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2004.12.31

「紅白」と「金とも」。視聴率はどっちが高い?

 あっ、みなさんどうもこんばんわ!ともじです。今、ゲストの到着を待っております。そろそろいらっしゃる時間なんですが・・・。あ、いらっしゃいました!

ー 本日は2004年最後の日だと言うのにわざわざお越し頂き感謝しています。どうぞおかけになって下さい。あ、私は立ったままでいいんです。そこのお菓子とかも適当につまんで下さい。・・・さて早速ですが、そもそもABCRってなんなんですか?どんなことをやっているサークルなんですか?

 はい、ABCRとはAcademic Brave Chain of Rescueの略です。簡単に言うと応急手当の普及を目的とするサークルです。しかし私達の活動の本質は「命は大切ということは絶対に揺るぎない真実」ということを広めていくこと。それを活動の中心におき、活動をしていくサークルです。

ー ほうほう。応急手当の普及というものは「命の大切さの普及」の一環であるわけなんですね。そんなABCRを立ち上げるきっかけとは何だったのですか?

 2003年8月6日応急手当普及員を取得したこと、講習の際に、応急手当実施率が15%に満たないことにショックを受け、応急手当を広めようと決意したこと、杏林大学のみんなと話すことができたことが主なきっかけです。

ー へぇ〜、そんなきっかけがあったとは・・・全く知らなかったです・・・。ってあなたはなんでそんなことまで知ってるんですか?あなたは誰なんですか? 

 成蹊大学法学部法律学科3年 shioゼミ3年目 ABCRescue代表 板垣毅です。

ー す、すみませんでした。みなさん!この方があの「総裁」様でございます!!みなさん、たぶん「総裁」がどんなお人か興味を持っていると思いますので、ここから少し総裁についてお聞きしていきたいと思います。まずご趣味は?
 
総裁(以下tai):映画観賞、米ドラマ観賞、スキー、「和牛」会議 in LUIS邸です。

ー 最後のはウケ狙いですか?にしても、おもしろくないのでちょっと無視しますね。次、好物は何ですか?

tai:いくらです。

ー ほうほう、いくらですか。あ、値段を聞いたわけじゃないですよ(笑)。血液型・星座は?

tai:O型、獅子座

ー そうですか、僕は山羊座のA型です。ちなみに僕らの相性は・・・。100点満点中5点・・・。あはは、す、好きな映画とかはございますか?

tai:「グット・ウィル・ハンティング」でしょう。

ー 見たことないですねぇ。ちなみに僕が好きな映画はですねぇ・・・って、僕のインタビューじゃなかったですね。すみません。しゃべり過ぎました。座右の銘はございますか?

tai:「何になるかではなく、何を為すか」

ー ふむ。実に深い言葉ですね。しかもABCRの活動とも通じるところがありますね。なるほど。どのような人が好きですか?

tai:そういうものがあるなら「ルネッサンス人」。今の日本人が最も参考とすべき人種だと思います。

ー ルネッサンス人ねぇ・・・。私は「群馬っ子」です。はい。さてABCRの話題に戻しましょう。今年の活動で印象に残っていること。これ、どうですか?

tai:失敗してくじけそうになった時、多くの人に助けられ、励ましていただき、認めていただいたこと。ABCRの活動を通して感じることが多かったです。

ー なるほど。今、「ABCRの活動を通して」とありました。聞くところによると、今年はBLS講習会や、学園祭での災害救助訓練や、新潟中越地震のボランティアなどの活動を行ってきたと聞いております。ABCRとしてのこれらの活動で得たものなどはございますか?

tai:BLS講習では、プレゼンテーションソフトの使い方ですかね。どうしたらわかりやすくなるか考えながらやりました。今後同じ様なことをおこなう時、困ること無くできそうです。
 学園祭準備では、いろいろな人と話すことができるようになりました。電話で連絡も簡単に取れるようになりました。今までは、はじめての人と話す場合は躊躇してたんですが、今はすぐに電話できるようになりました。
 新潟中越地震では災害現場を生で見ることができた経験と、行ったという記録。業績に残すという意味ではなく、今後自分が動く際、素早く動くことができるようになると思うからです。
 ABCRの活動全体では、自分がきちんとした活動をしているという自信です。誰と話すときでも、気軽に話すことができるようになった。職業の様なもので、自分を支えるバックボーンになっている気がします。それを自慢するとかというのではなく、所属があるという安心感の様なものですね。

ー ほぉ〜、それらの活動を行っていく中での不満などはありませんでしたか?

