顔料インク。
・普通紙にカラー印刷してもにじまない。
・インクカートリッジが非常に長くもつ(インクカートリッジの交換頻度が少ない)。
・17年程使っているけれども、インクの目詰まりがない。
・印刷ヘッドがカートリッジ側に付いているので、カートリッジを交換するたびにヘッドが新品になる。
・紙を平置きするので、カールしない。
・インクをにじませないので、写真を写真用紙にプリントしても、細部がつぶれない。

などです。
shioはレーザープリンタを持っていますが、日常的な印刷はすべてHPのプリンタで行なっています。レーザープリンタで印刷したものより美しく、仕上がりがきれいだからです。

昨日このプリンタを使ってL版写真を印刷していたところ、給紙不良でうまく印刷できなくなりました。残り1.5cmくらいのところで紙が斜めに吐き出され、その部分は白いまま印刷されずに残ってしまうのです(用紙はHPの純正用紙です)。自分では解決できなかったので今日、サポートに電話しました。サポートの担当者は非常に丁寧で、その指示に従って再度プリントしてみたところ、昨日の現象は出ませんでした。結局昨日の現象の原因はわからなかったのですが、ともかく直ればOKです。

電話したついでに、この機種を購入してから疑問に思っていたことをうかがってみました。それは、A4の普通紙に全く普通に文書を印刷すると、下辺のマージン(印刷されない部分)が大きいことです。以前メインで使っていたDeskJet 970Cxi(購入して6年ほどになりますが、現在も現役でサブ機として使っております)では問題なく最後まで印刷される文書が、2610で印刷すると下の方が切れてしまう(ページの最後の方が印刷されない)のです。

2610その他の現行機種のカタログなどに書いてある仕様には、下辺のマージンは3mmと記載され、その注記として「用紙サイズやOS、アプリケーションによっては上記と異なる場合があります。」と記されています。しかしMacOS Xでマージンがどのくらいなのか、具体的な数字はどこにも記載がありません。

担当者はすぐに調べてくださいました。
その結果、現行のHPのプリンタはすべて、MacOS Xから印刷した場合、下のマージンが14.3mmになってしまうそうです。

プリンタとしては、ちょっとマージンが大きすぎると思いますがいかがでしょうか。
長年HPのプリンタを愛用し、周囲の人たちや学生に「プリンタはHP!!」と勧めているshioとしては、かなり残念な事実でした。旧型よりも新型の方がマージンが大きくなってしまったという事実、そしてそれがカタログに明記されていないという事実。

担当者には、ぜひとも改善していただけるよう、お願いさせていただきました。
HPプリンタのファンとしては、次の機種を楽しみにしております。
今日はその後、2610で、4月から使う名刺を100枚ほど印刷しました。ちょっと気分を変えて、レイアウトやフォントを変更しました。新学期ですもの。
名刺印刷に使っているソフトは、OmniGraffle 3、紙はA-oneの商品番号「51002」(実際にshioが購入しているのは「51003」)です。より簡単に作りたい人には、A-oneが無償で配布してくださっているソフト、ラベル屋さん HOME for Macintoshがお勧めです。

弁護士のNさん来訪。
一緒にランチをとりながら面白い話をたくさん交わしました。
雨の中、いらしてくださってどうもありがとうございました。

明日は月刊アスキー4月号の発売日です。
shioの連載コラム「法律家が見るIT業界」は162ページに掲載されております。タイトルは、「プログラム特許の功罪」です。また今回は柴田文彦さんとの対談が載っております。タイトルは「特許権は技術を本当に奨励するか?」。138ページ〜です。
どうぞご覧いただければ幸いです。

今日はFlickrがメンテナンス中なので、写真はありません。

2005.03.16

340:050316 ベルクマンの法則

OBのK来訪。
法定相続の相続分に関する問題について延々と議論。いろいろ気付くことができて非常に楽しくまた建設的な議論でした。こういう議論を楽しめるOBがいることを頼もしく思います。

今日、学んだこと。ベルクマン(Bergmann)の法則。
同種の定温動物が南北に広く分布する場合、北半球では北(寒冷地)にいる個体の方が体が大きいという法則。たとえば、北海道にいるエゾシカ、本州にいるホンシュウジカ、屋久島にいるヤクシカの順で大きいそうです。体が大きい方が体表面積の割合が少なくなるから輻射熱が少なくなるため、保温に有利だからだそうです。なるほど。

トンガの写真3枚。

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2005.03.15

339:050315 トンガに行ったのはいつ?

T来訪。
ABCRescueが烏山中学校にて行なった応急手当講習会で、受講した生徒たちが書いてくださった160枚のメッセージ。それにひとつひとつ、TやYなどがお返事を書いていました。スバラシイ!! これが大切。コミュニケーションです。講習会で大きく動かされた生徒たちの心をさらにぎゅっとつかむことでしょう。

Dr. Sと談義。
学生が伸びる環境。学生のチカラが引き出される環境。それを提供できる成蹊学園でありたいです。ABCRescueの活動を基礎として、様々な形で学生たちが社会とが関わりを持つことによって、彼らが成長し、社会に根を張って行って欲しいと思います。

確定申告してきました。本日が最終日。ぎりぎりセーフ。

あとはiWork'05で書類作成など。

338:050314 夏の思い出に猫娘さんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。

トンガ、とっても温かいですよ。ジメジメしていないので快適です。
人々もあったかくて、のんびり、ゆったりした社会です。
機会があったらぜひ訪れてみてください。

今日もトンガの写真。
お昼に学食でTに会ったら,
「先生,いつトンガに行ってたんですか?」

shioがトンガに行ってこれら写真を撮ったのはかれこれ10年ほど前でございます。
もちろんデジタルカメラなんて,アップルのQuickTakeやカシオQV-10しかない時代。
すべてフィルムで撮影しております。
6×7のブローニーフィルム。Mamiya 7とN65mmF4Lレンズです。Mamiya7は名機です。現在はMamiya7IIに改良されています。6×7の中では破格に小型で非常に扱いやすいカメラです。

