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2004.07.26

122:040725 真剣な人とは真剣に

今日も少しオープンキャンパスへ。
今日の担当ではないのだけれど、ひとりでも多くの受験生に接したいので10時から2時間だけお手伝い。

10人ほどの受験生と話したけれど、その中の一人、遠路はるばる福岡からいらっしゃったTさんは、夜にお礼のメールをくださいました。どうもありがとうございました。shioのことばが心に響いたそうです。そういうフィードバックをいただくと、純粋に嬉しい。今日お目にかかってお話しできたこと、非常に嬉しく思います。無限の可能性を夢に描きながら自分を見据え、一歩一歩進んで行ってください。

shioは、真剣な人とは真剣に話します。今日は真剣な人が4人ほどいました。彼ら、彼女らとは全身全霊を傾けて話しました。
そのうちのひとりには、比較法と国際私法の話をしました。法律にとても興味を持っているようにお見受けしました。
また別のひとり、成蹊高校からいらしたTさんは、極めて聡明な方でした。shioの言いたいことを、先取りして理解してしまう。だから話が早い。こういう方には、是非、そのチカラを発揮できる(つまりその人と最も肌の合った)大学に行って欲しいと思います。それが成蹊大学だったらもっとうれしいけれど、彼女の人生において最善の選択がなされることを祈っています。

12時に研究室に荷物を取りに行ったところ、その間隙をついて、経済学部のT先生来訪。40分ほどご相談を受ける。

帰宅して買い物に行ったり来客がいらしたり。

ちょっと暑さと寒さと、疲労がたまって夕方ダウン。
夜、復活。
メールをたくさん書いたり、Yから依頼された仕事でアイディアを24個出したり。
デジタルカメラすべての充電。

明日からshiologyの更新が止まりますがご心配なく。
近々まとめてアップします。

2004.07.25

121:040724 オープンキャンパス

成蹊大学オープンキャンパスで相談員。
会場の大学内のトラスコンガーデンは、我々のブースの周囲のエアコンが故障。そのうえ、南側の窓を背にして座る位置。あつーーい!! そのなかで10時から17時まで、来訪する高校生たちに様々な説明をしました。
・AO入試はどんな入試か
・AO入試のためにはどんな準備をするのがいいか
・大学は何をするところか
・学問とは何か
・政治と法律は何が違うか
・ものごとの本質とはどんなものか
・野球の本質は何か
・AO入試で望ましい人材とはどんな人か
・社会科学とは何か
……あと、いろいろ。

そのあと、オープンキャンパスを手伝ってくださったS、S、入試課のKさんと片付けつつ語る。

拷問のように暑いトラスコンガーデンで滝のような汗をかいてぐったり。帰宅してシャワーを浴びてYMCAへ。
到着したらリーダー会は終わってしまった……。

B, Uらと軽く夕食。
24時帰宅。疲労困憊。

今日、オープンキャンパスにいらっしゃったみなさん。成蹊大学はいかがでしたか?
遠いところから、近いところから、それぞれ来てくださってどうもありがとうございました。
shioは、みなさんのご質問に対し、shioの想いを語りました。語った内容はまちまちですが、大学そして学問というものの面白さと奥深さをほんの少しでも感じていただけたら嬉しいです。
ぜひ、ご自身の夢に向かって進んで行ってください。もしご縁があったら、またどこかでお目にかかりましょう。

2004.07.23

120:040723 Caplio GXのファームウェアアップデート

2限:親族法の試験監督

M先生、I先生、H先生とランチ。M先生とはとても久しぶり。
書類を作成し、事務に提出。
成績確認書を履修課に提出。

3限:民法2の試験
shioが担当した5-101教室は、受験予定者178名、実際の受験者数178名。つまり欠席者なし!!
そして、試験時間30分を過ぎても退室する学生は全くおらず、全員、試験時間60分の最後まで受験していました。shioの試験は毎回こんな感じです。受けたみなさん、お疲れさまでした。
もうひとつの教室の分と合わせて311枚ほどの答案を近々採点します。楽しみ。

4限:スポーツの科学の試験監督
面白そうな内容ですね。shioも受講したいと思いました。

名刺のデザインを少し変えて、80枚ほど印刷。明日はオープンキャンパスで多くの高校生や保護者とお話をするので、名刺を作っておいたのです。

Tさん来訪。いろいろお話。

リコーCaplio GXのファームウェアアップデータ、version 1.05が出ました。
http://www.ricoh.co.jp/dc/download/macgx.html
早速ダウンロードしてアップデートしてみました。AFが安定性向上、と書いてあったので明日以降、検証してみます。

連日、「Caplio GX」での検索がとても多いので、Caplio GXについて書いたエントリーのリンク集を作っておきました。

110:040712 感染性胃腸炎による下痢の対処・セイラー万年筆
106:040708 フォトシネマにリンクを張りました。
104:040706 ゆかた day
102:040704 求め続けるのが恋、与え続けるのが愛
101:040703 Happy Hacking Keyboard Lite 2, again
099:040701 Caplio GXで撮る
098:040630 野尻学荘
097:040629 ベアーの靴
096:040628 Caplio GX 到着
046:040509 cooking

昨日はありがたいことにScanSnapのMacOS X用ドライバが出ました。これでMacからScanSnapを直接使えます。待ちに待ったドライバ。うれしい!!

昨年キャンプスタッフでキャンプソングを録音したファイルを、K氏から送っていただく(作詞作曲者には許諾を得てあります)。shioももちろんヴァイオリン、フルート、リコーダーを演奏しています。WAVファイルで11曲ともなると、ファイルは全部で500MBほど。こういうときは光ファイバーにしていてよかったとつくづく感じます。これらの曲をバックに、今年のキャンプ中に、撮影した写真を使ってフォトシネマを作ろうと考えているわけです。リーダーのみなさん、お楽しみに!!

2004.07.22

119:040722 先生、blogを書きましょう!!

朝、散髪。すっきり。

お昼。ランチを食べながらロースクールで民事法研究会。A先生のご報告。テーマは職務発明。
様々な専門家が集まっている研究会なので、多角的視点から意見が出て、とても面白い。

書類を作成し事務に提出。
K先生と相談。

B先生と視聴覚教室の利用環境について検討。
途中でH先生とI先生も参加。
shioは、「教員もみんなでblogを書きましょう」とみなさんにお勧め。成蹊大学法学部の教員がひとりでも多くblogを書くようになれば、学生に教員それぞれの人となりを見てもらうことができ、学部教員コミュニティーの雰囲気が伝わるはず。さらに、受験生など、成蹊大学法学部を外から見ている人たちに対してもファカルティーのプレゼンスを上げることができる。

B先生は以前、iblogでblogを書いていたのだけど、機能の制限などの理由でやめてしまったとのこと。しかしこの機会に再開するとおっしゃいました。H先生はすごく面白そうなので書きます、とおっしゃいました。やった!!
I先生は途中で学生が尋ねてきて研究室に戻られたため、ご意見をうかがえませんでした。でもきちんとサイトを立てていらっしゃるので、早晩、blogも書いてくださるのではないかと思います。

これから、少しずつ、教員の中にbloggerを増やして行きたいと思います。

Wさん来訪。
視聴覚関連の教育設備についてB先生とともに意見を申し上げる。

CAPS研究会。
K先生のご報告。「インターネット・ポルノ規制に執念を燃やす米議会」
毎日新聞U氏のご報告。「北朝鮮と「情報」」
個人情報保護法などについても意見交換。「保護」概念に対する日米の相違について。
なりゆきで、shioも後期に報告をすることになりました。

Aと連絡がとれました。話ができてとてもうれしいです。

パナソニックからルミックスの新型、DMC-FX7が発表されました。薄くなりましたね。ウェブ上の情報だけから読み取るに、どうやら手ぶれ補正をonにしたときの最長シャッタースピードを1秒まで延ばすことができるようになったようだし(FX5は1/8秒が最長でした)、モニタは超大きいし、結構いい線いってるかもしれません。バッテリーが120枚しかもたないのは相変わらずですが。

ついでに防水デジタルカメラについても一言。
ペンタックスのOptio 43WRはかなり良いですね。現行の防水機の中で最も小さい。shioはソニーのCybershot U60を持っているので必要ありませんが、夏、水辺で使えるデジタルカメラをお探しの方は一見の価値ありです。

<追加情報>
大変すばらしいことに、ScanSnapのMacOS X用ドライバが出ました!!