tai:自分の能力不足ですかね。これは要改善です。それが露呈したABCRの活動はとってもいい経験になりました。

ー ほぉ〜そうですか。先ほど新潟中越地震の話がでたので、ちょっとお聞きしたいのですが、災害が起きた時、何が一番大切だと思いますか?

tai:当然!!自分の身を守ることです。安全を確保したら、次に周囲の人の安全を確保していくことです。

ー 確かに、自分の安全が確保されてないのに、他人を助けることはできませんからね。みなさんも参考にして下さい。さて、来年についてですが、今後の活動予定は?

tai: 1月9日「谷川真理ハーフマラソンサポート」
1月14日「企業へBLS講習(未定)」
1月15日「武蔵野市災害訓練」(BLS講習)
そしてABCRnetworkの設立・ABCRnetworkフォーラム開催・ABCRescue活動報告会 等があります。

ー年明け早々から活発ですねぇ!総裁自身の年末のご予定は?

tai:実家に帰ることができず、バイトに精を出す毎日です。ちなみに今日も。

ー 総裁は焼き肉屋さんでバイトをしているそうです。お疲れ様です。では来年への意気込みをどうぞ!

tai:ABCRescueを信頼有るものとし、軌道に乗せること。ABCRnetworkの設立。
個人的には卒業単位の取得!!!!!!

ー 卒業できるといいですね・・・。最後に個人的な質問なんですが、この「金とも」どうですか?

tai:彼の文才にはいつも頭が下がります。今後も是非続けていってください。内容に関しては何も言うことありません。

ー その著者、ともじに言いたいことはございますか?

tai:お幸せに(個人的に)。これからもABCRを支えていってください。

ー そんな支えるだなんて・・ねぇ・・。来年もよろしくお願いいたします!今日はお忙しいところどうもありがとうございました。良いお年を!

みなさんも良いお年を!(紅白は赤組が勝つと思います。なんとなくね。)

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2004.12.30

今年一年を振り返って

たいすけです。本来なら明日書こうと思ったのですが、明日は「金とも」ですので、ともじに任せます。

今年1年は多くの信頼と評価をいただけた年でした。欅祭では学長賞をいただきましたし、武蔵野市、武蔵野消防署、武蔵野市各団体、企業やスポーツ大会など多くの方から信頼もいただき、任せていただけることも増えました。
一年前は、まだまだ手探りの状態でした。何度か応急手当普及員講習会は開いたものの、まだ指導したこともなく、団体としての活動も不十分でした。

4月には文学部の講座ではじめて指導をおこないました。それを通して指導の難しさを学びました。それから3ヶ月、文学部の学生と一緒に上達していきました。

6月から学園祭の準備に着手し、武蔵野市、消防署、欅祭本部と一緒に活動していきました。武蔵野消防署Iさんとともにプログラムの作成に着手しました。

8月には武蔵野市の防災訓練に参加しました。Sさん、Mさんには多くの協力をいただきました。この頃より地域の皆様と協力して活動していくことの大切さを学び、災害ボランティアの活動へ積極的に参加するようになりました。

今振り返ってみると、応急手当の指導を始め、災害救助訓練を計画し、いろいろな人から支援をいただき、ABCRescueの活動の本質に気付いたと思います。ABCRescueの活動を通して、命の大切さを伝えていくこと。当然、私達が命の大切さを忘れず活動をしていくこと。

来年は今年以上に大切な年になると思います。この本質を忘れず、活動していこうと思います。
今年一年、顧問のshio先生、Dr.Sには多くの支援、指導をいただきましてありがとうございました。

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2004.12.29

河口湖マラソン

11月27日(土)、28日(日)、ABCRは河口湖マラソンにサポートとして参加しました。
櫻井先生が理事を務めるNPO、スポーツメディカル協会(SMA)のメンバーとしての参加です。ABCR(成蹊大学)からは、7名参加しました。
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ABCRescue 活動リポート
河口湖日刊スポーツマラソンにサポート参加
11月27日:前夜祭。CPRとAEDによる救命法のデモンストレーション。
11月28日:レース日。コース上の救護所でサポート。
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11月27日(土)、前夜祭。
ステージ上で、イベントが行われました。SMAもステージにあがりランナーにレース上の注意を呼びかけました。その際、ABCRがCPRとAEDによる救命法のデモンストレーションを行いました。

11月28日(日)、河口湖マラソン大会当日。
今年は快晴で、熱中症、脱水症状などが心配されるとのこと。
グループに分かれて各救護所の配置につく。ABCRメンバーは、5名が医療本部、2名が給水所に配属されました。
8時30分、レース開始。ランナーが一斉に走り出しました。
河�湖マラソン