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2005.03.14

338:050314 夏の思い出

夏の思い出を作詩した詩人の江間章子さんが12日に亡くなったそうです。作曲者の中田喜直さんは2000年に亡くなっています。
10年程前、カンボジアで孤児院に通って遊具構築の作業をしていた頃、リコーダーが好きな少女がいました。ある日、彼女はshioに、
「『エリーゼのために』の楽譜を書いてください。」
と頼んできました。カンボジア2度目のshioはヴァイオリンとリコーダーを持参し、毎日、子どもたちの歌う童謡や世界の音楽をいろいろと演奏していたからです。

「むずかしいよ。」
「むずかしくてもいいから、書いてください。」

彼女は10歳くらいの少女ですが、こういう会話は当たり前に英語です。
楽譜、書きました。曲の中で使う半音の指使いを教え、一緒に吹きながらニュアンスを伝えました。彼女は喜んで、ずーっと練習していました。
次の日。
「日本の歌を教えてください。」

そこでshioが教えたのが「夏の思い出」。
楽譜を書いて、吹いて聞かせました。

最終日。その孤児院での作業が終わり、鉄棒などの遊具が完成。お礼に子どもたちが様々な踊りや歌の出し物を繰り広げてくれました。一緒に踊ったりして楽しいひととき。
そしてそのレセプションの最後。彼女が出てきました。

「『夏の思い出』を吹きます。」

感動しました。
私たち日本人がカンボジアの孤児院に毎日通い、子どもたちと交流することの光と影を感じ始めていたshioにとって、本当に心洗われる贈り物でした。音楽は心に響きます。

以来、カンボジアに行くときは必ずヴァイオリンとリコーダーを持参しています。
プノンペン大学で自分が講義をする間の休み時間。講義の後のレストラン。政府の次官との会食。裁判官や検察官との会食。ホテルのロビー。いろんな場所でいろんな人の前で演奏しています。音楽のチカラは偉大です。

こうして夏の思い出が重なってゆきます。
お二人への感謝とともに心からご冥福をお祈り申し上げます。

今日もトンガの写真2枚。
カンボジアの写真は数千枚ありますので、近いうちに載せます。

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2005.03.13

337:050313 トンガ大好き!!

317:050220 ブローニーフィルムをスキャン以来、6×7のブローニーフィルムをスキャンしたトンガの写真を頻繁にアップしております。すると「トンガってどこにあるんですか?」という質問をよく受けます。「アフリカですか?」

いえいえ、南太平洋の島国です。
フィジーの東、ニュージーランドの北。日付変更線が少し東にでっぱっているところ。
ステキな国です。多くの人は敬虔なクリスチャン。みんな陽気です。
子どもたちは学校から帰って来る道々、服を着たまま海に飛び込み、思いっきり遊んで、そのびしょびしょの服のまま帰宅します。そのくらい、カラッとした暑さの心地よい気候です。shioはその子どもたちと陽が暮れるまで海で遊んでいました。

「観光名所」は何もない国です。
でも、何もないからこそ、人の魅力と自然の魅力が際立ちます。
フィジーかニュージーランドを経由して行きますので気軽に行ける距離ではありませんが、機会があったらぜひ訪れてみてください。

そこで今日もトンガの写真3枚。
Mamiya 7, 65mmF4。

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336:050312 クメール語・メモ帳

【クメール語コミュ】
カンボジア好きの人たちが集まるmixiのクメール語コミュニティー。そのoff会に参加しました。
もともと、shioに会いにいらしてくださったTさんがカンボジア料理を食べに行きましょうと誘ってくださって、そのお食事会にクメール語コミュの人たちにも声をかけたところoff会になったのです。

参加したのは日本人10人、カンボジア人7人。
本当は参加者11人のはずでしたが、お店で偶然ジョインしました。
カンボジア語(クメール語)の響きがなつかしく心地よい。
ああ、またカンボジアに行きたくなりました。

カンボジア料理もおいしい!!
また食べに行きます。

カンボジア好きにはB型が多いというはなし。ホントかしら。
今日は確かにB型が多かった。

【メモ帳】
手ぶら好きなshioは今日も手ぶらでカンボジア料理屋に行きました。
電車の中は思索の時間。電車の中はOutputの場。電車の中はCreationの空間。
メモ帳は必需品です。立っていようと座っていようと、どんどん書きます。
昔はPalmを利用していたけれど、PDAは紙とペンにはかないません。
Direct感が圧倒的に高いです。

紙とペン。
ペンは三色ボールペンか万年筆。迷うことはありません。
問題は紙。
いまだに「コレ!!」という決定的なメモ帳に出会っていません。
そこでshioは、でかけるたびにLOFTや文房具屋によって、その日に使うメモ帳を買います。今日もメモ帳を持たずに研究室を出て、LOFTでメモ帳をひとつ買いました。
A6版の縦開き、5mm方眼100枚綴り。158円。
本日11枚使いました。

RHODIA を使いたいと思っていつもRHODIA(No.13)を見るのだけど、罫線の色が濃すぎる気がしてなかなか購入に踏み切れません。でもやっぱり使ってみなければわからない。次回は買おうと思います。

カンボジアといえばAngkor Beer。
カメラはCaplio GX。ISO400です。

Angkor Beer

Salad

2005.03.12

335:050311 リアル→ヴァーチャル→リアル

【表現のプロセスと法解釈】
S、Y来訪。
一緒に行動した者どうしで、そのときに撮影したお互いの写真をシェアするのは楽しいです。何時間も同じ道を一緒に歩いたのに見ていたものが違う、写真に撮りたいと思うものが違う。その人の視点、その人の興味、その人らしさが表れます。上手いとか下手とかいう評価とは次元の異なる面白さがあります。写真はその人を如実に表します。shioゼミのみんなが日常的に自然に写真を撮り続けていることをshioは心からうれしく思います。

iPhoto5に読み込んで、フォトブックを表示してみました。かっこいい!!
様々なレイアウト、様々なデザインの写真集があっという間に構成されます。
これを見ると、やっぱり、フォトブック、注文したくなります。
こういうかっこいい「作品」を簡単に作れる環境を提供してくださるアップルに感謝です。