118:040721 コミュニケーションはコラボレーション

午前中は自宅の給湯器の交換。暑い中、2時間半もかかって工事をしてくださいました。おかげさまで快適になりました。どうもありがとうございました。すぐにお湯が出るようになった給湯器からのお湯のサービスを受け、シャワーを浴び、着替えて教職員食堂へ。

学部長、M先生、K先生らとランチ。今日は行ったのが遅かったので、めぼしいメニューはすべて売り切れ。しかたがないのでカツ丼です。

情報図書館委員会。2時間。
委員長はさすが。きれいにまとめてくださいました。議論のなかで、色々と問題点も明らかに。
やっぱり大切なのは「人」。shioがいつも言っているように、「学校は人」なんです。

終了後、Wさんとちょっと会談。語学教育用の施設について。

H先生と会議。すぐ終了。

慶應へ。
山手線が五反田でストップ。品川で車両故障らしい。
歩いて行くことにした。五反田駅を出て横断歩道を渡り、後ろを振り返ったら、電車が動いていた。嗚呼。
写真を撮りながら歩くこと30分。三田に到着。大汗をかきました。一仕事してKさんとともに大江戸線で新宿へ。

shioが毎日blog(日記)を書いていることをKさんがほめてくださった。ありがとうございます。
確かに小学校3、4年生の頃以来、日記を書かなかったshioが、blogを書き始めて1年が過ぎたことに驚き。それもこれも読んで、コメントをくださるみなさんのおかげです。いつもお読みいただき、どうもありがとうございます。感謝!!

「日記」が続いているのも驚きだけど、「月記」も続いているのはもっと驚き。つまり月刊アスキーの連載を書かせていただくようになってもうすぐ2年。よくぞ続いているものです。これはアスキー編集者のMさんのおかげです。いつもどうもありがとうございます。感謝!!

ヨドバシカメラでメモリカードのPCカードアダプタとUSBメモリカードリーダー・ライターを購入して帰宅。

昨日のshiologyに「恋愛は感性、子育ては理性」と書いたところ、erinaが思考してくださいました。またいつでも語りましょう。shioの意図も語ります。でもshioは、shioのことばの真意を探ることより、shioのことばをきっかけにみんながいろんなことを考えて、自分を見いだしてゆくことのほうが大切だと思います。だからerinaがshioのことばを引用してくれて、悩みの足跡を残していることを嬉しく思います。そして、たぶんerinaはshioの意図を十分理解していると思います。少なくとも、かけはなれていたり間違っていることはないと思います。

さらに言えば、いったん発信されたことばは、一人歩きするものです。だから、ことばを受け止めた人がそれを理解し、自分のコンテクストの中でふくらましてゆけばいいのだと思います。絵画を鑑賞する際に作者の意図と異なる世界を思い浮かべたり、音楽を聴いて作曲者の意図と異なる情景を思い描いたりすることが全く自由なのと同じです。shioのことばは自由に理解してください。

表現は、発信者と受信者とのコラボレーションがあったとき、コミュニケーションになります。受信者のことを思いながら表現する、表現者の想いを想像しながら受け止める。この想像力の創造性が、表現の妙味だと思います。だから表現って面白い。

例えば講義。
受講する学生のことを思って講義する。教員の想いをくみとって受講する。これこそ双方向の講義。何もITを使うことが双方向なのではない。精神的なコミュニケーションのある双方向の講義が面白い講義。高みから一方的に投げつける講義がつまらない講義。マインドの問題です。

そして条文。
起草者や立法者の意思を探りつつ、現代社会のコンテクストに置き換えて解釈する。梅さんや穂積さんや富井さんはどう考えていたのかなぁ、と100年以上前に想いを馳せつつ、現代社会を見据えて解釈する。起草者という表現者と現代の法律家(法学部の学生も立派な法律家です)という受信者が、施行されて一人歩きを続けている条文という表現をめぐって、解釈という名のコラボレーションする。ステキなコミュニケーションです。だから、法律学って面白い!!

2004.07.21

117:040720 恋愛は感性、子育ては理性

今日から前期試験。
朝一番で試験問題や成績表を事務に提出。

2限:国際政治史の試験監督。5-102にて。つつがなく終了。

資料を読みながらランチ。途中から、Iさん、Iさん、Tさんと合流。
組み込みOSとしてのLinuxのメリット・デメリットなどを教わる。ありがとうございました。身近に異分野の専門家がいる大学というコミュニティーはすばらしい。

3限:アスキーの原稿執筆……をしようと思ったら1年のD来訪。民法1の質問にたくさん答える。

4限:民法1の試験。
どうやら無事に終了。

終了後、ブックセンターで本や雑誌を買ったついでにチョコもなかも買う。食べながら歩いていると、いま民法1の試験を受けたばかりの1年生に次から次に出会う。みんな異口同音に「今年の民法1は傾向が変わった」と。そうかもしれません。でも、「傾向」をつかめるほど過去問をきちんとやったみなさんは、十分チカラがついていると思います。今日の試験でもそれなりの点数が取れているはず。近日中に正解が掲示されるのでお楽しみに。

5限:アスキーの原稿執筆の続き。
途中で舞い込む電話やメールに応対しながら、執筆の追い込み。19:10ころ完成。今回は書きたいことの1割も書けていないので、また同じテーマを異なる視点で書く日が来ると思います。

YMCAへ。リーダー会にてCITについていろいろ検討。
22:30。M, R, U, Y、そしてBさんと一緒にいつもの焼肉屋さんに行って、スタッフ会。結構真剣な話。そのときの キムチ 。1時に帰宅。

「子育ては恋愛と同じくらい面白い、って本当?」とOに聞かれました。
「恋愛は感性、子育ては理性だと思う」とshioは答えました。わかったような、わからないような……。そもそも質問に答えていないように聞こえるけど、shioは、両者は性質の異なるもので、その面白さをひとつの尺度で比べられない、と言いたかったのです。「恋愛は感性、子育ては理性」。やっぱりそんな気がします。

2004.07.18

116:040718 おそうめんを茹でる

午前中、研究室で仕事。

ランチを食べに帰宅。
おそうめんを茹でる。
沸騰したお湯におそうめんを入れ、強火にして煮立ったらザルにとり、即刻冷たい流水で研ぐ。洗うのではない。研ぐのだ。ぬめりを削ぎ落とすのだ。すると輝く麺になる。茹でる時間も大切。おそうめんが入っているパッケージには茹で時間2分などと書いてあるけれど、それは長すぎだと思う。「だと思う」というのは、shioは時間など計ったことがないから。パスタを茹でるときだって、時間なんか計らない。電子レンジを使うときも時間設定しない。「人生、アドリブ!!」だから。茹でている麺をよく見ていれば、潮時が自ずとわかる。もし失敗したら自分の責任。うまくいったら自分が嬉しい。だから「人生、アドリブ!!」