レース開始直後の医療本部。このときはまだおだやかな雰囲気です。
河�湖マラソン
ABCRは医療本部では、救護記録とDr.Sにきた連絡の記録、ボートで搬送された傷病者の付き添いなどを行いました。
ファンラン(11km)、河口湖1周(27km)を完走したランナーが徐々に医療本部にやってきました。

河�湖マラソン
テーピングによる固定。

河�湖マラソン
アイシング。

この時点では、外傷で来られる方が多かったです。

レース終盤に入ると、一気に傷病者が増えました。本部にも連絡が次々と入り、緊張感が増してきます。
河�湖マラソン
ボートにより、点滴投与中の傷病者が搬送される。
河�湖マラソン
医療本部に入ります。
河�湖マラソン
レース終盤から終了まで傷病者が次々搬送され、本部は慌ただしく緊迫した雰囲気でした。

救急車で搬送された方はいましたが、重篤な傷病者(心停止など)が出ることなく、全体としては、安全に大会を終えることが出来ました。

サポート参加された皆様、2日間ありがとうございました。
今後、この経験をABCRの活動にいかしていきたいと思います。

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欅祭三日目 〜普通救命講習&AED講習〜

11月21日、欅祭最終日。
ABCRは普通救命講習とAED講習を開催しました。
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ABCRescue 欅祭3日目の活動リポート
普通救命講習&AED講習の実施
09:00~12:00 展示
13:00~16:00 普通救命講習&AED講習
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午後1時より、普通救命講習及びAED講習を実施しました。
受講者は9名。成蹊大学ABCRescueのメンバー(応急手当普及員)6名が指導にあたりました。
まず普通救命講習を実施しました。指導員は消防のIさん。
講習内容は、傷病者の観察法、回復体位、人工呼吸法、心肺蘇生法、異物除去法、止血法。
普通救命講習

受講者がペアになり観察法の実習。下の画像は気道確保(頭部後屈あご先挙上法)をしています。
普通救命講習


普通救命講習後、AED講習を実施しました。ELSTA東京のT先生とともにAEDが必要な状況、AEDの使用方法を説明しました。
AED講習

説明の後は、すぐさま実習へ。受講者全員にAEDを使用していただきました。先ほどの普通救命講習での救命手当の流れにAEDを取り入れた訓練を行いました。
AED講習

午後4時、普通救命講習及びAED講習が終わり、ABCRの欅祭の活動は全て終了しました。

協力して下さった皆様、本当にありがとうございました。
そしてABCRのみんな、お疲れ様でした!!

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災害救助訓練 3 〜水難救助訓練&日常防災訓練〜

水難救助訓練

小学校のプールでは、ライフセービング部による水難救助デモンストレーションが実施されました。その一部をご紹介します。

クラゲ浮きの重溺者のレスキュー。レスキューチューブを使って救助しています。チューブを溺者の体に巻きつけ、浜辺まで運びます。
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溺者が引き上げられました。協力者を要請し、心肺蘇生法を二人で行っています。
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水に浮いているのがレスキューチューブです。これ以外にも、レスキューボード(サーフボードに似た器材)を使ったレスキュー、器材がない時のレスキューも行われました。
また、ウェーディングという波打ち際を走る際の方法、ドルフィンスルーという沖に出る為の波を越える方法なども実演されました。


日常防災訓練

小学校体育館前では、武蔵野消防による日常防災訓練が実施されました。
地震体験、煙幕体験、消火訓練、消防服体験コーナーが設けられました。

地震体験
起震車に乗って、震度7まで体験することが出来ます。
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煙幕体験
煙が充満したテントの中を通り抜けます。
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消火訓練
消火器による初期消火訓練。的に向かって消火器を噴射させます。
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災害救助訓練 2 〜BLS講習会〜

午後2時。小学校体育館に場所を移しBLS講習会を開催しました。
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BLS講習会 (BLS:Basic Life Support、一次救命処置)
心肺蘇生法とAEDによる救命法の講習、実技指導。
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成蹊大学保健管理センター所長、櫻井勝先生より挨拶。
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ABCRによるプロジェクターを用いた講演。
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ABCRによるAEDを使った救命法のデモンストレーション。
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実習スタート。AEDのデモ機を使い、救命法の実技指導。
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AEDへの関心は高く、みなさん積極的に練習されていました。熱心に取り組む姿に、非常に嬉しく、また頼もしく感じました。