デジタルをいかにしてアナログに変換するか。
ヴァーチャルをいかにしてリアル(アクチュアル)に変換するか。
そのソリューションをエレガントに与えてくれるのがMacです。
Macはさらに、その前段階も含めたトータルの創作プロセスを提供してくれる環境です。

リアルなものをデジタル化することによって、いったんヴァーチャルにする。
それは言い換えればbit化であり、細分化です。bitという細分化の極みにすることによって、別々の存在だった複数のものをコラージュし、編集し、統合し、一体化することが容易になります。そのプロセスの中に「個性」や「アイディア」を反映することが容易になります。
そしてできあがったものを再びリアルに戻す。
そこでようやく「表現」が完結します。

リアル→ヴァーチャル→リアル
アナログ→デジタル→アナログ

この3段階のプロセスの真ん中に位置するのがMacとアップルのソフト。
iTunesしかり。iPhotoしかり。iMovieしかり。iDVDしかり。GarageBandしかり。iLifeしかり。
Pagesしかり。Keynoteしかり。iWorkしかり。

この3段階のプロセス。
shioが法解釈についていつも話しているプロセスと似ていることに気づきますか?

具体→抽象→具体
事実→法規範→紛争解決

紛争という事実から法的に意味のある事実を抽出し、そこに法規範をあてはめ、必要があれば法規の解釈をした上であてはめることによって、事実たる紛争を法的解決に導く。

リアル→ヴァーチャル→リアル
具体→抽象→具体

極めて創造的プロセスです。
creativeなexpressionを楽しみましょう。

(ちなみに、アップルがいくつかのソフトにExpressと名付けています。「Logic Express」「Final Cut Express」。まさしく「超特急」という意味と同時に「表現しようぜ」というアップルからのメッセージが込められているのだと思います。そういうアップルの姿勢とメッセージ性がソフトの操作性に表れているから、アップルのソフトは使いやすいのです。)

【写真をプリント】
先日購入した富士フィルムの「画彩・写真仕上げPro」でプリントしてみました。
美しい。
ヨドバシカメラで見たサンプル同様、豊かな光沢感とメリハリ、引き締まった黒です。画彩の他、4種類程試しに買ったペーパーの中で最も好きな発色でした。

プリントする際に重宝するソフトがLEAFOです。shioはversion1から愛用しています。iPhoto5だと、予めトリミングをしておく必要がありますが、LEAFOだとプリント段階でプリントする範囲を動かすことができるので簡単に望み通りのプリントが得られます。本当はiPhoto5でこのくらい高い精度でプリント範囲を制御できるとありがたいと思います。

【長崎料理】
3月生まれの3人のお祝いを兼ねて、11人で長崎料理を食べに行きました。
茶碗蒸しが圧巻。どんぶりに入った茶碗蒸しはボリュームたっぷり。
企画したY、どうもありがとうございました。
Tとデジタルカメラ談義。
Yと広告談義。
友人と話すのは本当に楽しいです。

長崎料理の写真。カメラはリコーCaplio GX。

nagasaki ryori 1

nagasaki ryori 2

nagasaki ryori 3

334:050310 キャラメルコーン

shioはキャラメルコーンが好き。
夕食後にデザートを探すためコンビニに入ったところ、キャラメルコーン抹茶ミルク味発見。期間限定だそうです。もちろん購入。キャラメルコーンのサクッとした食感と抹茶ミルクの味がマッチしておいしゅうございました。

M来訪。
K来訪。イタリアの水球チームでの経験を語ってくれました。カルチャーショックは栄養です。
Dさん来訪。たくさんの助言をいただきました。ありがたいことです。
M、M、来訪。
なぜか今日は、電話が多い日でした。

19時、久しぶりに泳ぎました。プールに行くと泳いでいるのはSさんだけ。ふたりで貸し切り状態で泳がせていただきました。Iさんに感謝です。

3月8日の写真。Caplio GXです。

akasaka

azabu

support

2005.03.10

333:050309 shiologyの目的

今日は終日山中にいたので、花粉症が悪化しました。
でも非常に充実した一日でした。サルの群れの中で優劣関係がどのように決まるか、ボスがどのようにして入れ替わるか、メスザルの優劣関係などの話が興味深かったです。

今日はコメントへのコメント。

330:050306 自分の写真でカードを作ろうにyskさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。

ヴァーチャルからリアルへの変換。すごく大切です。
そのプロセスを経て初めて表現が完結するからです。
shioゼミでの文書の提出において基本的にすべて紙の書面にすることを求めているのは、そういう意図があるのです。たとえばWordで書類を作っても、それをうまく、そしてきれいに印刷できなかったら書類を作っていないのと同じ。だから、最終的な書類、ドキュメントのカタチにするところまでを毎回の訓練内容にしているのです。

デジタルカメラで撮った写真。いいと思うものはぜひプリントしてください。
プリントのしかたや見せ方、飾り方次第で、もっと見栄えがしたり、思ったよりよくなかったり、色々です。

画彩の画質。気に入っています。
CDジャケット、楽しみにしています。

332:050308 小型船舶操縦免許証の更新に戸矢博明さんとSusieさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。

to 戸矢博明さま
エッジ、解約しました。
モバイルソリューション。ありません。
モバイル、全くやりませんから。
モバイル通信は1995年前後、まだ携帯電話がアナログだった時代には、いわゆる「みなし音声通信」でつながること自体が楽しくて非常に頻繁に利用していました。でもいまは全くやらない。なぜなら、家でもオフィスでもオンライン。外に出たときくらい、オフラインでいたいからです。(詳しくはMLの1402と1406番(いずれも今年の1月10日)の投稿をご覧ください。)

to Suzieさま
shioは免許あれども船あらず。あしからず。
shiologyのリンク、トラックバック、コメント、歓迎です。
確かに「ゼミ向け」と書いておりますが、それはゼミの学生を想定して語りかけているblogであるという趣旨です。もちろん、毎日数百アクセスがありますから学生以外の方がお読みくださっていることも十分認識しておりますが、学生向けという基本はくずさないつもりです。学者としての私ではなく、教師としての私が語っているところに、このblogの意味があると考えているからです。だから自分の専門とする学問の内容については原則として書かないのです。オンラインで学問上の議論をする気もありません。

