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2004.05.31

068:040530 講義の双方向性

キャンプリーダートレーニングのためICUへ。トレーニングといってもshioはトレーニングする側でもされる側でもなく、ちょっとオブザーバー的参加。
Sさんのご指導のもと午前中は野外炊事。12時ぴったりに昼食。飯盒で炊いたご飯はとてもおいしい。
午後はゲーム指導のトレーニング。

16時頃、Sさんのお宅にみんなでお邪魔。東京とは思えない森林の中の平屋建て。すばらしい住環境です。

Nagai氏のサイトを読んでいたら、ロースクールの先生方が双方向講義を実現するのに苦労されていて、実際には双方向講義はなかなか実現されていないと書いてあった(「今日のキーワード」の中の2004/05/24)。あらあら。

Nagai氏は、
「アメリカと違って、条文解釈を基本とする日本の法律では、講義形式が馴染むようです。」
と書いていらっしゃる。しかしshioは、その「講義形式」こそ、双方向性であるべきものだと思っています。条文解釈を基本とする法体系か否かは全く関係ありません。

確かに300人も履修者(聴衆)がいる講義では、形式的には双方向にするのはむずかしい。しかし、「講義中に講師と聴衆とがやりとりする」という形式的双方向性にこだわらなければ、実質的には双方向にすることは可能です。shioの民法2はそれをある程度実現しているつもりです。

もちろん、100人以下のクラスでは、確実に双方向で講義を行っています。たとえばshioの民法1は履修者55人、出席者65人という不思議なクラスですが、毎回、学生とのやりとり、問答によって講義が進んでいきます。それなくして講義を進めるわけにはいかない。問答をすれば、聴衆の理解度が把握できるし、疑問点が明らかになるし、法律にいろんな考え方があり得るということが見えてくるし、学生たちの理解も確実なものになってゆくはずです。

shioは、大学その他で教える以外にも、いくつかのところで小学生、中高生、大学生に、法律以外のことを教える機会があります。ヨットを教えたり、アーチェリーを教えたり、水泳を教えたり、ものごとの仕組みを教えたり……。その際、常に双方向です。

「どう思う?」
「なぜ?」
「どうすればいいかな?」
「変だと思わない?」
「どうしたらうまくいくかな?」

shioの講義は学生に質問してばかりです。
「教える」という営為において、一方通行はありえないと思います。

067:040529 著作権法学会

朝から著作権法学会に出席。
17:00終了。名古屋から出席している友人Tさんと一緒にちょっとお茶をした後、彼のBMWでドライブ。
銀座の靴屋に行って、裏革(表底)の張り替えを依頼してあった靴を受け取る。とても気に入っている靴なので、戻ってきてうれしいです。

学会でお目にかかった有名な弁護士O先生に、Winny開発者逮捕に関して、月刊アスキーのコラム次号にshioが書いた理論構成をお話ししました。彼も別の雑誌に同じテーマで原稿を書いたところだとのことでした。彼は著作権法の中の刑罰規定の構成要件該当性で論じたそうです。

066:040528 なおざりとおざなり

040526で「なおざり」と「おざなり」について書いたら、今日、数人の学生からフィードバックがありました。書いてよかった。

3限、4限:民法2
・危険負担のつづき
・534条の体系的位置づけと存在意義
・536条2項の事例
・536条の原則性再考
・第三者のためにするの契約
・債権の目的
・債権の分類

講義後、Rからおいしいパウンドケーキをいただく。バナナのしっかりしたしっとり系。とてもおいしかった。ごちそうさまでした。

そのあとは23:40まで仕事。

065:040527 担保

1限、2限:財務省研修所で講義。
・前回の課題の解説
・担保
・物的担保(質権、抵当権、留置権、先取特権、譲渡担保権、仮登記担保、所有権留保)
・人的担保(連帯債務、保証債務、連帯保証債務)
・物権変動
・176条
・登記
・177条の意義

S先生やIさんYさんHさんと議論。
S先生からは次から次へとアイディアがわき出す。すごい。

2004.05.26

064:040526 含蓄

1限、2限:大学院のゼミ。
院生Y曰く、
「shio先生ほど条文をよく読む先生に会ったことがありません。」

条文はスルメみたいなものです。噛めば噛むほど味が出る。条文から読み取れることは無限にあります。非常に含蓄に富んだ文言の集積です。何年も読み続けている(繰り返し読んでいる)条文だけれども、日々、新たな発見があります。

またY曰く、
「それだけ条文の文言を大切にしているshio先生が、拡大解釈や類推解釈をするときって、どういうときですか。」

民法の目的は何でしょう。
戦後にできた法律にはほぼすべてそれぞれ1条にその法律の「目的」や「趣旨」が書かれています。それらの法律に書かれている個々の条文の解釈指針となる最も重要な規定です。しかし民法にはそのような「法目的」が書かれた条文が存在しない。したがって民法を解釈する我々は、解釈する大前提として、民法という法律の法目的がなんであるかを明確にする必要があるのです。それなくしてどんな解釈もできない。もし民法の目的が明らかでないまま個別の条文について解釈を試みるならば、それはアドホックな、場当たり的な、その場しのぎの解釈に堕す危険を孕んでいることになります。

言い換えれば、法目的の明確化を等閑(なおざり)にしていると、解釈が御座なりになるということです。(「なおざり」と「おざなり」、わかりますか? わからない人はすぐに辞書を引いてくださいね。)

民法の目的が明確になれば、たとえば拡大解釈や類推解釈だと思っていた解釈がもしかしたら「拡大」や「類推」ではないということに気づくかもしれません。条文の文言が生き生きと見えてきて、その適用範囲が明らかになってくるからです。

民法の目的は何でしょう。
十人十色の答えがあると思います。shioの答えはshioの講義をずーっと聴いている人には徐々に伝わっているかもしれません。しかし大切なのは、いつも言うように、自分の答えを出すことです。
shioの答えを教えるのは簡単です。一瞬で終わります。しかしそれはshioの答えにすぎない。たくさんある答えのうちのひとつです。自分で解を見いだすところに学問の醍醐味があるのです。