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災害救助訓練 1 〜消防訓練〜

午後1時より、成蹊小学校校庭にて消防訓練を実施しました。


消防訓練概要

消防が傷病者の救助を行い、学生・市民らが傷病者に応急手当を実施する。

状況設定:体育館内での照明工事中に、落下事故が発生。それにより、多数のけが人が出ている。1階出口は封鎖され、館内にはまだ多数のけが人が取り残されている。


午後1時、体育館で事故が発生。サイレンが鳴り響き、消防が到着しました。
体育館から軽傷とみられる人達が自力で脱出してきます。
軽傷者は、事故の状況説明のため、一旦、消防本部に集められた後、トリアージゾーンへ移動しました。
(トリアージ:災害や事故で同時発生した大量の負傷者を治療する際、治療の優先順位を決定する作業)

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軽傷者が学生に付き添われ、トリアージゾーンから応急処置ゾーンへ移動しています。

応急処置ゾーン
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傷病者が次々と搬送されてきます。
応急手当普及員の資格を有する、学生・市民により応急手当が行われます。
ABCRescueのメンバーがハートセーバー隊として、応急手当を行っています。
頭部の擦過傷(すり傷)に対して圧迫包帯をしています。

一方、消防は体育館内に取り残された傷病者の救助を行いました。
梯子車による救助
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斜めブリッジによる救助
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応急処置ゾーンに心肺停止状態の傷病者が搬送されてきました。
CPRを行いながら、AEDによる電気ショックの準備をしています。
右側2人が手に持っているのがAEDの電極です。これを傷病者の胸に貼付けます。

CPR:心臓マッサージと人工呼吸による心肺蘇生法。
AED:不整脈を発症した傷病者の心臓に電気ショックを与える器械。自動体外式除細動器。

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トリアージゾーン。消防により救助された傷病者が搬送されました。医師による診療が行われています。
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医師の指示に従い、AEDによる電気ショックを行いました。

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すべての傷病者が救助され、応急手当が行われ、ポンプ車からの一斉放水により、訓練プログラムが終了しました。

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訓練参加者の入場、整列。
来賓、協力者紹介の後、講評をいただき、消防訓練は無事終了しました。

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欅祭二日目 〜災害救助訓練〜

11月20日、欅祭2日目。
ABCRは災害救助訓練を実施しました。
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ABCRescue 活動リポート
災害救助訓練の実施
テーマ:市民・行政・学生の連携
13:00~13:30 消防訓練(消防による救助と学生・市民による応急手当)
14:00~15:00 BLS講習会(ABCRによるAEDの使用を含めた救命講習)
14:30~15:30 水難救助訓練(ライフセービング部による水難救助デモ)
15:00~16:00 日常防災訓練(初期消火訓練、煙幕・起震車・消防服体験)
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消防訓練BLS講習会水難救助訓練&日常防災訓練の3部にわけてお伝えします。

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2004年活動報告 欅祭一日目

2004年、ABCR最大の活動は11月19日〜21日に行われた成蹊大学学園祭・欅祭でした。
ABCRは、展示と20日に災害救助訓練、21日に普通救命講習及び、AED講習を実施しました。

11月19日、欅祭初日は教室での展示を行いました。
内容は、災害時の対応と備え、非常持ち出し品の展示、ABCRescueの活動アピールと、AED(自動体外式除細動器)の使用法を含めた救命法の紹介。そして、AEDのデモ機と訓練用人形を設置して、来場者への実技指導。

<展示内容の一部>
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ABCRの活動を写真をまじえ紹介しました。
ABCRとしての初めての活動は、2003年11月の河口湖マラソンのサポート参加でした。
2004年に入ってからは、多岐にわたって活動しています。
1月 東京救急研修所見学
2月 応急手当普及員講習開催
3月 外傷手当講習・短期集中講習
5月 スポーツ救急医学シンポジウム出席・東京シティーロードレースのサポート参加
8月 応急手当普及員講習開催・武蔵野市災害訓練参加
9月 普通救命講習・吉祥寺丸井前の災害訓練参加
2月、8月の応急手当普及員講習は成蹊大学で開催しました。9月の普通救命講習は成蹊中学校・高校の保健委員に対し実施されたもので、指導員として参加しました。
11月3日・13日に成蹊大学でBLS講習会(AEDの使用を含めた救命措置の講習)を開催しました。
また、11月14日にはABCRメンバー5名が新潟県中越地震の被災地、川口町に災害ボランティアに行ってきました。

<展示会場の様子>
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展示会場で来場者に対しAEDの説明、使用法を含めた救命措置の指導を行いました。