常日頃、shioは学生たちがデッカくなって欲しいと願っています。
学生たちが自分のポテンシャルに気づき、それを伸ばし、バランスのとれた成長をし、その人らしく楽しく生きて欲しいと願っています。そしてこのblogは、そのための一助になると信じて書き続けております。だから語りかける相手は常に学生たち。次の社会を担う彼らへのshioの想いをことばにする場。それがshiology。

当然のことながらshiologyは同時に、shioの教育(education)に対する想いを世にさらけだす場でもあります。したがってそれに対するコメントは大歓迎です。なぜならshioは、自分や成蹊大学の教育をもっともっとよくしたいと常に考えているからです。もっとよくするためのご意見、ヒントなどすべて大歓迎です。そのためにはどんどんリンクして読んでいただいた方がありがたいです。

インターネットの成り立ちからしても、著作権法の規定や趣旨からしても、リンクを張るのは自由です。ディープリンクも自由です(詳しくは私のアスキーの連載、2003年5月号「ディープリンクの自由と限界」をご覧ください。shiositeから記事のPDFファイルをダウンロードできます)。また、「リンクしました」と教えていただければコミュニケーションができてうれしいですが、それも任意です。
どうぞリンクしてください。
よろしくお願い申し上げます。

2005.03.08

332:050308 小型船舶操縦免許証の更新

【カード用紙】
夕方、ヨドバシカメラに立ち寄ったところ、偶然、330:050306 自分の写真でカードを作ろうではがきサイズのカード作成に適した用紙を作っていただけるようにお願いした担当者とお会いしました。あの後、彼はすぐに企画を上げてくださったそうです。すると、写真仕上げ用紙なら既存の郵便枠を印刷しないだけなのですぐに商品化できるということになったそうです。スバラシイ!! FUJIFILMの写真印刷用紙「画彩」の高画質で、アドカードのようなものを自分の写真で作れるわけです。shioゼミの写真フリークのみなさん、朗報です。

FUJIFILMさま、一消費者の声をすぐに反映してくださって、どうもありがとうございました。

【写真展「笑顔展」】
今朝は青山で、mixiのりりーさんに誘っていただいた写真展を見ました。
カンボジアの子どもたちをモノクロームで撮影した写真。
深く焼き込まれていて、表情がキラキラ輝いて見えました。

【小型船舶操縦免許証の更新】
その後、六本木で一仕事した後、写真を撮りながら麹町までwalk。
海事センターへ。小型船舶操縦士免許の5年ごとの更新です。

法改正で、従来1級から5級まであった免許の種類が1級と2級に整理統合され、水上オートバイ(ジェットスキーのことです)用に「特殊小型船舶操縦士」免許が分離・新設されました。shioは1級を持っているので更新しても同じ1級+特殊ですが、4級の友人たちは2級+特殊になると喜んでいます。数字が変わるだけでなく、旧4級では5トン5海里までしか操縦できませんでしたが新2級は20トン5海里まで操縦できるようになります(ちなみに新旧1級は20トンまでの船でどこまででも行けます)。その他、従来、単なる写真付きの紙をラミネート加工しただけの安っぽい免許証だったのですが、今回から自動車の免許証のようなそれらしいものになりました。

【更新講習のノート】
(1) 聴力、視力など簡単な身体検査

(2) 「船舶職員法」が一部改正され「船舶職員及び小型船舶操縦者法」に。2002年6月8日公布、2003年6月1日施行。さらに2004年11月1日改正。主な改正点は、1)資格制度の分離、2)免許区分の再編成、3)遵守事項の明確化および行政処分。「小型船舶操縦士」の海技免状が「小型船舶操縦免許証」になった。

(3) 船舶職員法制定時はプレジャーボートは2割しかなく、あと8割は漁船であった。しかし、2001年の統計では割合が逆転した。漁船は一般に複数の船員によって組織的に航行されるが、プレジャーボートは1人で操縦されることも多い。「船舶職員」とは「組織的で系統的な中で船舶を運航する者」であることから、組織的に運航されないプレジャーボートの実態にみあった制度に変更した。また、小型旅客船や遊漁船など人の輸送を行なう小型船舶の船長は小型旅客安全講習の受講が必要となり、受講者は免許に「特定」と記載される。

(4) 小型船舶操縦者の遵守事項 1)酒酔い操縦等の禁止、2)免許者の自己操縦義務、3)危険操縦の禁止、4)救命胴衣等の着用義務、5)発航前の検査、6)見張り、7)事故時の対処。その他、東京都水上取締条例の遵守、河川法の遵守。

(5) 2001年の海難事故2836件のうち、1157件がプレジャーボート。その原因のトップは「見張り不十分」。また全事故の80%が港内を含む離岸距離3海里未満で発生している。水上オートバイは全速航行状態からスロットルを完全の戻しても、80m〜120m進む。

(6) GPSを利用するときの注意。2002年4月に日本測地系から世界測地系に変更された。南東に450mずれている。

(7) 小型船舶の登録制度(2002年4月施行「小型船舶の登録等に関する法律」)。小型船舶検査機構が登録事務を掌理。小型船舶の所有権の得喪は、登録を受けなければ第三者に対抗できない。

【その後のshio】
四谷まで、Walk。
南北線で麻布十番で降り、写真を撮りながら、Walk。
S研究室のネットワークをメンテナンス。使い方のインストラクション。
Dr.K、Mさんとお話。
三田でいくつか用事を済ませてから新宿へ。
エッジを解約してヨドバシカメラへ行き、用紙を購入したあと、冒頭のエピソード。