民法の目的は何でしょう。
ものごとの本質は、いつもシンプルです。
自分の解を、見いだしてください。

063:040525 seminars

(040523から3日分、まとめてアップロードです。)

1限、2限:ゼミ。今日やったことは……
・いつも、「問題の核心は何か。」を問いましょう。
・問題が見えたら、その解決の途を描きましょう。
・「二重譲渡」という「見た目」に惑わされることなく、緻密に法律構成しましょう。
・177条の文言を、正確に捉えましょう。
・条文をそのまま適用してみたときに、その結論が自分の価値観に照らして妥当性を欠くなと感じたら、「解釈」の道を探りましょう。
・救済を必要とする人の立場に立って(=その人本人またはその代理人弁護士になったつもりで)、法的に可能な解決策を探りましょう。

といった感じでしたっけ。

お昼休み:Eとランチのあと、ゼミの卒業アルバム写真撮影。暑いくらいの晴天。いい写真が撮れたと思います。

3限:1年ゼミ。
・ものごとを始めるときに最初にやるべきこと。
・無人島に行ったらどうするか。
・高い山に登る意味。ヘリコプターに乗る意味。
・骨の標本と骸骨の関係。
・腕の骨、指の骨。
・債権法の構造と構成。
・債権の一生。
・不法行為。

4限:民法1
・錯誤
・相手方や第三者からの錯誤無効の主張の可否
・動機の錯誤
・詐欺
今日は終了後の質問がとても多かった。shioの説明が足りなかったところもあったと思いますが、多くは講義の内容を理解した上で「その先」を知りたいという質問。そういう質問をいただくと、とてもうれしいです。次回の講義ではその質問の中から、「契約が遡及的に無効になったらその後どうなるか」について補足します。

講義終了後、経済学部の1年生がshioの民法1にもぐりたいと申し出てきました。どうぞ、どうぞ。shioの民法1は、もぐりがたくさんいますから。
大学は自ら求めて初めて得るものがあります。単位の取得という形式的なこととは全く別に、自分の興味のありそうな講義には、どんどんもぐってみるのがいいですよ。もちろんクラスの性質などによっては担当の先生が「ダメ」とおっしゃる場合もありますが、そうでなければ、いろんな講義を聴いて知見を広めてください。

shioが4月の最初のガイダンスで1年生に向けて言った3つ。実践してますか?
どうぞ豊かな大学生活を送ってください。

062:040524 Archives研究会

アーカイブス研究会に出席。各界の方々がお集りで楽しい議論。面白い会になりそうです。
もちろんshioもたくさん発言。なかでも「メディア」の意味についてのshioらしい見解が、みなさまに大受けでした。
デジタル化することで失うものの大きいこと。判例データベース利用についてのオリエンテーションで、その点をshioがどのように学生に伝えたかを披露しました。

記憶と記録。今日の議論を振り返ってみると、2000年以上のタイムスパンを行き来する中で、このふたつがキーワードになっていたように思います。
以前、ICCのシンポジウムでは「記録と表現」がテーマでした。この周辺、まだまだ語ることが多そうです。楽しい。

最近shioが忙しいこともあって、ゼミのみんなと研究室などで語る時間が少なくなっています。残念です。以前のように語れる環境(時間)を積極的に作って行きたいと思います。

061:040523 Safe, Secure, Stable

・ハギワラシスコム製CFメモリカード(512MB):これでようやく、一眼レフの連続撮影枚数に余裕ができました。
・ADTEC製ハードディスクドライブ(60GB):FirewireとUSB2.0のデュアルポート。でもshioはFirewireしか使いません。USBよりもはるかに安定していて、転送速度も実際は速いからです。

安全、安心、安定。
コンピュータ、OS、ハードディスク、ソフト……。それらに限らずさまざまなものに必要な3つの「安」です。
英語で言えば、Safe, Secure, Stable とでもなりましょうか。3つの「S」ですね。

2004.05.22

060:040522 .macの機能が強化されました。

Mac OS X ユーザーの便利なサービス、.mac。もちろんshioはサービス開始当初から使っております。それがこのたび、さらに機能アップされました。詳しくは.macのサイトをご覧いただくとして、なかでもshioが喜んでいるのは、.macあてのメールを自動転送する設定をした際に、サーバにメールを残せるようになったことです。

従来から転送設定はできたものの、それをするとサーバからメールが消去されてしまい、実質的には使い物にならなかったのです。したがってshioは別のプロバイダのメールをメインに使っているのですが、そこではもちろん転送設定してもサーバにメールを残すように設定できます。.macのメールサービスもようやくそれができるようになったのです。

これは朗報。
いままでは、メールを携帯などに全件転送して使いたい人には.macを勧めることができませんでしたが、これでどんな人にも勧めることができるようになりました。普通にMacで読み書きすることはもちろんできますし、Webメールとして使うこともできる(もちろんプロバイダがどこであろうとWindowsからであろうと使えます)。さらにMacに入っているiSyncを介して、Mac内のすべてのアドレス帳データを.macサーバにバックアップすることができ、それをWebメールを書く際にも利用することができます。とても便利。

.macサービスを使っていながら、転送機能のせいでメインのメールとして使っていない人は、これで使えるようになりました。

059:040522 教育とは教えないこと

境 広志さんと湯川鶴章さんからコメントをいただいておりました。遅くなりましたがお礼に一言ずつ書かせていただきます。

境 広志さんからコメントをいただきました。
どうもありがとうございます。

お互いによりよい講義を目指して行きましょう。講義の中でshioが心がけていることはたくさんあります。そのうち、「学生の頭を味方に付ける」という観点においては、shioは講義中、できるだけ学生が自分自身で考える機会とその時間を作るようにしています。

答えを教えるのは簡単です。しかし教わったことはすぐに忘れてしまいます。自分で考えたことは忘れにくい。そればかりか、自分で一回考えた経験があれば、たとえ忘れてももう一回考え直すことができます。だからできるだけ教えない。学生が自分で考える機会を大切にしているのです。