ザルで水を適度に切り、食卓へ。
すぐ食べる。
おいしい。
小麦粉の香りと味を楽しむ。
おいしい。
つるつるの輝く素肌、もっちりした食感、腰のあるのどごし。
おいしい。

shioはそんな“メン食い”です。

研究室で問題を作ったり切り貼りしたり。ようやく完成。
たくさん資料を読む。読んでも読んでもまだまだ読みたいものがある。ああ、面白い。

夕食の食材を買いに行こうと自転車で走っていたら、どこかでshioを呼ぶ声。見回すとS先生。ご家族で夏祭りにいらしていた。shioもjoinしました。夕食は屋台の焼きそばに変更。地域のコミュニティー感が希薄な東京の市街で、こういうイベントは貴重。屋台で焼きそばや綿飴を作っているのもすべて近くの商店などのご主人たち。みんなで楽しんで、温かい町を感じました。

115:040717 月刊アスキー8月号発売

最近、歩く機会が極端に減っている。そこで朝、散歩がてら靴屋に行く。カンボジアに行く直前に買った靴の中敷が、指の付け根の辺りにしわがよって不快だったため。カンボジアでもその状態で履いていたので少し歩きにくかった。靴屋さんに状況を見ていただくと、すぐに中敷を替えてくださった。ありがたい。

研究室で仕事。
学期末なのでやることがたくさんある。

月刊アスキー8月号が届きました。今回のshioのコラム「法律家が見るIT業界」は206ページ、第22回「ネット上の表現と利用許諾」。インターネット上のキャラクターがある雑誌に掲載された件に関して、著作権の基本に付いて書きました。shioゼミやshio民法の学生・院生などは研究室に来ればコピーを差し上げます。

shioのコラムの2ページ前、林信行さんの「Apple & Macintoshのトレンド」が86回目にして最終回。残念です。次号からはMac情報はどうなるのでしょうか。期待しています。

2004.07.17

114:040716 MacJournal

慶應義塾大学へ行き、Yさん、Kさんとランチ。
途中でチーフウェーターさんが「お料理のお味はいかがですか。」とおっしゃる。「とてもおいしゅうございます。」
面白いチーフウェーターさんでした。
レストランで友人Iに会う。久しぶりにいろんな話。しばらくWindowsを使っていた彼がMacユーザーに戻っていた。やはり彼もKeynoteでプレゼンしているそうです。
レストランで刑法のI先生に会う。会ったとたん、
「見ましたよ、あれ!! Good Professor。ご活躍ですね!!」
と声をかけてくださった。いつお会いしてもとても優しいステキな先生。

Yさん、Kさん、Yさんと一緒に物件探訪。
ステキなオフィスになりそうです。

仕事をしつつ、Yさんのなれそめなどを聞く。結婚の決め手がとても本質的で、納得。きっとステキな方なのですね。こんど是非ご紹介ください。

040710 湯川鶴章さんからコメントをいただきました。どうもありがとうございました。湯川さんのblog、「ネットは新聞を殺すのか」。非常に興味深いテーマです。ぜひみなさんも考えてみてください。shioの考えはすでにどこかで言ったか書いたかした覚えがありますし、アスキーのコラムの中でちょっとだけ触れました。ネットと新聞。今後の発展が楽しみです。

そういえば今日からblogを書くのに、新しいソフトを使い始めました。MacJournal 2.5です。Cocoaソフトなので、OS Xで使うと非常に使い心地がいい。いままではNewNotePad 2を使っていましたが、歴史のあるソフトなだけに、MacOS Xに最適なCocoaソフトではありませんでした。使いやすいソフトなのでそれが非常に残念だったのですが、今後は新聞のクリッピングに特化して使うことにし、blog書きはMacJournalの方を使いたいと思います。お勧めです。

2004.07.15

113:040715 民法、法律の勉強方法

3年K来訪。
民法2の質問に答える。

1年Y, S来訪。Kとともに4人でランチ。
Y, Sの民法1の質問に答える。

院生T来訪。書類作成、事務の依頼など。
庶務課に書類提出。

1年D来訪。民法1の質問に答える。
1年Y来訪。民法1の質問に答える。

みなさん、大切なのは条文。何度でも条文をよくよく読んでください。そして、具体的に考えてください。
講義のノートと過去問(民法1の場合)をやれば十分だと思いますが、何らかのテキストを使っている人もいるでしょう。テキストを使っている人、テキストを理解するためにテキストを読むのではありません。条文を理解し、民法の体系を理解するために、テキストを参考にするにすぎません。理解すべきは条文です。

テキストはその著者の思考と嗜好が表れたものです。絶対的真理が書かれているのではないことを念頭において読み、常に条文と照らし合わせて、「本当にそうか?」と問い続けてください。それが「学問」です。テキストを読んでいて理解できない箇所があったら、それはテキストの説明が足りない(あるいはテキストの書き方が悪い)のです。わからない自分を責めないこと。遠慮なくshioに質問してください。

条文は、各々、別個独立なのではありません。複数の条文がひとまとまりとなって、ひとつの法制度を形作っています。したがって、条文ひとつひとつをばらばらに理解しようとするのではなく、複数の条文のまとまり全体を捉えて、その制度を理解し、その中でそれぞれの条文が果たす役割を考え、理解していってください。

事例問題に関しては、まず、その事案を解決する基準となるルールを提示している条文を探し出し、事案に当てはめてみましょう。もし要件をすべて充足することができないならば、他の条文をあたってみましょう。もし要件をすべて充足する条文を見つけられたら、その事案はその条文に当てはまるのですから、その条文に書かれた法律効果を事案に適用することができます。その上でその結論の妥当性を吟味してみましょう。その解決で妥当だと感じればそれでよし。

しかしもしその結論が妥当ではない、と感ずるのであれば、条文の解釈をするとか、条文の趣旨や法目的に遡るとか、その価値判断を反映することができる別の条文上の根拠を探してみる、などの作業が必要になります。またよくよく探したけれど適用可能な条文が存在しないという場合もありえます。このレベルになると本当に「学問」の領域です。そういう疑問に突き当たった人は、遠慮なくshioに質問に来てください。とくに法律を始めたばかりの1年生にとっては高度な問題である可能性があります。

友だち同士で勉強会をして、教えあうのが効果的な勉強方法です。人に教えると自分の理解度が顕著にわかります。よくわかっている人ほど、人にわかりやすく教えられます。曖昧にしか説明できないとしたら、それはまだきちんと理解していない証拠。小さい疑問でもどんどん出し合って検討しあう。せっかく大学に来て、せっかく仲間がいるのだから、そういう勉強のしかたをして、学問を語り合える人間関係を作ってください。その仲間が一生の財産です。そしてそうやって仲間と議論しあって身につけた学問のチカラはホンモノです。

みなさんが多くのチカラを身につけ成長することが、shioの願いです。

112:040714 スペシャル万年筆にはやっぱり青!!

