351:050327 option+ドラッグでOK!!
昨日あったことを書いていませんでした。
HとT来訪。ベトナムのお話。Hのカメラに入っていた写真をshioのMacでiPhoto5に読み込んでスライドショー。その中に卒業式の夜に撮影した集合写真がありました。いい写真なのに暗すぎて顔も判別できないほど。iPhoto5で露出を上げるときれいな写真の早変わり。それをHのメモリカードに書き戻せばカメラでちゃんと見られました。
夜はB, M, T, N、そして初めてお会いするMさん、Mさんと焼き肉。
その後、初めて新型プリウスに乗せていただきました。かなり良くなりました。自動的にエンジンが止まるって、スバラシイ。停車している間に振動がゼロ。体への負担が少ないと感じました。
さて今日の話。
EがPagesでの書類を作成したとのこと。
彼女が作成したファイルを見てみると、超カッコいい!!
初めてPagesを使って作ったとは思えません。スバラシイ!!
ここでご覧に入れたいくらいです。
OmniGraffleで作成した図をPagesに貼り込むにはどうしたらいいか。
確かに、OmniGraffleで作成した図をコピーしてPagesでペーストしても、文字列として貼り込まれてしまって、図として配置することができません。でも実は簡単なんです。OmniGraffleの図をoptionキーを押しながらPagesに持ってくれば、Pagesに図として貼り込まれます!!
いやー、Macって本当に簡単だ!!
実はshio、今日初めてこれに気付きました。
いままでは以下のような手順でOmniGraffleの図をPagesに貼り込んでいました。
(1) OmniGraffleの「ファイル」メニューから「書き出し……」を選び、ファイル形式を「PDF形式」にし、適当なファイル名を付けてデスクトップ等に保存。
(2) Pagesの「挿入」メニューの一番下、「選択……」から(1)のファイルを選択。
(3) すると、Pagesのページ上に(1)の画像が貼り込まれます。あとは、適切な位置にドラッグしたり、「配置」メニューで他のオブジェクトとの前面・背面関係を動かしたり、「グラフィック」インスペクタで透明度を変化させたりできます。
(4) ふたつ目以降は、コピー・ペーストでOKです。OmniGraffleで図形をコピーした後、Pagesですでに貼り込まれているオブジェクトをクリックして選択した状態でペーストをすれば、図として貼り込まれます。
この現象、テキストモードとオブジェクトモードが切り替わっていることによるものだと思うのですが、ユーザーがそれを意識的に切り替えるメニューは見当たりません。shioが見落としているだけかもしれませんが、もしこれが仕様だとすると、Pagesの設計には「モード」概念を表に出さないというコンセプトがあるのでしょう。モードレスでシームレス(seamless:継ぎ目のない)な方がユーザーがなじみやすいのは確かだからです。
でもそこまで考えたとき、ふとアップルの基本に立ち返りました。
アップル(のソフトウェア設計者)がこんな煩雑な操作をユーザーに強要するはずはありません。常にユーザーの視点で考えるアップルは、そもそもコピー & ペーストという前世紀の操作体系ではなく、より直感的なドラッグ & ドロップという操作で、OmniGraffleからPagesへ図を持って来られるように作っているはずなのではないか。
そこでもう一度、OmniGraffleを開いてみました。
確かに、OmniGraffleで図を単にドラッグしてウィンドウの外まで出そうとしても、ページがスクロールしてしまうだけで外に出すことができません。ここで、OmniGraffleなどのCocoaソフトでは、optionキーを押しながらオブジェクトをドラッグすると、そのオブジェクトが複製されて貼り込まれるようになっていることを思い出しました。「絶対それだ!!」と思ったshioは、optionキーを押しながらOmniGraffleの図をPagesまで持ってゆきました。すると案の定、Pagesに図として貼り込まれたのです。全く別の会社が作ったソフトウェアどうしで、こんなに「シームレス」にデータをやり取りできることに感動するとともに、そんな環境を提供してくださるアップルに感謝です。
Macはすごい!!
そして、法的思考においてshioがいつも学生たちに伝えている「体系思考」と「基本コンセプトに立ち返る」ことの重要性が、Macの中にも生きていることを改めて感じさせられました。「Macはコンセプトのあるコンピュータだ」「だからわかりやすくて使いやすいんだ」と周囲の人に常々主張しているshioですが、「option + ドラッグ」がソフトウェアをまたいで使えることに気付いてまたうれしくなりました(なおoptionを押さない単なるドラッグ操作は、以前から様々なソフトウェアをまたいで行なえます)。
Macを使っていると自分の思考方法まで洗練される気がします。
いいヴァイオリンを弾くと自分が上手くなった気になるのと同じ。
いい道具は自分を成長させてくれます。
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