15,000歩ほど歩いた一日でした。
でも帰宅したら目がかゆい……、鼻がむずむず……、ハックション!!
がーん。

【FinePix F10】
FinePix F10について、荻窪圭さんがレビューを書いていらっしゃいます。いつものことながらわかりやすくて、非常に参考になります。作例写真を見る限り、ISO400や800は十分実用的です。1600も場合によっては重宝しそうです。これはやっぱり、コネクタの設計を補ってあまりあるベネフィットがありそうです。また、このコネクタのメリットについていろいろ考えたのですが、家などで一台のコンピュータにだけつなぐ環境では使いやすそうです。

2005.03.07

331:050307 手ブレと感度の関係度

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【写真】
今日アップした写真はいずれも,Mamiya7 with N65mmF4Lで撮影した6×7をエプソンのF-3200でスキャンしたものです。2枚目の写真はちょっと露出オーバー。もう少しアンダーに撮れば,空の色が蒼く出たはずです。ただ,木の下にいる子どもたちを描写しようとするとこの程度の露出は適正なので,むずかしいところです。フィルムはこういう微妙な露出加減が現像するまでわからなので,それを想像しながら撮影するのが楽しいところです。

【iPhoto5からFlickrにアップロードする手順】
iPhoto5に保存してある写真をFlickrにアップする手順を318:050221 ココログ with Flickrに書きましたが,PhotoResizerを使わずiPhoto5だけでリサイズした方が簡単なことに気づきました。

(1) アップロードしたい写真をクリックして選択。複数選択したいときは,Shift+クリックやCommand+クリックを使えば複数の写真を選択できます。またアルバムやスマートアルバムを作成してその中の写真をすべて選択してもOKです。

(2) 「共有」メニューから「書き出し……」を選択。

(3) 「このサイズに合わせる」の幅を420ほどにセット。

(4) 「書き出し」をクリック。書き出し先のフォルダを選んで「OK」。

以上です。あらかじめ書き出し用のフォルダを作っておくと便利です。
そのフォルダの中に書き出されたファイルが保存されていますので,それをFlickrのアップローダーでアップロードすればOKです。

【写真撮影と手ブレ】
Mからの質問。
shioが301:050204 資料の複写・iPod shuffle到着!!で「一昨日も図書館の書庫で、明治時代の書物(梅謙次郎著『民法要義』)を撮影しておりました。」と書いたことから,「資料を撮影するためには,手ブレ補正機能のついたデジタルカメラを買った方がいいですか?」というご質問です。

答えはNo。

shioは手ブレ補正機能のついたデジタルカメラは持っておりません。
またフラッシュも一切使いません。

確かに図書館などの暗いところで普通に撮影するとブレてしまって,資料として読むことが不可能な写真になってしまいます。しかしその対策として手ブレ補正機能は無力です。なぜなら,ブレには「手ブレ」と「被写体ブレ」があるからです。カメラ側のブレを補正したところで,走り回っている子どものように動きの速い被写体を撮影すれば,ブレます。

図書館で資料をコピーせずカメラで撮影する理由は,その方が速いから。つまり手軽さが身上です。したがって,右手にカメラ,左手に資料,という,非常に不安定な状況で撮影しております。そのさい,仮にカメラの手ブレ補正機能が優秀であれば,カメラを持った右手の「手ブレ」はある程度補正してくれるでしょうが,資料を開いて持っている左手のブレ,すなわち「被写体ブレ」はどうしようもありません。被写体ブレを防ごうと思ったら,資料をどこかにきちんと置いて押さえて撮る必要がありますが,書庫にはそんな都合のいい場所はありません。書架の棚に縦に置いて撮影しようとしても,うまくページを押さえることができず,平面性が削がれます。

したがって,カメラに手ブレ補正機能があっても,ブレを押さえることはできないのです。

写真撮影の原理から考えて,ブレを少なくするには,シャッタースピードを上げる(シャッターが開いている時間をできる限り短くする)しかありません。そのための方法は3つ。
(1) 被写体を明るくする。
(2) 明るいレンズを使う。
(3) 撮影するCCDやフィルムの感度を上げる。

(1)は状況次第では簡単です。明るい屋外であれば問題なし。でも書庫は暗い。そこでフラッシュを焚くかというと,それはしない。なぜなら,資料が光ってしまって一部分,読めなかったりするからです。また書庫でフラッシュを焚くのは他の利用者に迷惑をかけますから,絶対に焚くべきではありません。

(2)は,コンパクトカメラの場合,レンズを交換するわけにはゆきませんから,カメラについているレンズの性能で決まってしまいます。明るさは「F値」で表記されており,その数字が小さい方が明るいレンズです。shioが日常的に使っているCaplio GXはF2.5。一眼レフのEOS 20Dで常用しているレンズはF1.4。世の中で売られているレンズで最も明るいのはF1(例外的にもっと明るいものもあります)ですが破格に高価ですので,F1.4は実質的に我々が入手できる最も明るいレンズです。またコンパクトカメラの場合はF2.8が一般的な明るいレンズです。それより暗いレンズを付けたカメラもたくさん売られていますのでご注意を。また,shioが使っているCaplio GXはF2.5ですから,コンパクトカメラの中ではとても明るい部類です。

さて問題は(3)。
フィルムの感度はISO(International Organization for Standardization 国際標準化機構)の数値で表されます。数字が大きいほど感度が上がりますが,感度が上がると一般に画質は下がります。デジタルカメラの場合,感度は「ISO○○のフィルム相当」という表記になります。

一般人が頻繁に使うフィルムの感度は,ISO400です。プロが仕事で使う場合はISO100,ISO50などの感度の低いもの(画質の良いもの)が使われることが多いですが,一般人が使うフィルムはISO400が普通です。またプロでもスポーツ写真の撮影などには,ISO800や1600,3200も使われます。