H来訪。北海道のおみやげをふたつもいただきました。とてもおいしそう!! 持って帰って楽しくいただきます。どうもありがとうございました。

H, M, Kさんとランチ。
PRの意味、わかりましたか?
まだだったら即刻調べるように。

Hからロースクール受験界の話をいろいろと聞く。ロースクールに提出する志望理由書の書き方を指導する講座が、各司法試験予備校で開かれているそうです。値段もまちまち。高いのは高い!! 56へぇ。「○○な志望書がよい志望書」という価値観を受験生むけに講義しているそうです。また画一化の方向。その人らしいのが一番いいとshioは思うのですが……。

E, T, つづいてM来訪。

Hやみんなと話しながらいろんなことをする。そのひとつが、万年筆のインク入れ替え。
長原氏からうけとったすばらしい万年筆に、昨日、赤を入れて書き始めたのだけど、あまりにも書き味がよい。よすぎる。これは赤を入れておくにはもったいない。そう考えて、青にもどしました。

書道展で入選したという書家M(おめでとう!!)がその万年筆でちょっと文字を書いてみて一言。「うわぁー」。そのくらい、書き味のよい万年筆です。長原氏に大感謝!!

赤は、別のセイラーに入れました。どれもこれも最高の書き味で、文字を書くのが楽しくなるものばかり。みなさんも万年筆を使えば、ノートを取るのも、自分の勉強も、もっと楽しくなると思いますよ。

2004.07.14

111:040713 前期講義最終日

S氏来訪。
17億円の負債を抱えて倒産したI氏の債権者がなぜI氏の自宅豪邸を差し押さえなかったか、というお話。うーむ。そういうこともあるのですねえ。

学長、学部長、Iさんらとランチ。

3限:1年ゼミ最終回。
・憲法と商法の関係
・「商法が民法を補う」のか「民法が商法を補う」のかで議論。とてもいい疑問です。
・時効の意義
・民事の時効と刑事の公訴時効
・物。有体物と無体物。
・有体物の意義
・不動産と動産
・木になる気になる

これで1年ゼミは終了。今年度から前期と後期を別クラスとしたため、このメンバーでのゼミも最終回。あとは前期打ち上げとゼミ合宿を残すのみ。現在、Sを中心に企画中です。

4限、5限:民法1
・代理の最後。無権代理人の責任。代理のまとめ。
・権利能力
・行為能力
・未成年者の行為能力
・成年後見制度
・意思能力

18:30に講義終了。前期の民法1がすべて無事に終了。
その後、質問に答える。19:30に警備員さんが回ってきて鍵を閉めるとおっしゃるので、研究室に移動して引き続き質問に答える。
21:00ようやく終了。ほぼ8時間、しゃべり続けました。

ぐったり疲れて帰宅。でも民法1の学生たちが書いてくださった前期講義の感想53枚を読んだら元気になりました。講義してよかった、教師をしていてよかった、と思います。どうもありがとうございました。みなさんの期待に応えるべく、後期の講義も楽しくやりたいと思います。

2004.07.12

110:040712 感染性胃腸炎による下痢の対処・セイラー万年筆

今日は先週金曜日の民法2の講義中に少し触れた「二重否定」について書こうと思っていましたが、もっと書きたいことがふたつできたので、二重否定は別の日に書くことにします。
今日のblogは蒲田への行き帰りの電車の中で書きました。電車で座った直後から書き始め、駅に着く直前まで書き続けられるPowerBookは、本当に「使える」道具です。

今日のshiofotoはgreen under blue。リコーCaplio GXで撮影しました。最近、「caplio」や「GX」での検索がとても多いので、作例としてご覧になる方のためにリンクを張っておきます。現在までfotologに載せたCaplio GXによる写真は次のとおり。
7月11日の 零余子(むかご)
7月10日のcarpaccio
7月3日のランチ
7月2日のafter sunset of yesterday
6月29日のlooking out of the window with my brand-new Ricoh Caplio GX with the Wide Conversion Lens to be 22mm!!!

<感染性胃腸炎による下痢の対処>
午前中、下痢になったTに同行してFクリニックへ。
Dr. Fから教わったことは以下の通り。

・聴診器で胃腸の音を聞く。→胃腸の動きが停滞している。
・腹部を左右から押す。→張っている様子はないので、虫垂炎などの病変はない。
・したがって、ウィルスなどによる感染性胃腸炎であろう。ウィルスの種類や侵入原因などは便培養をすればわかるが、結果が出る頃には病気は治っているはずなので必要なし。下痢の原因の可能性としては、かぜか食中毒。
・感染性胃腸炎の特徴:下痢が5〜10回/1日、嘔吐も5〜10回/1日。劇症であるほど早く回復する(なぜなら、ウィルスが速く体外に出るため)。
・感染性胃腸炎の対処は「1に絶食」と「2に睡眠」。

絶食について……
・動きが停滞した胃腸に食物を入れても消化されない。「おなかが空いた」と求めるまでは絶食。
・大切なのは水分の摂取。もし水分を飲んで嘔吐してしまっても負けじと水分摂取。飲んだ1/10が吸収されればいい、というくらいの気持ちで。一度にたくさん摂取するのではなく、一回の量は少なく、回数を多く。
・水分は、水、麦茶が最適。なければ焙じ茶も可。糖分の消化にはエネルギーを使うのでジュースなどは不可。スポーツドリンクは大人は可、小児は不可。
・空腹を感じたら回復してきた証拠なので徐々に食べる。おかゆとご飯とは実は消化にかかる負荷はあまり変わらないのでとくにおかゆを炊く必要はなし。一般に消化が悪いとされているもの以外は何を食べてもよい。

睡眠について……
・感染性胃腸炎の場合、どんな風邪にも増して、睡眠が効果絶大。

F先生の説明はとても論理的で理解しやすい。ありがたいことです。

<長原宣義氏の万年筆クリニック
蒲田東急プラザへで本日まで行われている長原宣義氏によるセイラー万年筆クリニックへ。
前回国分寺にいらしたときに預かっていただいた万年筆を受け取る。
shioに渡すとき長原氏は、
「こんなの、世界に一本しかない。お返ししたくないほどの出来ですわ。」
とおっしゃった。そのことばどおり、すばらしいペン先にしていただきました。本当に書きやすい。クロスポイントを付けていただいたので、太くも細くも裏返しても書ける。エンペラーを付けていただいたので、インク切れしない。大量の答案を読みながら点数を付けるときや、長文を校正するときのように、断続的に書く際、太くも細くも書けてインク切れしないこのペンの機能が絶大に発揮されます。どうもありがとうございました。この万年筆を購入したのは1989年。15年経って、新たな命を吹き込まれたかのように感じます。

さっそく採点で使うため、赤インクを買ってきました。以前から赤のインクが欲しいと思いながら買うのを延ばし延ばしにしていたのですが、今日、試し書き用に置かれていた万年筆に赤が入っていて、それで書いてみたら気に入りました。透明感のある赤です。いままでいろんなインクを試し書きしていますが、同じ色名のインクでもメーカーによって発色は千差万別。たとえば同じ赤でも朱色っぽかったりくすんでいたり。セイラーのインクはどの色も濃さと透明感があり、きれいだと思います。今年の民法2の試験、323枚の採点はこの赤で行うことにします(といっても採点後の答案用紙を学生が見ることはないのですが)。

例によって長原氏とさまざまなお話。
先日、ヨーロッパを旅行されたそうです。イタリアに行ったことによって、どうして欧州製万年筆が現在のようになったのかが分かったとおっしゃっていました。欧州製の万年筆は、高価で装飾も甘美。しかし、書きにくい。それはなぜか。