さらに社会科学の場合、shioの答えは絶対の真理ではありません。shioの答えは単にshio自身の答えにすぎない。shio以外の人はshioの答えと異なるのが当たり前。だから学生には、shioの答えを聞いてそれを鵜呑みにするようなことは絶対にして欲しくない。他人の意見を聞いてそれを鵜呑みにするような無思慮な人間にはなって欲しくない。そもそも他人の意見や既存の結論に対して疑問を投げかけ、それを問い直すところから学問が始まるのであって、それをするところが大学なのです。大学がそのような場である以上、shioはshioの答えを述べるにあたって、可能な限り謙虚でなければならない。学生自身に考えてもらい、彼らが彼らなりの解にたどり着いてもらいたい。それがあって初めて、shioの考えを述べる。そうするとshioの答えを相対化してきいてもらうことができると思うのです。

教育とは教えないこと。
shioはそう考えて、日々、学生とつきあっております。

湯川鶴章さんからコメントをいただきました。
どうもありがとうございました。
また、いつもお読みいただいているとのこと、感謝でございます。

大学に長くいるのは、長期的に見ればプラスだと思います。shioも長くいましたよ。
ご教示いただいたマルクスのことば、著作権法学的にも大変興味深いです。著作権法の本質的な法目的を見誤らないためにも、よく考えてゆきたいと思います。どうもありがとうございました。

040520に書きましたパスタパーティーのおり、その主催者であるS先生(外科医で救急救命がご専門です)が、ご自身の「家訓」を教えてくださいました。
「世のため人のために生き、喜びと感謝に満ちた人生を全うせよ」

人間と社会に対する深い愛情を感じます。まさにS先生のおひとがらを表すことばだと感じました。

058:040521 危険負担

毎日blogを書く時間がなかったので、いま040517から5日分まとめてアップしました。

3限、4限:民法2。
・クイズの解説。
・同時履行の抗弁権の補足。「同時履行」とか「抗弁権」などという文言は533条のどこにも書いてないことに注意。
・危険負担。534条の位置づけと実質的な意義について考えてみましょう。

Mと夕食。

研究室に戻って仕事。

057:040520 パスタパーティー

9時から財務省で講義。
・表見代理
・物
・不動産と動産
・物権変動
・物権法定主義
・所有権の取得
・取得時効
・消滅時効

13:30から学部長室でサイト構築に関する会議。
15:30から散髪。

16:00 YとEが来訪。ほんわかとおしゃべり。いい時間。

17:00 S先生主催、パスタパーティーに出席。S先生が手際よくお料理。あっという間に4種類のパスタ完成。とぉっってもおいしいパスタ。S先生は医療の腕だけでなくお料理の腕も絶品!! すごい!!

辛子明太子スパゲッティ、トマトソーススパゲッティ、納豆スパゲッティ、キノコスパゲッティ。全部おいしい。あっというまにみんなで食べきりました。お腹いっぱいです。
遅れて参加した人たちのために、S先生はまた違うパスタを料理。ジェノベーゼ、ペペロンチーノ、茄子スパゲッティの3品。圧巻です。

おいしいお料理などに舌鼓を打ちながら、教育のあり方について議論。終わったのは2:45。それから土砂降りの中を帰宅しました。

S先生、おいしいお食事と楽しいお話、貴重な議論の機会をどうもありがとうございました。

056:040519 幇助

1限:大学院。幇助犯について議論。
H来訪。一緒にお昼まで議論し、ランチ。

ランチに行くと、さきほどウェブで顔写真を見た人がそこにいる。
「あの人、さっき見た人だよねえ」
そこですかさず声をかける。
「Nさんですか?」
「そうです」
「やっぱり!! よかったらご一緒しませんか?」
というわけで、一緒にランチしました。

午後は千客万来。
Sが届いたばかりのMac(iBook G4)を持って来訪。一緒に持ってきたThinkPadから大量の写真をiBookに移そうとしましたが、ThinkPadにLANカードが入っていなかったため、512MBのUSBメモリを使って移すことにしました。ThinkPadに入っているのはWindows 2000。

ThinkPadに入っている写真をフォルダごとUSBメモリにコピーしようとして、shioは大変驚きました。コピーしている途中で、「空き容量が足りなくなったのでこれ以上コピーを続けることができません」というようなメッセージが出て、コピーが途中で止まってしまったのです。Macだったらこんなことはあり得ません。なぜなら、Macで何かをコピーしようとして、それがコピー先の容量よりも大きかったら、コピーを始める前に、「コピーしようとしているデータがコピー先の空き容量を超えているのでコピーできません」というようなメッセージが出てくれます。コピーを始める「前に」です。

ともかく研究室の中は大にぎわい。
そんな中、H先生に幇助犯についていろいろと教えていただく。どうもありがとうございました。

19:00からAの誕生日パーティーで焼き肉屋へ。よく食べました。

055:040518 解釈

1限、2限:ゼミ。非常に難しい問題。みんなが条文をきちんと読んで解釈したことはスバラシイと思いました。条文は大切。法律問題に対して自分が出した結論について、その根拠が条文にあることを明示することは基本的かつ最も大切なことです。ただし、やはりそれだけでは法律家以外の人を説得することはできません。その背後にある、もっと実質的な根拠を示す方がはるかに説得的です。その実質的な根拠を見いだすことこそ、真の法律家の仕事であり、それこそが本来の「条文の解釈」なのだと思います。

