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2005.02.13

309:050212 Pagesの資質

終日業務。

昨日のエントリーにnimbusさんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。
Pagesについて。

>shioさん、Pagesを絶賛されているのを見て、刺激を受け、わたしも積極的に使ってみよう!と思っています。
>しかし、「はじめにレイアウトあり」とい文書作成にまだなじめないでいます。

とのことですが、実はshio、「テンプレート」を使っておりません。つまり、いままで約2週間に作った書類のほぼすべては「白紙」から作っています(テンプレートは試しに使ってみた程度です)。レイアウトは、書類の内容を書いた後からすべて自分で行なっております。ですので、Pagesは「始めにレイアウトありき」という使い方「も」できるけれども、基本は単なる普通のワープロソフトです。確かにアップルは、テンプレートを使った簡単な書類作成を売りにしています。でもそれはアップル流の売り出し方。iPod shuffleについて、「シャッフルして聴く」聴き方を前面に打ち出しているけれどもストレート(曲順通り)に聴くことももちろんできる、というのと同じです。

PagesはDTPソフト的だとの評価もありますが、やはり「DTP的にも使える」だけです。Pagesを普通に白紙から使う限り、テキストボックスを先に作っておいてテキストを流し込む、というDTP的発想はまったくありません。あくまでも、先に文字を打って行って、あとから装飾やレイアウトを施してゆくという普通の使い方です。iPod shuffleについて、知人の中に「シャッフルしかできない」と思い込んでいる人がいましたが、それと同じことだと思います。

フォントの選択をフォントパネルで行なうのは、MacOS XのCocoaソフトに共通の仕様です。たとえばMacOS X標準装備のテキストエディットはこの方式。shioはMacOS XになってからPages入手まで、簡単なレイアウト書類はすべてテキストエディットで作成しています。またMacOS XSafariの環境設定で「表示」を選ぶと行なえるフォントの選択などもすべてこのフォントパネル方式です。従来のプルダウンメニューより試行錯誤しやすくなっていますから、これは「改善」だと思います。

フォントを設定したい文字列を選択した後、フォントパネルで希望のフォントをクリックすれば、即時にそのフォントが文字列に反映されます。気に入らなければそのまま別のフォントをクリック。また別のフォントをクリック……。というように、簡単に試行錯誤できるのです。プルダウンメニューだと、毎回メニューをプルダウンする手間がかかります。MacOS Xのインターフェイス(=人と機械の接点)はこういう細かいところまで気を配ってあるのです。

このように、従来のワープロソフトと操作が異なる点もありますが、それは考えられた上での変更。shioも最初はフォントパネルに違和感を覚えましたが、しばらく使うとこの方が便利と感じるようになりました。そしてインターフェイスに新規なところがありますけれども、Pagesは立派な「ワープロソフト」であり、レイアウトを先に考えるDTPソフトではないと思います。

次にATOK。
shioが使っているヴァージョンはATOK17です。最新です。
ATOKはMac版の黎明期から使ってきました。ATOK8がいままでで最も好きでした。
でも11を過ぎたあたりから不安定感が払拭できず、買い控えをするようになりました。今回のATOK17もしばらく様子を見ていたのですが、あまりトラブルの報告を聞かないので、昨年10月に購入。その様子は、
210:041101 ATOK17をインストール
213:041104 iSightの効用
をご覧ください。

以来3ヶ月、ATOK17をメインに使ってきましたが、213:041104で書いたように「かな」や「英数」キーの二度押しで再変換されないのが非常に不便。そのうえ、307:050210 ことえりに戻しましたに書いたように、いくつかのソフトで入力が異様に遅くなる不具合が不定期に発生し、その度に不快な思いをします。というわけでATOK17はshioには合いませんでした。やっぱりことえりが一番。

ことえりの鍛え方についてはまた明日!!

カテゴリーに「Pages」「iPhoto」「Scansnap」を作りました。過去の記事を登録してあります。

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Comments

shioさん、Pagesのこと、よーくわかりました。
実は、昨晩、ある報告書を、意を決して、すべてPagesで作ってみました。
そうしたら、なんと快適なことか。
フォントパネルも快適ですし、段組や余白の設定などがプルダウンメニューを使わずにできる直線的な操作に、すっかり気に入ってしまいました。
それに、図版をドラッグするときに「実体をともなって移動」というあのPageMakerを思い出させるような、操作感を体験することができました。
唯一の欠点は動作が重いこと。わたしのiBookG3(500MHz)ではCPUが悲鳴をあげます。
職場のiBookG4(1GB)ではスイスイでしたので、すっかりマシンの買い換えを考えてしまいました。
早くiWorkの解説本などが出てほしいなと思っていますが、今はそれまで、手探りでいろいろ試してみようと思っています。
また、いろいろ教えてください。

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