シャープペンシルの普及とボールペンの普及によって、人々が筆記具を立てて使うようになった。筆圧を高く、20gも30gもかけるようになった。それが50年も続くと万年筆製作者もそのようにペンを立てて使う人々に合わせて、万年筆まで筆圧をかけて立てて書くようにペン先を作るようになった。だから、日本人が万年筆本来の書き方をすると、つまり寝かせてソフトに万年筆を使うと、ワンタッチ(書き始めのインクの出)が出ない、かすれる、など症状を来たし、全く書き味の悪い代物となるのだそうです。

ペンは書き味が命。自然に個性的な文字を書くことができ、書き続けても疲れないペンがいいペンだと思います。shioはブランドと値段と装飾のみでペンを選ぶことはしません。

長原氏によると、長原氏がペン先の調整をした欧州製万年筆がネットオークションで「長原氏調整の○○万年筆」と銘打って売り出されているそうです。長原氏はちょっと残念がっていました。彼は、持ち主の書き癖を目の前で見て、その人に合ったペン先に調整していらっしゃいます。その人がその万年筆で文字を書くことが楽しくなるように願いながら。

もちろん、長原氏が調整した万年筆を売ることは法的には何ら問題はありません。知的財産権的にも何ら問題ありません。しかし、長原氏がそのことを残念そうにお話しになるのを聞くと、知的財産、無体財産って何だろうと改めて考えさせられます。

長原氏が研いだペン先に宿る価値はかけがえのないものです。shioは毎回、長原氏に調整していただいたら、心ばかりのお礼に必ず何か買って帰るようにしています。今日は赤インクを買いました。あとで、今月18日に発売される月刊アスキーを同封して、お礼状を送らせていただくつもりです。もちろん、長原氏が研いだ万年筆で。

109:040711 収穫

朝、参議院議員選挙の投票に行き、夏祭りへ。
福引きを6回まわすがすべて末等。
黒い雲が接近。低くたれ込め、じきに雨が降り出す。急いで帰宅。
畑に行く。
茄子、トウモロコシ、カボチャ、トマト、プチトマト、ゴーヤを収穫。零余子(むかご)がかわいい。

2004.07.10

108:040710 Happy Birthday T!!

お昼にbirthday party。
レバーペイストとテリーヌ、カルパッチョ、各種のパスタ、紅茶のシフォンケーキ、コーヒー。

動物園へ。
すると期間限定で試験的に年間パスポートが発売されている。ちょっと考えたけれど、買い!! これでいつでも動物さんたちに会いに行けます。

途中若干雨も降ったけれど、のんびり楽しく回りました。ゾウと目の前で対面してなんだかコミュニケーションしたような気分。
いい一日でした。

107:040709 「人生、アドリブ!!」のココロ

今朝、自転車を飛ばしたら、汗が噴き出したまま止まらない。本当に暑い!!
E先生とランチ。知的財産と知的財産権とは何かについて話す。知的財産権の保護を強調することは必ずしも知的財産権法制の法目的に適うものではないのです。

3限、4限:民法2(最終回)
・試験の説明
・177条の読み方
・共有
・物権変動
・二重譲渡と第三者の範囲
・占有権
・引渡
・用益物権
(不動産登記や物権変動の基本的な部分についてはすでに民法1で教えているので、ここでは物権変動の応用的な問題のみ扱いました。)

常に200人以上が出席して熱気ムンムンの民法2も、とうとう終了。毎回とても熱心に受講してくださるので、水を打ったようにシーンと静まり返ったみなさんの張りつめた緊張感を感じながら講義をすることができました。どうもありがとうございました。

今日は途中でスピーカーが壊れ、半分以上地声で話したので、ちょっとのどが疲れました。
講義が終了したときすでに4限の終了時間を過ぎていましたが、メッセージシートに感想を書いてくださるようにお願いしたところ、非常に多くの学生が嬉しいメッセージを書いてくださいました。どうもありがとうございました。shiologyで紹介したいとも思いましたが、控えておきます。

疲れたのどを潤すため、アイス最中を食べる。
研究室にR, M, A, M来訪。合宿の話や試験の話や写真の話など。
shioがいつも言う「人生、アドリブ!!」の意味について、Rに応えて話しました。
意味は3つあります。「その場しのぎ」という意味は全くありません、念のため。

(1) 現場で決めて行動する。
(2) 現場でどのような状況に直面してもそれに対応できるだけの自分を確立するように日頃から心がけ、準備をする。
(3) 現場では、その場の人々と調和(ハーモニー)のとれたパフォーマンスを心がける。

YMCAでミーティングに1時間ほど参加。
終了後、9人で焼き肉へ。いつ食べてもおいしい!!
お腹いっぱいになり大満足で帰宅しました。

2004.07.08

106:040708 フォトシネマにリンクを張りました。

昨日作成したPhotoCinema、大好評のため、shiositeからリンクを張りました。shiosemi theaterから入ってください。なお、ファイルが5MBほどあります。こんなに簡単にかっこいい映像が作れてしまうソフトをリリースしてくださったデジタルステージさんに感謝です。なお同社は明日(7月9日)に新しいウェブサイト作成ソフト、ID for WebLIFEをリリースします。今晩0時、つまり9日午前0時からその誕生日パーティーをささやかにサイト上で行うそうです。楽しみにしています。

10時からずーっと会議と作業。
途中、リコーのKさんと約束があったので中座して研究室でKさんと会う。
リコーのデジタルカメラ、Caplio GXについて話したり、カラーレーザープリンタやスキャナについて見積もり依頼など(自分で買うのではありません)。
リコーのコンパクトカメラはフィルムの時代からGR1sを愛用しているし、コンパクトカメラの購入相談を受けると、GR1のほか、GR10R1sELLEを勧めていました。Caplio GXの登場は非常にうれしいです。
会議 & 作業に戻り、夕方終了。研究室に戻る。

shioゼミOGのYから電話。仕事の合間(もう夜なのに「仕事の合間」なんです!!)に会いにきてくださるとのこと。一緒にディナー。つもる話をたくさんする。Yの仕事、とても大変そうだけど、いまのYにはこの仕事にお金で買えない価値がありそうですね。価値を感じる間はたくさん吸収してください。そして何らかのアイディアを生み出す源泉にする。それが次の一歩、次の飛躍の糧になるはずです。

バス停でチェロを抱えた4年生のMに会いました。1年のときから民法1と民法4を教えた彼女も、某金融機関に就職も内定。時の流れは速いものです。

105:040707 PhotoCinema

1限、2限:大学院のゼミ。
民法を体系的に捉えるというのは、簡単そうで難しいことかもしれませんね。幹の部分は比較的早く理解できるかもしれませんが、枝葉の部分を体系の中でどう位置付けるか。悩みどころです。それが民法学、法律学の醍醐味だとshioは思っております。

途中、経済学部4年のM来訪。司法試験に向けて何をどのように勉強するのがいいか助言を求めて。勉強のしかたと、最初に読むべき本などをアドバイスしました。

引き続き院生たちとKさんとランチ。途中からT先生も。さらにそのあと、Iさん、Hさん、Sさんと。
今日は教職員食堂がバイキングの日でした。なのでshioはおうどんを食べました。前回のバイキングのとき、なかなか厨房の供給が需要に追いつかず、お腹をすかせたまま待つシーンが多かったからです。でも今日は、どうやらそんなことはなかったみたい。バイキングにすれば良かったかな……。

