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2005.03.18

342:050318 MacOS Xを快適に使うには

【月刊アスキー4月号発売】
昨日お伝えしましたとおり、今日は月刊アスキー4月号の発売日です。
shioの連載コラム「法律家が見るIT業界」(162ページ)と対談(138〜140ページ)が掲載されております。今回はいずれもソフトウェア特許の問題点がテーマです。
どうぞご覧いただければ幸いです。

【M君来訪】
今日は千客万来。
研究室は一日中にぎわっておりました。

そのうちの一人、桐朋高校の3年生M君。
shioが昨年11月13日に桐朋高校の在卒懇で授業をした際に再会した彼です(そのときの様子は220:041113 桐朋高校の在卒懇で授業をしましたをご参照ください)。彼は先日、東京大学文科1類に合格しました。おめでとうございます。そこで今日は、大学へ行く準備のために、shioのところに訪ねて来てくれました。

・Macはどの機種を買うのがいいか→PowerBookG4 12インチ、768MBメモリ
・ソフトは何が必要か→iWork'05、マイクロソフトOffice 2004バンドルキャンペーン、(OmniOutlinerとOmniGraffleはPowerBookG4に入っているので購入の必要なし)
・語学学習用→iPod shuffle 512MB
・資料の複写と語学学習などのための録音機材→Caplio R2
・独和辞典→独和大辞典縮刷版その他
・仏和辞典→ロワイヤルその他
・電子辞書→セイコー製大学限定版

その他、法律学小辞典や六法など、アドヴァイス。
デジタルカメラで資料を撮影してからiPhoto5に読み込み、それを見ながら原稿を書いたり、カメラやICレコーダーで録音したものをiTunesに読み込んで聞いたり、OmniOutlinerを使ってアウトラインプロセッサによる文書作成をしたり、Word Note機能で録音しながらノートを取ったり……。そういった様々なノウハウを一気に伝えました。

このうち、Macの機種選定が最も判断が難しいところ。
iBookG4にするかPowerBookG4にするか。
これは非常に頻繁に受ける質問なので、判断の資料を以下に示しておきます。

【iBookG4か、PowerBookG4か】
まず,素のままの価格(以下すべてアカデミックプライス)は、iBookG4が107,220、PowerBookG4が160,461円。それに最低限必要な構成までアップグレードすると次のようになる。

iBookG4の場合、メモリを768MBに足す(+16,209円)、ハードディスクを60GBに足す(+8,000円)でトータル131,437円(ただし現在はアップルストアのiBookメモリ増設キャンペーンが適用されて127,657円)。
PowerBookG4は、メモリを768MBに足す(+7,938円)、ハードディスク元から60GBがついている上,5400rpmという高速のモデル(iBookG4に入っているハードディスクは4200rpmと低速)。それでトータル168,399円。

両者の約40,000円の差をどう見るかです。
PowerBookG4のアドヴァンテージを列挙すると以下のとおり。
・CPUが速い
・スクロールできるトラックパッド(これ極めて快適)
・外部ディスプレーとつないで画面を大きく使える(たとえば自宅に外付けディスプレーがあれば、自宅では大きいディスプレーで作業をすることができます。これも至極快適。)
・PowerBookG4のグラフィックチップは、アップルの次期OS,Tiger(10.4。6月頃までにリリース予定)に最適化されています。
・Bluetoothが最初から入っています。

ここまでは、PowerBookG4でしか実現できない利点(Bluetoothだけは、iBookG4でも、アップルストアでの購入時にのみオプションで追加できます)。
以下は,お金を出せばiBookG4でも実現できるけれどもPowerBookG4なら最初から入っているというアドヴァンテージ。

・前述のとおり,ハードディスクが速い(MacOS Xはハードディスクへのアクセス頻度が高いので,ハードディスクの速さは体感速度に直結します。)
・OmniOutlinerとOmniGraffleが最初から入っている(このソフト、有益です。Outlinerは原稿を起こす時や研究会のメモなどで必須。Graffleは非常に美しい図やチャートが簡単に描けます。両方のソフトを合わせてアカデミックで67ドルです)。

iBookG4のアドヴァンテージは、白くてきれいでかわいくて、PowerBookG4よりも頑丈なこと。PowerBookG4はアルミでできているのでぶつけたりするとすぐに凹みます。頑丈であるという点は、毎日大学に持ち歩く学生にとってはかなり重要な利点。なのでiBookG4を選ぶメリットも大きいです。また、上記では40,000円分のアドヴァンテージとしてPowerBookG4の利点を列挙しましたが、iBookG4は日常の作業において遜色があるかというとそんなことはありません。

【iWork'05アップデートとMacOS Xを快適に使うコツ】
本日、Pages1.0.1とKeynote2.0.1のアップデータが出ました。ソフトウェアアップデートからアップデートできます。

Pagesが重い、という意見を聞きます。shioももっと軽くなって欲しいと思います。先日、異様に重くなって使い物にならなかったのでハードディスクの空き容量を見てみると6.8GB程度になっていました。最近、ブローニーフィルムを高画素数で大量にスキャンするなどしたため、サイズの大きいファイルが一挙に増えたためです。そこで、iPhoto5に入っていた写真を数千枚削除するなどして空き容量を13GBにしたところ、快適さが回復しました(もちろん写真は何重にもバックアップをとってあります)。

経験上、MacOS Xは、ハードディスクの空き容量が10GBを切ると徐々に全体の動作が重くなり、ハードディスク全体の容量の1割(shioのPowerBookG4だと8GB)を切ると、かなり悪化します。MacOS Xはハードディスクへのアクセス頻度が非常に高いので、10GB以上の空き容量を保って使うのが、Macを快適に使うコツです。

【フィルムとホコリ】
今日もトンガの写真3枚。
ある方から、フィルムのホコリを取ってから掲載した方がいい、とのご助言をいただきました。どうもありがとうございました。でもshioはホコリのついたまま掲載します。その理由、shioゼミの学生は考えてみてくださいね。ステキな答えをお待ちしてます。写真に誇りがあるから!?

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Comments

ソフトウェア特許といえば、先日の一太郎の件が記憶に新しいところですが、CNETの江島さんのところに面白い意見が載っていた気がします。
http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/001985.html
月刊アスキー読んでみます~

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