AEDの説明は是非こちら、ともじによる解説を御覧下さい。

以上、欅祭初日のABCR活動リポートでした。

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ABCR活動紹介

こんにちは。
ABCRescue専属カメラマン(自称)兼、副代表の山本かおりです。
何かと慌ただしい年の瀬、皆様いかがお過ごしでしょうか?
早いもので2004年も残りわずかとなりました。そこで今年1年間のABCRの活動を振り返り、報告していこうと思います。

まずは改めましてABCRescueの紹介から。


ABCRescue
正式名称を Academic Brave Chain of Rescue といい、頭文字をとり、
ABCRと呼んでいます。
ABCRは、2003年に成蹊・杏林大学の学生により発足したサークルです。
<理念>
命を軸にして本質と向き合う。
<目的>
より多くの人に応急手当を知ってもらうこと。
私達は、自ら応急手当の技術の修得・研鑽・向上に努めるとともに、人々に応急手当を普及することにより、命の大切さ、互いに助け合うことの重要性を学び、一人一人が責任感を持ち、勇気を持って救命活動にあたることが出来る人の輪を広げ、より多くの尊い命を救える社会を目指しています。
<活動内容>
学内、学外における講習会の開催。各種マラソン大会のサポート、シンポジウム・勉強会への参加。これらを通して、応急手当の普及を行っています。


ABCRは、こんな活動をしているサークルです。今後ともよろしくお願いします。

2004年活動報告は次回以降アップしていきます。乞うご期待!!

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2004.12.27

表敬訪問&受賞報告

12月24日クリスマスイブ、Dr.Sと一緒に東京消防庁武蔵野消防署と武蔵野市役所と成蹊大学工学部へ、欅祭協力のお礼と、学長賞受賞のご報告へと行って参りました。

消防署では、S署長、Tさん、Iさんにお会いしました。欅祭の報告と、来年のお願いとをしました。そして、ABCRescueの今後の活動方針をお話ししました。
そこでS署長からとても素晴らしいお話をいただきました。
「物事の一面を見るのではなく、その裏に隠れているものまで見ること。」「一見相反するものでも、一緒にしてみると素晴らしい効果を生むこと。」この大切さを教えていただきました。
中国には陰と陽の考え方が在るそうです。陰だけ、陽だけでかためるのではなく、それを2つ合わせることで素晴らしい効果を生むことになる。

この話を聞き、「ももたろう」を思い出しました。簡単に書くと、鬼の象徴は「うし」と「とら」です。12子で考えるとその反対には、「さる」「とり」「いぬ」がいます。これも陰と陽の考え方を取り入れた話なんだとMっさんから教えてもらいました。

話を戻して、ABCRescueの今後の活動方針は、小学生に「命の大切さ」を伝えに行くこと、お年寄りの方の家を尋ね「応急手当」を実演しにいくことです。また、各老人ホームを直接訪問しBLSを指導しにいくこと、大学にBLS講習を行うこと。ネットワークの設立です。
この話を聞いていただいた後、S署長より先ほどの話をいただきました。

消防署からは今後もご協力していただけるというお言葉をいただきました。


次に、武蔵野市役所へ行きました。
市役所では防災安全課の課長さんとS係長とお話をさせていただきました。市役所でも活動方針を聞いていただきました。老人ホームと学校への普及、お年寄りの各家庭訪問、防災訓練等で協力していただけそうです。


最後に、工学部のK先生のところを尋ねました。ちょうどクリスマスパーティ中。朝から研究室、実験室の大掃除のあとのクリスマスパーティでした。駆けつけ1杯のシャンパンをいただき、学長賞のお祝いの言葉をいただきました。
K先生、S先生、学生の皆さん、本当にありがとうございました。来年は協力を辞退させていただきたいというお言葉を頂戴いたしました・・・。

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2004.12.25

メリークリスマじ

  まず、すみません。昨日、ネットの調子がおかしくて、まったくアクセスできませんでした。ま、原稿ぐらいは書いておけばよかったんですが、もう面倒になって諦めてしまいました。
 昨日書いていれば、「10代最後の更新」だったんですけどね。今日になってしまったので「20代最初の更新」ということになってしまいました。10代のうちに更新しときたかったなぁ・・・ちょっと後悔。
 よく考えたら、我がABCRもこれで10代のの男性がいない「年寄りサークル」になってしまったわけだ。今まで私が最後のteenagerとしてサークルに若さと活力を与えて続けていたのですが、それも無理になりました。本当に後継者問題には頭を悩ませます。