午後は、来訪者。
1年のSとその友人。ゼミ合宿の相談。
M、Yなど。

夕方、OGで弁理士のTが弁理士試験と弁理士の仕事について講演をしにきてくださったので、会いに行く。シャキッと社会人。かっこよかったです。

PhotoCinema、作ってみました。
「おまかせ」で作っただけでも結構いいものができあがります。面白い!!
ちょこっと文字を入れたりすると、かなりかっこよくなります。
インターフェイスにちょっと問題があるし、まだ理解できない動作をするところもあるけれど、簡単に写真を映画みたいにすることができてしまうこのソフトは秀作だと思います。

今日はshiologyへのアクセスがいつもの5倍ほど。
いきなり増えて不思議ですが、ともあれ読んでいただきどうもありがとうございました。

2004.07.07

104:040706 ゆかた day

今日はshioゼミ、浴衣day。
朝、ゆかたを着て、大学へ。研究室へ行き、レジュメのコピーなどをしてゼミ。
廊下やエレベーターなど、会う人会う人、教員も職員も、すべてに「ゆかたDay」の説明。「ゼミの企画なんです。」「今日は七夕なのでみんなで浴衣を着てゼミをするんです。」「今日は前期のゼミ最終回なので、夕方、納会をするんです。」……。

ゆかたを着て行った最大のメリット。それは、いままで一度も話したことのない他学部の何人もの先生方と話をするきっかけになったこと。shioを知っている先生方や職員の方々は、「またshioがおかしなことをやってる。」という程度の反応だけれど、初めて話をする方は一様に、その企画、趣向を褒めてくださいました。初めてだからお世辞に違いないけれど、さりとて話をするきっかけができたのは嬉しいことです。

1限、2限:shioゼミ、ゆかたspecial
連帯保証と保証と被保佐人とがからみ合った問題。

T, R, A, Aとランチ。もちろん全員ゆかた。
教職員食堂でゆかたの集団は目立ちます。
おいしく楽しくランチをしました。

3限:1年ゼミ
・官報について
・条文は誰に向けられたものか
・削除について
・次回は憲法と商法との関係について

4限:民法1
・表見代理の3種類プラス重畳適用の2種類

研究室に戻っていくつか雑務をして、原稿を送信して、支度。
保健管理センターに立ち寄り、Dr. S、Iさん、Tさん、Yさん、Hさんとお話。とくにDr.SとIさんと、ちょっとした話。

shioゼミ納会。楽しい企画でした。どうもありがとう!!
研究室に戻ってソフトウェアのCD-ROMをとって、帰宅。
一日分の仕事のメールに返信を書くだけで1時間半。ふー。

今日はCaplio GXの通算撮影枚数423枚で、ようやく充電量のインジケーターが1目盛り、減りました。今日、フラッシュを多用したからだと思います。とはいえ、カタログ上、このバッテリーは一回の充電で400枚撮影できることになっているので、余裕でクリアしたことになります。充電1回目なので、完全に撮影できなくなるまで使い切ってみます。

Caplio GXのスバラシイところ。それは、真っ暗でもピントが合うところ。暗すぎて、モニタには被写体が全く写っていない状態でも、きちんと即座にピントが合います。もちろん外部測距ならではですし、フィルム時代のコンパクトカメラでは当たり前のことなのですが、CCD測距のみのデジタルカメラに慣れていると、これが「すごいこと」に思えます。暗いところでもピントが合うのは、極めて高いアドヴァンティジです。

2004.07.05

103:040705 野尻学荘と野尻小学生キャンプ

先日、東京YMCAの副総主事より機関誌「東京YMCA」7月/8月号に掲載する原稿のご依頼をいただきました。依頼されたタイトルは「YMCAキャンプの特色──野尻小学生キャンプと野尻学荘──」。990字。締め切りは7月6日。そこで本日執筆しました。昨日のshiologyで書いた内容に通ずるところがあるので、こちらにアップします。

─────────────────────────
 YMCAのキャンプは楽しい。楽しいことが最大の価値である。野尻小学生キャンプにおける子どもたちの生き生きとした笑顔がその証左であるし、毎年の参加者に占めるリピーターの割合が高いことも何よりの証である。

 ではその楽しさの源泉は何であろうか。野尻学荘に10年以上参加し、その後現在まで野尻小学生キャンプに8年間かかわっている筆者が考えるに、それは3つの要素の循環に収斂するように思う。

 第1に最も重要なのは「表現の場と機会」が多分に備わっていることである。木の葉や枝などを用いて創作した工作や絵画。グループで練習を繰り返すスタンツや合奏。ヨットやアーチェリーなどで競う技や得点。それら多種多様な形で自己表現をする機会がちりばめられている上、その成果をキャンプコミュニティー全体が集っている食後に発表するという更なる「表現の場」が用意されている。自己の可能性を存分に発揮したい若いキャンパーたちにとって、自分の存在をアピールする創造的表現欲求が十全に満たされることが、彼らの成長の礎である。

 第2に、キャンパーたちの多様な表現を、リーダーをはじめとするコミュニティー構成員すべてが「感謝と賞賛」によって迎えることである。一所懸命にふきんをしぼってテーブルを拭いてくれた1年生に感謝し、きれいになったことを賞賛。みんなの前で歌ってくれたことに感謝し、その音楽性を賞賛。蝉の抜け殻の在処を教えてくれたことに感謝し、それを発見したことを賞賛。キャンパーたちは自己の行為や表現が感謝され賞賛されることによって躍動感を覚え、表現することの楽しさ嬉しさと安寧を得るのだ。それが更なる表現のインセンティブになることは言うまでもない。

 第3は、そのような感謝と賞賛を受け続けることによってキャンパーが「受容感と帰属感」を持つことである。自分の表現が認められ、自分という人間が受け入れられる。この受容感は、円満な家庭で得られる安心感と類似するものであり、次第にキャンプコミュニティーに対する帰属感へと昇華するのである。

 キャンプの「楽しさ」は、これら3つの要素が互いに作用しあうことによって生み出されるものである。言い換えれば3要素の循環がキャンプの生命線なのだ。

 69歳の野尻学荘と9歳の野尻小学生キャンプ。キャンプという生命体が、好循環によって「限りなき成長」を続けてゆくよう祈っている。
─────────────────────────

この文章に書かれていることを「リーダーの役割」という視点に置き換えると、以下のようになると思います。
・メンバーたちに表現の場と機会を提供すること。
・メンバーの様々な行為に感謝し、表現を賞賛すること。「ほめる」こと。つまり、「アリガトウ!!」と「スバラシイ!!」
・メンバー一人一人を、ありのまま受け入れること。

そして、メンバーたちの自立のプロセスをともに歩むことができる優しい心の持ち主。それがリーダーだと思います。

会計学者の友人がshiologyの040703コメントを付けてくださいました。どうもありがとうございます。

なるほど。Happy Hacking Keyboardはもっと使い込んでみないと良さが分からないのですね。了解。せっかく買ったんだから少なくとも2ヶ月は研究室で使ってみることにします。さっそくいま、付け替えました。しかし、こんな身近に(といっても物理的には彼はカナダにいてとても遠いのだが)4年も使っている人がいたとは。買う前にメーリングリストででもきいてみれば良かったです。アドバイス、感謝です。