その点、今日の後半は楽しい議論になったと思います。

3限:1年生のゼミ。憲法について議論しました。さて今日の議論の意味は何だったのか。考えてみてください。

09──2
11──7
12──1
13──6
14──1
25──2
98──2

4限:民法1。詐欺と強迫について基本構造を説明。そのあと心裡留保、虚偽表示、錯誤について問題演習。

5限:1年生のM来訪。ロースクールのことや将来について語りました。またいつでも話しましょう。

O先生がMacをお買いになったので、設定しに行く。Macの基本的な操作や使い勝手のよさについて実際に操作を見せながらひとつひとつお話しするごとにO先生は、「僕の10年は何だったんだろう……」などとおっしゃっていました。10年前にMacをやめてWindowsに乗り換えて以来、ずっとWindowsを使い続けてきたけれど、その間に被った多大な損失を思い返し、もっと早くからMacの良さに気づくべきだったと悔やんでいらっしゃいました。

054:040517 ライバル

今日、ライバルは誰かときかれました。
ライバルなんていません。人はみんな違うのですから。
もしこの世の中にshioと全く同じ人がいたら、その人はshioのライバルかもしれません。しかしそんな人はいない。だからライバルなんていません。

2004.05.17

053:040516 行列のできる法律相談所はスバラシイ

今日の「行列のできる法律相談所」はいつもと違った。問題がすべて、弁護士4人の回答が同じになるような基本的な法律問題だったのだ。条文通りだったり、解釈の余地がなかったりする問題。普段この番組で扱われる法律問題はほとんどの場合、4人の弁護士の見解が分かれる。そこが他の法律番組と全く異なる点だ。

いつもshioが言っていることだけど、この番組は法律の真の姿をよく表していると思います。本来法律問題には「唯一の解」、「絶対の解」、「正解」というものは存在しません。人の数だけ解がある。そういう性質の問題です。当然、裁判官によって同じ法律問題に対する解が異なる。だから国民は、ひとつの法律問題に対して3回、裁判を受けることができる制度になっているのです。したがって、この番組で4人の弁護士が、それぞれ異なる論拠に基づいて各々異なる結論を述べるのは至極自然なことなのです。法律問題の真の姿にとても近いのです。

けれども、この「答えが複数ある」という状況は、日本の初等中等教育の中ではほぼあり得ないことです。学校で行う試験には、必ず「正解」が1つある。それ以外は「不正解」、「まちがい」、「誤り」。この「正解はひとつ」という問題に慣らされた人は、「答えが複数ある」状況に異様さを感じる。不安になる。無意識に「唯一の正解」を求める。だから他の法律番組は「正解」はひとつ。しかしそれは法律の虚偽の姿なのです。

「行列のできる法律相談所」は、ものすごく面白い番組です。島田紳介さんをはじめとした出演者すべてのキャラクターが生かされている。トークの内容も軽妙。けれどもこの番組を本質的に面白くしているのは、法律の真の姿をスマートに体現している、という点にあるのです。他の法律番組が単なる知識の伝達にすぎないのに対し、市民にわかりやすい形で法律の心まで伝えうるチカラを持ったこの番組。shioは大好きです。

その番組が今日はいつもと違う企画。弁護士全員が同じ見解を出すような問題ばかり10問ほど。とてもよい企画でした。まずとても基本的ないわゆる「法律の常識」を情報として提供したという点で、他の法律番組が毎回やっていることをこの番組でもできるのだということを示しました。しかし今回の企画の意味は別のところにあります。それは、この番組に登場している弁護士たちが同じ結論に達する法律問題もたくさんあるのだ、というデモンストレーションになったことです。これは視聴者に対して、極めて重要なアピールになったはずです。普段、毎回毎回異なる見解ばかり出す弁護士軍団がの答えが一致するような問題もあるのだということが視聴者にクリアに伝わっただけでなく、他の法律番組が毎回提供しているような法律情報はこの番組も提供できるということが明らかにされ、さらに、この番組が毎回扱っているトピックは、「意見が一致する問題」=「当たり前の問題」ではなく、専門家でさえ人によって見解が分かれる、より高度な問題なのだということが明解に伝わったからです。

この番組のプロデューサーの方、制作に関わっているすべての方々、スバラシイと思います。
「見解が複数あって、結局結論がどっちなのかわからなくて困る。」などという視聴者の意見に惑わされることなく、ぜひこの番組を続けていってください。楽しみにしております。

さて、そのあと原稿の校正などの仕事をしながら情熱大陸を見ました。そこで、上述の内容を端的に表すことばに出会いましたので記しておきます。

ゴルフコーチ江連 忠氏のことば:「人を生かす。クラブを生かす。」
まさに、本質が見えている人のことばです。
これを法学教育に置き換えると、「人を生かす。条文を生かす。」ということになります。すばらしいことばです。人の価値観は全員異なる。それぞれの人が自分の価値観を磨き、その価値観に基づいて条文を解釈する。これこそ法学教育の目的であり、法律学の使命なのだとshioは考えます。
法律って面白い!!

040515のshiologyへのアクセスは件71でした。
ご覧いただきどうもありがとうございました。

052:040515 叱咤と激励

昨日の続き。
shioは昨日、「感謝」と「賞賛」が人を伸ばすと書きました。
しかし、人はよく「叱咤、激励」します。shioはこれに全く賛成しません。

まず「叱咤」。
しつけにおいて叱ることは非常に大切です。しかし、それは人を「伸ばす」ことにはつながりません。マイナスの方向に行った人を、ゼロまで補正する作用しかありません。
叱るとは相手の過去の行為を否定する働きかけです。悪いこと、いけないことをした際に、それがよろしくない行為であることを理解させ、以後の生活における行為規範を与える。それは社会生活を営む上で極めて基本的で重要なプロセスあり、成長の過程で質の良い「叱咤」に触れることは不可欠です。

しかし、叱咤で人は伸びない。ダメなものをダメというだけだからです。その人の行為を否定するものだからです。叱咤が依拠する価値観は叱咤する人の価値観であって、叱咤される人の価値観とは異なる可能性があるからです。

したがって、「人を伸ばす」という視点においては、叱咤は有効ではありません。

次に「激励」。
これも人を伸ばす働きかけではないと思います。
激励とは、うしろから人を強く押し出すこと。たとえば、尻込みしている人を舞台に押し出したところで、いいパフォーマンスができる保証はありません。自ら舞台に出たいと感じ、すでにその能力と自信を持っている人に対してであれば、激励をすることも効果を持つかもしれません。しかし、そのような状況にない人をいくら舞台に押し出そうとしても、余計に足を踏ん張って舞台に出ないようする力を強めてしまうことになりかねません。