さてそこで現在のデジタルカメラの状況を見ると,ほぼすべてのデジタルカメラはISO50やISO100が標準。それではシャッタースピードが遅くて,ブレ(手ブレも被写体ブレも)が生じるのは当たり前です。一般の人が従来のフィルムコンパクトカメラと同じ気軽さで使うには,デジタルでもISO400で普通に撮れるようになることが必須です。でもそういうカメラは非常に少ない。なぜなら,市場にあるほとんどのカメラはISO400や800に上げると,無惨に画質が荒れてしまうからです。そもそもそのような高感度に設定できないカメラもあります。

shioはCaplio GXで資料を撮影するとき,ISO400やISO800を使います。それでも資料として十分見られる画質だからです。shioが,リコーのカメラが好きな理由のひとつはこれ。ISO感度を上げても画質が破綻しないのです。普段,喫茶店の中で友人を撮るときとか,動きの速い子どもを撮るときなど,積極的にISO400や800にして撮影しております。そのような当たり前の使い方ができるカメラだから,リコーを使っている次第です。ちなみに,一眼レフ(EOS 20D)で撮影するときもISO400を常用しています。328:050304 リコー製デジタルカメラのいいところのオードブルの写真4枚はISO400,カクテルの写真はISO1600です。キヤノンのEOSシリーズは,高感度できれいに撮れるのがスバラシイです。

さてそんな中,FUJIFILMから発売されたコンパクトデジタルカメラF10は革新的。ISO400や800でも当たり前に撮影できて,画質も問題なし。コンパクトカメラはこうであって欲しいものです。【西川 和久のポートレート インプレッション】富士写真フイルム FinePix F10で撮ってみました!にサンプル写真が12枚掲載されていますので,ぜひご覧ください。ただしこのカメラ,このサイトの一番下に写真とともに書いてあるように,不思議な構成になっています。使い勝手はどんなものなのでしょう。

というわけで資料を撮るにもその他の写真を撮るにも,ISO感度を上げてもきれいに撮れるカメラが使いやすいカメラです。

2005.03.06

330:050306 自分の写真でカードを作ろう

【新しいiPod mini】
昨日、新宿に行った折、ヨドバシカメラに寄りました。アップルのコーナーに行って新しいiPod miniの色を見てみると、写真で見るよりきれい。色が濃くなって、存在感が増したようです。手に取ってみると、掌に収まるフィット感。いい感じです。両側面の丸みが、ライカを彷彿させます。

【自分の写真でカードを作ろう】
写真用紙のコーナーで、富士フィルムの「画彩・写真仕上げPro」のプロモーションが行なわれていました。3月1日に発売されたもので、shioも興味津々。プリントサンプルを見ると、確かに深みのある色と豊潤な光沢感があります。販促にいらしていた方とお話をしていて、ふと以前から感じていたことを申し上げました。

「はがきサイズで裏が無地の写真用紙がないので、是非作っていただきたいです。」

世の中ではがきサイズとして売られている写真用紙は、ほぼすべて、赤い郵便番号枠が印刷されています。それだけでなく、「FUJIFILM」などの企業名まで入っています。shioはこれらが印刷されていない無地の紙が欲しいのです。しかしほとんど存在しません。あったとしても写真用としてはクオリティーが低い用紙。あるいは、裏面が写真用印画紙になっていて、普通のペンではかけません。

友人に一言「Thank you!!」と書いたり、誕生日カードを作ったり、花束に添えたり、一筆箋にしたり……。生活の中で「カード」を使う機会は増えてます。町ではあちこちで配られる アドカード を目にする機会が増えましたし、数百円出せばおしゃれなカードを購入することもできます。でも、やっぱり自分の写真でカードを作りたい。カラープリンタがあれば至極簡単なこと。

なのに、適切な紙がない!!
郵便枠があっては無粋です。企業名が入っていたら無粋です。それも企業名が縦向きに入っていて、写真やことばは横向きに書くなど、美しくない!!

だから必要なのです。
写真がきれいに印刷できるクオリティで、はがきサイズで、裏は完全に無地で、普通のペンで書ける紙。
それを作ってくださいとお願いさせていただきました。売り場で出会ったその方は非常に丁寧な方で、企画会議に出しますとおっしゃいました。LUMINAX技術が使われるようになってからの画彩は非常にきれいですので、画彩からそのような商品が出ることを期待しております。

【明日の予告】
明日は、写真撮影と手ブレについて書く予定です。

【写真】
今日もトンガの写真。
tonga7

2005.03.05

329:050305 Pagesの成長

【Pages】
今日もPagesで文書作成。
発売以来、毎日毎日ほぼすべての書類をPagesで作り続けています。作成した書類のうち出来のいいものを「テンプレート」に登録すると、その後の書類作成が効率的になって行きます。自分らしいレイアウトをどんどんブラッシュアップしてゆくことができるのです。作った書類を次に生かす、というルーティーンがビルトインされているので、使う程に効率が上がって行きます。クリエイティブな道具というのは、自分仕様に「育てる」ことができる道具。そんな融通性の高さがPagesのいいところのひとつです。

段落スタイルに関するTips(「小ワザ」のことです)をひとつ。
「章」「節」「小見出し」などという名称で段落スタイルを作って行くと、スタイルパネル(書類の右か左に表示できます)にそのスタイルが表示され、クリックするだけでそのスタイルを文書に反映できます。それは便利なのですが、スタイルパネルに、それぞれのスタイルの名称の文字コード順に並んで表示されます。できれば、「章」「節」「小見出し」といった属性の大小で並んで欲しい。そこで、それぞれの名称を「1.章」「2.節」「3.小見出し」などとすれば、数字の順番に並んでくれます。名称は各スタイル名称の一番右に表示される下向き三角形から「スタイルを名称変更」を選べば変更できます。

そんな自由度の高さやデザインの美しさによって快適に作業ができる反面、限界や改善点も見えてきます。たとえば、ことえりの変換候補表示が、入力位置とは異なるところに表示される点。そんなことは他のソフトウェアでは起きないので、Pagesの問題だと思います。また、禁則処理を指定できるようにしていただきたいと思います。

とはいえPagesは、いままでのMacのワープロソフトの中で、最もエレガントに書類作成できる環境です。文書をクリエイトする仕事に、不可欠です。

【Caplio R2】
ある雑誌を読んでいたら、田中長徳さんの記事で使われている写真がほとんどCaplio R2で撮影されていることを発見。申し分ない画質です。早く実機を触りたい!!