今日は朝、CD-ROMをS先生に届けるついでに、ロースクールの共同研究室にあるPowerMac G5のセッティング。ちょうどK先生がいらしたので色々とお話。

ランチは別のK先生と。K先生が4カ国語を使えるようになったoriginをうかがう。なるほど。
研究室で仕事。
そして上記の原稿執筆。

そんな一日でした。
明日、晴れるといいですね。

2004.07.04

102:040704 求め続けるのが恋、与え続けるのが愛

YMCAで野尻小学生キャンプの打ち合わせ会。今年も70人を超える参加者を得て、活気にあふれるキャンプになりそうです。楽しみですね。

日ごろ大学で学生たちと話していると、恋と愛の違いとか、恋愛と結婚の違いがよく話題になります。今日も20歳前後のキャンプリーダーたちの間でそれが話題に。これは人類にとって極めて普遍的なテーマ。したがって、古今東西、いろいろな人が様々な表現をしています。その中で、shioが最も実感するのは以下のことば。

恋とは求め続けるもの。
愛とは与え続けるもの。

shiologyでは040619で、giveとtakeは最初にgiveありき、ということを書きました。誰かがgiveしてくれたから、別の人がtakeできる。当たり前のことです。たとえばインターネットは、誰かがホームページをアップしてくれたから(give)、別の人がその情報を見る(take)ことができる。至極単純な前後関係です。giveあってこそ、takeできるのです。

しかしヒトの欲望は底知れず、常にtakeし続ける。もちろんそれ自体は自然なことではあるけれども、冷静に考えてみるともし自分がtakeしかしていないならば、自分は社会に対して何ら貢献していないことになる。多くの人が社会にgiveしてくれた様々なものをtakeして生きているのだから、自分も何かしらgiveしたい。そして実際にgiveする。なにがしかのものをgiveできるようになったら、それを人は「大人」といい、「社会人」というのでしょう。

同様に、特定の異性からtakeしようとする関係が恋。それをいくつか経験するうちに、異性を理解し、異性に対してgiveできるようになったとき、それが愛なのだと思います。そしてふたりの異性がお互いにそれをできる間柄になれたとき、結婚しても破綻を来さない関係ができるのだと思います。なぜなら、夫婦という単位は、それだけでひとつの小さな完結した社会です。その社会において両方がgiveせずtakeばかりしていたら、そのうちtakeするものはなくなります。得るものがなくなった相手とは、一緒にいる意味を見いだせません。小さな社会に好循環が生まれるためには、常に双方がgiveし続けることが不可欠なのです。

愛はあふれるものです。
他者を愛すると、つまり他者にgiveし続けると、その相手は愛で満たされ、そのうち愛があふれます。そしてそのあふれた愛でまた人を愛します。ステキな愛の循環です。
キャンプでリーダーをするみなさん、子どもたちに存分に愛を注いでください。きっと子どもたちもその愛を受け止めて、他者を愛する豊かな心の持ち主になると思います。
愛にあふれたキャンプにしましょう。

give, and give, then given.
他者に与え続けていると、きっといつか自分も与えられる。
リーダーをする意味はここにあるのだと思っています。

さっき、shioがみんなに言いたかったのは、こういうことです。
また語りましょう。

さて写真の話。
今日はCaplio GXで225枚ほど撮影しました。ISO400でも十分使えます。もちろん画像はノイズが乗り、荒れていますが、写真として破綻するほどではない。撮れないより撮れる方がいい。また、ピントが素早く合うのも重宝です。

写真とは瞬間の芸術、刹那の描写。撮りたい瞬間にピントが合わなければ、それを写し取ることができません。多くのデジタルカメラは、ピントが合うまでの「ロスタイム」が長い(レリーズタイムラグと呼ばれています)。長過ぎる。それがためにいままで、キャンプで動き回る小学生を撮るような場合には、仕方なく一眼レフのデジタルカメラを使っていましたが、今日一日、子どもたちを被写体にCaplio GXを使ってみて、「使える」感触を得ました。

Caplio GXが欲しいと思っても、ちょっと価格が高いなぁ、という人へ。
同じリコーのCaplio RXなら、実売実質価格、30,000円程度です。レリーズタイムラグはCaplio GXと同等、快速。接写も1cmまで寄れる(これ、かなり重要です)。そしてレンズは28mmのワイドから100mm望遠まで必要十分。これに、ハギワラシスコムの256MBのSDメモリカード(転送速度10MB/secのもの)を入れれば、十分でしょう。幼稚園や保育園で子どもを撮る機会が多いRさん、これ、いかが?

101:040703 Happy Hacking Keyboard Lite 2, again

今日は法学部教員の親和会。
15時からN先生、A先生とアンサンブルのリハーサル。曲を決めて、2度くらいずつ合わせる。いずれにしてもshioはアドリブ。「人生、アドリブ」です。

18:30から親和会。
173枚写真を撮りました。EOS D30(EF 28mm F1.8。35mm換算で約42mm)とCaplio GX(28mmと22mm)とほぼ半分ずつ。
終了後、みなさんで飲みに。
H先生、Y先生、I先生と団欒。
1時帰宅。

shiologyのアクセス解析を見ると、Happy Hacking Keyboardで検索されているようです。これについては、040614で注文したことを書き、040618で使い心地はしばらく使ってから書きます、と述べたので、そろそろレポートします。

結論。shioはアップル純正のキーボードの方が好き。
主な理由は2つあります。

(1) アップル純正キーボードの方が打鍵したときの剛性感が高く感じること。Happy Hacking Keyboardは底まで打ち込んだときに、固い床にたどり着かず、何か柔らかいものを押し付けている感触。構造上、そうであろうことは最初から分かっていたけれど、やっぱり底は固い方がいい。きちんと「着地感」があった方がいい。

(2) キーボードに段差があること。アップル純正のキーボードは、キーボードに段差がありません。つまり、ホームポジションから水平に指を前後に動かせば、1段目(数字キーの段)、2段目(Qの段)、4段目(Zの段)のキーを打つことができます。しかしHappy Hacking Keyboardは各段に段差があるため、たとえば2段目のキーを打とうと思ったら、いったん指を上に持ち上げてから2段目に持っていって、打つ必要があります。shioはPowerBookG4やアップル純正の単体のキーボードに慣れてしまっているため、指を水平に前後させる癖がついています。したがってHappy Hacking Keyboardを打っていると、頻繁に指がつまずいてしまうのです。つまり、2段目のキーを打とうとして指を持ち上げずに前に指を出して打ち込んでしまうため、指が2段目のキーに乗らず、3段目を打ってしまうのです。これは結構致命的。とはいえshioは、20年以上前に英文タイプライターを使ってキーボードを覚えたのですから、必要とあれば段差のあるキーボードにもう一度「慣れる」ことは難しいことではありません。しかし、すでに自分の周囲のキーボードがすべて段差のないキーボードになり、より効率的に指を動かせる環境がある以上、「指を持ち上げる」という手順がひとつ多い道具を選んで使う理由はありません。

したがって、shioはアップル純正のキーボードに戻りました。これならBluetoothなのでワイヤレス。快適です。
しかし、決してアップル純正のキーボードに満足しているわけではありません。さらにHappy Hacking Keyboardの方が優れている点もいくつもあります。たとえば「かな・カナ」キーの位置。それでも全体のキータッチや段差は重要なので、アップル製にもどりました。

shioの理想のタッチは、ピアノの鍵盤。そのストロークを少し短くして、キーの重みを若干軽くしたものが理想的だと思います。現存するキーボードでは、PowerBookG4のキーボードが一番好き。これの単体キーボードがあれば、即刻購入すると思います。トラックパッド付きならなおうれしい。なお040616に書いたように、iceKeyはshioのニーズには合いません。残念ながら。