「がんばってね」、「がんばれ」ということばを耳にする回数がとても多い。shioもまれにことばが見つからなくてこのことばを使ってしまうときもあるけれど、できるだけ使わないようにしています。そしてゼミのみんなには常日頃、「がんばるな」と言っています。「がんばるくらいならやらなくていいよ」と言っています。がんばらない方がいいパフォーマンスができると思うのです。

叱咤と激励。
イケマセンとガンバレ。
どちらもshioは好きではありません。

040514のshiologyへのアクセスは70件でした。
ご覧いただきどうもありがとうございました。

2004.05.15

051:040514 praise & gratitude 感謝と賞賛

3限4限:民法2。
・クイズの解説
・質問への回答
・原始的不能な契約と契約締結上の過失
・同時履行の抗弁権

今日は講義終了後、質問の列が長かった。
事務に行って書類提出。研究室にてKと話しをするも、すぐに工学部の先生方がいらっしゃる。

17:00〜18:30、工学部の先生と事務のスタッフ2人が来訪。紀要のWeb公開について、著作権規定の策定にあたり、アドバイス。

世の中が回ってゆく原動力には様々なものがあるし、また見方によって様々な切り口がある。shioはそのうち、「感謝と賞賛」が最も美しいと思います。たとえばfotolog。他人の写真の良いところを見つけ、賞賛する。それに対して感謝する。これの繰り返し。感謝されるからまた賞賛する。この感謝と賞賛の渦があるから、人はfotologに写真をアップしたいと思うし、そのためにいい写真を撮りたいと感じる。つまり、「感謝と賞賛」原理で動いているcommunityがあるから、人々のcreativityが鼓舞され、新たな著作物が次々と生み出されてゆく。

人をcreativeにする原動力。人の心を表現に向かわせる原動力。社会を文化的に豊かにする原動力。それが「感謝と賞賛」。教育の基本原理でもあります。「叱咤」も「激励」も、その効果において「感謝と賞賛」には遠く及びません。

感謝と賞賛。
アリガトウとスバラシイ。
Praise and Gratitude.

shioはこのふたつが大好きです。

040513にshiologyには63件のアクセスがありました。
ご覧いただきどうもありがとうございました。感謝!!

050:040513 頭を味方に付ける

9時から12時:財務省研修所で講義。
・動機の錯誤
・94条2項、96条3項。善意の第三者保護。
・代理
・無権代理
・追認、追認拒絶、催告、取消、無権代理人の責任
・表見代理の109条

14時から委員会。
15時から教授会、研究科委員会、法律学科会議。

Hさんと話す。学問について、教育方法について、etc.
先日shioの講義を見にいらしたHさんの感想もいろいろとうかがった。その中で印象に残った表現は、shioは講義において「学生の頭を味方に付けている」と感じたそうです。なーるほど。自分ではそんな風には全く思っていなかったけれど、もしかしたらそうなのかもしれません。みなさん、どう思いますか?

040512のshiologyへのアクセスは74件でした。
ご覧いただきどうもありがとうございました。

2004.05.12

049:040512 大学院

午前中、大学院のゼミ。競走馬のパブリシティ権に関する検討から、著作物性へ議論が進む。著作物の要件。どうやらまだまだ精緻化できそうだ。

昼食後、中間試験問題作成の続き。
M来訪。
S来訪。ようやく試験問題が完成し、自分でも解いてみて、なんども見直しして細かい修正を施してからPDFにして送信。ほっ。
再びM来訪。
Y来訪。意外な共通点が発見されびっくり。

たくさん話した。ゼミのみんなとこうして様々なことを話す時間は、shioにとってもっともプライオリティーの高い時間のひとつです。

040511には84回のアクセスがありました。
ご覧いただきどうもありがとうございました。

048:040511 seminar

1限2限:ゼミ。今日の議論は充実していた。とても活発な議論で、shioも発言したくなるのをぐっと我慢。徐々に議論の焦点が明確になり対立構図があらわになり突破口が見いだせなくなったところで、例によってshioがヒントを出す。やっぱり条文。大切です。今日のような議論がきちんとできるみんなを誇りに思います。

学部長やKさん、M、Kとともにランチ。

3限:1年ゼミ。自己紹介の続き。shioも自己紹介。そのあと、040505のshiologyで密かに予告しておいた「こどもの日は何の日?」問題を考える。shioがいつも言っていることですが、法的思考において信じられるのは自分と条文。これからの学生生活で、その姿勢を身につけ、磨いて行ってください。

4限:民法1。カフェー丸玉女給事件。特殊な債務関係(自然債務)以外の解決方法にも言及。これにてようやく第1講が終了。つづいて第5講に入る。心裡留保、通謀虚偽表示、錯誤をまとめて説明。原則・例外の関係をよく理解してください。

4限後、あるところが作成した著作権Q&Aについて、内容確認を依頼されたため、急遽その作業。しかしその内容は間違いだらけなので、無駄な作業は1ページ目でやめる。そのあと、並行輸入などに関して議論すること1時間半。そのあと締め切りの早いものから順番に仕事。3時頃、限界。