【今日のshio】
今日は、内池慶四郎ゼミの同期で飲みに行きました。
司法試験に合格した2人のお祝いを兼ねて。
K、T、おめでとうございます!!

アップルジュースにレモン1個をsqueeeezeして飲みながらこれを書いております。
甘酸っぱくて、おいしいです。

【写真】
今日もトンガの写真。
tonga 8

2005.03.04

328:050304 リコー製デジタルカメラのいいところ

325:050301 Caplio R2発表!!に戸矢博明さんとjohnnyさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
写真、大好きです。
写真は撮影者の世界観を写し出します。
つまり自分の世界観が客観化されるのです。
自分を映すのです。

リコー製のデジタルカメラのいいところをまとめておきます。

・28mmの広角レンズ。
これが最大の利点です。狭い部屋の中などでも広い範囲を映すことができます。たとえばカラオケルーム。6人くらいいる友人全員が入るように写真を撮ろうとすると,広角レンズが絶対に必要です。そして,実は「写真」として見たときも,広角で撮った写真の方がはるかに情報量の多い写真になります。写る範囲が広いから当然ですが,写真の面白さは広角レンズにあると思っております。

・測距が速くて正確。
ピント合わせが速いんです。レンズ内のCCDとは別に,被写体までの距離を測っています。フィルムコンパクトカメラ時代の技術ですが,デジタルカメラでもその技術を使っています。多くのデジタルカメラがCCDでの測距のみです。だから,リコーは測距が速くて正確。さらに「スナップモード」があって,ピントを2.5mに固定してしまうことができます。そうすると,本当にシャッターを押した瞬間が撮れますので,動き回る子どもや猫などでも,ちゃんと撮れます。

・1cmまで被写体に寄って撮影できます。
「広角レンズで寄って撮る写真」はとても迫力があります。

・ISO感度を上げて撮影することが当たり前の設計がなされている。
田中希美男さんの今日と昨日のエントリーが参考になります。私も,部屋の中でフラッシュを焚かずに撮影するとき,ISO400や800にして撮ります。リコーのデジタルカメラは,感度を上げても十分観賞に堪える写真が撮れます。

・バッテリーが非常に長くもちます。
一回の充電で500枚撮影できます。そのうえ,万が一出先でバッテリーが切れても単三乾電池2本で動く。カメラを持っているのに大事なときにバッテリーが切れて撮影できない,という悲しい事態を最大限回避するように設計されているのです。

・メモリを内蔵。

といった感じです。

ついでに、Caplio R2が利用するSDメモリカードについて書きます。
大切なのは,メモリカードへの書き込み速度です。
カードによってメモリへの書き込み速度にかなり差があります。
速いものは20Mbps。以下,10, 7, 5, 2Mbpsのものが売られています。そのうえ,そんなに差があるのに,価格があまり変わらない。したがって,容量512MBか1GBのものを買うなら,転送(書き込み)速度20Mbpsのもの,容量256MB以下のものを買うなら転送速度10Mbpsのものがお得です。

写真は昨日のパーティーのオードブルとカクテルです。
カメラはすべて、EOS 20D EF24mm F1.4。
hors d'oeuvres 1

hors d'oeuvres 2

hors d'oeuvres 4

hors d'oeuvres 3

cocktail

327:050303 パーティー

トンガのこども。みんな目がキラキラしています。
tonga6

教授会。
終了後、教員の懇親会。shioは例によって写真を撮ったりヴァイオリンを弾いたり。
二次会。遅くまでコアな議論。
撮影した写真は、その場でPowerBookG4でスライドショー。

帰宅後、アスキー対談の校正。

先日買ったヘッドフォン。現在、エイジング中です。
音が変わるかな?

2005.03.02

326:050302 高感度でも好感度

今日もトンガの写真。
MAMIYA 7で撮影した6×7のボジフィルムを、エプソンF-3200でスキャンしたものをリサイズしています。
tonga5

3月12日発売予定のFUJIFILMFinePix F10。大変魅力的です。ただし、まだサンプル画像がアップされていないので評価のしようがないのですが、うたい文句通りだとかなりすごいデジタルカメラです。

なにがすごいか。
ISO感度を1600まで上げてもノイズがほとんどないんだそうです。
shioは普段、フラッシュをたくことはありません。フラッシュを焚かない方が明るく撮れるからです(←間違いではありません。「明るく」撮れるのです)。暗い店内などでも、フラッシュなしで撮影します。コンパクトなカメラの方が好きだけれどもEOS 20DとEF24mm F1.4を使うのは、ひとえに高感度(ISO400や800)での画質がきれいだからです。またコンパクトでもリコーCaplio GXはISO400や800の高感度にしてもそれなりにノイズの少ない写真が撮れますので、重宝しています。しかしこのFinePix F10が、そのうたい文句通りISO800や1600でノイズがほとんどないのであれば、こんなスバラシイことはありません。

・500枚撮影できるバッテリー
・2.5インチの大型モニタ。ファインダはなし(不要)。
・レンズはF2.8。広角側が36mmなのはちょっと残念。せめてF810程度に32mmくらいあれば……。
・ヨドバシの価格で49,800円、15%還元。ちょっと高い……。(ちなみにリコーCaplio R2は44,800円、13%還元)

どのデジタルカメラもISO400や800で当たり前に撮れるようになって欲しいものです。現在は、「フラッシュを焚かない方が明るく撮れる」とshioが言うと驚かれることが多いのですが、それが「当たり前」になれば、人々の写真生活ももっと楽しくなると思います。

さてリコーのCaplio R2。高感度での画質が楽しみです。

高感度 画質いいほど 好感度

今日は、ずーっとしゃべっていました。
11時、弁理士会のOさん来訪。
カナダのOと電話会談。
13時、Mさん来訪。
14時、N社のTさん来訪。18:45まで語る。
途中、16:00ころ、M来訪。
そのあと、B, C, N, R, Mとともに焼き肉。