さて、本日Caplio GXで撮影した写真、改めて見てみると、いろんなことに気づきました。それはまた後日、書くことにいたしましょう。

2004.07.03

100:040702 ハウルの動く城

朝、メッセージシートのコメント書き。今回はメッセージシート提出枚数が多め。うれしいことです。
「今日の講義は難しかったけどおもしろかったです。」というメッセージがありました。最大の賛辞に感じました。どうもありがとうございます。

T, A来訪。shioゼミ浴衣dayの準備のため。
あとは晴れることを祈りましょう。

3限、4限:民法2
・クイズの解説だけで延々1時間講義。立木法の登記、明認方法、人間、人体、法人……。
・物権法の構造、所有権の意義、占有権の意義、用益物権の意義、制限物権、他物権
・物権法定主義
・物権的請求権
・所有権の取得と消滅
・クイズ
民法2の講義も残るは来週1回。

終了後、M来訪。インタビューの録音ファイルをCD-Rに焼いて渡す。
昨日のblogを書いて、fotologととともにアップデート。

11月公開予定の宮崎駿作品「ハウルの動く城」。演奏は新日本フィルハーモニーオーケストラ。Nさんも演奏しています。公開が楽しみですね。

今日は久しぶりに夕食前に帰宅。

アップルストアでiMacが販売中止になりました。9月に新型が発売されるためとのことです。こんなアナウンスのしかたは極めて異例なこと。新型が発表・発売されるサプライズがないのは残念です。楽しみに待つことにします。

祝shiology、100回!!
読んでくださっている方、フィードバックをくださるみなさん、どうもありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

2004.07.02

099:040701 Caplio GXで撮る

(いま040702の講義が終わって、ほっと一息。以下、昨日のblogを書いてアップします。040702についてはまた後で書きます。)

S来訪。いろいろしゃべりつつ一緒に食堂へ行ってランチ。
T来訪。1年間イギリスに留学し、とても多くのことを吸収して帰ってきたようです。
「日本人留学生コミュニティーにおける連帯感について」なんていう論文が書けそうですね。
秋から引き続き大学院に留学する予定とのこと。そこでブックセンターに同行し、事前に準備するための独占禁止法や国際私法に関する書籍と読み方についてアドバイス。M先生に助言をいただくようにもアドバイス。

教授会、研究科委員会、AO入試委員会。
終わったら19:30。でもとても身のある議論ができました。
Tの様子を見てからYMCAへ。
リーダー会はほとんど終わりだったけれど、そのあとみんなで食事に行きました。

Caplio GXで53枚ほど撮影。S、Tなど他、YMCAのみんな、そして会議終了後に撮った日没後の空
ちなみに29日にも空を撮影しました。いずれもリコーCaplio GXにワイドコンバージョンレンズを付けて、22mmにして撮影。この広がり感、最高です。

shioは一眼レフではキヤノンEOS用の20mm F1.8のレンズを持っていますが、デジタルコンパクトカメラではワイドなものは皆無。重さ185gのこの小さなリコーCaplio GXでこれだけ雄大な絵が撮れてしまうミスマッチ感がたまらない。

そしてCaplio GXに限らずリコーのデジタルカメラは、おしなべて1cmまで被写体に接近可能。ワイドレンズで接近するという、写真における醍醐味の極地を余すところなく堪能できるこのCaplio GXは、並み居るデジタルカメラの中でも最も価値が高い機種のひとつだと思います。

さらにISO感度を400、800に上げて撮影してみましたが、確かに画像は荒れるけれども、ブレて絵にならないよりは断然良い(もちろん「ブレて絵になる」場合はそれもよし)。感度を上げて撮影しても十分、写真として使える画質が保たれています。

この魅力的なCaplio GX、毎日、ガンガン使います。

2004.07.01

098:040630 野尻学荘

朝は雨。
1限:大学院のゼミ。
物権的請求権について
危険負担について。こちらはまたまた継続審議。

Iさん、Iさん、K先生、K先生、T先生とランチ。Macユーザー率、高し。
東大に導入されたiMac1149台で構成されるネットワークについて話す。
ロースクール院生のNらに会う。

13時締め切りのレポートを13:11頃とりにいく。EとRが丁度提出しにきたところ。

あとは仕事。途中、空がきれいなので、廊下に出て写真を撮ったりして気分転換。
Caplio GXは使い始めてみると、ちょうどいい大きさ、ちょうどいい重さ。手に馴染む。いい感じ。

G来訪。工学部応用化学科の1年生。野尻学荘のS氏に勧められて、shioに会いにきてくださったそうです。どうもありがとうございました。最近の学荘について検討。6日までに学荘に関する原稿を依頼されているので、その考察も兼ねて。

RとTがお土産を届けてくださった。どうもありがとう!!
明日からおいしくいただきます。

夜、ようやく原稿完成。送信。ほっ。

(昨日はblogを書いている暇がありませんでした。今日、2日分、アップします)

097:040629 ベアーの靴

ベアーの靴を履いて家を出る。
初めて外を歩いてみるが、この靴は手放せなく(足放せなく?)なる予感。
この靴のメリットは3つ。
(1) shioの足の形にぴったり。足の親指から小指まで全く圧迫を受けないので、靴の中で余裕でグー、パーできる(チョキも可)。したがって裸足で歩くのと同様、地面をつかんで歩くことが可能。とても歩きやすい。
(2) ヒールがない。つまりペッタンコ。前につんのめった体勢にならず、安定する。
(3) ヒールがないため靴底全体を使って面で着地することになる。したがって、一歩一歩の衝撃がとても少ない。

ビーサンが大好きなshioですが、最もビーサンに近い靴なのかも知れません。気に入りました。

青山学院大学に到着。9時から恩師N先生の講義に出席。
例によってWordノートとiSightでノートをとる。先生の講義はすんなり頭に入って来る感じ。何かを読むのではなくて、先生の「ことば」で語っているからなのだと思う。

終了後、先生と話す。
「今日の調子は7割だった」とのこと。そんな風には感じなかったけれど、shioも自分が講義した後にそういう感覚を持つときがあるから、なんとなくおっしゃることは理解できる。
しばし先生の研究室で話してからランチへ。そして喫茶店へ。
5年ぶりくらいにお目にかかるので、話したいことを次から次へと話す。
・先生もMacフリークで、PowerBookG4とiMacユーザー。したがって、当然、Macの話。
・デジタルカメラの話。
・教育の話。教育方法の話。講義のやりかたの話。
・フランス法の話やフランスの歴史の話などをうかがう。
・一流と超一流の違い。

14:00過ぎまでおつきあいいただいて、青学を後にしました。
いくつか寄り道をして、価格調査などをして、BICカメラでCaplio GXの純正本革ケースを2,300円程度で購入し、研究室へ。あとは仕事。

しかし、どうしても見ずにはいられなかったので、WWDC2004で日本時間の昨晩行われたアップルCEO、Steve Jobs氏のキーノートスピーチを見る。1時間40分ありますが、新製品や新技術が目白押し。来年前半に発売されるというMacの次期OS、Mac OS X 10.4 "Tiger"に搭載される様々な機能など、見ていて「おーっ」と思わず声を出してしまうようなエキサイティングなものもあります。アップルやMacに興味がある人は是非見ましょう。それ以外にも「プレゼンテーションとは何か」に興味がある人も必見。shioは、PowerBookG4で仕事をしながら、PowerMacintosh G4 Cubeに接続した22インチシネマディスプレーで全画面表示にして大画面で見ました。

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