040510には64回のアクセスがありました。
ご覧いただきどうもありがとうございました。

2004.05.11

047:040510 卒業アルバム写真

本日は終日研究室にて仕事。
何人か来訪。
・卒業アルバム委員。今週の民法2は卒業アルバム用の写真撮影をするそうです。いま気づいたのだけれど、2年生向けの民法2を撮影したところで4年生はほとんど写らないですよねえ。いやもし写っていたら、それはそれでちょっと気まずいかも。いいのでしょうか……。思えばshioはいまの4年生には、1年生のときに民法1、3年生のときに民法4を教えました。もちろんゼミをとった人の中には4年間おつきあいしている人もいます。民法4ではメッセージシートなどを通じて多くの人の名前と顔を覚えていますし、ゼミのみんなは言わずもがな。そういうみんながあと1年足らずで卒業。大きく成長したみなさんの姿を見るのは大いなる喜びであり、感慨深いです。残りの学生生活、人生の中でも最も貴重な時間のひとつです。存分に充実した日々を謳歌してください。
・M。研究室に入ってくるなり、「今日はついてる!!」と。確かに最近、shioは研究室にいないことが多いのです。ラッキーでしたね。
・E。お久しぶりです。就活ルックが決まっていますね。ゼミでの卒業アルバム写真撮影の日程調整をしたあと、近況などを聞きました。いつものように溌剌として、さわやかなEでした。
・Kさん。仕事の打ち合わせ。

原稿の校正をしつつ、アスキーのページをスキャン。
その後、YMCAへ。今日はキャンプリーダー会の第1回。ステキなわくわくの始まりです。

帰宅して校正の続き。並行してメールを10数通送信。

今日はWinnyを開発したとされる東大大学院情報理工学系研究科の助手が逮捕されたそうです。考えるべきことはたくさんありますが、別の機会に。

040509。shiologyへは63回のアクセスがありました。
ご覧いただきどうもありがとうございました。

2004.05.10

046:040509 cooking

午前中、成蹊高校の料理教室をすこしだけ見学。とても良い雰囲気の先生。いい学校なんだなぁと、非常に好印象を持ちました。できあがったよもぎ餅、その他、とてもおいしかった。ごちそうさまでした。

夜は鰯と金目鯛の下ごしらえ。鱗を取ったり内蔵を出したり。包丁の切れが悪い。研がなきゃ。
→3本、研ぎました。

リコーからCaplio GXが発表されました。発売は5月20日。結構shioの理想に近いカメラかもしれません。ちょっと大きくて、ちょっと重くて、ちょっと高いけど。基準はリコー製のコンパクトフィルムカメラ、GR1s。値段は2万円も安い。総合的にはGR1を上回ったように感じます。

レンズは28mm。
レンズの明るさはF2.5。
1cmまで寄れる。
測距がハイブリッドなので、ピントが合うのが速い。
軽量で堅牢なアルミ合金ボディー。
バッテリーがもつ。カタログ上では一回の充電で400枚撮影可。
ファインダーは実像式。

素晴らしいのは「ステップアップズーム」。焦点距離28〜85mmのズームレンズを、焦点距離28, 35, 50, 85mmに段階的に変化させられる機能。これならズームレンズを搭載している意味があります。ズームレンズは好きではないshioですが、これなら「使える」。ライカには段階的に焦点距離を替えられるレンズがあるけれど、それは「ズーム」(つまり連続的な可変)はできない。GXは連続的なズームができるのにそれを制限する、という発想。さすがリコーの設計者は写真がわかっていらっしゃると感じました。

実物を見るのが楽しみです。

040508のshiologyへのアクセス、89件でした。
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2004.05.08

045:040508 blogをブラウザに直接書かない理由その2

040506でshioは、blogをブラウザに直接書かず、NewNOTEPAD Proに書いてからブラウザの投稿ページにドラッグコピーしていると書きました。そのことについてさっそくMから質問をいただきましたので、若干補足します。shioがそのようにしている理由は2つあります。

(1) ブラウザに直接書いてアップすると、自分が書いた文章はすべてウェブ上(つまりniftyのディスクスペース)のみに保存され、自分の手元には残っていないことになります。その場合、もしniftyのサイトで何らかのトラブルが生じてそのデータが消えてしまうことになれば、もう復旧は不可能。すべて雲散霧消してしまいます。それはとても悲しいこと。

そんな事態を回避するためには、自分のところでも同じデータを保持しておくしかありません。blogではない普通のホームページを作成する場合なら、まずは自分のコンピュータでHTMLファイルを作成し、それをアップロードするという手順を踏みますから、ウェブ上と同じデータは当然手元に残ります。しかしblogの場合、ウェブに直接書いてしまうと、これが残らない。

だからshioはblogについても、まず自分のところで文章を書いてからそれをアップするという手順を踏んでいるのです。

(2) 二つ目の理由は、ネットワークにつながっていない環境でblogを書く機会の方が多いことによるものです。いまも出先でこれを書いていますが、ネットワークにはつながっていません。したがって、blogの投稿ページを開くこともできませんから、別のアプリケーションを使って文章を書くことになります。

このblogを書いているNewNOTEPAD Proのファイルは、いつも開きっぱなし。気づいたことがあるときに、ちょこちょこメモをしています。そして時間ができたら(たいがい真夜中過ぎですが)、書き加えるなど編集して、アップするのです。いつでも書ける紙がそこに開いているという状態にあることで、blogを書く行為が日常の一部になっています。

blogをブラウザに直接書かない理由は以上のとおりです。

040505、shiologyには56回のアクセスがありました。
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044:040507 Keynote

3限、4限:民法2
・前回のクイズの解説。意思表示に問題が起こる場面(意思の欠缺と瑕疵ある意思表示)の解説。それらの構造とその効果を理解。
・前回の質問。バラエティーに富んだ質問に答える。
・契約の成立に関して、申込と承諾の相互関係について講義。521条〜528条。
・契約の成立時期に関してふたつの学説。526条と97条との関係をどう捉えるかという問題。条文をきちんと読めば、どちらの説がより条文に忠実か、わかると思います。
・電子契約法での修正。

クイズはスーパーマーケットでの申込と承諾。

終了後、履修課で履修者名簿のファイルを依頼。
研究室にていくつか電話。
六本木へ。19:30から23:30までひたすらしゃべった。賢い人と話をするのはとても楽しい。貴重な時間でした。感謝、感謝です。著作権法の根本的なコンセプト、企業のメセナ活動と日本人のチャリティー精神、「先生」と呼ばれる人々……。話題は尽きませんでした。是非また話しましょう。