 さて私のことはさておき。何か書きたかったんですが、特に書くこともないのでまずは活動報告。
 
 20日に「遅くなったけど欅祭のちょっとした打ち上げ」が極秘に行われました。「極秘」なのになぜ書いたかというと来年の人事がほぼ内定したから。次期総裁は加藤さん。その他(私と本橋さん)は相変わらず雑用。「密室人事」なんていわれないように、一応ここに書いておきました。加藤さん頑張ってください。

 21日にABCR納会が行われました。幹事はこの私が務めさせていただきました。というか押し付けられました。あの人に。「金とも」を欠かさず読んでくださってる方ならお分かりですよね。はい、あの人です。レク係は本橋さんなのにね。
 幹事としましては、会が飲んで歌ってで盛り上がったので、よかったよかった胸をなでおろした次第であります。でもでもなんといってもMVPは本橋さん!本橋さんの「あんたが大将」「月月火水木金金」で飲み会が引き締まりました。アリガトウございました。嫌がりながらもガチで熱唱してくださった総裁にも熱く熱く御礼申し上げます。最後になりますが、出席してくださった塩澤先生、櫻井先生、そして部員の皆さん。お忙しい中来てくださってアリガトウございました。

 うん、こんなとこですかね。来年早々の活動もどんどん具体的になっていきます。忙しくなりそうです・・・。なんか今日は短めですけど、何しろ活動してないもので、書くことないんです。ご了承ください・・。

 年末は超特大号を書くつもりです。そちらをちょっと期待してください。では。よい週末を。

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2004.12.18

笑って金とも!

こんばんわ、ともじです。
 
 みなさんご期待されているであろう総裁への単独インタビューは今年最後の回に掲載いたします。
 ということで最終回までのあと2回は何をやろうか。すごく頭を悩ませておりました。ほかの部員に知恵を借りようともみんな他人事です。誰も助けてやくれません。前回の集まりで各部員の担当曜日をしっかり決めてたのに・・・。やっぱり更新されているのは私の「金とも(命名:総裁)」だけであります。このページはバンバン広報で使うべきなのに。重要な場所なのに。もったいないですよ。私はもうだいぶ前から警鐘を鳴らしてるんです。「このままじゃ、私の日記ページになっちゃうよ!」と。私以外の人が書き込む日を待ってます。

 さて、悲痛なメッセージはこれぐらいにしておいて、今日は活動報告をしましょう。

 先週の土曜日に武蔵野市の災害ボランティアの集まりに参加しました。
 朝9時集合でしたっけ?とにかく朝早起きして学校に集合し、学校から徒歩5分ぐらいの会場まで移動したわけですが、私にその道のりはあまりに長かった。
 原因は寝不足&おもぉ〜〜〜い人形(心肺蘇生の練習をする人形)の運搬。最初のうちは「軽い軽い」なんて思っていましたが、学校の正門につく頃にはどのように持っても腕が痛い。(「学校の正門?」って思った方へ補足。正門から我がサークルの部室と化した建物へ行くにはキャンパスを縦断する必要があります。だからその建物から正門まで行くのは遠いんです。若者なんだからグダグダ言わずに歩けって?ごもっとも。)当初、会場がどこにあるかも分からなかったので、「これから何時間も持たされるのでは?」という恐怖心もありました。
 会場に着く頃には腕の感覚なかったです。すごく座りたかったけど、いすの数が少なかったので我慢して立ってました。いや、壁にもたれ掛かってました。
 弱小サークルなので人手が足りず、「荷物の運搬」という本来、求められているのとは違う活動に力を注ぎ、結果、疲れてしまいます。「よし!私が荷物運搬用の自動車を寄付しよう!」そんな方がいらっしゃいましたら、総裁にご連絡下さい。

 おっ、このままでは「私の腕が痛かった話」になってしまう。報告、報告!
 この会に出席しての収穫は簡単に言うと「いろんな人と出会えたこと。」
 同じ日に3つの行事が重なったが、どれもキャンセルせずに出席してしまう欲張りな総裁は他の部員を引きつれ、お昼から幼稚園へのBLS指導&立教大学での集まりに行かれてしまって、武蔵野市に残ったのは私と加藤くんだけでした。広報としてはあまりに頼りない二人。自分の名刺がないので総裁の名刺を配りまくりました。
 出会い1:武蔵野市の災害救助ボランティアを取り仕切る方と出会えた。
 出会い2:武蔵野市に住むおじさんたちとしゃべれた。
 出会い3:企業の方にBLS講習会を依頼された。
 出会い4:亜細亜大学とのつながりができた。
 特に1と2は良かったと思います。大学の近くに住んでいらっしゃる方でもやっぱり大学の中のことはご存じないようで、この会で初めて私たちの存在を知ったとか。やっぱり地域住民への広報が足りてませんね。いざと言うときはやっぱり地域のつながりが重要なのに。これからの課題ですな。おじさんに「地震が起きたらよろしくな!」なんて言われてしまいました。お力になれるようがんばります。