昨日の325:050301 Caplio R2発表!!に戸矢博明さんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。ご覧いただき、うれしいです。
さてご質問の3点、順にお答えいたします。
─────────────────────────
1)色合いが自然なのはどちらか
2)マックとの相性(どちらも問題ない、ということでいいのでしょうか)
3)今は数年前にCanonのPowershotS200というのを使っていますが、自動モードでいい写真がとれない(特に屋内でフラッシュをたくような時被写体が明るすぎで周りが暗すぎ、昔のCanonの100万画素のものはそんなことはなかった)ので不便に感じています。そういう露出等についてはどちらが性能がよさそうか
─────────────────────────

(1) 色合い。
キヤノン製もリコー製も自然です。あとは好み。shioはどちらの色も好きですので両方使っております。
各機種のサンプル写真をご覧ください。また、ウェブ上には各カメラを用いた写真が多数アップされていますので、探してみてください。

(2) Macとの相性。どちらも問題ないです。
カメラをMacにつなぐ場合、USBマスストレージクラスに対応しているカメラはドライバなしで接続可能です。したがって、最近のキヤノンはドライバなしでOKです。リコーは、R1sとR2はUSBマスストレージクラスに対応していますので、ドライバなしでOKです(ただしR2はまだ実機を使っていないので確証はありませんが、カタログ記述を読む限り大丈夫だと思います。発売するころにはさらに情報が出ると思います)。それ以外のリコー製は、MacOS X用のドライバが添付されていますので、それをインストールすれば接続可能です。

shioは、カメラをMacにつなぐことをしませんので、相性の問題は発生しません。どのカメラを使うときも、カメラからメモリカードを取り出して、メモリカードリーダで読み込みます。その方が速く読み込めますし、読み込み中も撮影できます(別のメモリカードが必要ですが)。メモリカードリーダーはいくつも使っていますが、その中で一番小さなものはIMATION製のSDとminiSDが直接差し込めるタイプです。もちろん、ドライバは不要です。

(3) フラッシュの調光
どちらも問題ないです。リコーは伝統的に調光がきれいです。
ただ、shioはフラッシュもほぼ使いません。フラッシュを焚かない方がきれいだし、明るく撮れるからです。フラッシュを焚くのは本当に暗いときだけ。

2005.03.01

325:050301 Caplio R2発表!!

リコーから、Caplio R2が出ました。素晴らしいです。

・光学ファインダをなくして,大型モニタ!! それも2.5インチ!!
常々、コンパクトデジタルカメラにファインダは不要と考えているのでこの設計は賞賛。中途半端なファインダにお金をかけるよりも、モニタを大きくする方がはるかに使いやすいし、いい写真が撮れます。従来のフィルムカメラの「カタチ」にこだわらずに、デジタルカメラらしい使い勝手を追究するべきですから、ファインダをなくしたことに大賛成です。その上、2.5インチという、現状でもっとも大型のモニタを採用したところがうれしいです。大きなモニタで画像を見ながら撮影するのは新鮮な感覚です。モニタ上の「未撮影写真」を見ながら、写し止めたいと思った瞬間にシャッターを押すことによって、「写真」にする、という感覚です。ファインダには多かれ少なかれパララックス(ファインダから見える画像と実際に撮影される画像の差異)がありますが、モニタにはそれがありません。これがデジタルカメラの利点であり、感覚上の「ダイレクト感」をもたらします。

・この大型モニタを使っているにもかかわらず500枚撮影できるとのこと。スバラシイ!! 211:041102 キヤノン IXY Digital L2のいいところの最後に書いたとおり、バッテリーがもつことはいろんな意味で大切です。なお、そこで書いた「お勧めカメラ」、今月下旬からは、リコーCaplio R2とキヤノンIXY Digital 55(3月下旬発売予定)になりそうです。

・内蔵メモリが28MBになりました。内蔵メモリは非常に重宝します。SDカードを抜いたままカメラを持ち出してしまったときにも、最低限、撮影できますから。容量の小さなSDカードを付属するくらいだったら、リコーのように内蔵するほうが、断然「使え」ます。

・再生ボタンが独立しました。いままでは、モード切り替えボタンの中心にあったので若干押しにくさがありました。再生ボタンは頻繁に使うものですから、このように独立させてこの場所にある方が押しやすいです。

・スローシャッター時のレリーズ音にまでこだわっている。設計者の余裕ですね。実機で音を聞いてみたいです。

・R1やR1Vのモニタは,その下に写真が表示されない黒い帯(というかガラス面と液晶の大きさの違い)がありましたが,それがなくなりました。小さなことですが、撮影時にモニタに表示される「未撮影写真」を見るときのバランス感覚に影響しますから、余計な黒い部分はない方がよいです。

・カメラ自体とは関係ありませんが,ウェブサイト上の画像サンプルが一般人向きのものになったのも好感が持てます。

・ようやくUSBマスストレージクラスに対応しました。ということは、仕様表には書いてありませんが、MacOS X 10.3.8でも使えるはずです。shioはデジタルカメラをMacにつなぐことはない(メモリから直接読み込みます。その方が速い)けれども、USBマスストレージクラスに対応するのは重要です。たとえば、こんど出たアップルのiPod photoはアダプタを介して直接デジタルカメラから写真を取り込む機能が付加されましたが,当然,カメラ側がUSBマスストレージに対応している必要があります。そういう楽しい使い方をするためにも,USBマスストレージ対応は必要なのです。

というわけで、非常に魅力的なカメラに仕上がっております。3月18日発売です。

322:050226 結婚式にコメントをいただきました。どうもありがとうございました。

tama、ケーキ、おいしかったですよ。
indigoさん、同じ場所だったんですか!! それは驚き!!

今日は、朝、住民票をとりにいってから、小型船舶免許の更新講習申込書類の作成。
そのあとは終日仕事。委員会とか校正とか。時間はあっというまにすぎていきます。
Kりんが、おみやげを届けにきてくださいました。おいしいです。どうもありがとうございました。
まだ研究室にありますので食べたい人はどうぞ。早い者勝ちです。

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