昨日のentryに湯川さんからコメントをいただきました。どうもありがとうございます。いわく「塩澤さんのキーノートを使ったプレゼンって、くやしいくらいにカッコよかったし・・・。ああ、キーノートが欲しい。」

湯川さんとは昨年、記録と表現:アーカイブを作る、使うというシンポジウムでご一緒しました。さすがに報道関係のお仕事をされているだけあって、質問が絶妙。次々と質問を繰り出し他のパネリストから意見を引き出してゆくことにより、シンポジウムはテンポ良く進展してゆきました。

そのシンポジウムの前半、パネリスト4人が20分ほどずつプレゼンテーションをしたのですが、湯川さんと赤埴さんはPowerPointを利用、歌田さんはブラウザで様々なサイトを見せてくださいました。shioはもちろんKeynote。アーカイブと著作権についてプレゼンしました。前述の、湯川さんのコメントは、それを指しておっしゃっているものです。

Keynoteで作られたスライドは、一言で言えば“上質”。スライドを作成する際も、レイアウトのしやすさをはじめとしてすべての操作がとてもわかりやすい。shioの周囲の人々も次々とKeynoteを使い始めています。おすすめです。

040506のshiologyへのアクセスは52件でした。
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2004.05.06

043:040506 blogの書き方

連休もあっという間に終わり、いつもの仕事モードです。
9時から財務省研修所で講義。今日から意思表示です。
・心裡留保
・93条の原則と例外、そして大原則と例外と例外
・通謀虚偽表示
・93条但書と94条1項との関係と相違
・錯誤
・詐欺
・強迫。脅迫との相違。
・取消の意義
・「看做す」の意義
課題は錯誤の事例問題。
次回は94条2項と96条3項です。

13時、Sさん宅におじゃま。
真新しいマンションの4階にあるそのお宅は、天井が高くて、窓が床から天井まであって広々。壁の色がアイボリーで落ち着いていて、統一された深い木目で、明るく、とてもステキ。窓から見える梢も豊かで、気持ちの落ち着くお家でした。
おいしいランチをごちそうになる。おしゃれなお店のランチのよう。
いい時間を過ごさせていただきました。どうもありがとうございました。

いろんな人のblogなどを読んでいると、せっかく長く文章を書いたのにいざアップロードしようとしたらコンピュータがフリーズして消えてしまった、という人が結構いますね。そもそもコンピュータがこれだけ一般化し、「普通の人」(つまりコンピュータの専門家ではない人)が使うようになった現在、使っている途中で突然止まってしまうようなOSやPCやソフトが当たり前に売られている事自体、おかしなことです。「商品」は「欠陥がない」ものであることが当然の前提ですから。
しかし、フリーズするとわかっていながらその商品を使うのであれば、ある程度、自衛をすることも必要でしょう。

shioはどうしているか。
まず、もっとも基本的なことはフリーズしないコンピュータを使うことです。現在のMacはめったにフリーズすることがありませんので、安心して作業をすることができます。何かを書いている途中で保存操作を繰り返すといったことも必要ありません。フリーズしない、というとても当たり前のことが実現されているのはとてもありがたいことです。

しかしそれだけで安心しているわけではありません。shioはblogの文章を書く際、ブラウザに直接書くことはしません。別のソフトに書いて、書き終わったらブラウザにドラッグして、アップロードしています。これならば万が一アップロード途中に何らかのトラブルがあっても、せっかく書いた文章が全部消えてしまうという事態は防ぐことができます。

具体的には、NewNOTEPAD Proというソフトを使っています。もちろんMacに標準で付属しているテキストエディットや単なるエディタなどのソフトでもいいのですが、このソフトはblogのように項目をたてて文章を書いてゆくのに適しているばかりでなく、さまざまな情報の整理に役立ちます。shioはweb情報のクリッピングその他様々な用途に、このソフトをかなり以前から使っています。アップルのサイトでも紹介されています

書き終わったら投稿。ブラウザ(Mac標準のSafari)でblogの投稿ページを開いておいてから、NewNOTEPAD Pro上の文章を選択し、そのまま投稿ページにドラッグアンドドロップすればOKです。

ところでブラウザといえば、fotologをSafariやIEで見ると、日本語が文字化けしてしまいます。でもNetscapeなら文字化けせずに見られます。Safariがリリースされて以来shioはNetscapeを全く使っていませんでしたが、最近、fotologだけはこれで見るようにしています。

040505、shiologyには69回のアクセスがありました。
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042:040505 こどもの日

こどもの日は何の日でしょう?

一日中、外出。お昼はとぉってもおいしい中華料理を食べました。
旧友の実家(和菓子屋さん)で柏餅をたくさん買って、知人宅へ行き、柏餅に舌鼓。とくに、みそあんが濃厚で、とてもおいしい。餅の部分も肉厚でモチモチ。おいしい。
帰宅後、ホールのショートケーキを60度(つまり1/6)食べる。これもおいしい。
そんなわけで今日は、甘味な一日でした。

本日は142枚撮影。全部EOS D30(3年前のデジタル一眼レフ)で。暗いところではピントがなかなか合わないのが最大の欠点。それ以外はこの性能で十分。
ソフトウェアアップデートで「Security Update 2004-05-03」をインストール。

昨日これを書いたのにアップするのを忘れて寝てしまいました。
なので、いまごろアップしています。

2004.05.05

041:040504 Mac歴

今日もまた映画を見ました。こんどはPowerBookG4ではなく普通のDVDプレーヤー、5.1チャンネルのアンプとスピーカー、テレビモニターで。やっぱり音の迫力が全然違いますね。

連休でのんびりしているので(いやほんとは今週末締め切りの仕事が2つばかりあるのですが)、1988年からいままでに使ってきたMacをリストアップしてみました。

<ノート型>
PowerBook G4 1.25GHz (Aluminum):現在メインで使用中。
PowerBook G4 667MHz Combo (Titanium):現在バックアップ用として使用中。
iBook 12" 500MHz:親族が使用中。
iBook 466MHz (Keylime):親族が使用中。
Macintosh PowerBook G3 14" 400MHz:バックアップ用として時々使用。
Macintosh PowerBook 2400c/180:名機です。
Macintosh PowerBook Duo 2300c/100
Macintosh PowerBook Duo 280c
Macintosh PowerBook Duo 280