 上記の出会いがきっかけとなって、来年早々の活動がいろいろ決定しています。私と加藤くんもしゃべりまくったかいがありましたよ。
 
 去年の今頃、「ともじは管理ね。」なんて総裁に言われて、ガーゼとか消毒用アルコール、つまりサークルの備品を管理する仕事を任されて、「なんだよ。雑用かよ」とか思いつつも「俺、別に部員じゃないのにな・・・」と困っていました。よく考えたら無所属で暇だった私が加藤くんを手伝っていただけだったのが、今やサークルのページで記事を書いているんです。恐ろしいものですね。私はどこまで出世するんでしょうか?
 
 まとまりがないですが、タイムリミットですので・・。
 またまた遅れて申し訳ありませんでした。素直に活動報告すれば良かったものを別なことしようといろいろ考え過ぎました。来週は何を書こう・・・。
 それではまた来週。

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2004.12.11

土曜ともじ

 やべぇやべぇ、さっき起きましたともじです。仮眠とるつもりがしっかり寝てしまいました。

 さて今週ですが、予告とは違ったないようになります。というのも今回総裁インタビューを載せようと思って質問文章ををメールで送ったつもりだったんですが、アドレスの「.」の数が一個多く、送り返されていました。総裁にはきちんと回答していただきたいので、この企画は延期ということになりました。年内中に掲載いたしますのでお楽しみに。

 はい、では今回は何をするか。よく考えたら今年の金曜日は今回を含め、あと4回。そろそろ今年のまとめでもしてみようかなぁ。と。ということで2004を振り返ってみたいと思います。
 ただ、今年の活動履歴を読み上げるだけだと面白くないし、ABCRのこれまでの活動履歴を作るようにと総裁からしつこく言われておりますので(総裁インタビューと交換条件で政策を押し付けられました・・・)詳しい活動履歴はそちらを参照していただくことにいたしまして、ここでは私の印象に残っている出来事について書きたいと思います。

 慶応大学医学部のクリニカル・シュミレーション・ラボへの研修。これは苦しかったような、ためになったような、きつくもあり楽しくもあったというなんだか分からない経験でしたが、今となっては非常に貴重な経験でした。
 この研修に参加したのは私とモトハシ君。どんな集まりなのかの詳細も知らされず、「とりあえず早朝、信濃町駅改札で待て」との総裁命令が入りましたので、早起きして指示どおりにしてました。
 しかし集合時間になっても何も変化がなく「もしかしてドッキリなのでは?」「使えない二人を懲らしめる罠なのでは?」との憶測も飛び交い、非常に不安になりました。ま、20分遅れぐらいで担当の方がきて下さったわけですが、いまだに何をやるのか全く知らない二人。
 担当の方の案内に従って、建物に入り、部屋に案内され、荷物をおいて、名札をつけて、大きな部屋で始まりの挨拶みたいなものが始まりました。受講生は20人ほど。
 会が始まり、話を聞くうちに嫌な予感が
 実はこの集まりは医者の卵達の研修であって、その目的は病院内で起こる様々な緊急事態に医者としてどのように対処するか、まわりにいる医師、看護婦に適切な指示を与え、いかにリーダーシップをとるか。というものでした。あとで聞いたらこれまでにも講習会は行われてきたが、医者以外の参加者つまり一般人は私たちが初めてとのこと。「は・め・ら・れ・た。」途方に暮れる二人。
 はじめの心臓マッサージとか人工呼吸とかは無難にこなしましたが、そこからは未知の領域。
 心電図のリード線の装着の仕方、心電図の波形の読み取り方、気管挿管の練習、投与する薬剤の判断、診察、原因の考察・・・。後半の実技は複合的な訓練で心停止を回復させるものでした。
 気管挿管の練習をしている時に指導員の方にきいてみました。「挿管って一般人がやってもいいんですか?」「・・・だめです。医者の手技ですので・・・」「ですよね。」心の奥で「こんなんやっても実際にできないんじゃ意味ねぇじゃん!」と思いましたが、そんなこと言ったら、一般人が薬剤投与の判断何かできないし、もっと言えば心電図なんて一生に数回見る程度でしょ!そう考えると私たちは普通の人が見るであろう一生分の心電図を見たことになりますな。これは得してるのかな?
 最後の試験はめちゃくちゃ緊張しました。完璧だったつもりでしたが、電気ショックかける前に脈を取り忘れて怒られた。「医者じゃないんだから仕方内じゃん!」とも思ったけど、やっぱり今日勉強したことが身についていなかったんだから反省しなくちゃ。
 しかし、なかなかの高評価で評価シートには「脈のとり忘れの以外は目立ったミスもなく良かったと思います。これからもがんばってください」。「医者じゃないんだからこれからもくそもねぇよ!」と思いましたが、一般人としては上出来だろうと自分で思って満足でした。
 昼食の時に座って食事した以外はずっと立ちっぱなし。最後のアンケートに「足が疲れました」と書き残して慶応大学をあとにしました。本当に心も体も疲れた。
 しかし一般人のくせに一日で「ボスミン1アンプル生食20ml後押し上肢挙上」「心電図からパルスレスVTと判断します。200Jで充電して下さい。」「1、2、3、モニター!(バチン)」「症状からして薬物中毒と判断します胃洗浄を行って下さい。」とか言ってましたから、これはいい経験だったんでしょう。知識も増えたし。もう一回行けって言われたらそれは疑問ですけど・・。慶応大学医学部のみなさん、こんな一般人を受け入れていただきありがとうございました。
 今回はちょっとオーバーして、「土曜ともじ」になってしまいました。準備不足ですみませんでした。来週はきちんと金曜に更新します!ではまた来週。