<デスクトップ型>
Power Mac G4 Cube 450MHz:Apple Cinema Display 22 inchをつないで現在メインで使用中。4年前の機種ですが、もちろん最新のOS(MacOS X 10.3.3)を入れて快適です。1台を長く使い続けられるところがMacのいいところのひとつです。
Power Mac G4 400:知人に売りました。
Power Macintosh G3 300 (Blue/White):友人に売りました。
Power Macintosh G3 MT300:現在使用中。SCSI機器をすべてここにつないであります。
Power Macintosh G3 DT233:現在2台所有してます。
Power Macintosh 7100/80AV:長い間使いました。
Macintosh Quadra 700:知人に譲ってもらいました。途中から、10Base-Tのポートを増設し、ルータとして活用しました。当時、ルータ専用機は200万円くらいする高価な装置だったのでとても個人で買えるものではありませんでしたが、アップルが配布する無料のルータソフトをMacに入れれば専用機と同等に機能したのです。とてもありがたく使わせていただきました。
Macintosh LC475:初めて自分で買ったMac。
Macintosh SE/30:バイト先の社長に使わせていただいていました。
Macintosh SE:知人に譲ってもらいました。

16年間とはいえ、ずいぶんと買ったものです。

2004.05.04

040:040503 cinema

2リットルのペットボトル入りのお水を32本、買ってきました。1本98円。安い!!
以前からよく飲んでいた天然水の味が落ちてきたように感じています。そこで最近、それに変わるお水を探していろいろ試してみています。今日買った水を飲んでみたところ、おいしい。値段もいつもの半分。

このPowerBookG4になって初めて映画のDVDを1本全部PowerBookG4で見ました。それも夜中の(というより明け方の)4時から133分間。見終わってからもう一回、見ました。

2004.05.03

039:040502 e-mailの自動改行

Macを買うと標準で添付されているメールソフト、その名も「Mail」。現在のバージョンは1.3.7。
ARENA Internet Mailer 2.2.1というメールソフトを長年愛用してきたshioですが、昨年秋にMailに乗り換えました。非常に使いやすいソフトで、安定していて(当たり前ですが)、もはや大満足です。アドレスの自動補完やMac標準のアドレス帳との連携、メール振り分けなど各種のルールの設定のしやすさなど、機能が十分なばかりでなく、見た目もきれいです。

しかし、不満な点がひとつあります。その不満とは、メール本文を各行半角76桁程度で自動改行するオプションがないことです。日本の普通のメールソフトには必ずついている機能なのですが、アップルのMailにはない!! もちろんメールを英語で書いている場合には単語ごとに半角スペースが入るので、適切な場所で改行してくれるのですが、日本語で書いている場合は文中にスペースが入らないため、変なところで改行されてしまうのです。これを防ぐためには普段からメールを書く際にリターンを打って行く必要があるのですが、あとから文章を直したりすると改行位置が崩れるため、やはり送信時に自動的に改行を挿入してくれる方がありがたい。是非この機能を付けてください、アップルさん。

しかしありがたいことに、この機能を追加するパッチが公開されています。
Mail 日本語自動改行パッチです。
このようなプログラムを作ってくださる方に感謝して使わせていただいております。

今日は研究室で少しだけ仕事。大学に行くとアトリオで気持ち良さそうに寝転がっておしゃべりをしている女性が3人。優雅な休日の過ごし方ですね。

fotologをリンクに加えました。Gold Camera Patron ではないshioはアップロード時間が限定されていたため、最近は全くアップできませんでしたが、その制限が解除されたのでまたアップすることにします。今日は橋の写真。レインボーブリッジ手前の部分です。船から撮影しました。

2004.05.02

038:040501 お墓参り

お墓参りに行きました。とても気持ちのよい日和で、暑いくらいでした。
そんなわけでお昼は懐石、夜はお寿司。
合間に原稿の校正。先日のDVD撮影の際にshioがしゃべった講義がトランスクリプトになって届いています。それをテキストに使えるように校正する作業。ちょっとだけ進みました。まだまだ先は長い。

2004.05.01

037:040430 Concert 2

民法2の講義。
多くの講義が休講になっているらしい今日ですが、ある学生のメッセージシートに「連休の谷間なのにこの集客能力は流石!!」と書いてあるとおり、いつもとほぼ変わらない出席者数でした。うれしい。

・前回のクイズの解説。
・前回の質問への回答。
・契約自由の原則はどこから読み取れるのか。
・契約自由の原則の意味
・契約の拘束力の根源
・典型契約と非典型契約
・非典型契約の例
・契約のプロセスで問題が生じる場面

そしてクイズ。民法1の復習ですが、次回の講義につながります。
今日は、この4月から新任のH先生がshioの講義を見学にいらっしゃいました。おとといお目にかかった際に、どうぞご遠慮なく見にいらしてくださいと声をかけておいたのでした。

Rが手作りのクッキーを持ってきてくれた。おいしいーーーー!!
すごくおいしかった。ごちそうさま!!
事務に行って本日締め切りの書類作成、提出。
マルチメディア(←死語)ルームに行って、AさんにMac購入指南。PowerBookG4 15 inch 1.5GHzをお買いになるようです。
研究室に戻ってメッセージシートをざっと読む。今日も面白い内容がたくさん。

うどんを食べてコンサートへ。
今日はワーグナーのトリスタンとイゾルデの前奏曲と愛の死、リストのピアノコンチェルト1番、ブルックナーの4番ロマンティックを聴く。
ワーグナーが一番良かった。ピアノコンチェルトは、リスト自身の演奏をぜひとも聴いてみたいという気にさせられた。ブルックナーは冗長な感じ。それが良さなのですが。
ひさしぶりにオケの人たちとおしゃべりして帰ってきました。

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