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2004.12.10

金曜ともじ 《予告編》

こんばんわ、ともじです。

いよいよ待ちに待った金曜日ですね。
今回は、ついに総裁登場!!
期待して待っててね。

ではまた数時間後!!
(ナイター睡眠のため、多少の遅れが予想されます。アシカラズ。)

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2004.12.03

今週は予定を変更してお送りします!

はい、ともじです。こんばんわ。相変わらずみんな書かないなぁ。河口湖のこととか書けばいいのに・・・。一人でふざけてばかりいられないので今日はためになるお話です。

 さぁ本日は「AED」について。「AED」って言葉だけでも覚えて帰って下さいな。
 さて「AED」ってのは「A:あなたの近くで人が倒れたときに E:円滑に行える D:電気ショック」と覚えましょう。うそうそ。正式には「Automated External Defibrillator」です。日本語でいうと「自動体外式除細動器」だそうです。
 で、「除細動ってなんですか」うん、わからないですよね。除細動ってのは「細動を除く」ことです。まだ分からないですね。
 細動ってのは心臓がけいれんして、心臓がきちんと脈を打ててない状態のことをいいます。きちんと脈を打てていない=ポンプ活動を行えていない。つまりは血液を体中に送れないわけです。
 体に血液が送れないと細胞がどんどん死んでいきます。特に脳に血液がいかなくなると人は5、6分で死にいたってしまいます。なので心臓マッサージをして人工的に血液を循環させようとするわけです。心臓マッサージの必要性が分かっていただけましたかね?

 さて「除細動」とは具体的に何をやることなのか。
 勉強に飽きてがやがやとうるさくなった生徒たちを「こら!」と叱りつけて勉強に集中させる。この「こら!」が除細動です。
 心臓がけいれんするのは、その電気信号がバラバラで整っていないためおこります。それにショックを与えることで、その動きをリセットし、ポンプ活動を復活させる。こういうことです。すごく簡単な説明ですがご理解頂けましたかね?
 除細動ってのは痙攣した心臓に電気的なショックを与えてけいれんをリセットさせるのが目的なわけです。だから、ドラマなどでよく見る、心電図の波形がフラットになってぴーーと鳴っている状態の人(心臓が停止している人)に「電気ショックだ!」なんていって電気ショック与えてるシーン。あれ意味ないんです。心臓止まってるんだから。電気的な運動が全くないんだから。誰もいない教室で「こら!」と叫ぶのと一緒です。そーゆーことです。

 さて使い方。1、電源を入れる 2、機械の指示に従ってパッドを貼る。(パッドってのは低周波肩もみ機と同じような粘着力のある奴を想像してもらえばいいです。) 3、機械の指示に従ってボタンを押す。以上。
 パッドを貼りさえすれば、あとは機械がショックが必要か否か判断してくれます。この精度といったら一流の医者が心電図を見ながら判断するのより正確とのこと。誤って生きてる人にショックを与えることはありません。

 長くなっちゃったので、今日はこんなとこです。分かりにくくなかったですかね?全く知らない人に理解していただけたか?そこが心配ですが、これを読んだことで少しでも興味を持ってもらえればうれしいです。
 それではまた来週。

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